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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2015.01.07
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傷病手当金 を受給していたのだから、
 メンタル系の傷病(うつ病・適応障害・不安障害等)と診断され、
 医療機関に通院し、医師の指示する治療を受け、服薬していたのは確かでしょう。
 でも、それで半年間寝たきりだったのは分かったけれど、闘病記述はほぼなし。

 パソコンを開いても、光が網膜にちらついて目眩がしたり、
 読書をしようと本を開いても、焦点が合わず活字を追えなかったり、
 映画もテレビも、光と音がぐるぐる脳を回って、すぐ投げ出したり、
 30分も起きていると、もう疲れ果ててベッドに横たわったりしてた……くらい。


  風邪であれば症状を診て、薬を処方し、二、三日も寝ていれば自然に治っていく。
  しかし精神疾患は心のなかの問題であり、
  結局は自分自身の意志で治していかなければならない。(p.26)

この辺りを読んでいるときには、共感しながら活字を目で追っていました。
でも、次第に違和感を覚え始めたのです。

  社会人として働くことへのストレス。
  自分の才能のなさを認めてしまったことの絶望感。
  彼女にフラレてしまったことの喪失感。
  自分の性格的なもの。
  いろいろなものが積み重なっているように思えた。(p.27)

ここでも、まだ先に書かれていることに期待していました。

福岡の旅館でリゾートバイトをし、あいりん地区ではアィリエイトで稼ぎ……
次第に、この作品も「稼ぐための商品」としか感じられなくなっていきました。  

もちろん、どんな作品であろうとも、
代価を得るために書かれた作品なら「商品」であり、基本それでイイのです。
ただ、「うつ病」というものが、タイトルの最初に押し出されていることに、


それは、先に記したように、うつ病との闘病に関する描写が少ないから?
もちろん、作者は、意図的にその様な部分を外して、
その先のことをメインに、作品を仕上げたかったのかもしれません。
だが、「うつ病」と銘打つからには、それなりの関連記述が必要なのでは?

タイトルに「うつ病」と付けさえしなければ、
「うつ病」というタイトルだけで、本著を手にした人を落胆させることもなかったでしょう。
私も、この内容なら、 ネット で読めば十分だったと思いました。
やっぱり、タイトルは大事ですね。





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Last updated  2015.01.08 20:11:16
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