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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.14
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 私は免色と一緒に、林の中の穴の様子を見に行く。
 蓋の上に並んだ重しの石には、動かされた形跡があった。
 そして、​穴の中にあったはずの梯子が、ススキの茂みの中にあった。
 穴の中に免色が下りてみることになる。

  「壁はもともとは人を護るために作られたものです。
   外敵や雨風から人を護るために。
   しかしそれはときとして、人を封じ込めるためにも使われます。
   そびえ立つ強固な壁は、閉じ込められた人を無力にします。

   それを目的として作られる壁もあります。」(p.237)

穴の底に降り立った免色は、地上にいる私にそう語りかけた。
彼は、ランタンで周囲を隅々まで照らし、地面の上に何かを見つけた。
地上に上がって来た免色は、東京拘置所に拘留されていた時のことを話す。
経済犯の容疑で、独房に435日収容されていたのだという。

彼が穴の底でみつけたのは、全長1センチ半ほどのプラスチックのペンギン。
携帯電話につける飾りのようなもので、ストラップがついている。
秋川まりえが護符のようなものとして、ここに残していったのだろうか?
免色に言われて、それはとりあえず私が持っておくことになった。

   ***

いよいよ、第1部の 「プロローグ」
と言うことは、「顔のない男」の登場も間近か?
第2部の中間地点まで、あと少し。
いよいよ、謎がひとつずつ解き明かされていくのでしょうか?





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Last updated  2017.03.14 23:18:06
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