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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2017.03.18
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​ 私は完全な暗闇の中でユズのことを考えた。
 そして、もしこの穴から出ることができたなら、
 彼女に会いに行き、きちんと向き合って話をしよう。
 それから幾度か眠りにつき、また目覚め、鈴を鳴らした。

 永遠のように思える時間が経過したあと、頭上から何かの物音がした。
 そして、穴を塞いでいた蓋の一枚がどかされ、
 誰かが穴の上から私の名前を呼んだ。
 免色渉だった。


彼は、まりえが昼過ぎに家に戻って来たと秋川笙子から連絡があったと言う。
そして、私の家に何度か電話をかけたが誰も電話に出ないので、
心配になって、ここまで足を運んできたら鈴の音が聞こえたのだと。

今日は火曜日だった。
私が雨田具彦の部屋を訪ねたのは土曜日なので、3日が経過していた。
免色は私の家まで付き添い、色々と世話を焼いてくれた。
そして、少し話をしてもかまわないかと私に尋ねた。

  「この何日かについて、埋めなくてはならない空白がいくつかありそうです」
  それがもし埋めることが出来る空白であるなら、と私は思った。(p.402)

彼は日曜にも私の家を訪ねて来たそうで、その時は雨田政彦が家にいたのだという。
そして、父の部屋から私が突然姿を消してしまったので、とても心配していたと。

その際、この3日間のことは何ひとつ覚えていないで押し通すことにする。

免色が帰って行った後、私はベッドの中で深い眠りについた。

   ***

やっぱり免色でしたね!
しかし、第2部も4分の3が終了。
これでどうやって結末を迎えるのでしょうか?





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Last updated  2017.03.18 20:43:14
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