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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2023.07.13
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 脳科学から精神疾患の解明や治療法の開発を目指す研究者たちが解説。
 第1部では、「心の病」が脳のどこで不具合を起こし発症するのかについて、
 「シナプス」「ゲノム」「脳回路と認知の仕組み」の3つの観点から説明。

 第2部では、「うつ病」「ASD」「ADHD」などで見られる脳の変化について、
 最新研究から明らかになりつつある事柄を、
 そして、第3部では、対処療法でしのぐしかなかった精神疾患治療が、
 薬物療法以外にも、新たな技術研究が進んでいる様子を紹介していきます。

   ***


  海馬と前頭前野の一部(内側前頭前野)の体積が縮小しているという報告があります。
  脳体積の縮小は、細胞死以外に、樹状突起の退縮やシナプスの現象によっても起きます。
  うつ病の患者さんで縮小がみられる内側前頭前野は、
  扁桃体を制御しているといわれています。(中略)
  危険な状況では扁桃体が活性化して適切な行動をとる必要がありますが、
  理由もないのに日常的に扁桃体が活性化していると、
  理由がないのに不安感が続いたり、
  目の前の出来事から逃げ出したりする無気力な行動(うつ様行動)が現れます。(中略)
  内側前頭前野の神経細胞の樹状突起が退縮してしまうと、
  扁桃体を制御する働きが弱まってしまい、うつ様行動が現れるのでしょう。(p.85)

これ以外にも、「こんなことまで分かって来ているんだ」という記述が目白押し。

ただし、本著はブルーバックスの一冊なので、なかなか手強い一冊であることも事実。
高校で学んだ「生物」や「化学」の知識を総動員しても、
そう易々と読み進めることは出来ませんでした。





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Last updated  2023.07.13 16:39:28
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