2018年02月04日
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友人の妻が亡くなった。50代だった。
昨年11月には、二人でパリに遊びに行っていたという。
突然のことで彼の悲しみの深さは、たとえようもなかった。

友人の妻は、美人でしかも親しみやすい性格。
幼稚園の先生をしていた。そして、学生時代アルバイト先のスナックに来た客だった。
なぜか、一人で頻繁に来るようになり、バイト仲間では、だれがお目当てか噂していた。

そして、それが友人Tだった。同じ仲間が気があることを知っていたTは、
彼女の申し出を断ろうとしていた。

私は言った「彼女と付き合うことで壊れてしまう友情なら、それは友情ではない」


通夜で、彼の長男と話をしていて、なれそめの話題になった。
「お母さんは、ぼくたちのマドンナだった」
息子には、彼女の面影があった。さわやかないい青年に育っていた。

彼女は、二人の立派な息子を育て、一緒に旅行を楽しんでいた夫Tに送られて
幸せであったと思う。
今は、まだTには言えないが、彼女を一人残し 寂しい思いをさせなくて
君は、立派だ  と。
早すぎる旅立ちだったが、先立たれることは、夫婦であれば、必ずやってくる未来であろう。

わたしには、そういう覚悟があるだろうか。そもそも覚悟が必要なのだろうか。
たとえ覚悟していても、それでよかったと思える死に方ってあるのだろうか。





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最終更新日  2018年02月05日 09時30分41秒
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