愛媛県新居浜市で、自然素材や無垢にこだわった建築設計事務所

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「くの字の家」が出来るまで


職人さんが手間隙かけて出来ていく様子です。




くの字01.JPG


周りが田畑で山々が近いので子供たちが育つには最高のロケーションです。


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地盤をしっかりしめ固めて、いよいよ基礎工事が始まります。基礎工事のとりかかる前の地盤が一番大事ですよ。


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建て方が始まります。なるべく長尺の梁や垂木を使っています。










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梁と梁は追掛け大栓継という昔ながらのしっかりした接合にしています。横架材の継手で一番堅固な方法です。


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建て方が終わると屋根の雨仕舞をします。


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外壁に防水シートを張り、左官下地の無垢板を取り付けます。










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軒天井に化粧無垢板を取り付けていきます。


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外壁モルタル左官下地に防水紙とラス網を張っていきます。



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外壁にモルタルを塗っていくのですが、十分ひび割れが出るまで乾燥させ、この工程を2回します。











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左官屋さん達が外の仕事をしている間に大工さん達は中の造作に入っているのですが、くの字に曲がっているから無垢床板を張るのが大変です。目地合うかなぁ・・・大工さんお疲れさまです。


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浴室の天井は湿気に強い無垢板を張ります。壁はタイル下地の左官下塗り状況です。今回の浴室は山々を見ながら入浴できるように南側につくりました。



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外壁の薪ストーブを取り囲む外壁が家の中まで入ってきています。っん?外部かな?











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洗面化粧室は造り付け三面鏡で、奥様の顔がより素敵に見えるように天井埋め込み間接照明を大工さんが造りました。


食器まじか.jpg


食器棚はいつものように造り付けで奥様が納得いくまで打ち合わせをし、ミリ単位で決めれるからいいですね。取手も作成しています。


キッチンまじか.jpg


キッチンはくの字の家の形に合わせた変形型造り付けキッチンです。引き出しや開き扉、色、素材は自由に選択できるからこだわれる方には最適です。南側にあるので山々を観ながら気持ちよく家事ができます。










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いよいよ外壁の仕上げを塗る前に、表情の確認をする為左官屋さん達と打ち合わせをし、指導します。微妙なコテの力加減やコテの種類を塗る前に確認して塗っていきます。一面が長く広いので左官屋さん達は休憩できません。頑張って~。


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薪ストーブの部分は自称「火場」と名づけて、外壁には無垢板を張っていきました。R壁R屋根だから大工さんは火場だけで3日間もかかりました。



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さて煙突の取り付けです。屋根も外壁も仕上がっているから傷つけたり落ちたりしないように慎重にね。










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火場の内部です。土間の床が仕上がると薪ストーブを置いて煙突を接合します。早く炎を見たいなぁ、楽しみ~。


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食堂に置くタモ材の大テーブルで、家具やさんが手放してくれない貴重な材を出してくれました。仕上げのチェックを私がしているところです。厚みは4cmもあるんですよ。触るとスベスベして気持ちいいです。


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足場も取れたので外構工事が始まります。外部が仕上がった建物が出てくるともう少しって感じがしますね。あと少しっ♪。











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内部で決まっていないのは壁、天井の漆喰の色決めです。お客さんに見てもらうために90センチ角の大きさに微妙に違う色を何枚か塗って作って一緒に決めていきます。


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外構もそろそろ取り掛かります。これは外部塀に使う無垢木塀で、木目が凄く綺麗です。 巾が23センチもありこれだけで存在感があります。


和室漆喰.jpg


和室の漆喰の色も決まり塗り上げました。大き目の藁を入れて質感を出しました。漆喰は調湿、消臭性に優れCO2も吸収してくれるからいいですね。










木製格子.jpg


外部で使う木製格子です。洋風にも合うようにサイズを決めて大工さんに作ってもらいました。内外仕上げのパーツがどんどん出来ていってます。


軒天目地.jpg


角度の違う木製軒天井の目地をちゃんと合わせます。こういう細かいところに気をつかうと綺麗な納まりになります。



豆砂利サンプル.jpg


屋内土間、玄関土間の豆砂利のサンプルを作って確認します。豆砂利の大きさと産地の違うのを混ぜ合わせ建物内外の空間にあうのを試行錯誤して作成しました。










煙突完成.jpg


青空にまっすぐで素直な煙突が立ち上がりました。


和紙2.jpg


障子に手漉き和紙を入れます。味わいがあって私は大好きです。


無垢梁と壁2.jpg


一本物の鴨居溝付の梁です。部屋は洋風ですが、すっごくインテリアに馴染んでいます。










洗面器詳細.jpg


信楽焼の手洗い器でひび割れの貫入が綺麗です。和風でありながら洋風にも合いますよ。


和紙壁.jpg


寝室壁には和紙を貼っています。他の部屋と違った雰囲気になっています。


ツキ板壁詳細.jpg


居間の一部に天井までの木製無垢ツキ板を張っています。木目が独特でツキ板とはいえ、すご~く存在感があります。よく見てね。










炎.jpg


やっと待望の薪ストーブを設置し、火入れ式を行いました。


廊下完成.jpg


暗くなりがちな中廊下もトップライトをつければ明るく清潔な空間になります。


浴室完成0417.jpg


山々を見ながら入れる浴室が完成しました。昼間からビール片手に入れば気持ちいいですよ~。










大テーブル完成.jpg


肌触り抜群のタモ無垢大テーブルの完成です。巾1.4m長さ2.1m厚み4センチで大黒柱のような存在感があります。


造り付けソファー.jpg


先ほど作り付けソファーがつきました。生地やクッション等お客さんの身体に合わせて作ったから、ピッタリフィットしました。家具屋さんもサービスでクッションも作ってくれたから嬉しい限りです。


障子完成.jpg


先ほど障子が入り、手漉き和紙の感じがすごく出ていました。太陽の光が低く差し込む朝夕は綺麗に和紙模様が浮き出てきます。











行灯玄関0417.jpg


玄関に障子が入り昼間から行灯風の空間が出来上がり、変化する玄関になりました。


三面鏡0417-2.jpg


洗面所の三面鏡も先ほど鏡が付いて完成です。


外観完成0417.jpg


外構工事のコンクリート路盤も出来て仕上がりました。まるで引越しを待っているようなたたずまいですね。











雨落とし.jpg


食堂、居間から雨が落ちる様子が分るように雨落としを石で作りました。しとしとと雨が落ちるので風情が感じられます。雨の日も退屈しないですよ。


青空に.jpg


見えづらいですが薪ストーブの煙が青空に立ち上っています。


炎を.jpg


食堂、玄関から炎がよく見えます。炎を見ていると何故か安心するんですね。これだけでホント会話が弾みます。






掲載.jpg
これで完成です。

















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