愛媛県新居浜市で、自然素材や無垢にこだわった建築設計事務所

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キレる子供にしない



事務所設立の頃から設計に取り組み、「和」「輪」も合わせて奮闘中です。
昨今、問題となっている犯罪の低年齢化やひきこもり、キレる子どもたち…
皆さんはどのように受け止められているでしょうか?
一般的な家は玄関から直接2階に上れる位置に階段がついています。
子どもが帰宅しても親に顔を見せることなく、2階の自室に入り、食事まで部屋から出てこないことになります。
そうした家に暮らすうち、親子のコミュニケーションが薄くなり、親は子どもが何を考え、何をしているのかわからなくなり、子供の変化を読み取れなくなります。
プライバシーや利便性だけを追求したり、デザインや意匠ばかりに気を取られたり、そういった「箱」としてしか見られない住宅の考え方に一因があるのではないでしょうか?子育て環境や住育といった大切な家族のきずなに重点を置き、子どもが育まれ、家族が育まれ、健康が育まれる…そんな家づくりを目指しています。

■そういう考えを元に家づくりに取り入れているのが下記の3つの考え方です。
(写真は全て弊社の作品です)

1) 玄関から直接子供部屋に行かない(玄関リビングではなく気配を感じるように)
 *顔を合わすだけでコミニュケーションがとれます。

2) 家の中に家族の共有スペース等を設ける
 *家族の気配や顔を合わして、会話や接することで「和」が生まれる。
  吹抜け・中庭・薪ストーブ・暖炉・囲炉裏等

3) 近所との交流
 *土間やウッドデッキを設けてご近所とも交流しやすく、玄関の軒下の土間  や和室の濡れ縁、庭のウッドデッキなど、家の中と外とをつなぐ半戸外の空間があると、近所の人も子供の友達も気軽によって話していける。
  濡れ縁・軒下・ウッドデッキ・土間等



実例1) 玄関から直接子供部屋に行かない




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LDKを通って写真左の建具から二階の子供部屋に行けるようにしています。


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Lから直接左建具の子供部屋に行くようにしています。


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玄関から直接Lを通って手前左建具から子供部屋に行くようにしています。










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LD入り口のトーメイガラス入り建具前を通って二階に行くようにしています。


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KDから中庭を通じて奥の子供部屋の様子が分ります。


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LDKを通って右奥の子供部屋に行くようにしています。










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LDKを通って新たに設置した直通階段を登って子供部屋に行くようにしました。


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L、和室から左奥の玄関の様子が分ります。


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様子がよく分るように左の建具を手漉き和紙障子にし、玄関から子供たちが帰ってきた気配が分ります。







実例2) 家の中に家族の共有スペース等を設ける




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家中を大きな空間にして建具のみで間仕切っています。なのでLから二階の気配がよくわかります。


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L横に独立できる囲炉裏を作ったので冬季には家族が集まってきます。


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家の真ん中に中庭を作り、四面全ての壁に大きな開口部をつけたので、家の何処にいても家族の気配がわかります。










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二世帯住宅の真ん中に中庭を作ったのでお互いの様子がよく感じられます。


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これも二世帯住宅ですが、外部のお互いの玄関前からも気配が分るようにしています。


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LとDKの間に屋内パティオを作り調理中でもLに居る子供たちの様子が分ります。










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小さい家ですが中庭を取ることで採光や通風は十分得られると同時に家中の気配が分るようにしています。


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暖炉はいいですね。パチパチと薪が燃える音、匂い、暖かさ等が直に伝わってくるから家族の心も温まります。


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家の中に土間空間を作ったので遊びに来た人が靴を履いたまま薪ストーブの廻りに気兼ねなく集まります。






実例3) 近所との交流




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中庭を囲むように玄関からLに行く廊下を設け、廊下沿いに奥行きのある軒と濡れ縁をつけて近所との交流をはかっています。


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和室前にも奥行きのある軒をつけているので庭から来た人との交流場所になっています。 


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L、和室前に奥行きのある濡れ縁を設けています。軒天井は家の構造材である大きな登り梁を現しにして、建て主のお父さんのような力づよさを出しています。










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玄関までに広く長い軒を作っているので、雨の日は子供たちの遊び場空間になっています。


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LD廻りに軒の深い濡れ縁を設けています。田園風景を味わうのに大事な空間ですね。 


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L、和室前に奥行き2.4mもの濡れ縁デッキをつけました。お月見とか夕涼み等中間期は気持ちがいいですよ。










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L前に変形のテラスをつけました。軒天井も変形していて正面景色の先に別子銅山のモニュメントが向くように角度を決めています。


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二世帯住宅の別々の玄関に行くアプローチです。長い緩やかなスロープをつけたので優しいバリアフリーになりました。 


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医院建築にも長くて広がりのある軒をつけました。雨の日や暑い日は井戸端会議の風景が毎日見られます。(笑)










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店舗のアプローチですが軒下を通って中庭を見ながら奥の入り口に入ります。京都の寺院のような特別な軒下空間になりました。


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5.5mの長い玄関框なので、ここに腰掛けながらお喋りもいいですね。 


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古民家風の濡れ縁です。力強い梁が昔ながらの軒下空間をかもし出しています。
















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