こだわり情報・バーズアイはロハスな毎日と生活情報のブログ!

こだわり情報・バーズアイはロハスな毎日と生活情報のブログ!

★コケコッコ~CAPの部屋!



バーズアイ・コケコッコCAPの部屋へようこそ!
江坂の片隅で1983年8月に生まれたタウン情報誌バーズアイをご存じでしたか? 
「えっ?!まだ、生まれてなかったって!?」そんな方もいらっしゃるでしょうね。
東急ハンズのオープンとおんなじなんですよ。
そんな頃のある日、「僕はなんでもやってみたい!」と好奇心いっぱいの若い小室巧
くんが発刊して1年目のバーズアイ編集室にやってきました。
1984年7月のことです。

バーズアイ誌面1984年7月の表紙 こだわり情報ならバーズアイ・懸賞プレゼント・こだわり通販ならバーズアイ

その頃のバーズアイ編集室は若いイラストレーターからカメラマン、ちょっと年配の
ママさんコピーライターまで新しいものを創りだしたいという意欲と熱気にあふれた
集団でした。みんな自分のやりたい企画を考え提案し、それぞれの個性がページに強
烈にあらわれているのに全体がまとまっている…今眺めてみても、用紙は褪色して古
臭いのに、誌面からは、いきいきとした活気が感じられます。
小室巧くんは、たちまち編集室のみんなと馴染み、持ち前の自由性でいろいろな企画
を生み出してくれました。お互いの意見が合わず、夜中まで喧々諤々「あわや」とい
うシーンもありました。
その後、バーズアイをやめ、カーニバルプラザどクレープの屋台の店長に。古き良き
時代で人気抜群でした。
結婚をし5児の父となった小室くん。バーズアイとはつかず離れずのご縁があるお付
き合いでしたが、「エッセイを書かせてください」と「5年前の10月にまた突然、編
集室にあらわれました。聞けば自然環境の調査の仕事をしていて、山や川、自然のな
かで棲んでいる生き物の生態の危機を身近に感じ、読者のもみなさんにお知らせした
いとのこと。それではと「身近な自然の中で」のエッセイの連載がはじまりました。
ぜひ、読んでみて下さい。

バーズアイ200904エッセイ「この巣 誰の巣?」吹田自然観察会会員 小室 巧

今年の1月中旬に、六甲山系のふもと、兵庫区の烏原貯水池へ行った時のことでした。
隣接する住宅地の垣根から、ソウシチウ(想思鳥)のさえずりが聞こえてきました。
近づいてみるとその垣根に、見慣れない鳥の巣がありました。大きさは外径約11cm、
高さ約8cm、入口の直径約6cmのお椀形の巣で、地上から1mぐらいのモチツツジの垣根
の小枝の又にありました。巣材は表面がウメノキゴケ、コケ、モチツツジの葉などを
クモの糸を束ねたような白い綿状のもので、張り付けめぐらされており、内側には細
い草?細い根?ヒノキの樹皮を細かくさいたもの、モチツツジの葉、キジバトの羽根
などが使われていました。
大きさの割には軽く、とても柔らかな巣で、一体誰の巣だろう、ウグイス?ヤブサメ?
メジロ?モズ?ヒヨドリ?と思いを巡らせたが、どれもしっくりきませんでした。そ
してもしかしたら、近くでさえずっていたソウシチョウの巣だろうかと調べてみまし
た。
概ね該当するのですが、営巣環境は、山地の藪といわれていて、標高100m以下の住宅
地の垣根で営巣となれば驚きです。
さて、ソウシチョウとは、スズメぐらいの大きさの鳥で、中国南部、インド北部、ベ
トナム北部に生息しています。日本では、姿や鳴き声が美しく、観賞用や、化粧品材
であるウグイスの糞粉の代替品として、飼われたものが放鳥され、1980年代に日本各
地の山地で定着しました。
2005年には、生態系への影響が心配され、特定外来生物として、指定されました。近
畿地方では六甲山系や、大台ケ原、高野山、大峰山系、箕面でもよく見かけます。し
かし、平地の住宅地での営巣は聞いたことがありません。今後益々ソウシチョウの分
布が広がるのではと心配です。

吹田自然観察会
里山調査・茨木丘陵鉢伏山周辺の里山の生き物
4月12日(日)9:20 モノレール彩都西駅
春の里山をハイキングしながら動植物を観察します(要弁当)
http://www.suita-nature.org/

こだわり情報 ソウシンチョウ 外来鳥


© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: