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ここの数日、精神的に疲れていたためお休みしていました。精神的にいつまで続くか分かりませんが、とりあえず復帰です。2-3日しか休んでいないのに、何人かの方々から日記のコメントや私書箱に激励を頂きました。お気遣い頂き、どうもありがとうございます。
どこからどう話を再開させたらよいのか迷ってしまうのですが、私書箱に頂いたメールの中で、気になった内容について始めます。こちらにも白人もしくは黒人ではない人種の方と国際結婚をしている方がおりますが、この方もその一人です。国際結婚ということを友人が知ると、白人ということを前提に話をされ、白人とのハーフの子が作れると思われ、羨ましがれらるそうです。しかし、この方の旦那さんがアジア系だと知ると、笑われたそうです。失礼ですよね。まさに、私が以前日記に書いた「ハーフの子供に対する錯覚」に囚われた日本人がいかに多いかということかと思います。
実は私が渡米する際、友人や伯母たちから「結婚相手は白人アメリカ人になるのね」ということを言われ、「凄いわねぇ」というようなことを言われました。逆に叔父からの手紙では「結婚するなら日本人にしなさい」というものも渡米後に来ました。父方は「外国人の血を混ぜるなんてとんでもない」という考えの人が多く、とても保守的です。叔父のような手紙を送ってくるのも問題とは思うのですが、友人や伯母たちといった女性陣は白人と付き合い、ハーフの子供を連れて帰ってくることを期待しています。そういうことを期待されると、私は逆に凹みます。彼女たちって白人崇拝が見え見えじゃないですか?ここの訪問者の方々も似たような経験がある方はおられると思います。
余談ですが、私の従兄は白人アメリカ人女性と結婚し、男の子が一人います。結婚14年になるのですが、 最近日本に一時帰国していたそうで、先週私の実家の方へ旅行がてらに遊びに来ていたそうです。この従兄は父方で、彼が結婚するときも祖父母からかなり非難されました。田舎ということもあるし、旧家の本家としてのプライドも高い。彼の子が祖父母にとって初孫だったのですが、「外人の子の名前なんて、そんなハイカラなもんつけられん」と言って、名前も付けてもらえませんでした。祖父母の世代にとってはアメリカ人と結婚なんてものはあり得ないのでしょう。「毛唐」とまで言っていたらしいですから(苦笑)。
以前のハーフの子供の話のときも、私の意図が伝わっていない人が多くいたようなので(特に某ぱた掲示板の住民) 、噛み砕いて書きます。私は「ハーフの子が劣る」とは書いていません。「ハーフも純血も平等」と言っているのです。「ハーフだから純血の子よりも可愛い」といった優劣を無条件につけるのが馬鹿らしいと言っているのです。
私が「ハーフ=雑種」という意見に「心の中ではそう思ってます」と返事をつけましたが、それは分類上の話です。白人とアジア人、黒人とアジア人の子というのはどっちつかずに扱われます。高校留学仲間の白人&日本人のハーフの子たちは日本では白人扱い、アメリカ・カナダでは日本人扱いを受けたとのこと。ハーフの子たちの中には自らのアイデンティティーに疑問を持ち、葛藤する子もいるそうです。
一つの命の重さは同じ 。人間だってそう。純血だろうがハーフだろうが同じ命。それに「〇〇の方が優れている」といった変な付加価値をつけて優劣をつけようとすること自体、不謹慎だと言っているのが通じていなかったようです。