
映画でCGがあたり前になってからもう空想できることはほぼ全て映像化できるなんだな、と痛感した。
『デイ・ウォッチ』のロシア人監督ティムール・ベクマンベトフの頭の中はこういう暴力的な映像が渦巻いているのか、というショッキングな「音」と「音楽」とともにハラハラというよりはキツい映像をこれでもかと見せられた感じだ。R-15指定だけはある。
しかしここまでくるとエンタテインメントの世界もそろそろなんでも映像化していいかどうかの議論は必要なんじゃないだろうかと思ってしまう。
筒井康隆の『七瀬』シリーズの七瀬のようにテレパスで相手の思考が映像で読み取れることは普通の人間には耐えられないと思うからだ。
かつてサブリミナル効果で取りざたされた映像によるマインド・コントロールなんて今じゃ赤ん坊のおもちゃぐらいちゃちいものでしかないぐらい、「映像」であるという以外は現実との境目がないぐらい、イメージの映像化はすすんでいる。
裏をかえせば映像化されたものからその「思念」のようなものを受け取る可能性は十分にある。ましてや『ウォンテッド』ではもうひとりの主人公である、最初は情けないサラリーマンとして登場する ジェームズ・マカヴォイ が「こちら側」にメッセージを語りかけてくる、ぐらいだからだ。
サクソフォン奏者、須川展也コンサート 2006年02月14日
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