世界で一番愛する人と国際結婚

夫が私を結婚相手に選んだ理由




ブランときたら、家事は何でも一人でできてしまう。


元々、最初の結婚が遅かった上、前妻と離婚してから、
もう7年以上一人暮らしをしていたから、一人暮らし歴は
私より長い。きれい好きだし、掃除なんて私より完璧だ。



今朝も朝ごはんを作ろうと、張り切ってキッチンに立ったが、
まだ勝手が分からず、もたもたしてたらブランが起きてきてしまった。


テキパキと私の分まで朝食を作って、さっさと会社に行ってしまった。


あーあ、主婦の立場ないなあ。。。


逆に私がいると、お金はかかるし、時間は取られるし、
手間のかかる養女をアジアから連れてきたようなものかも。


ブラン、何で私と結婚したんだろう。


以前、ブランが冗談で「君と結婚したのは、君が物凄くお料理が
上手だからだよ。」と言っていたのを思い出す。


確かに、私はパーティでもない限りレシピを見ないし、冷蔵庫に
ある残りものを使って、色んなものが作れる。家族にもお料理上手
だと言われる。

でも、実は、実は、ここだけの話、私はお料理はあまり好きではない。
はっきり言って面倒くさい。お料理する時間があったら、何か他の勉強
や趣味の時間に当てたい。要するに、超ズボラなのだ。


おまけに、おまけに、今日の晩御飯も少々失敗してしまった。


広いキッチンに取り付けられた、大きなオーブンとレンジ。


どっちがどっちだか分からなくなって、マリネにしてオーブンで
焼いたつもりのポークが実はレンジに入れられていた。

何十分も加熱して、カチカチになった可愛そうなポーク。
ブランは何も言わずに、全部食べてくれた。



朝食も夕食も満足に作れず、毎日、日本へのメールと
近場へのドライブと買い物に明け暮れる妻。


ここで急に心配になってきて、夕食の後に聞いてみた。
ブランがどうして私と結婚したのかを。



すると、以下の答えが返ってきた。


A まず第一に、プルメリアの外見が好みだから。

可愛いくて、そして何より、ちっちゃくて細い(petite and thin)
私のbodyが好きなのだそうだ。

ちなみに私は、全然痩せていない。日本人女性のごくごく標準。

背は現在の日本人女性のアベレージより、やや低めではあるが、
小柄とはとても言えない体系。

このテのアジア系女性なら、ごまんといるよ。他には?




B 優しい。僕にすごく良くしてくれる。尽くしてくれる。

ま、まあ、これは認める。えへ。




C お料理が上手。

オーブンとレンジを間違えて、まずくなった料理を口にした後に、
そんなこと言ってくれてありがとう。

恐らく独身時代に、毎回フレンチやイタリアンをコースで出していた
結果、彼の脳裏には『プルメリアはお料理上手』であるとインプット
されてしまっているようだ。しめしめ。




D 相性がいい。

そうね、確かに相性がいい。




E 離したくないと思ったから。

そうね、そうね、辛いお別れをしているもんね。




以上、どうってことない、単純な理由が返ってきた。


ちなみにブランは、私と付き合った1年目から、もうアメリカ人の
女性との恋愛は考えられないと口癖のように言っていました。


AとDの理由は変えられないから仕方ないとして、BとCの理由は
やはり私の努力の賜物でしょうか。


なんだか、またのろけてしまって、すみません。。。。


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