世界で一番愛する人と国際結婚

新郎新婦入場


本来なら、私達が入り口でゲストをお迎えして、

全員が着席した後に、私は控え室に戻って着替え、


私たちの入場を待っていただく間、

ブラン作成のビデオを上映するはずでした。




5分間くらいのコンテンポラリーなタッチのビデオで、

プロ並みの出来上がりです。




ところが、ビデオデッキの調子が悪く、
上映できなかったと言うではありませんか。

昼間試した時は大丈夫だったのに!




入り口の前で、入場直前に、コーディネーターから、
ビデオデッキが壊れた旨を聞かされたのです。




私たちがショックで呆然としているところへ、

入場のBGMが大きくかかり出しました。



20世紀FOX ファンファーレ!



20世紀FOXの映画館で、映画上映の前にかかる、例のあの曲です。



♪パッパラパー・・・パパパ・・・パッパラパー♪



高らかな金管楽器の音と共に、

会場からどよめきが。





ショックを受けている場合ではありません。





ファンファーレに引き続き、

『風と共に去りぬ』のタラのテーマと共に、扉が開きました。


(昔、淀川長治さんの日曜洋画劇場のテーマ曲にも使われていた曲です。
BGMは、誰でも知っているような映画音楽を中心に、2人で決めて全てブランが編集しました。)



タラのテーマは、何小節目かで曲調が変わるので、そこで登場しようと
打ち合わせていたのです。




その際、当初、このスカーレットという名前の
ドレスが候補にあがっていました。


s-スカーレット.jpg


(パンフレットより。)



いい歳して着るドレスじゃないけど、パーティは映画をテーマにしていたので
それにピッタリだと思ったのです。
そして、試着すると、意外にも私にしっくりとなじんでくれました。




最初は、今流行の、スレンダーなドレスやシンプルなドレスを
何着か試着しましたが、哀しいかな、私には似合わないのです。



スレンダーなドレスは、やはり長身で痩せ型の人が一番似合う。



そうして、シンプルなドレスよりも、私には
ゴテゴテした派手なドレスのほうが似合うことを発見。



どのお店に行っても、今のトレンドからはほど遠い、
派手目なドレスばかりを勧められてしまいました。


(私は東南アジア系の顔をしているから、シンプルなのが似合わないのかも。)





さんざん迷って、最終的に、私が選んだドレスは、




じゃじゃーん!!



つづく



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