世界で一番愛する人と国際結婚

消えた和装撮影





結婚式の翌日、和装の記念撮影を予約していました。
日本庭園の美しい某有名結婚式場です。



実は、私ときたら、日本人なのにあまり着物が似合わないし、
元々あまり着物に思いいれもなかったのです。



しかし、



「お願いだから、和装の記念写真だけでも撮って欲しい、
お金なら出すから。」

という私の母のたっての希望だったのです。


やれやれ。




仕方なく、私は白無垢と色内掛け、ブランは羽織袴を着て、
庭園での撮影の予約を入れてありました。




快晴だった、私達の結婚式の日とはうってかわって、

翌朝は、激しい雨が降っていました。







しかも、二人とも絶好調ではなかった。


ブランは時差ボケ。

私は連日の睡眠不足。

結婚式準備のためと、当日の夜は興奮のためか、
ほとんど眠れなかった1週間だったのです。



朝10時の予約でしたが、
とても、和装撮影のために起きる気にはなれない。



結果、お昼過ぎまで寝て、午後、キャンセル料を払いに行きました。

(当日キャンセルなので、もちろん100%。
母はがっかりして払ってくれなかったので、結局出したのは私です。)








その後、


ブランとブランのママが日本を発つ直前、

私の実家近くのホテルで、親族だけのお食事会をした時に
白無垢と、黒引き振袖の両方を着ました。

(このときは、元々振袖だけを着る予定でしたが、私が和装撮影を
キャンセルしたので、母がお食事会用に白無垢も予約したのです。)






少人数でフランス料理を食べながらのお食事会だったので、
非常にミスマッチでした。

(白無垢、撮影だけならお安いですが、借りて、着て、食事をするとなると
途端にお値段があがります。振袖だけで十分だったかも。)





余興も何もなく、ただひたすら食べるだけのお食事会。


子供の頃からほとんど会ったことのなかった従姉妹
(生まれも育ちもアメリカなので、日本語より英語のほうが得意)が、
たまたま叔母夫婦と一時帰国していて、彼女が通訳をしてくれました。



お陰で、私はほとんどしゃべらずに食事をすることができました。



ブランも、全て平らげていました。

(帯が苦しくて食べれない私の分まで。)





ちなみに、その年の11月は、アメリカでブランの親族とのお食事会でした。
この時の衣装はブランは普段着にジャケット、
私は、ちょっとお洒落なワンピースでした。


私の母は、「アメリカで新たにウェディングドレスを買いなさい。」と
言っていましたが、(もう、いい加減にして~)


カジュアルなレストランだったので、ワンピースで十分でした。(笑)


つづく



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