コスモス娘のメモ帳

コスモス娘のメモ帳

受験との出会い


息子の小学校受験をしようと思い立つきっかけとなった幼稚園。
何故その幼稚園が第一希望だったのかというと、近かったから。
もう一つ同じ距離に幼稚園があったんだけど、
そこは保育料が無茶苦茶高かった。
希望園も安くはなかったが、許容範囲内だった。
それ以外はあまり気にしなかった。
給食があれば良いな~とも思ったけど、そんな園は既に定員いっぱい。
延長保育とか、園の方針とか、あまり考慮しなかった。
そんなに贅沢を言っていられる状況でもなかったし。

その幼稚園には系列の小学校があった。
経営母体は一応別と言うことになっているが、
誰がど~考えても強い繋がりがあるのは明か。
でも、全員が全員その小学校に行けるわけではなく、
公にはされていなかったが10人前後の枠があるらしい。
兄弟や縁故がある人が優先されるため、
何の縁故もなくその枠に入るのは大変。
むしろその小学校に行きたいのなら、
別の幼稚園・保育園からの方が入りやすいだろう。

保育内容自体は完全な自由保育だった。
お勉強的なことはもちろんなにもやらない。
好きなことを好きな場所で、みんな自由に遊んでいた。
でも、親の教育に対する意識は高かった。
半分くらいの子は受験をする。
入園して周りの状況が分かるようになり、
お友達も出来始めて、初めて息子の受験を考えた。
だって「○○さんは受験するの?」なんて聞かれるし。
受験のために幼児教室に通っている人もいっぱいいた。
実際制服を着た兄姉がお迎えにくっついて来るときもあった。
我が家には無縁だと思っていたのだが、
なんとな~く受験というものが身近に感じられた。
「受験しようかな~」と言う思いも芽生え始めた。
が、特にこれと言って何もしないまま時は過ぎていく。

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