銀河の虹-青鷲の日記-

2006.04.14
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黄色い宇宙の種の年 惑星(10)の月カリ11日
2・世界の橋渡しの日 KIN106
銀河の活性化の正門


もうずいぶん前の女性雑誌、
「non-no」だったように記憶しているのですが、
そこに、佐藤愛子さんだったと思うのですが、
エッセイを書いていらっしゃったと記憶しています。

シャガの花とシャガについて書かれた詩についての
エッセイだったように思うのです。


その方のお姉さんを通じて、詩をすべて見る機会があり、
確かにそういう詩だったということが書かれていたと思います。

「シャガは悲しき花なりき」
という詩の何かが思い出せないという内容だったと思うのですが、
それもいまひとつ定かではありません。

私は、
「シャガは悲しき花なりき」と記憶していたのですが、
それも定かではなく…

そして3年前に、ある方からメールを頂戴しました。

「シャガについて知りたいことがありましてネットで探していましたら
 ここのサイトにたどり着けました。

 というエッセイだか詩だかの作者名を探しているのですが、
 いろいろ本やネットで探してみましたが見つかりません。

 唯一ネットでヒットしたのが貴方様のどこかのHPの掲示板に投稿されたものです。
 わかることといえば、人に聞いたものですが、
 それが昭和38年頃高校の国語の教科書にのっていたことと、


>野ばらの道(径)を過ぎゆかば 
>師の家有りと我れ思う
で始まる詩だということも伝えてくださり、
その部分は、確かにそういう始まりだったと記憶しています。

それから3年、
その方が調べて教えてくださったのです。

『赤き屋根
                 大木惇夫
野茨の道を過ぎゆけば
師の家ありとわれ思ふ
野茨の道をすぎゆきて
裏山づたひ藪ぬけて
けやき林のかなたなる
赤き甍の見ゆる辺(へ)に
われや幾たび忍びけむ
訪(と)はで幾たび帰りけむ
いつも日ぐれの帰路(かえりぢ)に
著莪(しゃが)は寂しき花なりき
野茨の道をすぎゆけば
師の家ありとわれ思ふ』

多田武彦氏によって、合唱化されているようです。

師の家ありというのは、
小田原に住む恩師の北原白秋の家を訪ねた時のものだそうです。

大木惇夫 氏は、
カンタータ『土の歌』の歌詞の作者であり、
その中に含まれる《大地讃頌》の作詞者でもあります。

歌ってみたいと思いつつ、
楽譜を探そうと思っている私です。






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Last updated  2006.04.15 10:12:33
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Re:著莪(しゃが)は寂しき花なりき(04/14)  
kakko.kakko.  さん
大木さんのお話とても素敵ですね。
話は深く知るととてもうれしいですね。
大木さんのリンクを見せていただいて、色々な調べ方があることを知りました。
これから便利に使わせていただきたいと思います。
いつもたくさんのリンクで教えていただいてうれしいです。
お元気でご活躍を楽しみにしています。 (2006.04.15 12:58:19)

Re:著莪(しゃが)は寂しき花なりき(04/14)  
シャガ(ヒメシャガ)は花自体はお洒落な花ですが、
咲いている場所は意外と日陰というか山肌や林の中など地味なところが多いかもしれませんね。

作詞の意味と花のとの関係が詳しくは分かりませんが、僕も好きな山(場所)に行く途中に、このヒメシャガを見る機会があります。
(2006.04.15 19:53:27)

Re:著莪(しゃが)は寂しき花なりき(04/14)  
千佳りん  さん
思いがけなく知ることができて
良かったですね。
楽譜手に入るといいですね。
歌えたらうれしいですよね。 (2006.04.16 07:15:18)

Re[1]:著莪(しゃが)は寂しき花なりき(04/14)  
kakko.kakko.さん
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
をうまく使うと、
調べものもうまくいきます。
いろいろな調べ方がありますものね。

また、今週末にはそちらへうかがっています。
(2006.04.18 08:24:43)

Re[1]:著莪(しゃが)は寂しき花なりき(04/14)  
ひろ7890さん
>シャガ(ヒメシャガ)は花自体はお洒落な花ですが、
>咲いている場所は意外と日陰というか山肌や林の中など地味なところが多いかもしれませんね。
  何となく、朧な感じがしつつ、
  存在感があります。

>作詞の意味と花のとの関係が詳しくは分かりませんが、僕も好きな山(場所)に行く途中に、このヒメシャガを見る機会があります。
  行きつ戻りつするのが伝わってきます。
  何があったのかは、わかりませんが…

(2006.04.18 08:28:23)

Re[1]:著莪(しゃが)は寂しき花なりき(04/14)  
千佳りんさん
>思いがけなく知ることができて
>良かったですね。
  はい、数年来のことですから…
  本当に嬉しいです。

>楽譜手に入るといいですね。
>歌えたらうれしいですよね。
  歌えたら、嬉しいでしょうが、
  歌は物悲しいかもしれません。

(2006.04.18 08:31:52)

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