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2024.03.01
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カテゴリ: 宗教
今月の言葉は、1926年に鹿児島で生まれ鹿児島大空襲を経験された吉峯睦子さんの言葉です。

本願寺さんの解説の「仏さまの教えは、当たり前の日常を当たり前ではない日々であると気付かせてくださいます。そして普段通りに過ごせる日常は幸せであり、幸せとは、なるものではなく気付いてゆくものと教えてくださいます。」ということを吉峯さんの戦争体験は具体的に示してくれています。朝元気で言葉を交わした人が、夕べには戦争や地震で亡くなったりすると、この言葉の大切さを感じると思います。

横田 ちえさんの東洋経済オンラインの記事の4ページ目まで読むと、この言葉のオリジナルの作者が分かってびっくりします。


2024.3 西本願寺鹿児島別院の掲示板から:おはようと家族全員揃うこと平凡なれど最上の幸(吉峯睦子)

日々を過ごす中で当たり前に明日がきて普段通りの日常を過ごすと思い、一日一日を送っていませんか。しかし縁があればこの当たり前の日常は、いともたやすく崩れ去ってしまうのです。私たちは失った時に初めてありがたさを知らされます。
仏さまの教えは、当たり前の日常を当たり前ではない日々であると気付かせてくださいます。そして普段通りに過ごせる日常は幸せであり、幸せとは、なるものではなく気付いてゆくものと教えてくださいます。
当たり前のように送る一日のありがたさに気付かせていただくことは、人生を豊かにしてくださいます。

■参考リンク
「日記を83年書き続けた女性」の波瀾万丈人生火の海から逃げた鹿児島大空襲の夜横田 ちえ : ライター 東洋経済オンライン2020/11/22 11:00
95歳の吉峯睦子(よしみね・むつこ)さんと知り合った。それは今年の8月で、終戦記念日の翌週だった。ちょうど、戦争体験を書いた記事が新聞に掲載されたらしく、その切り抜きを見せてくれたのだ。平和への願いと、庭先に落ちる桜の葉を通して「命への感謝」を書いた文章だった。95歳の女性の書く「命」の重さが胸に迫った。聞けば、文章を書くことをずっと続けているのだという。
大正、昭和、平成、令和にまたがる95年の人生。どれだけのことを睦子さんは見て書いてきたのだろうか。睦子さんのことが忘れられず、後日改めて「今までの人生のお話を聞かせてください」とお願いして話を聞きに通うことにした。



苦楽をともに Kindle版吉峯 睦子 (著) 形式: Kindle版







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Last updated  2024.03.03 18:57:12


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