「夢桜花つ月」





「夢桜花つ月」

hanasakura

夜桜の下、忘れられえぬ女(ひと)と

暗黙の落ち合い、珈琲を飲む



カップの中、桜の花弁が一弁

夜風もやみ、二人の時は止まり

あの時と同じ手の温もり感じ合う



いつまでもと願う思いは

裏切られ闇は明け

眩い陽と共に、来る年の花つ月

待ち焦がれる夢桜



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