フリーページ
佐藤さんは、司書の先生が薦める本を読むのもいいと書いている。そこからは、読書の喜びを生徒に伝えようと努めている学校司書の仕事ぶりが垣間見える。学校司書は2014年の学校図書館法改正で法制化され、配置が努力義務とされたが、多くは時給による非正規職員だ。武蔵村山市の場合は米軍基地周辺自当体への交付金を財源にしているようだ。法改正で必置義務化し、国の財源保障で正規職員化することが望まれる。
佐藤さんは、図書室をよく利用する人と利用しない人に分かれていると書いている。残念なことだ。読書はあらゆる学びの基礎だ。すべての子どもが読書の楽しさを知ることができるよう、学校司書を中心に学校全体で取り組んでほしい。
佐藤さんのように読書習慣を身に付け、様々な本を読んで視野を広げた人は、SNSに氾濫するデマに振り回されなくなるだろう。カルトやヘイトにはまることもないだろう。政治家の嘘やごまかしを見抜くこともできるだろう。学校図書室は賢明な主権者を育てる場でもあるのだ。
(現代教育行政研究会代表)
結党70年の自民 「国民政党」揺らぐ看… 2025年12月01日
リフレ派再来 「打ち出の小づち」まだ信… 2025年11月30日
コラボへの名誉毀損で、自民市議に賠償命… 2025年11月28日
PR
キーワードサーチ
コメント新着