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2025年12月02日
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テーマ: ニュース(95909)
カテゴリ: ニュース
ある日の東京新聞・読者の投書欄に掲載された中学生読者の投書について、元文科官僚の前川喜平氏は、11月9日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 佐藤さんは、司書の先生が薦める本を読むのもいいと書いている。そこからは、読書の喜びを生徒に伝えようと努めている学校司書の仕事ぶりが垣間見える。学校司書は2014年の学校図書館法改正で法制化され、配置が努力義務とされたが、多くは時給による非正規職員だ。武蔵村山市の場合は米軍基地周辺自当体への交付金を財源にしているようだ。法改正で必置義務化し、国の財源保障で正規職員化することが望まれる。

 佐藤さんは、図書室をよく利用する人と利用しない人に分かれていると書いている。残念なことだ。読書はあらゆる学びの基礎だ。すべての子どもが読書の楽しさを知ることができるよう、学校司書を中心に学校全体で取り組んでほしい。

 佐藤さんのように読書習慣を身に付け、様々な本を読んで視野を広げた人は、SNSに氾濫するデマに振り回されなくなるだろう。カルトやヘイトにはまることもないだろう。政治家の嘘やごまかしを見抜くこともできるだろう。学校図書室は賢明な主権者を育てる場でもあるのだ。
(現代教育行政研究会代表)


2025年11月9日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-学校図書館を利用しよう」から引用

 「司書の先生」という言葉を目にして、私は自分の高校生時代を思い出し、懐かしい気分を感じた。今から60年前に、東北の片田舎の県立高校に入学した私は、それまでの小中学校では、一般教室より少し広い部屋を「図書室」と呼んで、もちろん「司書」と呼ばれる先生はいなかったが、高校になると校舎とは別棟の「図書館」というものがあって、校舎から渡り廊下を通って行くもので、そこには「司書の先生」と呼ばれる方がいて、なるほど高校ともなると中学校とは違うんだなと思ったことを、懐かしく思い出しました。上の記事で前川氏が言うように、これからの若い人たちには、よく本を読んで、SNSに氾濫するデマに騙されることのないしっかりした見識を身につけてほしいと思います。





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最終更新日  2025年12月02日 01時00分05秒


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