クリニックのお話 初診~3回目

来てくれてありがとう♪

就学時前の頃よりお世話になっている市の教育相談センターから
医療機関を紹介していただいた。

K病院(児童精神科はかなり有名)のK先生(有名な先生)が独立され
開院される予定のクリニック。

まずFAXで(もちろん電話でも可)予約を入れる。
その後クリニックの案内とともに問診票・> 行動チェックリスト
送られてくる。それを診療日までに返送する。

10/7付けの日記にもありますが
ようの時は日にちに余裕がなく持参しました。

チェックリストに関しては親用と担任の先生用の2種類があり
たくさんの項目がありました。
親用を拝借できましたので近々詳細をUPする予定です。

そして予約を入れてから一週間という夢のような早さで
通院が始まりました。



【H14.11/9 初診】
(診察時間 50分  費用 2,970円)


ようと私の問診だけで終了した。

はじめにK先生とこれからようを担当してくださる臨床心理士のM先生
と私とようとでお話しをする。
(パパは仕事;;さよはスタッフの女性がずっと見ていて下さいました。)

とっても優しい表情で穏やかにように話しかけるK先生。
「ようくん、今日はどうしてここへ来たのかな?」

「ぼく・・あのぉ・・ぼく・・・」

「ゆっくりで大丈夫だよ。なんでもおはなししていいんだよ。」

「あのぉ・・ぼくはどうしてすぐ泣いてしまうんだろうって思って。
 泣かない方法を教えてください。」

「そうかぁ。泣いちゃうんだね。どんな時に泣いちゃうのかな?」

「学校でお友達と喧嘩をしたり・・・たとえば・・・」

とここからはようくん語でお友達関係のことをずっと話し続ける。

「いつも作戦を考えるんだがなかなかうまくいかないんだよ」

「どんな作戦かな?先生に教えてくれる?」

「例えば・・・ものすご~く遠くまで走って逃げるとか。
でもすぐに追いつかれてしまうんだ」

「他には?」

「他には・・・先生に言いつけるとか」等々もりだくさん。

必死に話しているようを見ていたら
必死に我慢していたのに涙が流れてしまいました(恥)

こういった具合に15分程
ようにもちゃんとお話しをさせて下さり
そのあとは2部屋に分かれ私はK先生とお話しをして
ようはM先生と遊びながらの診察。

先生とのお話は小さい頃のことは簡単におはなしするだけだった。
提出した問診票にその内容は記入してあるので省略されたのでしょう。

それがすごく有り難い気がした私。
どこへ行って問診票に記されている小さい頃のことを
根ほり葉ほり聞かれてきた。

今悩んでいることを解決して欲しくて尋ねているのだから
そのことは書くだけで十分だと思っていた。

今回それを改めて思った。
さすが・・専門医です。

「今何がお母様にとって一番気になりますか?」
という内容でお話しがすすんだ。 

私はもちろん「学校生活」について相談しました。

本当にどれも納得いく細かいアドバイスを頂きました。
胸の支えがす~~~っとなくなるような。



11/16.30【2.3回目】
(両日とも診察時間 50分 費用 2,772円・2,793円)


続けて受診が出来るなんて夢のよう。
でもきっとこれからは口コミで広がりそうはいかなくなりそう^^;

2回にわけて知能検査を実施。
その間私は先生とお話しする。

ようが私の言うことを何でも聞き入れるのは
怖いからと言うことだけではなく
「安心感」から来ている物だと言ってくださり少し気が楽に・・・。

授業と業間休みの切り替えが上手くいかないのは
「途中でやめられない」というこだわりからきていると
思われるのでなかなか手強い。
今私がように話している方法は
日直さんの「今から○時限目の授業をはじめます」「はい(クラス全員)」
というものを合図に授業の用意(片づけ)を始めること。

でも先生はどんなに大きな音でもようの場合は合図になりにくい。
よく言われているような視覚的なものの方がいいとのことでした。

取り合えず「時計」で取り組んでみることになりました。
長い針が○○のところまで来たら・・・といったように。

泣いてしまう・大きな声を出してしまう・言いつけ魔(苦笑)に関しては
時間(午前午後にわける)と項目を書いた表を作り
良くできたとき(それをしなかったとき)には◎、少し我慢出来たら○
出来なかったときは△を付けていく(×は付けない)。

なかなかすぐには無理でしょうが
先生の協力も得ながら少しずつやってみます。

ちょうど来週懇談会がありますので話してみるつもりです。

これまでの診察でのお話しで得たことを私なりにまとめます。

まず今更・・・とまたお叱りを受けるかも知れませんが
自閉傾向・・・という診断名は診断する医師によっては
かなり意味合いが違うとK先生はおっしゃいました。
自閉症=自閉傾向と言う意味合いで使う医師もいれば
そうでない医師もいる。

K先生はようのことをまだ診断前のためか
「こういう子達」という呼び方をされていました。
軽度の発達障害と言う意味合いだと私はとりましたが
専門医ですら診断が曖昧になるほどそれほど自閉症という障害は
奥が深い・・幅が広いものなのだと改めて思いました。


ようはいろんなことをよくわかっていて作戦まで考えるほど。
今はまだそれを発揮できないでいてこれからいろんな失敗を積み重ね
成功したときにそれを身につけ、自分の力で克服していけるでしょう。
(知的な面で精神面をカバーしていく)
それまでのフォローはもちろん必要で重要。

泣くことは他の表現(言語など)が
上手くできるようになるまでは続くでしょう。

私と学校側ですることはいろんな場面で言えることですが
”やめさせる(こだわりをのぞく)”ことではなく
それを認めてあげてそこからうまく学校生活が送れるように工夫すること。
そうしていくうちによう自身もいろんな方法も選択し得られるようなり
自分を責める行為(頭ポカポカなど)を減らしてあげられると思いました。

誉めること。誉めすぎることはない。

私が誉めたことをお友達にからかわれて傷ついて
泣いてしまったことがあっても

「ママはいつでも自分を認めてくれる」という気持ちが大切。
成長するにつれ自分で話しても大丈夫というお友達を自分で
選択できるようになっていく。

障害もちゃんと認めて伸ばしていく。とっても前向きになれました。

少しおかしかったのだようくん語のお話し。
ようくん語は妙に大人びた丁寧な口調も特徴の一つ。
これも自閉傾向からだとは解っていましたが
言葉を覚え始めた時期にようにとって
心地よい物を選択して(つまりはこだわり)
覚えた結果だそうです。なんか・・笑える。


そして今までわたしのHPには足を運んでくださった諸先輩方から
頂いたアドバイスが本当に素晴らしい物だったと改めて感動しています。


次回は2/1(土)
コンピューターを使って集中力・注意力・判断力などの検査をする予定。

更新準備中につき
↓先に診断についてアップしました↓



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こ 診断:広汎性発達障害 ~ようの場合~ こ



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