はじめての一人旅



期間:8月23日~8月25日

感想
私の初めての旅といえば、「伊豆高原」!
2泊3日だった。
あれは何歳の時だったかな?

確か高校生だったような気がする。

私は一人っ子で甘やかされていたから、そのときまで一度も旅を一人でしたことがなかった。

いつもいつも家族や友達と一緒。

だから、ちょっと一人でブラブラっと出かける大人の旅に憧れた。
女が一人で行くところといえば温泉。
しかも、伊豆の踊り子を読んでいたところだったので伊豆あたりがいいなと考えた。そして、暑いので涼しいところ。そう高原。

家族には、「みんなで思い出作りたくってね」と嘘をついた。

いまだに一人でどこかに旅行に行くっていうことを反対されるので、一人で旅行に行くときは必ず嘘をついている。


ー出発ー
お年玉でためた5万円を大切に財布の中にしまい、東京駅まで向かった。
そして、みどりの窓口で踊り子号のチケットを買う。
これも一人でやるのはもちろん初めての経験。

緊張で胸が高鳴った。

踊り子号に乗り遅れないために、30分くらい前からプラットホームで弁当を持ってフラフラ。

やっと来た踊り子に乗って、安心しながらも8月の後半でまだまだお客が多く、隣の席に座ったのはご老人だった。
しかも、私は窓際。トイレに立つのに、面倒だなと思いながら席についた。

30分くらいしておなかがすいたので弁当をあけた。
旅立ちを記念して1000円の幕の内弁当。
おいしそうだと思ったんだけど、甘辛く煮たものばかり入っていて味がイマイチ。
半分くらい食べて捨てた。

途中、駅長が指定券と乗車券を確かめにきた。
いつもは親に任せているので不意打ちをくらって慌てて券を出した。
苦笑された。

ー到着ー

ようやく伊豆高原に到着。
けれど、改札を出たらどちらに進むのかわからなかった。
一方にはスーパーマーケットがあり、もう一方にはバス停。
私は徒歩で今回の宿に行こうと思っていた。
だから、駅員さんに聞いた。

「ここまで徒歩でいくにはどうしたらいいでしょう」

すると駅員さんはいきなり大声を出して笑った。

『教えるのはいいけれどさ、おねえちゃん。ここまで何分かかると思っているんだい!徒歩で30分以上かかるぜ。しかも坂道だし』

それでもいいからと私は強引に徒歩での行き方を教えてもらった。

リュックを背にひたすら歩く。
登れど登れど坂は続き、喉が渇いてぜーぜーいった。

これは完全な山登りでないかい。

当時運動不足で太り気味だった私は、ちょっと登っただけで汗だくだくで死にそう。


これは駄目だと思った時、喫茶店が見えてきた。

あそこで休もう…。

そう思った。

ところが定休日。

何を考えているんだ…。
それから、また15分くらい登った。


ようやく泊まる宿が見えてくる。
うれしくてうれしくてたまらなかった。

チェックインをさっそくするためにフロントへ。
しかし、私はチェックインの仕方がわからない。
フロントで黙っていると、フロント係の人が不信そうに私を見た。

あの時は馬鹿だったな~。

さてさて、無事チェックインも終わり、部屋へ。
とにかく暑かったので風呂に一目散にかけていった。

時間は風呂がはじめるちょうど3時。

当然誰もいなかった。
ドビシャーン。思いっきり飛び込む。

ところが、飛び込んだ後に気付いた。
ちらと横を見ると、何とマンション。
マンションのベランダから女風呂が丸見え。
しかも、主婦が洗濯物を干していた…。


これは…。はじめての一人旅での最初のショックだった。


夕食は2000円コース。
冷えた魚とごはん。副菜に煮物が4品くらい出たかな?
あんまり覚えてないけれど、驚いたのは次の日。また同じ献立だったんだ。

ー次の日ー
伊豆高原といえば、美術館。そう思っていってみることにした。
美術館は駅の方にあるので、またあの坂を歩く。行きは下りだったのでらくらくだった。

美術館を2つ3つ見た。が、内容は全然覚えていない。
かろうじてオルゴール館だけかすかに覚えているのは、私を含め客が3人で絶対説明する従業員の方に捕まってしまうこと。
「説明をしますので」と言われ、私は一人で何となくみたいかなって思うのに、そのお姉さんが不憫に思い、同情でお姉さんの説明を聞いてしまった。

帰りはバスで帰ろうとしたが、ガビーン。
バスはなぜか一時間おき。
タクシーで帰るのも気がひける。

しかたなく、来た道をぜーぜーしながらまた帰った。

足がすでに筋肉痛だった。

また風呂に入ったけれども、今度は変なばあさんが入っていて、そのばあさんが私に話しかけてきた。話しかけてくるんならいい。
そのばあさん、長湯で長湯で。私が出ようとすると怒るのだ。まだ出るなって。仕方なしに付き合ってあげて、また出ようとすると。『まだだ』といいはる。

すっかりのぼせてどうしようもなかった。

ー帰りー
チェックアウトは10時。
10時20分にバスが出るというので今度はバスに乗ることに。

バスが来た。来たのはいいけれど、満員ぎゅーぎゅー詰め。
しかも老人が多い。
老人を押さないように気をつけたから余計しんどい体勢になった。

踊り子に乗った時はほっとした。

そして重大なミスを犯す。
お土産を買うのを忘れた…。






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