ぼくの細道・つれづれ草

ぼくの細道・つれづれ草

2009.09.18
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   寒山拾得というのは
   中国唐代の人物で
   とにかく
   世俗を超越した奇人だったらしい
   寺に出入りしていたとはいっても
   お坊さんだったわけでもなし
   そうかといって
   俗人だったわけでもなかったが

   特に寒山の詩は
   日本でも古くから愛好されてきたのだという

   『そういうわけで
   寒山拾得を題材とした文芸・美術の作品は
   中国でも日本でも少なくない
   明兆も描いていることからして
   その弟子である
   赤脚子と霊彩も
   きっと師の作品を手本にして
   描いたものだろう
   霊彩には「寒山図」がある』


   これは赤脚子の「拾得図」だからね
   まさに珍品にして傑作であること間違いない』

   『それで先生
   この絵をお売りになりたいので?』

   『寒山と拾得 赤脚子と霊彩

   悲しいかな
   大学教師の身で
   そんな大望は実現不可能だからね
   だから
   値段次第では
   惜しいけれども
   手放すにやぶさかではない』







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Last updated  2009.09.18 14:12:33
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