話が飛んでしまいますが
邦画でも
原節子さんなどの日本語(笑)
実に美しいですよね

(2016年02月22日 11時23分48秒)

やっぱり読書  おいのこぶみ

やっぱり読書 おいのこぶみ

2016年02月22日
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カテゴリ: 読書メモ

コレット著『わたしの修業時代』(ちくま文庫) を読んだ

若いころ青春の書などといわれた コレット『青い麦』
新訳で再読の折(感想 『青い麦』
あとがきを読んで、こんなみずみずしいものをコレットが50代で書いたのかと
作家の自伝に興味が走り、読みたいと思っていた本

フランス片田舎育ち20歳の娘コレットは14歳年上の流行作家と結婚後パリで暮らす
けなげで純真な娘は夫の実態を知って驚く
流行作家の内幕はゴーストライターが群れ集い、浮気はするわ、金銭にはしぶい
放蕩のゲス野郎、威圧的(モラハラ・パワハラ!)にからめとられて、日影妻
あるときから妻のコレットも夫のゴーストライターにさせられる始末

コレットの隠れた才能が花開いたのか
なんと、そのゴースト作品が受けに受け、劇場でも人気上演
時はパリのベルエポック時代(古き良き時代)
はなやかな女優とその女優と区別できないような高級娼婦や
ゴーストライターもどき芸術家やら、つまり裏社会・無名芸能人に囲まれ
コレットまでもが女優をやるはめになるのである

コレットの筆は冷静だ
夫には才能があるのだ、と看破創造の力、構成する力、人の才能を見抜く力
プロデューサーに向いていたのだと

20歳から33歳の破綻までのコレット修業時代それで作家になりましたというわけ

時代が古いし、しかもフランスの裏社会の芸術家が沢山登場するので
巻末の注釈を読まないと誰が何やらわからないのが少々うっとうしいが
なかなか示唆に富んだ回想録

これを現代に置き換え、芸能界などを想像すればよくある話と言ってしまえるかもしれない

それと、別れたくても経済的に自立できないなどでうじうじしている翔べない症候群主婦が読むのにはうってつけかもしれない

コレット






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最終更新日  2016年02月22日 11時42分40秒
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Re:結婚という名の弟子入り(02/22)  
alex99  さん
「愛人 ラ・マン」原作者のマルグリット・デュラス
それに、このコレット
フランスの女流作家は,色っぽい(笑)

以前、評論された「愛人 ラ・マン」は、私の経験と,ある意味、かなりダブる部分があり
観ると感傷的になってしまいます
マルグリット・デュラスは、本当に,ベトナム育ちなんですね
映画 「インドシナ」も、確か、デュラスの原作
主演のカトリーヌ・ドヌーブ
気品溢れる美貌ですが,フランス語は,あまり気品溢れていないとか(笑)
サーカス芸人の娘という,意外な育ちのせいなのかな?
私、フランス語でその人の素性がわかるレベルでは
全く無いんですが,英語なら,わかります

ツルゲーネフの名作を映画化した『初恋』
主演したドミニク・サンダ(貴族の娘役)の英語は,素晴らしく美しい上流英語でした
英国の女優さんには,本当の貴族出身の人も居るんですが
彼女の英語が一番、美しく感じた

(2016年02月22日 11時22分27秒)

Re:結婚という名の弟子入り(02/22)  
alex99  さん

Re:結婚という名の弟子入り(02/22)  
ばあチャル  さん
alexさんへ

デュラス『北の愛人』
(「愛人」の姉妹編ともいわれる1991年)
本の作者肖像写真をみると
当然ですが、気迫すごい老婆(70代くらなのに)

ですからコレットもこの『わたしの修業時代』を書いた頃はさぞ...でしょうね

その若き頃の色っぽさは宝物でしょう
それを修業にささげてしまった(笑

カトリーヌ・ドヌーブさんも熟年になるとね
たしか公のお仕事をなさってましたね

その点原節子さんはけして表に出なくてお亡くなりになった
美しい日本語をわたし達の耳に残してね




(2016年02月22日 12時09分04秒)

Re:結婚という名の弟子入り(02/22)  
きいぼ  さん
流れるように面白い感想に引き込まれ、海外文学はちっとも分からない私でも興味がわきました。
というか、タイトルがうますぎです、ばあチャルさん。
結婚という名の弟子入り、ですか。
なるほど、そう考えると私も修行中。師匠が旦那ちゃんというのがだいぶ納得いきませんけどね・・・(爆) (2016年02月23日 10時04分21秒)

Re:結婚という名の弟子入り(02/22)  
ばあチャル  さん
きいぼさんへ

こんなとしになってもね
「結婚ってなんだろう?」と考えこんでしまうことがありますけども

20代で結婚した場合
いちばん悩み迷うのは40代後半ではないかしら
子育ても一段落
夢中で家庭家族を築いてきて、ほっとした束の間でね

一般的にいうと
夫もちょうど仕事人生の折り返し時点になってきてるし
孤独で(男のサガらしい)不安に耐えている時期です

悩んでいるというとおおげさかもしれませんが
結婚とは何であるか?
考え出したらきりがありませんねえ

(さっき、娘のうかない声を電話で聞いてこんなコメントになってしまいました  笑)


(2016年02月23日 11時57分06秒)

Re:結婚という名の弟子入り(02/22)  
ひよこ7444  さん
結婚とは、、、「ばくち」です(コレコレ

収穫は子どもだけ、、ではなかったです。

忍耐も学び、田舎の、何とも言えない人間関係も学び、
実は”人生は楽しむものだ”と私に教えたのは旦那だと思ってます。
常にアンテナを広げて、面白い話題をひっかけるようになりましたね。
あと、福祉関係も強くなりましたわ(笑) (2016年02月25日 09時11分51秒)

Re[1]:結婚という名の弟子入り(02/22)  
ばあチャル  さん
ひよこ7444さん


>結婚とは、、、「ばくち」です(コレコレ


この「きも」はよくわかります
一か八か飛び込む時の爽快さというか、潔さは
今の若者にあるのでしょうかね


>収穫は子どもだけ、、ではなかったです。


ええ、子供は事情が許せば(条件があれば)生むのは生きたあかしだと思います
後悔はしておりません


>忍耐も学び、田舎の、何とも言えない人間関係も学び、
>実は”人生は楽しむものだ”と私に教えたのは旦那だと思ってます。
>常にアンテナを広げて、面白い話題をひっかけるようになりましたね。
>あと、福祉関係も強くなりましたわ(笑)


そういうふうに前向きになれるのはひよこさんの才能です!!
どんな状況でもそうなさるでしょう



(2016年02月25日 19時57分30秒)

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