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かんかん照りの「時間をはずした日」7月25日、お気に入りの作務衣を来て、お茶のセンセイ宅に向かいました。チャリンコでかけぬける旧街道が気持ち良く、夏の風情がなんともいえない蝉の声。朝からパンを焼いて向かった先は、はじめての「浴衣茶事」。最近、親しくしていただいているお茶のセンセイ宅へ、お茶のお稽古にお邪魔することになったのです。友人二人は浴衣姿で先に到着、明るい橙と水色が眼にまぶしかった!おもいもかけず茶席にて、お膳にのった会席料理に舌包み。手作り梅酒も杯がすすんで、すっかりおなかがふくれたころ、さらにおまんじゅうをいただいて、濃茶の時間。おまんじゅうは「うちわ」という名で、その形・色に青林檎だと思いこんでいた私たちは大笑いしてしまいました。茶席にかかっていた「瀧」の掛け軸や、開いたなでしこ、桔梗のつぼみもすずしげで作法も知らない茶事にとまどう暇もなく、リラックスした気持ちでお茶の宇宙をただよいました。これまた写真がないのが残念ですが、「一期一会」の言葉通り、一回限りの夢のような時間をたっぷり味わいました。ほんとうの贅沢ってこういうこと。
2005.07.27
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一回いっかいが、まるで違う、おじいちゃんと過ごす時間。先週、特別養護老人ホームにいるおじいちゃんに会いにいったときに書いた文は、なにか大切な気がするので、記録しておきます。今日のおじいちゃんは、バナナを半分、ゼリーは全部たべました。バナナのもう半分は私がたべました。ごちそうさま。「にぎる。手」夏は握力を弱くする。汗がにじむ自転車のグリップを気持ち悪く感じながら、そんなことを考えていた。今日、祖父を見舞いに行ったら、冷房の風にうすく髪をなでられたおばあさんと目があった。マスカラのようにまつげはぱっちりとしている。私がほほえむと、顔をすこしゆるめてうなずいた。机にのった黄色いバスタオルに手をかけ、口元にひきよせるフリをする。指でつまんだ空気を、歯のぬけた口へ運び、ゆっくりとそしゃくする。音はない。祖父は深くうつむいて、夕食を食べる気配はない。私はのぞまれる孫のフリをしなくていい。祖父が私に何ものぞまないから、私は祖父への感謝の気持ちを何かかたちにしなくてもいいのだ。あやまっても聞こえないかわりに。青白い手をにぎるとひんやり冷たい。肩やほおの骨ばった様子にくらべれば、ずいぶんふっくらとしている。爪は短く整えられていて、この指がつい数年前まで握ったはずのチョークなら、彼を眠りから覚ますような錯覚。本当のことを言うと施設に行くたび、たくさんの老人のなかから、毎回ちゃんと祖父を探せるかどうか、かすかに不安になる。私の記憶の中で、祖父はいつも昔そうであった姿に帰ろうとする。私はいまの祖父を見つめようと目をこらす。ふいに窓の外でタープがあがり、夕焼け空が目にとびこんできた。帰らなくちゃ。おじいちゃんといっしょに帰らなくちゃ。だけど目を開けてほしいんだ、心の眼を。おじいちゃん。私は話しかけているんだよ。
2005.07.24
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今日のことは今日のうちに。みつをじゃないけど、これがなかなかできねんだなぁ。ともかくすごく涼しい風が吹いています。今宵は。夕方、おじいちゃんに会いにいったあと、浜屋敷の「ざしきDEライブ」に行ってきました。グループ名がSaxophone Times.大阪音大卒のサックス奏者4名が絶妙なカルテット。ラテン系なステージ衣装と緩急自在のプレイが鮮やかな印象でした。木管楽器であるサックス(リードが葦でできてるからなんだって、知らなかった!)が、ソプラノ・アルト・テナー・バリトン勢ぞろいしているのに、ふとひとつの楽器が鳴っているように聞こえた演奏もありました。あとアコーディオンみたいな音色に聞こえたり、最後の曲「浜辺の歌」(成田為三作曲) ♪ あした浜辺を さまよえば 昔のことぞ しの~ばるる~♪での、サックスによるカモメや海鳴り効果音はすばらしかったです。ニクイね!!映画音楽も結構やってくれて、ひさしぶりに「ウエストサイドストーリー」が見たくなっちゃいました。優雅な夜。チケットを譲ってくれた88239。朝顔をプレゼントしてくださった主催者Oさん。ありがとうございました!
2005.07.24
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まぢかオーサカ映画イベント2つ。23日~24日@梅田HEP HALL『関西QUEER FILM FESTIVAL』→友人がスタッフとして関わっているので、行くつもり♪「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」の上映作品をメインに世界中から集めたQueerな映画を上映する映画祭。8月6日(土)@森ノ宮パル法円坂『107+1~天国はつくるもの~』→これまた友人がスタッフとして関わってます。私も前に上映会をやったなあ!てんつくマンのトークやパフォーマンスもあるらしい。私は行けないけれど、とってもおすすめです♪外の熱気にうんざりしたら、映画館でどっぷり映画につかる。ちなみに、8月東京に行ったら、岩波ホールで6時間の長篇につかるつもり。輝ける青春これぞスロームービー!!
2005.07.23
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ひさしぶりのモモの家では、宮崎のガラス職人さんがやってきていて、麻のカーテンにふちどられた和室を、すずやかにいろどっていました。キーンと冷やしたウメジュースをいただき、しばしリラックス♪お庭と池の植物たちが、ヒカリをあびてキラキラしていたなぁお花のアレンジメントをやっていたり、コケ玉をつくりにくる花屋さんあり、なんだかたくさんの人が出入りするのに、全然うるさくなく調和しているのがいつも気持ちいいなあ、と思ったり。さて、前からスタッフの方と「オーガニック・コットンの在庫が入ったらぜひエコ・ナプキンつくりましょうね」とお話していたのですが、いよいよ9月に第一回を開催することに決定しました♪どーん、と50mもあるコットンロールを、どんなふうに誰とあそぼうか?いまからワクワクしちゃいます。内容の詳細は未定ですが、日程と場所は決定したので、もしよかったらご予定をあけておいてくださいね。2005年9月17日(土)13:00~ モモのいえ(吹田)「エコ・ナプキンをつくろう!」お問い合わせはメールで。さてさて今日は、キャンドルナイトイベントに来て下さった「谷町空庭」さんに遊びに行く予定♪HPも素敵です。http://www.soraniwa.net/
2005.07.23
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ジョアン・ミロとバックミンスター・フラーの共通点はなにか。和暦と十三の月の暦を併用するとどうなるか。環境と科学と芸術のぶつかるところはどこか。まるで。でんぐりがえし。さかあがり。ぐるぐるぐる。どんな風景がみえてくるんだろう。いろいろ実験調査中。「クリティカル・パス」「ジョアン・ミロ」「カサンドラのジレンマ」「ボイスから始まる」本のインスピレーションを、プレゼンテーションにまとめるべく奮闘中です。今日は息抜きか労働か!?屋上ビアガーデンのお手伝い。関係ないけど、うちの近くのセミは朝モーレツな勢いで鳴いて、昼ごろはもうひっそり。夜は鈴虫の声?暑くて寝苦しいわりには、なんだか秋を感じさせます。しゅーん。まだ海にも行ってないのにさ。
2005.07.22
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ジョアン・ミロに茎太陽と月を根に送り水と気を葉に届け内を守りながら外にひらかれ上へのび下へのび横にひろがり時間とあそびすべて いのちとともにいつか役目を終えちぢみゆく いとおしい日まで変化しつづける大いなる 宇宙の毛細血管としての私くき今日の風は青い
2005.07.21
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思いつきでパンを焼いたら、とっても好評だったのでチョーシにのって、また焼いています。今回は豆乳×黒糖×全粒粉のパン。こうばしくパンが焼ける匂いをかぎながら暑い夏の夕。ほろにがいthe lemon of pinkを聞きながら。出会った傑作ページ2つ。マロンブランド365Here's Ma*To World体の水がすごいイキオイで、地球と循環する夏。まつりが呼んでいる。水が呼んでいる。きのう子ども達と竹の水鉄砲をつくりました。ぷしゅけー
2005.07.18
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ひきつづきRBF『クリティカル・パス』に夢中です。加速度的におもしろいです。この本のある一部分だけを取り出して、それを強調しようとすることは、フラーの意思やシナジェティクスに反することだと思います。が、それでも。その一部分は、ここには見えていない全体のあらわれとしての一部分だ、ということを意識して抽出することは、きっと意味のあることだと信じて。自分と、この日記を読む人への啓発として。フラーのくれた贈り物な言葉たち。「きみが考えつき、そして強く興味をそそられることは何でも実験してみよう。うまくいかなくても決して失望してはいけない。それがきみの知りたいことーーあらゆる事物についての真実ーーなのだから。」「きみは人生でもっとも大切なものをもっている。それは自発性だ。」「人間がユニークなのは、脳に別々のものとして感知された特別な経験の間にのみ存在する、絶えず変化しつづける相互関係を発見できるマインドを持っていること」「人類は宇宙で重要な機能を果たすようにデザインされている。」「直感的な感性を最大限信じること。頻繁に取り組み姿勢を決定し軌道修正すること。われわれの責任において発展的に生まれる思考に確実に参加すること。」つづく。
2005.07.18
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バックミンスター・フラーを読もう。ということで、600ページちかい『クリティカル・パス』にチャレンジ。先史時代からの権力構造を読み解き、宇宙の本質を学び、持続可能な世界のために行動するサイエンティスト=アーティストになるにはどうしたらいいのか。この本の内容を私なりに理解して、85才になるおばあちゃんに分かるように自分のことばで説明する。この一週間の目標はこれです。レッツゴー。
2005.07.16
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スローアートってなんだろう。そんなことを考えていたら、出会ってしまったデンマークの美術館。その感動を伝えたくて、コラムを書きました。暑い日本の夏には、2月のデンマークのchillな空気をまとった写真をどうぞ。Slow Media Worksの素敵な友人たちの運営するサイト、スロービジネスドットコムから。botamの北欧スローアート紀行
2005.07.15
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砂川正和さんが昨年秋に亡くなったことを知った。心の底がじんじんじんじん痛む。信じられずに何度も読み返して、人違いじゃないことを知る。まさかまさか。あんなに元気な、あんなにエナジーに満ちた、明るい太陽のような笑顔満開のライオンみたいな、砂川さんが。私が大学で東京に出て、人の多さや空気やいろんなストレスに負けそうだったころ東京府中青年の家の「西アフリカの太鼓とダンス」ワークショップでWALKTALKに出会ったことで、びっくりするくらい自由になれた。あの太鼓の音と、あのダンスがあれば大丈夫。そんな時間をプレゼントしてくれた人のひとりでした。いまでも、アフリカの太鼓とダンスは私を生かす宝ものです。「太鼓は話す」「太鼓は歌う」「太鼓は笑う」「太鼓はいのち」「太鼓はうちゅう」そんなことを砂川さんは教えてくれたと思う。もう砂川さんのジンベを生で聞くことがないなんてとても信じられないけれど。なんだか、自分が出会うひとりひとり、ひとつひとつ抱きしめたい。ありがとうと言いたい。かなしみは突然やってきて、大切なものに気づかせる。その出会い方は練習できない。
2005.07.13
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はじめて「えま&慧奏」の生音を聴きました。福井は今立(いまだて)のライブに行ってきたのです。昨春、徳島でアルバム「あめつちのうた」に出会って以来、ぜひとも生で聞いてみたいと思っていたのですが、ほんものの音は気持ちよすぎる贈り物でした。ロビンさんの「Just don't sit」岡田さんの「Legend」えまさんの「ふるさと」アンコールの「星めぐりのうた」そして、慧奏さんのウドゥブという竹の太鼓の音、すべてを流れにのせてくれる美しいピアノがめちゃめちゃ気持ちよかったです。4人+お客さんの楽しい!嬉しい!気持ちいい!というエネルギーが、会場に満ちあふれていました。とくに「ふるさと」は、替え歌の歌詞に心ふるえました。「いのち いづる ふるさと」やさしい、やさしい歌でした。えまさんのMCも、話す言葉が唄のように聞こえ、あんまりうっとりしちゃったので、時間が飛ぶように過ぎた一日め。出雲で知り合った友人のつてで、NPO森のエネルギーフォーラムが管理する大きな古民家に泊まらせていただき、翌日のワークショップのお手伝いをしました。じつは深夜の古民家で、未来バンクで有名な田中優さんやご友人に会うことができて、とってもおいしいオーガニックワインをいただきつつ、風力発電や非電化冷蔵庫、タンザニアとのフェアトレードの話などを聞きました。この古民家はAPbankの融資をうけた事業もやっているとのこと。あついね!ふくい。気持ちの良い古民家の朝、すぐ裏の神社や沢を散歩。近所のおばさまと井戸端会議(というかお見合い相談)。そのあとエコヴィレッジ「八ツ杉千年の森」へ。わたしは「笛づくり」のお手伝い。丁寧にかわかしてある竹に印を付けて、雨傘を熱して穴をあけ、「ケーナ」という南米の笛をつくります。なかなか根気のいる作業な上に、途中どしゃぶりになったり、突然やんだりする自然に翻弄されました。でも、参加した子どもも大人も、工夫しながら自分だけの楽器をつくる姿がとてもほほえましく、岡田さんのチューニングに感嘆の声をあげながら、宝ものを持って帰ったのでした。ワークショップ終了後、福井市のハーブ&安心やさいのお店「オーニック」へお邪魔して、ハイビスカスティーをいただいたら、東京以降ちょっとイガイガしていた喉もすっきり。風邪気味だったのに、すっかり治ってしまいました。とっても楽しい出会いの連続、今回は写真がないので、風景は音の記憶といっしょに心のアルバムにしまっておきました。おうちで「あめつちのうた」を聞きながら、しっとり雨の音の森を思い出すことにします。【今回参加したイベント】7/9(土)森の音ものがたり in 今立【出演】えま(うた,二胡)&慧奏(piano,perc.etc.) 岡田浩安(サンポーニャ,ケーナ),ロビン・ロイド(尺八,カリンバ,perc)【会場】いまだて芸術館(福井・今立)7/10(日)民族楽器ワークショップ in 八ツ杉 “音ものがたりの森”【出演】えま(うた,二胡)&慧奏(piano,perc.etc.) 岡田浩安(サンポーニャ,ケーナ),ロビン・ロイド(尺八,カリンバ,perc)【会場】今立町八ツ杉森林学習センター(福井・今立)【時間】音あそびコース=10:00~14:00(講師=ロビン、えま、慧奏) 楽器作りコース=10:00~14:00(講師=岡田浩安)えま&慧奏HPhttp://www.yurai-works.com/ロビンさんHPhttp://www.robbin-muse.info/岡田さんHPhttp://members.aol.com/Ashikouboh/森のエネルギーフォーラムHPhttp://laputa.fpu.ac.jp/mori/八ツ杉千年の森HPhttp://www.echizenwashi.com/nature/mori.html
2005.07.12
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いまは昔、システムエンジニアだったころがありました。わはは。そのころの友人の結婚式に出席するため、東京へ。その友人も私も会社をやめちゃったので、つながりを説明する自己紹介はちょっと面倒です(笑)どこでどう つながったのか、どこからどこまで つながっているのか、よくわからない友人が増えてきました。なんだか楽しい人生です。「いまどこにいるの?」って友人たちに言われるまで、てっきり話したつもりになっていた。大阪です。やっぱり大阪すきやな~と思うこと、たくさんあります。といっても北摂の竹林育ちですから、ちょいとかっぺですけど。よかったら遊びにきてね。もより駅が万博公園。ってなんだかうれしい。しばらくブログをお休みしている間に、またまたホーロー癖爆発。半農半Xの塩見さんをたずねて綾部へ、おしかけたり!箕面の山のシェフにごちそうになったり!名古屋大学でESDについてディスカッションしたり!愛知万博でフィリピンキッズと鬼ごっこしたり!たいせつな仲間に再会したり!あたらしいお友達ができたり!そして大阪→名古屋→東京の移動中に、長年やめたかったケータイ電話におさらばしました。ずっとやめたかったわりには、仕事を理由に続けていましたが。はれて先進国的カルチュラルマイノリティの仲間入り。連絡が滞っている皆様、ごめんなさい。この不便さは、私のお友達になりました。これからもじっくりつきあっていくつもり。ケータイをやめることは、関係を切ることではなくてじつは関係をつくることだと思うのです。シンプルでほんとうに心地よい生活やあたたかいつながりを結いなおす一歩。それを証明するのは、これからの自分の態度。無理しない無理しない。いやなことはしない。好きなことをする。人と生きていく。いくつかの「私にできること」。そのうちのひとつをやっと実行にうつしました。ちっちゃく万歳!いやいや。やっぱり。おっきく万歳!それでは。ごきげんよう。
2005.07.05
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