諒さんの日記

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吹奏楽について


そう、ブラバン=ブラスバンド。少なくとも私が中学、高校時代は吹奏楽部は「ブラバン」って呼ばれてましたね。

ところがこの「ブラバン」=「Brass Band」と吹奏楽ってのは、まったくの別物なんです。Brassは「真鍮」「金属」そして、「金管楽器」のことを指しています。さらにイギリスでいわゆる「バンド」として定着しているのが、正式な「ブラスバンド=金管バンド」で、日本以外では、木管楽器が加わった吹奏楽を「ブラスバンド」とは呼んだりはしません。

では「吹奏楽」とは?木管楽器、金管楽器、そして打楽器が加わった編成を指し、日本では一般的に「ウィンド・アンサンブル(管楽アンサンブル)」や「ウィンド・オーケストラ(管楽オーケストラ)」と呼ばれています。

「ウィンド・アンサンブル」というのは、一つの楽器に対して1~2名という、最低限必要な人数での編成です。厳密に言えば、これはフレデリック・フェネル氏(現東京佼成ウィンド・オーケストラ桂冠指揮者)が生み出した概念で、1950年代に確立されました(彼がこれを具体化するために組織したのが、イーストマン・ウィンド・アンサンブルです)。

かたや大編成を指す「ウィンド・オーケストラ」は、吹奏楽界の大御所、アルフレッド・リード博士が、「バンドという呼び名は軽音楽を連想させる」ため、この呼び方を定着させようとしました。彼自身「オーケストラに匹敵する大編成で演奏されるシリアスな作品」を数々と作曲しています。

大編成吹奏楽はこの他にも「シンフォニック・バンド」と呼ばれています。


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