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バリ島のお土産ってまず何を想像します?バリっぽいもの色々あるんだけど、女性に喜ばれるっていう物でNo,1なら、やっぱりナチュラルソープ。 御存知の方も多いと思いますが、バリ島には天然のソープやバスソルトがいっぱい!日本で買うよりずっと安くて上質なものも多いのですが、なにせインドネシア・・・。 日本ほど薬事法が厳しくなく、とっても甘々なこの国では、 「天然」 って書いてあってもそうでないこともあるんです・・・(涙)。 関係ないけど、パックに入ったお肉に日本語で 「新鮮野菜」 って書いたシールが貼ってあったり・・・(笑)。それと同じ感じで、ソープやソルトもたまーに心配なものも・・・。(例:透明の小瓶にとろみのある油が入っていて、「エッセンシャルオイル」 って書いてある・・・ありえない・・・。) ショッピングセンターにはバリっぽい、そしてかわいく飾られた石鹸たちがいっぱい。観光客の方がよく買い物かごに入れています。 でもここでちょっと考えて欲しいんです。 石鹸って、直接肌に触れるものなんですよね。自分が使ったことのない物をお土産にするっていうのは結構勇気がいることだと思うんです。 どーでもいい人になら(例:セクハラ部長、いぢわる上司などなど)(笑)、 「はーい。1個ずつどーぞぉ~♪」 って配れますが、大切なお友達には大切に作られたものを・・・って思いませんか? 私は常々、お世話になった人へのプレゼントやお土産には、バリで作られた、そして優しい魂のこもったものを探すんです。 そしてそして、本当に幸せな出会いと共に、ある素晴らしいソープを見つけました。 これはINORIで作られたものではなく、「Eco Bali」 さんというブランドのものです。 これを作っている一人のバリ在住日本人女性の方は、以前から何度かINORIに来てくださった事があったんですね。 ある日、 「あの、これ、私が作ったものなんですけど、よろしかったら・・・。」 と言って、控えめに渡してくださった紙袋の中には、とーってもいい香りのソープやソルトが。 「わぁ!ありがとうございます!」 と、喜ぶ私たち! だってその女性の持つ柔らかさや芯の強さ、それらは出会った時から滲み出ていたんですもの。その人が作ってくれた、という事だけで、そのソープやソルトが優しさで出来ている事がもう分かってるんですから。 もちろん成分は全て天然。バスソルトのお塩は、あのクサンバの名塩なんですって。 きゃあきゃあと喜んでいたら、その女性、もう一つ持っていた袋を 何とINORIのスタッフ メガちゃんに渡したんです。 「いつも温かい笑顔で迎えてくれてありがとう」 って! これを見て、私泣きそうになってしまいました。 日本に住んでいらっしゃる皆さんには、この感覚って伝わらないかもしれませんが、インドネシア・・・ってやっぱり外国なんです。雇い主とスタッフという関係は、日本のそれよりちょっと遠いんですね。 私たちもこの感覚に慣れるのに時間がかかりました。でも慣れすぎていて、在住外国人の中には、お店に入ってきて自分と同じ民族のオーナーにはニコニコと挨拶をし、店子さんやその他のスタッフを まるでそこにいないかのように無視したり、挨拶されても知らん顔する人もいるみたいなんですよ。 私には 「どーもー!!こーんにちはー!」 って入ってくるのに、出て行く時メガちゃんに 「ちょっとここ開けてよ。」 って小さな声で怒る人もいる。 メガちゃんは前書いた通り、すごくいい子です。仕事も一生懸命やります。そして自分がどんなに辛い時も、お客さんに対して笑顔を見せます。 そんな彼女のいい所、この方はちゃんと見ていてくださってたんだ! 何回か来ていただいた時、その時にメガちゃんの笑顔を受け取ってくださってたんだ!! 紙袋を驚きながら受け取ったメガちゃん。 「アリガトゴザイマス・・・!!」 すごく嬉しかったみたい。 心が温まる嬉しい光景って、このことです。 INORIのスタッフにまでご親切に・・・とか、私のスタッフとか、INORIの店子だとか、そういう意味ではなく 本当に嬉しかったんです。私のことと関係ないところで、この女性がメガちゃんのことを見ていてくれた事が。 そして、この方の作った石鹸。 石鹸マニアの私が唸るほど素晴らしい一品でした。 手作りってここに意味があるんですよね。何か石鹸とかバリで売れそうだし作っちゃえ~~天然天然っと!みたいな感じがしない・・・(笑)。 友人Yと数日間、「あの石鹸・・・すごくいいよね・・・。」「うん・・・いいよね・・・どうしよう。」 という、意味ありげな会話が繰り返されました。 そう。つまり二人が考えている事は同じ。 この素晴らしいソープをINORIに置かせていただきたいっ!! ご迷惑かとも思ったのですが、いてもたってもいられず、ダメモトでメールをしてみました。 「あの~委託販売などはされたりなんかしちゃったりしておられませぬでしょうか・・・?」 すると、とても嬉しいお返事があり、なんとINORI初!!の委託販売が決定したのです! この女性、とーっても勉強された方なのでレシピも最高。 そして何より、大切に大切に一つ一つ作ってらっしゃるので、一度に量産できないんです。 そんな貴重なものをINORIに・・・! 実は何回か色んなメーカーさんが、ソープ以外もINORIに来られ委託を申し込まれたのですが、INORIがヒーリングサロンである以上、やはり何でも置けるというわけではなく、本当に申し訳ないのですがお断りしてたんです。 そしてとうとう見つけた最高のソープ、最高のソルト。 INORIの中に置いてみたら、 「ああ・・・何て何てピッタリくるのかしら~!」 って、少女のように喜んでしまいました(笑)。 泡立てると ふわふわの、それはまさに天使の泡。 バリ島で生きる一人の心優しき女性の手によって作られた、 手の平に乗る四角いかたまりは、私の毎日に心豊かな時間を与えてくれています。 大切な人への贈り物は、大切に作られたものを・・・。 Eco Baliプロデュースのソープやソルトは、バリショーに運ばれます。 その人の優しさ、海を越えて。ではまた来週。
2007.06.01
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長かったエカさんのお話もやっと終わりを告げ、ホッとしています・・・(笑)。 彼のことを書く、これに関しては色々な理由がありました。「バリ人」 という人たちに関して、まだ多くの人が誤解している面があるように思うんです。 確かに日本に比べたら 彼らは不真面目でお気楽で、外面ばかりがよくて・・・という風に見えてしまうかもしれません。 実際そういうバリ人は多いんです。これは認めざるを得ません。 そして認めたうえで、なお私には見えてくるものがありました。 バリ人の全てが不真面目という訳ではありません。日本人だって、今一人一人必死で個性を出そうとしているのに、外国の人から 「日本人は無個性だ」 とか、「周りの人が着ている物を着る。そういう人種だろう?」 と言われたらイヤですよね。 つまり一つの人種をひとまとめにして欲しくない。「総体的に見て」 とか、 「そういう人もいる」 という大切な一文が、バリ人のことを語る時抜けてしまっているように思うんです。 一人一人をちゃんと見てみてください。 レストランの前でボスを待つ時、寝転がって挨拶もしない運転手さんもいれば、エカさんのように礼儀正しく座っている子もいる。 一日で家の中のカメラを盗んで出て行っちゃったお手伝いさんもいれば、ノーラさんのように何とかボスの役に立とうとするお手伝いさんもいる。 ビーチで女の子をナンパしては お金をもらおうとする男の子もいれば、亡くなった初恋の相手に花を贈り続ける青年もいる・・・。 バリ人にまつわる色々な悪評をひっくり返すために、私の周りのスタッフたちは私の周りに集まってくれたのではないかと思う。そしてそれを伝えるのが私の使命なのかな、とも・・・。 いいスタッフに恵まれたことを自慢させていただいた数週間ですが、その中のメッセージを受け取ってください。 どうか、バリ島の中にこういう人たちがちゃんといるんだ、ということを解ってあげてください。 今回はそういうメッセージを込めて、笑いあり、涙ありで書かせていただきました。またいつか書こうと思っています。 さて話は変わりますが、ブログ内では初公表! INORIが日本の横浜、大阪で行われるバリショーに出展することとなりました! そしてそれに合わせ、私も3年ぶりに日本に帰ることになります。この期間にバリでレイキのセミナーを申し込んで頂いたたくさんの方に、日にちを変えていただくなど大変ご迷惑をおかけしています。 6月16日~7月10日まで、私たちブラン・バトゥ一同はバリ島から脱出していますので、この期間バリ島でのレイキセミナーはお休みとなります。本当に御迷惑をおかけします! INORI・・・は私のお店ではないのですが、プロデュースさせていただいた私の愛すべきスペースです。 この空間が日本に上陸・・・! これはいてもたってもいられない!ということで、私も会場に顔を出すかもしれません。横浜、大阪での街中、新幹線の中、あっちこっちでチーム ブラン・バトゥ&INORIが神出鬼没! 果たしてあなたは見つける事が出来るかな!? なーんてね(笑)。 「あ!あれ 怪しい!あの一団だ!」 と思ったら、気軽に声をかけてくださいねっ! ヒント:今うちの主人は 自分で自分にパーマをかけ、居眠りをしてしまい 「かけすぎましたー!」 と言うので見たら、 「弁護士のくず」 になってました・・・(涙)。「中身がトヨエツじゃないのに あの頭は!!」 ときたら110番・・・。 で、INORIのスペースがどういうものなのか・・・。 ブログでも少しお伝えした事がありますが、明日から 「INORIの実態!」 。 これでINORIの全貌が明らかになる!! 乞うご期待。(←オーバーです)ではまた明日。
2007.05.22
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最近大人気のウンタリ君。Saljuでは相変わらずオカマちゃんぶりを発揮しながらも、よく働いています。 最初の印象は 「バリ島で、シルバーの施された革靴を履いたインドネシア人をはじめて見た!」 でした(笑)。つまりかなりのおしゃれさんなんですね。 彼の年齢詐称事件は、今となっては伝説と化してますが、最近その恥ずかしい伝説に花を添えるステキな疑惑が浮上したので、今日はそのお知らせを・・・(笑)。 彼はですね、心は女の子でもやっぱり男です。男。それはどう見ても男。 なのに 「ウンタリ君、これ取ってー。」 とか、「ウンタリ君、おはよう。」 と声をかけるたびに、何か不思議な違和感を感じていた私・・・。 男・・・そしてオカマちゃん・・・ウンタリ・・・。 うーん、何だろう何だろう~~?と考えていたけど、分からないからまぁいいや、と思ってたら、忘れた頃にメガちゃんがポロっと 「センセ、あのね、ウンタリちゃん ほんとは なまえ ウソ♪」 っていう爆弾発言をぶっ放し、 「ええ~~!?どどどういうこと~~?」 と聞くと、どうやら 「ウンタリ」 っていうのは女名なんですね。 女名と男名の違いっていうのは、日本で言えば最後につく音の違いというか、例えば 「はるお」 と 「はるか」の違いとか、外国でも 「アレキサンダー」 ときたら男だけど、 「アレキサンドラ」 ときたら女だったり・・・。 つまりこの 「ウンタリ」 の最後の 「リ」 、これは女名の最後によく使われるもので、男名の最後にはめーったに使わないそう。 これだったのか・・・私の感じてた違和感って・・・! 明らかに私の顔の2倍の大きさのお顔を持ち、どう見ても男なのに、どう見てもオカマなウンタリ君。せめて名前だけでも女の子に・・・!と思って、決死の覚悟で偽名を使ったのでしょう。 ちょっとかわいい、それはまさにオ・ト・メ・ゴ・コ・ロ・・・♪ 何ともいじらしい話ではないですか(笑)。 ちなみに、メガちゃんが内緒で教えてくれた本名は 「ウントゥン」 というそう。 どっちでもいいよ・・・もう・・・(笑)。 そんなウンタリちゃん、この前お店でお腹が痛くなったらしく、まだ出勤してなかった私たちに、メガちゃんが電話してきて 「Yさん、あのね、ウンタリちゃん、おなか イタイ イタイだって。さきにかえっていい?」 って言うから、友人Yは笑いながら 「あ、そう。ウンタリちゃん、おなか イタイ イタイなの。じゃあ帰っていいって言っといて。」 と許可したんです。 そのあと出勤した私たちに、ドアを開けてくれたメガちゃん 「あのね、ウンタリちゃん、さっき なんかい なんかい ウ○コね♪」 と、ぶちまけてしまい、もう大爆笑!(←メガちゃん 悪気はない。全くない。) ウ、ウンタリ君、ハートはガラスの乙女なのに、そーんなことバラされて何てかわいそうなんだ!! そうか・・・なんかい なんかい トイレに駆け込んだのね・・・気の毒に・・・(笑)。 原因はフルーツの食べすぎだったというから、何とも女の子ちっくではないですか(笑)。オカマちゃんとフルーツ・・・♪ぷぷっ。 そんな感じで、偽名を使ったまま働き続けるウンタリちゃん。 切ない乙女心を傷つけちゃいけないので、あくまで偽名ということに気づいていないフリをする私たちです(笑)。マッチョなセキュリティーに近づくウンタリちゃん。でもマイルドにふられたみたい・・・。(私の勝手な推測ストーリー♪)ではまた明日。
2007.05.01
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INORIの隣にある主人のサロンSalju。ここで働くオカマのウンタリちゃんは前UPしたので、今度はもう一人のスタッフ マデちゃんです。 彼女は今32歳。6歳の男の子がいます。 マデちゃんは以前主人が場所を借りていたホテルのスタッフで、主人のサポートをとても頑張ってくれてたのですが、主人がそこを去る時あまりにもあまりにも悲しんでくれたため、 「ついてくる?」 と聞いたらすごい喜びようで、運転手曰く 「喜びすぎて頭がおかしくなったんじゃないかと心配しました。」 だそう(笑)。 そしてさらっとホテルに辞表を出して主人についてきてくれた女の子です。 主人のインドネシア語はグラフにすると1%に満たない辺りですし、彼女も日本語はギリギリ。なのにそのホテルの中で働いてた時、黙々と先に先に気がついて、率先して仕事を手伝ってくれる姿に主人がよく感心していて、言葉が通じなくてもやる気やハートってよく解るってもらしていました。 今、彼女はSaljuで楽しそうに働いています。 実はね、前彼女はちょっとぽっちゃり体系だったんですよ。でも 「ボスや奥様が細いのに、私が太ってたら恥ずかしいので。」 と言って、なんとダイエットに大成功!!今ではかなりスマートに♪ でもぽっちゃりしてた時も今も、どっちもかわいいです。 ちなみにその 「奥様」 というのは私なのですが、確かに私は太くはないけど、主人の方がより細いので、自分の事が細いんだか太いんだかすでに分からなくなっている今日この頃・・・(笑)。 真面目さもたたって、どうしてもボスというものを怖がるというか、ボスの前で恐縮してしまうマデちゃんですが、この前一生懸命何かをしゃべってくれるんだけど、緊張してうまくしゃべれないのね。 一人で 「えーっと、えーっと、あ、すいません。あ、あのーあのーああもう私ったらどうしよう~。」 って、一人コントのような状態になってるのをINORIのメガちゃんが見て、 「センセ、マデチャン マゴマゴ ね♪」 というから爆笑しました。 まごまご!! 今日本では使いません! まごまごという単語はっ! インドネシア語でうろたえるとか、あわあわすることをBINGUNGというのですが、メガちゃんきっとそれをあの例の教科書で覚えたんでしょうね。あれ何時代の製作なのかしら・・・(笑)。 マデちゃんはよく私にフットマッサージをしてくれるのですが、無口な彼女は時々ポツって 「私は今本当に本当にボスたちに感謝しています。」 と言ってくれます。 ともあれ、私たちに対してどうしてもまごまごのマデちゃんは、時々 「まごちゃん」 とも呼ばれるようになり、とても幸せそうに・・・時にはウンタリ君のオカマトークにうんざりしたりもしながら、今日も主人をサポートしてくれてます。 よくしゃべるオカマトークにうんざりするマデちゃん(笑)。 「あんた!女言葉やめなさいよ!」 「だって、なおんないんだもーん♪」ではまた来週。
2007.04.27
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今日はINORIのスタッフ メガちゃんの御紹介。 彼女はまだ27歳。なのに、とってもとってもとっても気がつく優しい女の子なんです。 実は面接の時、他の女の子もたくさんやって来たのですが、日本で言うならコギャル風の女の子も多くて(コギャルってもう死語?)、日本語の言葉遣いの中に 「オレ」 「ダヨネ」 が混ざっちゃってるとか、着ている服が高そうだったりする場合、日本人の男の子に面倒見てもらっちゃってる子もいるわけですよ。 つまり女の子なのに 「オレ」 なんて言うって事は、日本の男の子と長くしゃべってる形跡がある・・・と。もちろんそれが悪いわけじゃないんだけど、もし、もしですよ。お客さんに 「オレ」 とか、 「ヤメロヨ」 なんて言ったら・・・ああ~~考えただけで恐ろしい! てなわけで、バリ人の女の子を雇う際の面接は、ある意味簡単に進むわけです。分かりやすすぎて(笑)。 中には 「ワタシハネ!ワタシハ タクサンノ ケイケンヲ シタインデスネ!ワタシハ ドンドント イロイロヲ ヤテミタイデスネ!」 というやる気マンマンの女の子もいたので 「そう。じゃあ あなたは今までイロイロやってきたのね?」 と聞くと、 「ハイ!ワタシハネ、イママデモ イロイロ ヤリマシタネ!」 と言うので、 「じゃあ、ここにもし勤めても、やっぱりイロイロやりたくなって、また他のところに行きたくなるのね?」 と聞くと、 「ハイ!ココデモ イロイロヤッテ、マタチガウノトコロニイッテ イロイロ ヤリマスデス!!」 と胸を張って答えた子には、もう吹き出すのをこらえるのが精一杯(笑)。 「じゃあイロイロ頑張ってねー。」 と言って送り出しました(笑)。 そしてメガちゃん登場。 日本語ペラペラというわけではないのだけど、彼女の持つ何というか・・・やわらかい空気がこっちをホッとさせました。 何より私の目に付いたのは、何回か 多分クセだと思うのですが、話している途中ひじを机の上に置きかけるのです。でも置きかけては 『あ、いけない いけない。』 という感じで引っ込めるんですね。 人間ってリラックスするとついクセが出る。でもそのクセを平気で出してしまう子と、「あ、いけない」 と思う、つまり 『ここではこれは失礼』 とわかってる子といるんでしょうね。 彼女は面接の時、何回もそのクセと闘ってました(笑)。 そしてとうとう一度もひじをつかずに、頑張って面接終了。 どんな時にも自制心が働くということ、よく笑うかわいらしさ、これはお店という場所に向いているのでは?ということで、彼女に決定したんです。 このメガちゃん、「バリ人は雇って3日で仕事を辞める」 という格言があるほどの このバリ島で、本当に珍しいくらいよく働きます。 他にもたくさんいいバリ人スタッフがいるのでしょうが、耳に入ってくる話はやはり 「スタッフが働かない」 「態度が悪すぎる」 が多いんですよね。 ということは、INORIは本当にいい巡り会わせでメガちゃんに会えたということです。 メガちゃんは朝から晩までよく働きます。黙々と。そして暇をみてはよく日本語の勉強をしているのですが、どーもその教科書が古いんですよね。間違ったこと書いてあったりもするのか、その教科書を覚えようとしている彼女の口からは、時々とんちんかんな日本語が奏でられます(笑)。 この前なんか、お給料を渡した時、 「センセ、ミナサン、トテモ ゴチソウサマデス。」 って言ったので、大爆笑(爆)。 「メ、メガちゃん!お金をもらう時はごちそうさまじゃないんだよ!」 と言って笑うと、立っていられないくらい体を二つ折りにして笑ってました。 「ハズカシネ~~!!」 とか言って(笑)。 この前メガちゃんの教科書をふと覗いたら、 「サムライ ハ スゴイデス」 という文章が載っていて吹き出しました。 た・・・確かにサムライは凄いかもしれないがどう凄いんだかよく分からないし、今その文章を覚えてこの現代に何の役に立つというのだ・・・!?と、私の頭を混乱させたのは言うまでもありません(笑)。 そんなメガちゃん、私が疲れた時には、 「センセ、マッサージ?」 と言って肩を揉んでくれたりするのですが、これがとって上手いの!!! 「ええ~~!?どこで習ったの~~!?」 と聞くと、 「ナラッタジャナイ。オカアサンニ イツモ ヤッテアゲルダカラ。」 と言う。 そうか。メガちゃんのマッサージの上手さ、そして気遣いは、家族への優しさの歴史が生んだものなのね。肩を揉まれながら、ほんのりじわっときちゃいました。 私もボディセラピーの免許を持っています。でも学校で 「優しさ」 を習うわけではない。免許証に 「優しい人です」 と書かれてはいない。 メガちゃんは何の免許も持ってなくても、優しさで人の肩をマッサージ出来る。 私たちがまだ 「あれやって、これやって。」 って言う前に、先に先にこっちの気持ちを考えて仕事をしてくれるのは、つまり他人を思う気持ちがあるからなんです。 いつもニコニコ笑っていて冗談(←といっても、くだらない系冗談)が好きなかわいい女の子。 オーラの話、チャクラの話を私から一生懸命教えてもらおうと努力し、私がカウンセリングしている時は必ずその話し方や流れを観察している。 そんなメガちゃんは、私たちを守るためオニになれる子でもあり、たまーに陶器が間違えたサイズで工房からあがってきた時なんかは、すぐ責任者に電話し、 「おんどりゃ~~!何考えとんのじゃあ~~!サイズ違うやろがぁ~!今すぐ来いやぁ~~!!」 ってな感じで、怒鳴り散らします♪(勝手に関西弁ヤ○ザ風に訳してみました) で、ビクビクしながらやってきた責任者パンジー君に 「あんた!センセやYさんにどんだけ迷惑かけたら気が済むんだよ!わかってんのか?ああ~~ん!?」 と、散々叱咤する、とっても怖い一面もお持ちです。 バリ人ってね、バリ人同士であんまりケンカしないようにするから、そういう時も 「いやぁ~私は別に怒ってないんだけどさぁー、とにかくボスがさぁ~。」 てな感じで、外面がいいんですね。なにかあっても注意したり、怒ったりあまりしないの。 なのでこのメガちゃんにはびっくりしましたね。相手からうるさいなぁ、よく怒るなぁって思われても平気でちゃんと私たちの気持ちを相手に伝えてくれる。 インドネシア語で 「私はね!本当にこのお店とボスが好きなの!だからちゃんとやってよ!!」 って言うのがちらっと聞こえて、やっぱりその時も嬉しかったです。 私たちの前に立って、外に向かって威嚇してくれる女の子。 この子の強さと優しさに、INORIは守られてるんだなぁ・・・って感じています。ではまた明日。
2007.04.25
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ずいぶん前、 「INORIドロボウ騒ぎ」 をUPしましたよね。 UPした途端、たくさんの方から大丈夫ですかメールが届き、INORIが愛されている事がとても嬉しく思えました。 さて、そのままになっていたあのお話。 今日はちょっとその続きを書かせていただきます。 バリ島での盗難は日常茶飯事。でも日本のような凶悪犯罪は少ないので、盗られる方もまぁいいか的のんびり感に任せて警察沙汰になる事は少ないんですよね。 でも悪い事は悪い事。まさか警察沙汰になるとは思わずに泥棒に入った人物。 それはやはり4番の以前雇っていたセキュリティー アリットでした。 証拠も挙がっているというのに、ペンギン村パトロール並みの のんびりバリポリスがぼやぼやしている間に、何と!INORIに投石があったんです! 思えばバリアンが、 「この男を捕まえなきゃ、また3ヶ月以内に悪さをするぞよ。」 と言ってたのは当たったのかも知れません。 ともあれまた警察に届出をしたら、今度は前よりもうちっとキレるチームが担当してくれる事に。 で、聞いてみると、何とINORIに投石があったその夜、近くのローカルプロパティの店にも投石があったんですって! しかも 「これからもこういうことし続けてやっからな!覚えとけよ!」 っていうステキなお手紙と共に!(笑) で、警察も もちろんこれは同一犯だろう、と。しかもそのプロパティ、やっぱり以前アリットをクビにしたことがあるんですって。 辞めさせられた逆恨み。動機十分。そして手紙の筆跡ピッタリ。 自分を辞めさせた店に同時に投石・・・。 ということで、アリットとその友人は、とうとう警察に連行されました。軽犯罪なので正直に罪を認めればたいして刑罰も重くないはずなんです。なのでアリットの友人の方はちゃっかり 「はい。ボクちんとアリット君とでやりました。」 とポロリ。 つまり動かぬ証拠です。これはもうアリットも逃げられない、観念して自白するかと思いきや、何とそこへアリット君の父君登場! 「うちの子がそんなことするわけないだろう!無実だ!絶対やってない!」 と、警察署内に殴りこみ。 実は警察官曰く、アリットはもうほぼ自白しかかってたんですって。 私たちも 「アリット君を辞めさせた理由は、彼本人がよく知っているはず。君が君のやった事をちゃんと認めて、どうしてクビになったのか、そして逆恨みというものがいい事か悪い事か位は解る大人なんだから、ちゃんと罪を認めて償って、またどこかで今度こそちゃんとサボらずに働いて幸せになってくれる事を願っています。」 というコメントを提出してるので、罪を償う気持ちになっていたそう。 ところが、死んでも息子を守りたいおとうさんの登場に、アリット君は一転して容疑を否認し始めてしまいました。 ちゃんと自白した友人は、今刑務所にいます。軽犯罪だし、すぐに認めたからすぐ出てこれると思いますが、アリットは未だに毎日警察に出頭する日々。 「INORI」 は被害者であるのだけど、こうなってくるとアリットがかわいそうになってきてしまいます。 罪を認めるというのは、とても勇気がいる事です。自分の過ちを認め、反省するということに誰もが戸惑い、恐れるでしょう。 アリットはまさにその勇気を持とうとしたのです。ところが親の愛が・・・皮肉な事にそれを阻んでしまった。 誰だってかわいい息子を犯罪者にしたくない。私だって息子をもつ身。 世界がひっくり返っても、私だけは守ってやりたい。 でも・・・。 「守る」 とは、きっとこういうことではないんですよね。残念だけど。 「この子がそんな事をするはずがない」 そう思いたいのはとても解るけど、残念ながら決してそう断言できないはずです。 盲目的な愛で、アリットを守るつもりで登場したお父さんの言葉は、アリットを改心させるチャンスを奪ってしまいました。 良かれと思った行動が、その人の勇気をこそぎとってしまうこともある。 「あなたを信じている。」 そう言われちゃったら、 「あ、ごめん。私 実はやったのよ。」 とは言いにくいもの。 アリットが大人に、そして自由になるために、今 「ごめんなさい」 を言わなければならないのに。 親の 「信用」 という名のプレッシャーに、彼は押しつぶされようとしている。 容疑を認めない彼の罪は、日ごとに重くなっていく。 子供を守るつもりが不自由にさせてしまっている親の愛の形・・・。被害者であるはずのINORIのスタッフたち、逆に今アリットのことを心配し始めちゃってる・・・(笑)。 警察に出した私たちのコメントは本当の気持ちで、彼がちゃんと罪を認めて刑期を終えて出てきたら、今度こそ真面目にどこかで働いて、ボスにかわいがられる・・・そういう彼の未来を願っているんです。心から。 罪を憎んで人を憎まず、っていう決めゼリフ。すごく解るような気がする。 もし彼が 「お父さん、守ってくれようとしてありがとう。でもボクがやったんだよ。ごめんね。」 って言えたら、彼が犯罪者であっても、私は心から尊敬します。ではまた明日。
2007.04.02
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この前の 「INORI店舗前のみ大洪水」 、やっと水が引いたと思ったら、また雨が降ってこの通り・・・(泣)。これホントは道ですよ道!タイヤが半分埋まってます。実は皆さん足で漕いでます(笑)。 明らかにこの前の1.3倍はありますね。 もうタクシーなんかのセダンは、中にドバっと水が入ってしまうらしく、上陸(?)した後ドアを開け、 「ザバー」 っと水を出してました。運転手さんのお気の毒・・・。 すごいすごいと笑ってたら、ついにINORIに被害が・・・! 何と予約してくださった方が、そばまで来たのにお店に入れなかったそうです!しかも何組も!だって観光の方って大体タクシーでしょ?タクシーの中に水入っちゃうから、ドライバーさんが 「無理」 って言っちゃうんですって。 あ~あ、本当にすいません・・・って私が謝るのも変ですが、何だか申し訳ないです・・・(涙)。 でも土地がこういう形だったのって、今始まったわけではないですよね。周りに聞いてみたら8年前からこうだったって・・・って(泣笑)。 バリ島で店舗やお家を借りようと思っている方、よーく調べてから契約しましょうね♪ 店舗の場合、予約をいただいた際 「お客様は泳ぎは得意でしょうか」 って聞かなきゃならない事に・・・!(笑) お家なら家を出る時カヌーが必要になるので、玄関に常に常備しとかなきゃいけないことに・・・(爆)。 とにかくバリの時期はずれの雨季、ハンパじゃありません。 注: ところどころね♪ではまた明日。
2007.03.26
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今までの人生で、私は一体いくつのものを買っただろうか。 小さい頃、お小遣いの中から少しずつ買った ビーズや香りつきのペン、キレイな折り紙・・・。 大人になるまでたくさんのものに囲まれて育ったけど、考えてみれば それは天から降ってきたわけではなく、確実に買ったり買ってもらったりして、私の周りにいてくれたものばかり。 大人になって、働くようになり、労働と引き換えにいただく大切なお金は、大好きな何かを買うために使ったり、大好きな誰かのプレゼントを買うために使ったり・・・。 あまり普段考えた事なかったんだけど、今改めて 「ものを売る」 大変さについて考えさせられいます。 いえ、私が直接売っているわけではないのですが、オーラやレイキと違って、私がプロデュースさせていただいたINORIの石やアクセサリー、陶器は、明らかに 「モノ」 なんですね。つまり 「実体」 をもつモノ。 売るということは、買う人がいるということ。 だから心のこもっていない石の選び方、納得のいかないデザインを量産する、そんなこと出来るわけがない。 そういえば 「今こーゆうのは流行ってるからいっぱい作って売っちゃえ」 的ビジネスをしてるお店は、あっという間に潰れちゃったって話をよく聞きますよね。 潰れちゃう事が悪いんじゃないけど、誰かの手元に、その人の貴重な労働力と引き換えにもらわれていくその 「モノ」 に、魂を吹き込めなかった事が本当のビジネスにならなかったのではないか・・・と思ってしまう。 一つのものを手に入れた喜び。 一つのものを誰かが気に入ってくださった時の喜び。 ものを売るという事が、お客さんとお店の人のそういう気持ちの中で実現するならどんなにいいだろう、と思う。 今、心を込めて石の波動をチェックする。暑い暑いバリの日差しの中で・・・。 そしてシルバーの職人さんたちと何時間もミーティングする。湿気の多い小屋の中で・・・。 この作業の先に何が待っているのか、私は知らない。 知っているのはただ一つ。 妥協をしていない姿勢は、INORIに入ってきてくれるお客様に必ず伝わるはずだ、ということ。 なんとなーく 「ここでいいや。これでいいや。並べとけばいいや。」 というお店はバリにもいっぱいあって、そしてすぐに消えていく。 最初プロデュースをするだけのはずだったINORIを、今 私は愛しはじめている。 来ていただいたお客様が、その方の大切な大切な労働力と引き換えに、黄色いショッピングバックの中に 私たちの魂を入れて持って帰ってくださる。 もし、私が石を仕入れる時に、 「そのムーンストーン1Kgちょうだい。」 という買い方をし、 「このデザインでやってね。」 って誰かの渾身の作品をコピーさせたような加工をしたら、いくつ売れてもこんなに嬉しくないのでしょうね。 「ビジネス」 って何でしょう。 未だに私には分からないし、甘っちょろいことを言うようだけど、私の部屋にあるたくさんのもの、その一つ一つが昔誰かがひらめいてデザインし、お店に売られていたものだったんだ、そう思うと嬉しくなるし、売ってくれた人も もしかしたら魂を分かち合える幸せを味わっていたのかもしれない。 息子が持っているおもちゃをよく見てみると、小さな子供が絶対に怪我をしないように、どこも細かく角の先端を丸くしてありました。 どこかで誰かが一生懸命子供たちの心を掴む色と、音と、そしてその柔らかい手を傷つけないように作ってくれた小さなおもちゃ。 開発までにどのくらいの時間が、お金がかかったことでしょう。 私の日常に普通に転がっているそれは、誰かの優しさという名の商品なんですね。 私はお金持ちというわけではないし、大金持ちになりたいというわけではありません。 でもそれでもいい。 INORIに私の魂を注ぎ始めてしまった今、もうこの思いから引き返せない。 「いのり」 という名を汚さぬよう、一つ一つのものを大切に作っていくお手伝いができるよう、私の心が濁らぬようにと祈り続けたい。そう思います。 小さい頃、ラメ入りのスーパーボールを買いました。 小さな小さな文房具屋さんで。 太陽にかざすとキラキラと光るゴムのボールは どこまでも跳ねて飛んでゆき、私を夢中にさせてくれました。 あんなに美しい100円の宝物。 作ってくれた誰かの思いに、今 改めてシンクロしています。ではまた来週。
2007.03.23
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この前、レイキの受講生さんがそのままINORIに来てくださったんですけど、その方も日本でオーラフォトのカウンセリングをされてるんですね。 オーラフォトのカウンセリングというのは、本当にカウンセラーによってまちまち。 いえ、チャクラやオーラが意味するものは基本的に決まっているものですから、全くバラバラのことを言うわけではないのですが、やっぱりその人その人の言葉の選び方で 結構違った結論に達したりするんですよ。 オーラフォトを見て 「病気だ」 とか 「性格が悪い」 とか、変なことさえ言わなければだいたい大丈夫。 でも、 「今 自分の前に座っているクライアントさん。実は座っているのではなく、座ってくださってるんだ。」 そう思ってカウンセリングを始めることで、たった1枚のオーラフォトはもっともっとメッセージを出してくれます。 頑張ってきた過去や、明るい未来を掴もうとしているパワー。 それを見る私には、その人の出す色の全てに尊敬の念が生まれる。 だから 「ああ、この人が今日オーラを撮りに来てくださって本当に良かった!」 と、その方の背中を見つめながら思う。 その受講生さんも私と同じことを考えてカウンセリングをするそう。 そしてまた、そういう人が受講生さんとしてきて下さった事、出会えた事、そういう話になって嬉しかった事・・・。全部含めて本当に良かった。 INORIにたくさんの人がカウンセリングを受けに来てくださいます。 オーラフォトカウンセリングを始めて、日本とバリで10年・・・大切な10年でした。 クライアントの方と私との間に生まれる時間、空気・・・それが汚れることのないよう、あくまでクライアントさんのことを一番に考えられるような形で、これからも続けていきたい。 同業者の方と同じ意志を分かち合った時、強くそう思いました。ではまた明日。
2007.03.22
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(金曜日はまたまたネットが繋がらず、お休みしてしまいました。) さて、INORIにはもう一つ、秘密兵器が導入されています。 その名も 「波動転写機」 。 これはですね、かーんたんに一言で言うと、人の持つ波動を整えてくれたり、自分の波動をお薬や水に転写させて仲良くしてしまったり出来る機械。 波動についてはかなり難しいのでちょっと省きますが、要するに 物や人というのは波線のエネルギーを持つ物質なんですね。この波線が乱れてたりすると、心と体に何らかの影響を及ぼすわけ。 これに着目したある日本人のお医者さんが 「じゃあ波動を整えちゃうマシーン作っちゃお♪」 と言ったかどうかは分かりませんが、とにかく出来ちゃったんですね、こういう機械が。 音叉の原理を利用したものなんですが、とにかくこれがいい。A5くらいの平べったいちっちゃい機械に、両手のひらを交差して乗っけてスイッチON! おおお~。確かに何かが感じられる・・・。 こうして自分の手から自分の手に波動を写して整える他に、花粉の持つ波動を自分と揃えちゃってアレルギーを抑えるっていう方法もあるし、飲尿健康法って興味あるけど さっすがに飲めねぇよなぁと思ってた人は、自分の波動を水に写して飲めばいいわけ。 その他、宝石、化粧品、薬、食器、サプリメント、何でもOK。自分の波動に合わせて より効果が期待できたり、副作用を抑えたり出来る・・・。 物質というものの最小単位は(音も光もそうですが)、それぞれに波線のエネルギーで出来ています。で、この波線が規則正しく波打っていると その物質は安定しますし、乱れた波線になっちゃうと不安定になるわけです。 人間の体もそう。心と身体に大きく影響する大切な波動。この波を乱すのは 私たちの周りにいっぱい溢れていて、例えば携帯電話の電磁波、パソコン、騒音、悪意のある言葉、食べ物、添加物、ストレス・・・etc。 今これらのものに囲まれて生きていないという人はいませんよね。どうしてもそういうものと隣り合わせ。しかも自分たちが作ったものがほとんどですもん。悪い悪いと忌み嫌いのも、これまたおかしい。 それで最近、波動を整えようとする動きが出てきたわけですね。実はレイキなどのエネルギーワークでも波動は整えられるんです。 ただね、自分や自分の家族、自分のものに手を当てて整えるっていうのには何の抵抗もないのですが、他人の大切なもの、その人の大切な体、誰かの大好きな味に手を当てるというのは、ちょっと抵抗があるんです。上手く言えないんだけど、「いいのかな」 っていう一言に尽きます。 なので、やっぱり私はここでヒザを叩きました。 「よしっ!機械に任せちゃおう!!」 機械ならですね、スイッチを押すのはその人なんです。その人の意思で自分の波動を整えたり、その人の欲しい石や食べたい物、飲み物の波動を整えて、自分の体の波線を乱さないものに出来るわけ。 これに関しては以前、 「大切していたおばあさんの形見の指輪を、波動が解るという人から 『これ波動悪いわよ。整えてあげる。』 と、ほぼ無理やりに何かをされ 泣いてしまった・・・」 というエピソードを聞いたことがあって、その時、人が持っている物には その人の好みや、その人の手に渡るまでのエピソード、くれた人の優しさが含まれているんだ・・・と気が付きました。 もし100歩譲って、本当にそれが良くない波動を持っていたとしても、他人が 「整えてあげる」 と何かをしてしまっていいものだろうか、と。 その一例にしたって、そのおばあさんがその女の子に、まるで害をなしているようなニュアンスに聞こえたことで、その女の子は泣いてしまったわけで・・・。 とにかく、確かに今私たちはたくさんのモノに囲まれ、それを食べたり身につけたりしているけど、誰かのものを それは良くないよ、と突っ込む権利は誰も持っていないのではないかと思うんです。 これも前書きましたが、よく精神世界好きの人たちの間では、 「あなたの波動は悪い」 とか 「いい波動」 「悪い波動」 とかいう言葉が飛び交ってるでしょ? 波動というのを何のことなのか解っていない人が 「波動が乱れてる」 とか言われちゃうと、ドキッとしちゃうと思いませんか? まるで悪い人と言われてるような・・・まるで悪いことを考えてますねと言われてるような・・・。とにかくこの精神世界においての 「波動悪し」 という言葉は、人にダメ出しを与えてるイメージがありますが、波動が悪いというのは 元々そういう意味ではないんです。 でも、やっぱりモノの持つ波動が色々なことに影響を与えている、と気になった時は、自分で整えてしまえばいい。 そう思って、INORIにはこれがポツンと置いてあります。 INORIに並べられている石、オイル、陶器・・・。 まず気に入ったものを手に取る。その感性が一番大切。 あなたが好きと思って手に取ったものは、誰に何を言われるまでもなくあなたのもの。 それをこの機械に乗っけてスイッチを押す。 あなたが選んだものが、あなたの色に染まっていく1分間。 自分が選んだものは、まさに自分の魂が呼ぶもの。 この機械はそれを否定することもなく、はい 感謝して!って言うこともなく、仕事が終わればピーッと鳴るだけの かわいいやつです。ではまた明日。
2006.12.04
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昨日、物言わぬ機械のお仕事ぶりをお話ししましたが、最近のマシーン(!)はすごい。 生身の人間が関わるヒーリングは、人間にしか出来ない形があります。 でも人間にしか付けられない傷を残すこともある・・・。 ところが機械っていうのは、ハートなんかなさそうに見えて、実はかなりハートフルなんじゃないかと思う事があるんですよ。 その昔ある人物が、人間の持つ電磁場(オーラ)が体に大きく影響していることを科学的に証明しようとして 「我こそはオーラが見える人」 というのを10人ほど集め、一人の人間のオーラを全員いっせーのーせで紙に書かせたら、その10人が全くバラバラの色を書いた、という笑えるエピソードがあります。 この実験をしたのが、人間のエネルギーを初めて写真に写すのに成功した、あの有名なキルラー博士。後にキルリアン写真という 画期的なカメラを考案した人物です。 彼はこの実験を終えて、人間の肉眼が脳に情報を送る時の その不確かさを痛感し、何とかオーラが存在することを科学的に証明しようとしたわけです。 このキルリアン写真からヒントを得た機械が次々に生まれたのですが、そのうちの一つがオーラフォト(バイオフィードバック)というカメラなんです。 「見える人」 の何人かが違うことを言ってしまう為、オーラ と聞いただけで苦笑していた医者や科学者たちも、この辺りで人間の生きるエネルギーはカロリーとは別に何かあるのではないか、と少し注目してくれたようで、今となっては様々な分野でこういう機械が使われ始めています。 人間の電磁場がどう流れているか、どう放出されているかを調べていく、その方法を持ち合わせた人々の手によって、こういうものはやっと科学的に認められるようになりました。 長いインド医学の歴史の中でのみ囁かれていただけだったチャクラやオーラは、やっと日の目を見たんですね。 こういうものの登場によって、エネルギーワークの世界はぐっとリアリティが出たのではないかと考えます。今までの 「半信半疑」 だったり、「特別な人しか見えない、素晴らしいもの」 という意識は消え、 「オーラなんて、経絡に電気通して出して見ればいいじゃん。そしたら誰でも見れるじゃん。」 的なものに変わりました。 私的には、これはいいことだと思っています。 どうしても人間は 「自分に見えないものが見える人」 からの忠告や助言に弱いもの。それはその能力を持つ人を特別だと考えてしまっているからです。だけどもしそういう意識が広がっていくと、 「見えない人」 は 「見える人」 に頼り、依存し、あがめ、そこへ集まってしまうことになっちゃう。 もし仮に、自分がそういう何かが見えて、やはり人々がすごいすごいと集まってきてしまったら、自分というもののバランスを取るのが難しくなるように思う。 人に上からものを言ってしまったり、その人の苦労や何かを横で見ていたわけでもないのに、解る解る、なんてペラいことを言ってしまったり、世直し旅だ!(笑)とか言って、恥ずかしい行脚に出たりしないだろうかと考えた時、 「あ、そーか!機械に任そう!」 とヒザを叩きました。 人間、負けを認めるのも大事(笑)。 だって実際、レイキやプラーナを使う時は、オーラは見えちゃうんです(時々ね)。 でもね、自分で思うの。 「今こんなの見えてるんだけど、これって確かなの?」 って。 キルラー博士が考えたように、人間の目のレンズはそこまで感度が良くないそう。 オーラを見る時は第3の目で・・・なんて言うけど、もし、もしですよ、オーラを見てるつもりで実は違ってたり、相手のを見てるつもりで自分のを見てたりなんかしてる可能性もあるのに(オーラは2mあるからかぶっちゃう)、 「あなたのオーラは何色です。」 なんて断定する勇気は、私にはない・・・。 実際、オーラは存在するし、それが見える人も存在します。そしてね、それを本当にヒーリングに役に立てようと思っているなら、 「汚れている」 とか 「寿命が短い」 とか 「邪悪だ」 なんて言わないはずなの。 ずっと前にオーラのことを書いてたけど、やっぱり今でも 「オーラ」 で傷つけられた人が、私のところにたくさん来る。だから私はその人たちに言うんです。 「では自分の目で見てください。このイスに座れば、あなたに流れている電磁場の電圧の違いをこの機械が色分けしてくれます。」 ピーっと鳴って出てくる写真は何も語らずに、ただその人の持つエネルギーを色分けして映し出してくれる。寿命が短いとも、病気だとも、上から忠告をすることもなく。 オーラ占い師とか、オーラセラピストたちの全てがそういうひどいことを言っているわけではないんです。ほとんどはちゃんと見えてるんだと思うし、失礼なことは言ってないはず。 でももし私だったら、やっぱり何か失礼なことを言っちゃいそうなので、こりゃマシーンに任せちゃおうと。そういうことです。 こういう物言わぬ機械たちと、それを開発した 柔らかい頭を持ってた科学者たちに、尊敬の意を込めてマシーンを磨く私。 このマシーンさんは 「INORI」 で今日も静かに立っています。3本足でね(笑)。ではまた明日。
2006.11.30
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「INORI」 がやっとOPENしたのは、ほんの1ヶ月前。 まだまだ陶器は数少なく、あまり種類も揃っていませんが、バリにいらしたなら ぜひ寄ってみて下さい。 イメージが湧く日は新しいデザインを書いていますが、何しろバリ。それが形になるのは、ずっとずっと後なんですよね(笑)。 なので、いらしたその日に並べてあるものの中に、その方の運命の器があるかもです。 50個焼き上がっても、実際店頭に出せるものはほんの4つか5つ。何でもいいや、量産しちゃえ!という気持ちには、私を含め全員なれないので どうしても少なくなっちゃいます。 一つ一つ手で触れて見ていただいたら、職人さんのクセや色の強弱が上手くグラデーションを作っているのもお分かりいただけるかな、と思いますよ。 さて、この 「INORI」 。陶器のお店としてスタートしたのですが、実は同スペース内に、これまた私がプロデュースしたヒーリングスペースがあるんです。 といっても、元々セミナールーム内で行っていたオーラフォトカウンセリングがこちらに移動したというだけなのですが、ここではオーラフォトを撮った後カウンセリングを受け、その人の 「今」 にあった色、石、香りを見つけて帰っていただく事が出来ます。 オーラを撮って、はい何色です 終わり、ではなくて、今のその人の状態から今必要とされる色やなんかを探し出していくと、お家のクローゼットの中にあるお洋服を選びやすくなったり、バリ島のブティックで新しい服を買う時、ちょっとその色を意識して買ってみたり出来ますよね? つまり、オーラなんて人にどうこうしてもらうものではなく、知ってさえいればご自分で整えられるものなんですよ、と言いたかったんです。 オーラに関しては以前ブログで少し書かせていただきましたが、オーラヒーリングというのは 「オーラが見える特別な人」 から、「あなたは~~です。」 という断定で何かを押しつけられたりするものではなく、脅されるものでもなく、ヘコまされるものでもありません。 オーラとは、経絡を流れる人間の気。電磁場。 今はそれをこうやって科学的に見る手段が普通にあって、出てくる写真はウソをつかないし、その人を傷つけもしない。 私はこのオーラフォトを使ったカウンセリングを10年やってきたけど、これを見てきたから、ヒーリングというのは 「癒されるもの」 であり、他人がいらない助言をして誰かをがっかりさせたりするものではなく、こういうハートを持っていない機械の方が、ある意味 人を癒してくれるものなんじゃないかと考えるようになりました。 私もヒーラーだし、ヒーラーを育てる立場にあるけど、やっぱり時々 「こういう事をやってはダメよ。言ってはダメよ。」 「それはあなたが選んだことじゃない。」 と言ってしまいそうになるのですが、物言わぬこのカメラが実に静かに、人に色のみを伝えて終わる その仕事ぶりを見ていると感心させられることが多く、人間っていかにおせっかいなのかと思ってしまいます。 京都のヒーリングサロンからバリへ渡り、今 「INORI」 のスペースにたどり着いたオーラフォト。 オーラを意識した色とりどりの陶器も考案中です。 元気のない朝は、オレンジのオーラが活性化するお皿で朝食をとる。 落ち着きたい午後は、ブルーのティーカップでお茶を飲む。 そんな風に 誰に押し付けられるでもなく、ご自身の意思で 普通に生活の中で活かしていけるチャクラ、オーラに響く色の陶器。 土とヒーリングは、こんな感じで結びつきました。 オーラカメラもまさか自分がこんな運命になっていくなんて、考えもしなかったでしょうね(笑)。ではまた明日。
2006.11.29
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ネット繋がったり繋がらなかったりで、ヒヤヒヤします(涙)。 レイキなどのご予約のお返事をスピーディーに出せなくてごめんなさい!(汗) さて肝心の、お店の紹介です。といっても、私のお店ではありません(笑)。 皆さんにはもうバレていると思いますが、ある男性がバリ島で陶器の工房を買い取ったことから始まり、その陶器のデザインを任されたのが私なんです。 デザインだけではなく、他のグッズのプロデュース、そして店名まで私が担当することになったのですが。 バリ島在住、そしてヒーリングの世界を理屈で勉強している人がいい、という点でぜひ、ということでした。 なぜ陶器のデザインにヒーリング要素が必要だとその人が感じたのか・・・は、デザイン画を書き始めて私自身が気がついたのですが、陶器とはやはり 人のそばにあって、人が使って初めて その存在が光るもの。直接手に触れる、目で見る、唇に触れる・・・。 そういうものを作る時、その 使う人のことを考えないで、例えば自己満足の世界でのみ作られたものなら、誰の手とも、誰の唇とも仲良くなれない・・・。 なんちゃってバリ土産ではなく、自己満足作品でもなく、この器を使う まだ見ぬ誰かのため、本当にバリを感じたい、持って帰りたい、その相手のことを考えてデザインをする。 ただこのシンプルな優しさを、彼も追い求めたのではないかと思いました。 ヒーラーは、相手のことをまず一番に考えるのが仕事です。 ほーら これいいでしょう、というものではなく、 「バリに癒される」 という人たちが、 「あ、これ バリ島のかけらだ!」 って言って、そっと日本のコンクリートジャングルの中で使ってくれた時、湿度の高い熱帯の緑や強い日差し、時々吹き抜ける土の香りの風を感じてもらえたら、それこそバリの生み出すヒーリングパワーのお手伝いになるのではないか、それなら私が今まで多くの方をヒーリングし、ヒーラーを育てた経験は、この土に混ざっていくのではないか、と感じました。 そして、焼き上がる バリ。 炎の中から生まれ出た器たちは、Jl.Dewi Sri No,7 Legian,Kuta 「INORI」 に並べられています。 INORI・・・祈り・・・。 全ての人の幸せと、バリ島がいつまでも平和であることを祈って・・・。ではまた明日。
2006.11.28
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