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2010.12.29
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カテゴリ: Editor's Life




 もちろん私にも癖がある (自覚症状がなくて、特にカミさんから指摘される) のですが、編集者になって数年が経つと、編集者としての癖 (癖というよりも職業病で、しかも自覚症状のあるもの)がプラスアルファとして身に付いてしまうように思います。

 編集者になってからプラスされたと思われる、私の主な癖 (というよりも、職業病の一種)
 ・ 街中や車内で広告や文章を目にすると、 その表現や言葉の使い方、 句読点や改行の位置まで気になってしまう。 おまけに、ついつい誤植探しまでしてしまう。
 ・ 街 (特に、初めて訪れた街) で書店を見つけると素通りができず、入らずにはいられない。
 ・ 書店に入ると、ほとんどすべての本棚を端から端までチェックする。
 ・ 書店で本を手にすると版数 (重版の回数) が気になって、まずは奥付をチェックする。
 ・ 新しい企画のネタ探し (テーマや著者探し) が頭の中で年中無休状態

 自覚症状のあるものを5つほど挙げてみたのですが、特に2つ目と3つ目は一緒に買い物に出かけるカミさんには大迷惑のようで、その間、私は放置されて、一人フリータイムとなってしまいます。

 人に迷惑をかけるものは直した方がよいのかもしれません。でも、癖がすべて悪いかと言えば、 そんなこともなくて、 ユニークな癖の持ち主は、 他の人に覚えられやすいというのも確かですし、 その人の個性として見られることもあると思います。 

 ただ、その場合に、 「知ってる、知ってる! 〇〇をする人でしょ?」 と、癖の方だけを覚えられていて、 肝心な名前の方は覚えられていない場合も多々あるので、 自分の癖に誇りを持っている方はその点にどうかご注意下さい。

 私の小さな課題は、上の2つ目と3つ目の癖 (癖というよりも衝動に近いもの) をどうするかですが、これは私にとっては趣味にも近いものなので、どうにもこうにもやめられそうにありません。 でも、今後、街の書店が様々な商品を扱うようになって本の売り場を縮小したり、書店そのものが少なくなってしまうと、書店でたくさんの本棚を眺めながらじっくりと本選びをすることもできなくなるのかなぁ、と少し悲しく思っています。






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Last updated  2010.12.29 15:03:44
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