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昨日、サントリー美術館で開催中の「英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」展に行ってきました「英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」会期 2024年9月18日(水)〜11月10日(日)開館時間 10:00~18:00(金曜は10:00~20:00)休館日 火曜日展示概要英一蝶(はなぶさいっちょう)は元禄年間(1688~1704)前後に、江戸を中心に活躍した絵師です。はじめは狩野探幽の弟・安信のもとでアカデミックな教育を受けますが、菱川師宣や岩佐又兵衛らに触発され、市井の人々を活写した独自の風俗画を生み出しました。この新しい都市風俗画は広く愛され、一蝶の画風を慕う弟子たちにより、英派と呼ばれる一派が形成されます。他にも、浮世絵師・歌川国貞のように一蝶に私淑した絵師は多く、後世にも大きな影響を与え続けました。また、松尾芭蕉に学び俳諧をたしなむなど、幅広いジャンルで才能を発揮しています。加えて、その波乱万丈な生涯も人気に拍車をかけました。一蝶は元禄11年(1698)、数え47歳で三宅島へ流罪になるという異色の経歴を持ちます。宝永6年(1709)、将軍代替わりの恩赦によって江戸へ戻りますが、島で描かれた作品は〈島一蝶〉と呼ばれ、とくに高く評価されています。そして江戸再帰後は、「多賀朝湖(たがちょうこ)」などと名乗っていた画名を「英一蝶」と改めました(HPより)会場内は撮影不可↓唯一、撮影可だった《舞楽図屏風》メトロポリタン美術館蔵一蝶の没後300年にあたって、過去最大規模の回顧展です初期作や配流時代の貴重な〈島一蝶〉、江戸再帰後の晩年作などが一堂に会し、見応えタップリの内容でしたこれだけ一蝶作品が一挙に展示されるのは珍しいのでは?私が一蝶を知ったのは約10年ほど前! その当時、ハマっていた狛犬活(笑)のおりに承教寺で見た門前の案内板に「境内に英一蝶の墓」があると書かれており、当時は「英一蝶ってダレ?」状態でした😅以来、日本画関連の美術展などで、たまに一蝶の絵を見かけるたびにチェック~彼の作品はたいてい小ぶりの作品ばかりだったんですが、今展では金地濃彩の屏風などの大作も並んでおり、そのバラエティ豊かな作品群には圧倒されました会場内は「第1章 多賀朝湖時代」「第2章 島一蝶時代」「第3章 英一蝶時代」の三部構成どの作品も躍動感あふれる動きの描写が独特で、”この世は滑稽 だから愛おしい”というキャッチコピーが物語るように、庶民の暮らしを飄々と眺めるような軽やかさが魅力”おちゃらけ”っぽい剽軽な姿の中にも、温かな眼差し感じる人間描写が心に響きましたポスターにも使われている「布晒舞図」は後期展示なので、10月16日以降にまた行かなくっちゃ~(≧∇≦)この日のランチは渋谷の「森の図書室」で渋谷のスクランブル交差点からすぐの「第一勧業銀共同ビル」の8F、 エレベーターで上がってすぐの、小さな木製のドアが入り口です ドア横のインターホンを押し、出てきたスタッフさんに案内されて店内へまさに”秘密の隠れ家”的な空間でした✨ 店内は木の床、本棚で囲まれており、穴倉っぽい雰囲気~これまで行ったブックカフェ「文喫」や「シェアラウンジ」などは、今風の現代的なシステムでしたが、こちらはアナログ感漂う感じでした本棚の本も最新刊が少なめで、ほぼ古書店的な品ぞろえ^^今回私がチョイスした本は『進撃の巨人』最終話本!最初の頃は熱心に読んだものの、途中で離脱しちゃったもので💦でも、結局、食事&おしゃべりに忙しく、ラストシーンまで読み切れないままにタイムアウト(今回は1時間コース💦)ジックリと読書を楽しむには3時間コースが必須かも~ フードメニューは、『天空の城ラピュタ』の「ラピュタトースト」や『ぐりとぐら』の「カステラ」や『西の魔女が死んだ』の「パパのキッシュ」など懐かし本にちなんだものがメイン今回いただいたキッシュとカステラは、どちらも手作り感満載の美味しさ正直なところ「レンジでチン」的なフードかも?と予想してたので、その美味しさに嬉しい驚きでした‼↓ビル1Fに並んでたメニューサンプル次は「ラピュタトースト」を食べてみたいな~オシャベリ厳禁のブックカフェが多いなか、ここは「おしゃべりも大歓迎」とか(とはいえ、皆さん小声でオシャベリするためか、静かな雰囲気でした✨)これまで渋谷って、落ち着ける場所がない(特に高齢者にとっては💦)と思い込んでましたが、ここだと安心してソロ活できそうですリピ、決定~🎯[新品]進撃の巨人 (1-34巻 全巻) +オリジナル収納BOX付セット 全巻セット進撃の巨人(34) (講談社コミックス) [ 諫山 創 ]
2024.09.22
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昨日、泉屋博古館東京で開催中の「昭和モダーン モザイクのいろどり板谷梅樹の世界」を観てきました展示概要「昭和」モダンのアートシーンを飾ったモザイク作家・板谷梅樹(1907-1963)かつての日劇のモザイク壁画、瀟洒な飾箱や飾皿、帯留やペンダントヘッドなど、絵画や模様を表出した独特のエキゾチックなモザイク作品は、どれも清新な色彩と可憐な意匠にあふれています。近代陶芸の巨匠・板谷波山(1872-1963)の息子であった梅樹は、父が砕いた陶片の美しさに魅了され、20代半ばから陶片を活用したモザイク画の制作を志します。その代表作は旧日本劇場一階玄関ホールの巨大なモザイク壁画(1933年作、原画:川島理一郎)でした(現存せず)。戦後復興の中で残された梅樹の作品は決して多くはありませんが、近年その再評価の機運が高まっています。本展は、梅樹作品を一堂に集めた初の展覧会となります。(HPより抜粋)「昭和モダーン モザイクのいろどり板谷梅樹の世界」会期 2024年8月31日(土)~ 9月29日(日)休館日 月曜日、9月17日・24日(火) *9月16日・23日(月・祝休)は開館開館時間 午前11時 ~ 午後6時(入館は午後5時30分まで)入館料 一般1,200円 高大生800円 中学生以下無料残念ながら撮影は唯一エントランスホールに展示されている《三井用水取入所風景》のみ撮影👌でした!《三井用水取入所風景》 昭和29(1954)年 板谷波山記念館蔵これは板谷梅樹制作で現存する、最大の壁画だそうです↓の画像はネットからお借りしました<(_ _)> 近代陶芸の巨匠・板谷波山氏のことは存じてあげてましたが、「板谷梅樹」さんのお名前は今回初めて知りました!波山氏の五男として生まれ、父が砕いた陶片の美しさに惹かれて、20代半ばから陶片を活用したモザイク画を制作スタートしたんだとかカラフルな色彩&キュートなデザイン&レトロな趣きと、時代を超越した<可愛いさ>があいまって、とても魅力的でした が、残念ながら梅樹氏の作品数はやや少なめ💦おまけに、「展示室3」に並んだ父・板谷波山氏の作品はどれも圧倒的な存在感のため、ついついソチラのほうに眼が釘付けに~↑波山陶芸の金字塔《葆光彩磁珍果文花瓶》繊細なデザインもさることながら、幻想的な色彩が見事~《八つ手葉花瓶》アール・ヌーヴォーを積極的に取り入れた時期の作品和の味わいでありながらも、匂い立つようなアール・ヌーヴォーの香りが素晴らしい~(〃▽〃)板谷波山氏の妥協を許さない”美への執着”のようなものが感じられる「完璧な美しさ」私の眼はどうしてもそちらのほうへ吸い付けられがちでした😅板谷親子の美の競演を楽しんだあとは、いつもの如く都バスに乗って渋谷に移動~💨最近、我が夫婦は渋谷駅前のビル巡りに凝ってます🤭今回は今年7月にオープンしたばかりの渋谷アクシュへ スクランブル交差点とは反対側の渋谷駅東口、渋谷ヒカリエのすぐ裏側! 1〜4階は商業施設、5〜23階はオフィスで構成されており、商業フロアには飲食店が多めのようでしたまだオープン後、日が浅いせいか、ビル内に人は少なめ~^^ビル名の「アクシュ」は<青山(A)と渋谷(SH)の街をつなぎ(X)、人や文化が交じり合い、新たな価値が生まれる場>という意味が込められてるんだそうですこの日のティータイムは渋谷ヒカリエ11階の「THE THEATRE TABLE」で↑季節のタルト(いちじく)とホットティを シアターオーブ、エントランスのすぐ横のためか、華やかな雰囲気が漂っていましたこの日の上演は日米合作 ブロードウェイミュージカル「RENT」だったようです✨残念ながら、私はミュージカルには興味なし~【輸入盤DVD】【新品】RENT【中古】 没後40年 板谷波山展図録 その人と芸術【中古】 陶芸界の巨匠板谷波山 / 深谷 照子 / フィリア [単行本]【ネコポス発送】
2024.09.09
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今日も絶好の行楽日和~久しぶりに青梅線に乗って多摩川上流のせせらぎを楽しんできましたが、そちらはまた後日に~(^^)/今日は先週末に行った太田記念美術館で開催中の『月岡芳年 月百姿』を 『月岡芳年 月百姿』会期 2024年4月3日(水)~5月26日(日) ※前後期で全点展示替え前期 4月3日(水)~4月29日(月・祝)後期 5月3日(金)~5月26日(日)概要月岡芳年の代表作、「月百姿」全100点を紹介月岡芳年は幕末から明治時代前半にかけて活躍した浮世絵師です。月岡芳年の武者絵は迫力ある大胆な構図が特色で、現在の私たちをも惹きつけるカッコいい魅力にあふれています。太田記念美術館では月岡芳年をしばしば取り上げていますが、今回の展覧会では芳年晩年の代表作となる「月百姿(つきひゃくし)」100点を前期と後期に分けて全点紹介いたします(HPより)残念ながら全館撮影禁止画像はHPよりお借りしました<(_ _)><月百姿 吉野山夜半月 伊賀局>大胆な構図と外連味ある描写が魅力的な月岡芳年✨この日は鑑賞中に海外客団体さんがドドッと入館してきたため、少々窮屈だったのが残念でした🤣🤣<月百姿 玉兎 孫悟空>月にまつわる様々なシーンは圧倒的な素晴らしさ以前、川崎浮世絵ギャラリーで観たことのある作品もありましたが、歴史ものや妖怪などなどバリエーション豊富なので、観ていて飽きることなく楽しめましたできることなら、後期も観にいきたいですわー(≧∇≦)あっと、忘れちゃいけない!芳年の一番弟子といえる水野年方の「三十六佳撰」も見応え大でした<湯あかり 寛政頃婦人>最近、なぜか水野年方の美人画に心惹かれます芳年のような才気走った個性は感じないけど、穏やかな作風が良き~水野年方→鏑木清方→伊東深水や川瀬巴水へと、連綿と受け継がれた近代日本画の流れを考えると、水野年方はもっと注目されていいのでは?と思ってます水野年方の特別展、やってくださらないかしら~この日の原宿は人・人・人の波駅前から行列が並んでるので何かと思ったら、ドーナツ屋さんのようでした^^この日のランチはEchika表参道の「ジャン・フランソワ」で ツナ・玉子サンドと低糖質マフィンとクレームブリュレを夫とシェア~ここのパンは何を食べてもハズレなし今回はレモンアイシングの酸味&甘さが際立つ低糖質マフィンが、ことのほか美味しかったです月岡芳年/月百姿 [ 日野原健司 ]鬼才 月岡芳年の世界(213) 浮世絵スペクタクル [ 加藤 陽介 ]【中古】 衝撃の絵師 月岡芳年 幕末・明治を生きた最後の浮世絵師/新人物往来社【編】
2024.05.04
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今朝は台風並みの風雨の音で早めに目が覚めてしまいましたでも予報どおり昼過ぎには薄日もさして、気温も25度くらいまで上がりそうな勢いですまったく変な陽気ですよねー(-"-)今日は先週末行ったサントリー美術館の『激動の時代 幕末明治の絵師たち』を『激動の時代 幕末明治の絵師たち』会期 2023年10月11日(水)~12月3日(日)開館時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)休館日 火曜日入館料 一般 ¥1,500撮影は不可でした唯一撮影OKはこちらのみ。↓展示概要江戸から明治へと移り変わる激動の19世紀、日本絵画の伝統を受け継ぎながら新たな表現へ挑戦した絵師たちが活躍しました。本展では幕末明治期に個性的な作品を描いた絵師や変革を遂げた画派の作品に着目します(HPより)HP内の画像も転載・転用禁止ですので、動画をご参照ください(^^)/展示構成は4章構成となっており、第1章は”幕末の江戸画壇”19世紀の江戸において二大流派であった狩野派と文晁一門が中心でした。第2章の”幕末の洋風画”は幕末に活躍した洋風画家・安田雷洲がメイン!てっきり以前、千葉美術館で観た亜欧堂田善なども並んでるかと思ったんですが、ほぼ安田雷洲の作品オンパレード^^帰宅後調べてみると田善さんは「江戸時代後期に活躍した作家」なので、幕末絵師の範疇じゃなかったようです😅第3章は”幕末浮世絵の世界”歌川国芳や北斎、広重、国芳らの弟子による作品や黒船来航や横浜開港などの時事的な画題の作品、およびも横浜浮世絵と呼ばれる「横浜の西洋風俗」が主題の作品などがならんでいました。そしてなんといっても圧巻だったのは第4章の”激動期の絵師”近代歴史画の祖・菊池容斎や、血みどろ絵で知られる月岡芳年、あらゆる画題に挑んだ河鍋暁斎、光線画で一世を風靡した小林清親などなど、そうそうたる絵師ばかり!江戸絵画の伝統を引き継ぎながらも、新たな表現に挑む絵師たちの力作は実に見応えありました💻の画像ファイルの中に、静嘉堂文庫美術館の『明治からの贈り物』内覧会のおりに撮影した画像が残ってたので、菊池容斎の《呂后斬戚夫人図》 静嘉堂文庫美術館蔵を貼り付けておきます↓こちらは東京国立博物館の画像検索ページからお借りしました<(_ _)>↓柴田是真《雪中の鷲》どの展示作も素晴らしかったですが、柴田是真の作品が私的には一等賞~漆や螺鈿細工を使った《貝図》など、正統派でありながらも斬新な構図やデザイン、様々な素材の取り合わせも大胆かつ繊細で素晴らしかったです比類なき創造力を支える確かな技術力にも感服するばかり(〃▽〃)今展は途中で展示替えもあるので、出来ることならもう一度行ってみたいんですが、会期は12月3日まで。他にも観たい展示会が色々あるので、ちょっと無理かも~この日のランチは、けやき坂テラス一階の「ブリコラージュ ブレッド アンド カンパニー」で 外装はプレーンな雰囲気ですが、内装や食器などこだわり感じるオシャレなベーカリーカフェでした正午前に到着したにもかかわらず、既に行列ーテラス席でいただきました。 ↑キッシュとシナモンロール、もう一つは・・・名前忘れちゃった💦キャラメル味のクロッカン風だったかな^^どれもパン生地が風味豊かだし、味のバランスもよくて、とても美味しかったです 次は「平日7:00-10:00限定のモーニングメニュー」にチャレンジしてみようと思ってます😤(朝8時でも行列とか)そして今回はもう一軒のリピ確定のお店を発見「OYOGE 六本木店」 2020年にオープンしたそうですが、「鯛じゃなくてもいいじゃん」「俺たちだって焼かれたい」というコピーが秀逸~ 🐡『イワシ(つぶあんクリームチーズ)』 🐡『アジ(バニラメロン)←期間限定で色々変わるようです』 🐡『アサリ(2個入り)(ラム酒さつまいも)』 320円 のうち、イワシは既に売り切れでしたやむなく「アサリ」をチョイス。お店近くの六本木西公園で六本木ヒルズを眺めながらオヤツタイムしました 皮がカリっとしてて中の餡はトロ―リアーモンドプードルやもち粉、牛乳、きび砂糖が入ってるという皮はサクサクと香ばしくて、洋風の味ラム酒さつまいもアンは香りがよくて、旨旨~ちなみに夫は「値段が高い」と、少々不満顔でしたが、立地とお味を勘案すれば、私は妥当な線だと思いまする【中古】妖怪曼陀羅 幕末明治の妖怪絵師たち /国書刊行会/悳俊彦(単行本)【中古】 衝撃の絵師 月岡芳年 幕末・明治を生きた最後の浮世絵師/新人物往来社【編】柴田是真の植物図改訂版 東京藝術大学大学美術館所蔵 [ 柴田是真 ]【中古】大型本 図録・カタログ 谷文晁 生誕250年 サントリー美術館 2013【中古】 柴田是真柴田是真 下絵・写生集もっと知りたい司馬江漢と亜欧堂田善 [ 金子信久 ]
2023.11.07
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昨日は風が強くて枯れ葉掃除が大変でした(>_<)立冬にはまだ間がありますが、明日は二十四節気でいう霜降(そうこう)。だんだんと朝晩の冷え込みが増してきて、秋の深まりを感じます先週末、自治体主催の市民講座「縄文」に行ってきました昨年参加した時と同じ講師さんで、約70名が参加。地元愛&縄文愛溢れる講義は昨年以上に充実した内容で、2時間があっという間でした来月、もう一回開催されるので、今から楽しみです今日は先週末に行った「超絶技巧、未来へ!」・三井記念美術館を 三越玄関前のライオン像はハロウィンコスプレしてました2017年に開催された『超絶技巧展』に行ったおりには、あまりの衝撃に友人と一緒に思わず「すごーい」と叫んでしまったほど!(すぐに警備員さんに注意されちゃいましたけど💦)今展も明治工芸から引き継がれて進化した現代アートの数々と、そのルーツともいえる明治工芸の超絶技巧の逸品がズラリと勢ぞろいで、まさに眼福の展覧会でした特別展「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」 会期 2023年9月12日(火)〜11月26日(日) 会期中に一部展示替えあり会場 三井記念美術館開館時間 10:00〜17:00(入館は16:30まで)休館日 月曜日入館料 一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(900円)、中学生以下 無料シニア割引(70歳以上)は1,200円でした^^展示概要三井記念美術館を皮切りに2014年から2015年にかけて全国を巡回した「超絶技巧!明治工芸の粋」展、2017年から2019年に全国巡回した「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」展で多くの人々を魅了した「超絶技巧」シリーズの第3弾。本展では、金属、木、陶磁、漆、ガラス、紙など様々な素材を用い、孤独な環境の中、自らに信じられないほどの負荷をかけ、アスリートのような鍛錬を実践している現代作家17名の作品、64点を紹介します。いずれも単に技巧を駆使するだけでなく、「超絶技巧プラスα」の美意識と並外れたインテリジェンスに裏打ちされた作品をセレクトしました。また超絶技巧のルーツでもある七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸57点もあわせて展覧します。(HPより)嬉しいことに一部撮影可でした📷 福田亨 《吸水》 2022年蝶が載っている台座部分は一木で彫り出され、蝶の羽は木材が持つ自然の色を組み合わせるという、福田氏が独自に編み出した技法「立体木象嵌」で作られてます。水滴はその部分の厚みを残して板を彫り下げ、研磨を重ねてツヤを出すことで表現されているそうです。アメイジング~(*〇o〇*) 大竹亮峯 《月光》 2020年47枚の花弁は鹿角を使用。花器に水を灌ぐとゆっくりと花が開くという仕掛けです。以前TV『日曜美術館』で開くさまを観ましたが、開花するさまはなんとも神秘的でした✨ 稲崎栄利子《Amrita》2023年磁器とはとても思えない繊細な曲線の流れにはタメイキ~ 前原冬樹 《「一刻」スルメに茶わん》2022パーツを組み合わせることなく1本の角材を切り、刻み、彩色した一本造り。あのイカ臭い匂いがプーンと漂ってくるような錯覚にとらわれるほど、リアルな造形他にも印象に残った作品を 吉田秦一郎《夜霧の犬》 2020 青木美歌 《あなたと私の間に》2017 樋渡賢 《羽根蒔絵杯》2022展示の後半は明治期に活躍した帝室技芸員の神業溢れる逸品が並んでいたんですが、前半部があまりにも見応えありすぎたため、エネルギー消耗後半部は写真を撮る余力がなかったのでHPより画像おかりしました😅並河靖之 《草花図花瓶》 清水三年坂美術館蔵 安藤緑山 《柿》 清水三年坂美術館蔵 白山松哉 《羽根蒔絵香合》清水三年坂美術館蔵明治工芸品のDNAを受け継ぎながら、それを凌駕するべく独自の挑戦を続けている現代アートと、七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸の逸品とのコラボレーション、いずれ劣らぬ圧倒的な迫力でしたこの日のランチは夫婦別々(私は久々に麻布十番の『浪花家』で焼きそば)で、三井記念美術館で集合鑑賞後は日本橋高島屋4階の『黒澤文庫』でコーヒーブレイクしました 【本と珈琲とインクの匂い】がコンセプトというだけあって、図書館か古書店風の昭和レトロな雰囲気でした外観も店内も、とてもデパートの中とは思えないような空気感!秋田発、東京初出店の“文庫カフェ”だそうです ドリンクもクレープも美味しかったんですが、個性的なカップがパンチが効いてて(笑)ユニーク~ ミルクティのカップは把手が長すぎて、少々持ちづらかったかも^^でも居心地良さ抜群👑『黒澤文庫』リピ決定です【中古】明治の細密工芸 驚異の超絶技巧! /平凡社/山下裕二(ムック)
2023.10.23
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先週末は山梨へ日帰りで縄文活してきたり、娘の誕生日を祝しての”お好み焼きパーティ”や、10日後に迫った奈良旅行に備えての買い物をしたりと、あいかわらずバタバタ~なかなかPCの前にゆっくり座れないままでブログも放置状態でした💦↑しゃこちゃんもお好み焼きパに参加週末の外出中に気づいたことは、マスク着用の人が増えたこと!暑さが去ったせいでもあるんでしょうが、最近インフルエンザが猛威をふるってるということも遠因でしょうか?私も旅行に備えてマスク着用することが増えました^^インフルエンザ予防接種も本日完了〜💉皆さまはインフルエンザ対策は万全でしょうか?秋も深まって空気も乾燥の一途ですので、風邪にはお気をつけて下さいまし~(^^)/縄文王国「山梨」の画像は例の如く滞ってますので、今日は先月行った『楽しい隠遁生活』展を(もう閉幕してますm(__)m)企画展 楽しい隠遁生活 ―文人たちのマインドフルネス開催期間 2023.09.02土2023.10.15日開催場所 泉屋博古館東京(東京・六本木)泉屋博古館東京って、これまではたいてい1か所くらい撮影可のスポットがあったのに、今回はオール不可でした展示画像はHPよりお借りしました<(_ _)> 岸田劉生《塘芽帖》昭和3年(1928)頃 泉屋博古館東京 左は橋本雅邦《許由図》明治33年(1900) 泉屋博古館東京右は田能村竹田《梅渓閑居図》文政10年(1827) 泉屋博古館展示概要忙しない俗世を離れ、清雅な地での隠遁生活を送りたいと願うのは、超高速の情報が飛び交う現代社会に生きる私達ばかりではありません。むかしの人たちも政治や社会のしがらみから逃れ、清廉な生活にあこがれたがために、自ら娯しみ遊戯の精神を忘れず、自由を希求する「自娯遊戯」の世界を描いた絵画や工芸品を求めたりしました。そのために、東洋の山水画には、生き方の理想や文学的なテーマが隠されていることが少なくありません。そこには、田舎暮らしのスローライフを求める「楽しい」隠遁から、厳しい現実を積極的に切り抜ける「過激な」隠遁まで、実に多種多様な隠遁スタイルが見いだせます。本展は、理想の隠遁空間をイメージした山水・風景や、彼らが慕った中国の隠者達の姿を描いた絵画作品とともに、清閑な暮らしの中で愛玩されたであろう細緻な文房具なども併せて展示いたします(HPより)中国や日本の文人たちが理想とした隠遁空間をイメージした山水画を単眼鏡で眺めていると、自分もそんな風景の中に吸い込まれていきそうな感覚を覚えました安らぎと自由を探求した隠者たちの心持ちを共有⁉つかの間ですが<マインドフルネス(安寧な心理状態)>の境地に近づけたような気がします^^浮世離れした隠遁空間をタップリと味わったあとは、一気に現実へー六本木一丁目駅から徒歩5分ほどの、完成間近な麻布台ヒルズを見学してきました 麻布台ヒルズ森ビル株式会社が35年かけて進めてきた「麻布台ヒルズ」は2023年11月24日(金)に開業予定。約8.1haの広大な計画区域には、約24,000m²の圧倒的な緑が広がり、延床面積約861,700m²の空間に、オフィス、住宅、商業施設、文化施設、教育機関や医療機関など、多様な都市機能が集積します。(HPより) ↓案外と東京タワーが近くに見えました 六本木一丁目駅から外苑東通り~神谷町駅にわたる広い敷地内に、64階~54階の巨大なビルが立ち並ぶさまは圧巻✨ほぼ完成済みのようでしたが、いまは内部を工事中なのかも?ホテルやミュージアムなど全面的に開業すると、このあたりの人の流れも変わるかもしれませんねー↓完成図高層ビルを見上げて少々首が疲れた(笑)ので、近くの「メゾン ランドゥメンヌ 麻布台」でカフェタイムを~ 自家製天然酵母を使用のパリの本格ベーカリーで、カヌレが人気商品とか場所柄なのか、お客さんは外人さんばかり😅生粋の平たい顔人(笑)としては、いささかアウエイ感がありましたわー💦カヌレがのっかってるバニラソフトはパリ風(ってどんな?(笑))で、とーても美味しかったですただ、外苑東通りに面したテラスは少々落ち着かずー😅こちらは展覧会前に食したランチ 六本木メトロハット地下「霞町 蕎麦処 ますだ屋」のタヌキ蕎麦、980円なり^^店内は思ったより落ち着いた雰囲気だし、お蕎麦も美味しかったですここはリピしちゃうかも~
2023.10.16
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全国的にお天気下り坂のようですね。東京は明日雨で最高気温は20度に届かないとかんじゃ、明日の夕食は鍋に決定~🍲と買い物に出かけたところ、白菜の棚には一個残ってるでした長ネギも在庫少なめだったし・・・皆さん考えることは一緒ってことでしょうか?とりあえず明日の鍋に使う分は死守(笑)できて、一安心です今日は先週行った「すみだ北斎美術館」の『北斎のまく笑いの種』展を『北斎のまく笑いの種』会期 2023年9月20日(水)~11月26日(日) ※会期中、一部展示替えを実施 前期:9月20日(水)~10月22日(日) 後期:10月24日(火)~11月26日(日)開館時間 9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日 毎週月曜日 ※10月9日(月・祝)は開館、10月10日(火)は休館会場 3階企画展示室 展覧会概要江戸時代、狂歌や滑稽本、落語など、庶民でも楽しめる文化が花開き、人々に「笑い」をもたらす〈笑いの種〉が増えました。北斎や門人たちは、笑顔や照れ笑い、怪しげな笑いにいたるまで、世間にあふれる多様な笑いの表情や仕草、また笑いが生まれる状況を捉えて見事に描き分け、巧みに表現しています。さらに、様々な笑いを表現してきた北斎は、笑いを誘う戯画シリーズの作品も描いています。本展では、北斎と門人たちが描いた笑いにまつわる作品の数々を紹介します。北斎と門人たちがまく笑いの種から、たくさんの笑顔の花を咲かせ、実りある時間を過ごしていただけましたら幸いです(HPより)館内は撮影不可でしたなので画像はHPからお借りしました<(_ _)>「笑い」と一口に言っても、ストレートな笑いから苦笑いや照れ笑い、凄みのある怪しげな笑い、などなど種々様々でした。なにしろ<天才的・北斎>ですから、それぞれに絶妙な表現力で「お見事!」の一言なかでも、狂句のイメージを描いた鳥羽絵などが秀逸でした👑手足が長くてニョローンとした(笑)戯画シリーズ「風流おどけ百句」や戯画シリーズ「謎かけ戯画集」等も楽しくて、ニヤニヤ笑いがとまりませ~ん 前回行った「北斎のバードパーク」の時同様、今回も海外客の割合が多かったです。もしかすると、北斎って国内より海外でのほうが評価が高いのかしらン?😅この日のランチはまたもや「安美 両国総本店 」で🍴このところ、両国といえば毎回ランチはココです なにしろ安いうえにメチャ旨し~副菜も3品つくし、昼時でもさほど混まないのでノンビリできるんですよ 前回はつみれちゃんこを食べたから、今回は海鮮ちゃんこに。↓画像だとモヤシばかりに見えるけど、下にはお魚や肉もたっぷり入ってボリュームも関取級~今回始めてだった夫も大満足してました🤤 両国駅の観光案内所でマンホールカードもゲットできました(^^)v「ハッキヨイ/せきトリくん」ん? カードの裏の説明を読んでビックリ相撲をとってるキャラクターは鳥のお相撲さんだとか!左の黄色のほうが「ひよの山」で赤いほうは、「ひよの山」のライバルの「赤鷲」なんですって大相撲協会のHPには「ハッキヨイ/せきトリくん」のページもありました。相撲の八十二手の解説ページ等もあって、相撲ファンは必見かも~^^葛飾北斎伝 (岩波文庫) [ 飯島虚心 ]【中古】ハッキヨイ!せきトリくんわくわく大相撲ガイド 押し出し編 /河出書房新社/日本相撲協会(単行本(ソフトカバー))【新品】【本】ハッキヨイ!せきトリくんひよの山の英会話に待ったなし! にしづかかつゆき/絵 リサ・ヴォート/文
2023.10.08
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一昨日は、うっすらと秋を感じる涼しさでしたが、昨日は一転、またまた猛暑~今日も昨日ほどじゃないにしろ、湿度が高くてムシムシです今週末には台風の影響で気温も若干低めの予報ですので、そのまま秋に移行してくれるといいんですが・・・ほんとに、もう暑さにはウンザリですわ先週末、出光美術館へ行ってきました。なんと、ここはお初の美術館ですJR有楽町駅から徒歩5分、地下鉄千代田線・日比谷線・三田線の日比谷駅からだと徒歩3分、帝劇ビルの9階と、アクセスは抜群~なので、近辺にお出掛けのさいは、「何かやってるかな~?」とチェックはしていたものの、どうもイマヒトツ観たい展覧会がなかったもので~(『仙厓展』には行きたかったですが、都合がつかず)日本の美・鑑賞入門 しりとり日本美術 開催期間 2023年8月5日(土)~9月3日(日)(もう終了しています)休館日 毎週月曜日↑こちらは唯一の撮影可スポット📷会場内は撮影不可でした展覧会概要日本の美術は、なんとなく難しい印象がありますか? ひとつの作品をいつもよりじっくり鑑賞すれば、いろんなことを感じられるはずです。出光コレクションの名品を通して、日本美術の魅力を新発見・再発見してみませんか!日本の美術作品には、繰り返し登場するテーマや図柄がたくさんあります。作品どうしの共通点をみつけ、描かれた「イメージ」が、となりの作品にもつながっていく。「イメージのしりとり」を探してみましょう。(リーフレットより)「イメージのしりとり」って、おもしろい発想ですよね↓画像はすべてネットよりお借りしました<(_ _)>《風神雷神図屏風》 酒井抱一 江戸時代 出光美術館《波濤小禽図屏風》 狩野常信 江戸時代 出光美術館《布曵飛瀑図》 山本梅逸 弘化2年 出光美術館、3枚の滝の絵を並べて「どれが一番、音が激しそうだと思うか?」の問いかけなど、夏休み時期を考慮してなのか、お子さんでも興味をもてるような工夫がされた展覧会でした。特に楽しかったのは《美人鑑賞図》の中から様々なアイテムを会場内で探すという試み《美人鑑賞図》勝川春章 江戸時代 出光美術館↑出品リストのリーフレットあたかもオリエンテーリングや宝探しのように、会場内を行ったり来たりして、それぞれの図柄をイメージした作品を探し出すのはとても楽しかったですしかもアイテムとして並んでる展示品は、どれも出光美術館所蔵の名品揃い!とても贅沢な「お宝探し」にテンションが上がりましたこれまで、こういった切り口の展覧会って、なかったのでは?とてもユニークかつ楽しい体験を堪能できました(#^^#)奥のロビーでは皇居を一望できる眺望がロビーの横にはホット&コールドのお茶が無料で飲めるセルフコーナーもあってビックリ始めて行った美術館ですが、いきなり「お気に入り美術館」のベスト5入り決定です(笑)ジョルジュ・ルオーの作品が並ぶ部屋や、日本&アジア各地の遺跡や窯跡から出土した世界各地の貴重な陶片を展示している《陶片室》もあったんですが、この日は時間の都合でチラ見だけ💦次回は時間の余裕を持って《陶片室》をジックリ鑑賞してみたいですこの日のランチは帝劇地下の『都そば』でコロッケ蕎麦を~ おそらく平日だと昼時は行列なんでしょうが、この日は土曜だったのでガラ空き~^^場所のわりには庶民的なお値段でしたし、おつゆが辛すぎず薄すぎず、ちょうどいい感じ(お蕎麦はボソボソでしたけど💦)店内は昭和な雰囲気で寛げるお店でした^^美術展鑑賞のあとは九段下に移動してマンホールカードゲットと、そこまでは順調だったんですが、土曜とあってカフェはどこも激混みでカフェ難民になってしまいましたそちらはまた後日に~仙ガイBEST100 ARTBOX [ 出光美術館 ]
2023.09.06
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台風7号の影響なのか、我が地域では朝から時折激しい雨が降ったりやんだり予報によると、明日頃、紀伊半島に上陸して近畿や北陸を縦断するとか。前回の台風6号は動きが遅くて大雨や暴風が長引いた地域もあったようなので、今回も心配ですねー皆さまもくれぐれもお気をつけてー!今日は先週末に行った『虫めづる日本の人々』展をお盆中なので都内はさぞかし空いてるだろうと思いきや、六本木ミッドタウン内はいつもに増して大賑わいでした😅ちなみに同日、東京駅近辺に出かけた友人によると、駅構内はスーツケースを持った人だらけで大混雑だったそうです。 『虫めづる日本の人々』会場 サントリー美術館会期 2023年7月22日(土)~9月18日(月・祝)開館時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)休館日 火曜日概要日本美術の特色のひとつとして、草木花鳥が古来大事にされてきたことが挙げられます。そして、それらと比較すると小さな存在ではあるものの、虫もまた重要なモチーフでした。現代において昆虫と分類されるものだけでなく、例えば、蜘蛛、蛙、蛇などの、うごめく小さな生き物たちも虫として親しまれ、物語や和歌、様々な美術作品に登場します。特に蛍や、鈴虫などの鳴く虫は愛好され、深く物語と結びついていた様子が源氏絵や伊勢絵などから伝わってきます。また、草花や虫を描き吉祥を表す草虫図が中国からもたらされ、中世から長く日本で珍重され、多くの絵師たちにも影響を与えました。江戸時代に入ってからは、本草学の進展や、古画学習、俳諧などの文芸の影響を受けて、草虫図という範疇には収まらない多彩な虫の絵が生み出されます。そして、江戸時代中期以降には、虫聴や蛍狩が娯楽として市井の人々に広まり、やがて江戸の年中行事となりました。この文化は近代、現代においても受け継がれています。日本の虫めづる文化は、長きにわたって育まれてきましたが、大衆化が進んだ江戸時代をピークのひとつとすることは出来るでしょう。そこで、本展では特に江戸時代に焦点をあて、中世や近現代の「虫めづる日本の人々」の様相に触れつつ、虫と人との親密な関係を改めて見つめ直します(美術館HPより)会場内に入ると虫の音が響き、つかの間、秋の気配に浸れましたが、残念ながら場内は撮影不可会場内は第一章:虫めづる国にようこそ第二章:生活の道具を彩る虫たち第三章:草と虫の楽園―草虫図の受容について―第四章:虫と暮らす江戸の人々第五章:展開する江戸時代の草虫図―見つめる、知る、喜び―第六章:これからも見つめ続ける―受け継がれる虫めづる精神―という6部構成でした。↓画像はネットよりお借りしました<(_ _)>《きりぎりす絵巻》(部分)住吉如慶 江戸時代 17世紀 細見美術館蔵 《天稚彦物語絵巻》 江戸時代 17世紀 サントリー美術館蔵七夕伝説を描いた絵巻ということですが、蟻がお米を一粒づつ運んでいる姿が、なんとも愛らし~(≧∇≦) 左は《竹虫図》伝 趙昌 南宋時代 13世紀 東京国立博物館蔵右は《夏姿美人図》喜多川歌麿 寛政6~7年(1794~95)遠山記念館蔵どちらも展示期間は【7/22~8/21】《白綸子地梅に熨斗蝶模様打掛》 一領 江戸時代 19世紀 サントリー美術館蔵 【展示期間:8/23~9/18】 残念ながらコチラはまだ未展示でした当日は《梅樹熨斗蝶模様振袖》 三領のうち二領が展示されており、豪華絢爛な美しさ~ところで、打掛って<一領>という単位なんですね!?知らなかったぁー😅今回、なんといっても一番のお目当ては若冲のコチラ↓《菜蟲譜》 伊藤若冲 寛政2年(1790)頃 佐野市立吉澤記念美術館蔵昆虫や爬虫類などの小さな生き物達を慈しむような若冲の温かな目線を感じる愛らしい作品でした。微妙にデフォルメされた造形とユーモラスな表情が、いかにも若冲らしい逸品✨肉眼だと一見地味な彩色なんですが、単眼鏡で見ると輪郭が光って得も言われぬ美しさただし、展示ケース前は行列&大渋滞だったので、じっくりと観ていられなかったのが残念でした第6章最後に展示されていた自在置物作家・満田春穂さんのカマキリやオニヤンマなど自在置物も実に印象的でした✨正直なところ「虫」って苦手なんですが・・・・まさに「虫めづる心」に焦点をあてた展覧会、とても楽しかったですこの日のランチはミッドタウン近くの「蕎麦六本」で ココは六本木駅すぐそばという好立地のわりに、お値段が庶民的なので我が家の「お気に入り店」ですこの日食べた季節限定の「とうもろこしと小海老のかき揚げせいろ」はカリカリに揚がったかき揚げが感動ものの美味しさでした~コーヒーブレイクはミッドタウンB1のカフェ「アンティコカフェ アルアビス」で ラフなスタイルで立ち寄れるので、ココもお気に入り店スティックタイプの「チョコラータ」は見かけはシンプルですが、濃厚なチョコレートの香りがコーヒーにピッタリの味わいでした虫めづる美術家たち [ 芸術新聞社 ]
2023.08.14
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今日は半月ぶりに体操教室に行ってきました。夏季スケジュールの関係で、会場は広いアリーナ(バドミントンなら12面可能)から少々狭い多目的室(それでも卓球台7台設置可能)に変更💦参加人数も100人までという制限があったため、いつもより30分も早く行ったのに、既に長蛇の列でしたなにしろ、この教室は一回300円いまどき、こんな安い料金で身体を動かせるところは皆無では?過当競争は致し方なし~とりあえず無事参加できて、ストレッチヨガで身体をほぐして心地よし~次はまた半月後です今日も過去のおでかけ日記を6月の週末、泉屋博古館東京で開催中だった特別展「木島櫻谷― 山水夢中」に行ってきました。「木島櫻谷― 山水夢中」展 (もう終了しています)会期 2023年6月3日(土)- 7月23日(日) 概要近代の京都画壇を代表する存在として近年再評価がすすむ日本画家・木島櫻谷(このしま・おうこく1877-1938)。動物画で名を馳せた彼ですが、生涯山水画を描き続けたことも見逃すことはできません。何よりも写生を重んじた彼は、日々大原や貴船など京都近郊に足を運び、また毎年数週間にわたる旅行で山海の景勝の写生を重ねました。その成果は、西洋画の空間感覚も取り入れた近代的で明澄な山水画を切り拓くこととなりました。一方、幼い頃より漢詩に親しみ、また古画を愛した彼は、次第に中華文人の理想世界を日本の風景に移し替えたような、親しみやすい新感覚の山水表現に至ります。本展では屏風などの大作から日々を彩るさりげない掛物まで、櫻谷生涯の多彩な山水画をご覧いただき、確かな画技に支えられた詩情豊かな世界をご紹介します。あわせて画家の新鮮な感動を伝える写生帖、収集し手元に置いて愛でた古典絵画や水石も紹介し、櫻谷の根底にあり続けた心の風景を探ります(HPより)会場内は撮影不可。ただし『写生帖』を展示していたホールのみは撮影可能でした。 『写生帖』は櫻谷氏の没後、櫻谷文庫の長持に約600冊あまりが保管されていたそうですが、傷みが激しく、開くことすらできない冊子もあったんだそうです。公益財団法人住友財団の助成により一冊ずつ処置を終えて展示された「写生帖」はラフなタッチの中にも確かな描写力と臨場感には圧倒されました ↑左は《濃尾飛騨》明治39年 右は《京都近郊》明治30年代 ↑左は《耶馬渓》明治45年 右は櫻谷氏愛用の矢立て目の前に風景が立ち昇ってくるような臨場感たっぷりの写生の数々は、温かみ&親しみやすさを感じる詩情豊かなものばかりでも、私が一番魅力を感じたのは人物スケッチ^^このままマンガ本に登場しそうな個性豊かな面々人物それぞれの特徴をしっかりと捉える観察眼の鋭さ&表現力の鋭さが素晴らしい~モデルとなった方々の感想を聞いてみたいですわー(*´艸`*)↓画像はHPよりお借りしました<(_ _)>《寒月》大正元年(1912)京都市美術館蔵《駅路之春》大正2年(1913)福田美術館蔵《南陽院本堂障壁画》明治43年(1910)京都・南陽院蔵シャープさ感じる《寒月》や端麗な美しさの《駅路之春》に加えて、西洋画の空間感覚も取り入れた山水画など、多彩な作品の数々に酔いしれて贅沢な時間を過ごせましたこの日のランチは六本木の「だし茶漬け えん 六本木ヒルズ店」で↑明太子と高菜のだし茶漬け (ご飯小盛です^^)六本木ヒルズノースタワーB1Fの少々手狭な店内でしたが、ササっとお茶漬けをかっこむにはピッタリの空間かもこの日は6月だというのに30度という暑い日だったので、サッパリ味のお茶漬けがことのほか美味しかったですオヤツタイムは六本木の「ラトリエ・デュ・パン」で↑の名前はもう忘れちゃいましたが、ここのデニッシュの美味しさは天下一品小さめサイズでも満足感大ですこの日も六本木と六本木一丁目の往復はシルバーパスを使用して都バスでありがたいことでございます(^人^)木島櫻谷 画三昧への道/木島櫻谷/実方葉子【1000円以上送料無料】
2023.08.10
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今朝の我が地域の気温は22度久々にヒンヤリとした風が心地よくて、庭で深呼吸しちゃいました。と、見上げた空には<すじ雲>が!ちょっぴり秋の気配?まだ8月スタートしたばかりですが、季節は確実に進んでいるのかもしれませんね。期待期待~(≧∇≦)とはいえ、午後はカンカンの青空でいつもどおりの暑さでした💦このところ茶色メイン(笑)の日記ばかりなので、ちょっと土器を離れて今日は3月に行った『エゴン・シーレ展』を 『レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』会期 2023年1月26日(木)~4月9日(日)<終了しています>会場 東京都美術館・企画展示室休室日 月曜日開室時間 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)展示概要19世紀末ウィーンを代表する画家エゴン・シーレ(1890-1918)は、28年という短い生涯のなかで数多くの作品を残し、独自の表現を追求しました。本展では、ウィーンのレオポルド美術館の所蔵品を中心に、シーレの初期から晩年までの絵画、素描のほか、ウィーン世紀末の芸術家たちの作品を紹介し、画家の生涯とその作品、同時代の芸術の諸相を展観します(HPより)シーレというと、まず思い浮かぶのは《ほおずきの実のある自画像》いかにもシーレらしい不安定なフォルムと鮮烈な色彩、ナイーブな感性感じる存在感大の一枚印刷物などでは、よく目にする作品ですが、実物から放たれるオーラは想像以上に強大レオポルド美術館・館長いわく「最も有名で、来館者の多くはこの作品を見に来る」だそうですうん、納得納得~^^<今展のみどころ>30年ぶり、エゴン・シーレの作品50点が集結 一目見れば天才ぶりがわかる作品。才能を目撃できる貴重な機会夭折の天才、その激動の人生に迫る シーレの生涯や創作の背景、画家の言葉とともに人生を追体験クリムト、ココシュカ、ゲルストル…シーレだけではない天才たちにも注目 ウィーン世紀末を生きた、強烈な個性を放つ画家たちの作品も紹介会場内は撮禁でしたただし、「第9章 風景画」のフロアのみ撮影可でも・・・風景画って(?_?)シーレといえば、強烈なナルシズム感じる作品が印象的なため、風景画も描いていたとは全然知りませんでした 《モルダウ河畔のクルマウ》 1914年《小さな街Ⅲ》 1913年 彩色の風景画も独特の味わいでステキでしたが、モノクロ&余白の多いデッサン画は素晴らしく魅力的~街の色や風にそよぐ緑などなど、色々と想像をかき立てられて、かなり長い時間見入ってしまいました6歳の頃から画才を発揮し、超難関とされるウィーン美術アカデミーに最年少である16歳という若さで入学したシーレ!当時ウィーン画壇の中心にいたクリムトも彼の才能を即座に認めたんだそうです。突出した<自我>を感じる自画像(生涯に描いた自画像は200点以上)の他、エロティックな裸婦や少女の描写、などなど唯一無二の個性溢れる表現力には圧倒されました当時大流行したスペイン風邪のため28歳という若さで亡くなってしまったわけですが、もしも老年まで永らえていれば、どんな絵画を描いていたでしょうねー?と、たっぷりとシーレの世界に浸ったあとは新宿ハルク内の「LE SALON DE NINA’S 小田急百貨店新宿」でコーヒーブレイク ネットでMAPはチェックしてたんですが、ハルク店内からだと入り口が分かりづらく、いったん外に出て(笑)から入店しました店内はピンク一色~まごうかたなき「女子空間」!と思いきや、案外と男性ビジネス客もチラホラ^^新宿ってどこに行っても混んでいて、なかなか座れないという事情もあると思われますこの日もお待ちの人が数人。 この日チョイスしたのは「ハーフ&ハーフ ケーキセット」2種類のケーキ&香り高い紅茶をポットにたっぷり楽しめましたコスパ的にはグッド~(^∇^d)(ケーキのお味はイマヒトツでしたが💦)新宿駅から徒歩数分というアクセス良さが魅力なので、また再訪してみたいと思ってます。次はスコーンセットにしよっかな~【中古】 「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才」完全ガイドブック AERA BOOK/朝日新聞出版(編者) 【中古】afbエゴン・シーレ ドローイング 水彩画作品集 [ ジェーン・カリアー ]エゴン・シ-レ魂の裸像 (Art & words) [ エゴン・シ-レ ]
2023.08.02
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昨日は久々に都内に行ってきました先月の『サムライのおしゃれ―印籠・刀装具・風俗画―』以来だから約一ヶ月ぶりの都内です😅九州帰省とコロナ罹患のため、ずーっと外出もままならない状態が続き、数日前から<都内恋し病>が募ってきてウズウズしてました(笑)コロナ発症後から20日以上経過してるので、もうウィルス排出の可能性はゼロでしょうしと、東京駅ステーションギャラリーへ。体調はまだ100%復活とはいえないので足元が少々フラフラでしたが、なんとか無事に帰宅できて良かったです^^(もっとも鑑賞途中で咳き込んでしまったため、会場の後半部は駆け足でしたけど)『甲斐荘楠音の全貌 絵画、演劇、映画を越境する個性』会期 2023年7月1日(土) - 8月27日(日) ※会期中、展示替えをおこないます休館日 月曜日[8/14、8/21は開館]開館時間 10:00 - 18:00 ※金曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで展示概要甲斐荘楠音(1894-1978/かいのしょうただおと)は、大正期から昭和初期にかけて日本画家として活動し、革新的な日本画表現を世に問うた「国画創作協会」の一員として意欲的な作品を次々と発表しました。しかし、戦前の画壇で高い評価を受けるも1940年頃に画業を中断し映画業界に転身。長らくその仕事の全貌が顧みられることはありませんでした。本展は1997年以降26年ぶり、東京の美術館では初となる本格的な甲斐荘の回顧展です。これまで知られてきた妖艶な絵画作品はもとよりスクラップブック・写真・写生帖・映像・映画衣裳・ポスターなど、甲斐荘に関する作品や資料のすべてを等しく展示します。画家として、映画人として、演劇に通じた趣味人として――さまざまな芸術を越境する「複雑かつ多面的な個性をもった表現者」として甲斐荘を再定義します(HPより) 残念ながら会場は撮禁でした(↑↓の4枚は会場外の撮影OKのもの)甲斐荘楠音の絵を始めて観たのは2021年に東京国立近代美術館で開催された『あやしい絵展』です。いやー、あの時の衝撃ったらなかったですわー美しいというより「おどろおどろしさ」漂う作品の数々に圧倒されました。が、今回は少し見慣れた(?)せいか、かなり穏やかな気持ち(笑)で作品と相対することができました甲斐荘さんの絵は2021年の「あやしい絵展」の日記に数点貼っていますので、そちらをご参照ください<(_ _)>今展のみどころは過去最大スケールの回顧展!デカダンス薫る大正画壇の異才にして、昭和チャンバラ時代劇の陰の立役者。芝居を愛し、自らも演じることに興じた趣味人にして数寄者――。「多面的な個性をもった不世出の表現者」へ、甲斐荘のイメージをアップデートする過去最大の回顧展です。甲斐荘・昭和初期の傑作がNYのメトロポリタン美術館から凱旋!甲斐荘の知られざる後半生を物語る、昭和の銀幕を彩った映画衣裳の数々!東映時代劇の最も華々しい時代を彩った珠玉の衣裳が目白押し。市川右太衛門と甲斐荘楠音がともに作り上げた「旗本退屈男」シリーズの豪華衣裳を中心に、甲斐荘が考証・提案した映画衣裳やポスター等を併せて展示<見どころ>にもあるように、甲斐荘さんが携わった「時代劇映画」の艶やかな衣装群の数々の華やかさには度肝を抜かれましたなんとも大胆なデザイン&意匠で、外連味たっぷりの艶やかさ~とても素晴らしかったです(≧∇≦)↑左は『旗本退屈男 謎の幽霊島』 右は『旗本退屈男 謎の大文字』↑左は『旗本退屈男 謎の南蛮太鼓』右は『旗本退屈男 謎の暗殺隊』4点とも<東映京都撮影所 ©東映 衣裳着用者は市川右太衛門>(画像はネットよりお借りしました<(_ _)>)そうそう!ただいま今展の開催を記念して、展示されている衣装が使用された時代劇が無料配信中です配信作品・配信期間7月14日~7月23日 『旗本退屈男 謎の暗殺隊』8月4日~8月13日 『旗本退屈男 謎の七色御殿』8月11日~8月20日 『旗本退屈男 謎の珊瑚屋敷』私もこれから視聴しま~す「甲斐荘楠音の全貌ー絵画、演劇、映画を越境する個性」展図録旗本退屈男 謎の暗殺隊 【DVD】VHSです 旗本退屈男 謎の七色御殿 市川右太衛門 こまどり姉妹 邦画 時代劇 1961年 中古ビデオ レンタル落VHSです 旗本退屈男 謎の珊瑚屋敷 市川右太衛門 中古ビデオ レンタル落
2023.07.22
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昨日はヘアカット&カラー、今日は体操教室に行ってきました。昨日&今日も気温自体はさほど高くないものの、湿度が高いせいか蒸し蒸しと暑かったですわー でも週末からは晴れて真夏日続出とか湿度が少しおさまりそうなのは嬉しいですが熱中症には要注意ですね最近、週末2レンチャンでのお出掛けが続いているワタクシメも気をつけなくちゃ皆さまも水分&塩分補給をお忘れなくー(^^)/今日は先週末に行った展覧会「さすが!北斎、やるな!!国芳」を 「さすが!北斎、やるな!!国芳」-浮世絵のマテリアリティ会期 前期 2023年5月15日(月)~6月13日(火) 後期 2023年6月15日(木)~7月15日(土)時間 11:00–18:00 土日休館休館日 土・日曜 特別開館 6月17日(土)、7月15日(土) 臨時休館は6月14日(水)、7月3日(月)会場 慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)入場料 無料(事前予約不要)展示概要慶應義塾が所蔵する高橋誠一郎浮世絵コレクションのなかから、互いに他とは一線を画するエキセントリックな表現で人気を博した二人の浮世絵師、北斎と国芳の魅力を再確認する機会としたい。あわせて、展覧会で初紹介される新出の絵師たちによる下絵群からは、彼らの生き生きとした筆さばきを十分にご堪能いただけるものと思われる。「さすが!北斎」「やるな!!国芳」とは、今回ご覧に入れる手練れの絵師たちの作品をみて、思わず漏れてしまう自然な声ではないだろうか。理屈抜きで、まずはお楽しみあれ!(HPより抜粋)残念ながら館内は撮影禁止でしたので、画像はHPよりお借りしました<(_ _)>1.葛飾北斎ほか(画)、『柳の糸』、寛政9年(1797)2.葛飾北斎(画)、「冨嶽三十六景 凱風快晴」、天保1〜5年頃(1830−34)、大判錦絵3.歌川国芳(画)、「源頼光公舘土蜘作妖怪図」、天保14年頃(1843)、大判錦絵三枚続4.歌川国芳(画)、「安達原一ツ家之図」、安政3年(1856)、大判錦絵二枚続5.葛飾北斎(筆)、扇面「小茄子に菊図扇面」、紙本着色6.葛飾北斎派下絵より、「中国故事人物図画稿」、紙本墨画7.歌川国芳派下絵より、「流行ほふつきの八そふとび」、紙本墨画(1-4.慶應義塾 高橋誠一郎浮世絵コレクション、5-7.個人蔵)(5-7.全期間展示、1,3.前期展示、2,4.後期展示)実は鑑賞前には「慶應義塾大でなぜ北斎&国芳?どういう繋がりなんだろ?」と少々謎でした💦が、解説によると<経済学者であり、かつて慶應義塾の塾長(代理)を務めた高橋誠一郎氏の遺贈コレクションを紹介する展覧会>だとか。はい、納得です高橋氏の浮世絵コレクションは厖大な数らしいんですが、その中から葛飾北斎と歌川国芳というビッグスター2人にスポットを当てての展覧会、ということだったんですね。展示数はさほど多くなかったんですが、幕末期の人気絵師二人の選りすぐりの作品ばかりで、とても見応えありました特に下絵の力強い筆さばきには惚れ惚れ~(〃▽〃)麗々しい完成作も素晴らしいですが、下絵の生々しさはまた格別でした展示フロアの下の階では学生スタッフさんによるオリジナルポストカード制作やAIを使った浮世絵企画も催されており、楽しませていただきました ↑こちらの画像もHPより<(_ _)>1階エントランス奥では「あなたは北斎派?国芳派?」のデジタル投票も。この日の時点では北斎派のほうが優勢でしたよー(私も北斎に一票^^)ランチは図書館旧館1階の『カフェ八角塔』で 前回(3月)同様に「タマゴサンド」をいただこうと思ってたんですが、なんとsold-outやむなくクロックムッシュと小倉トーストを夫とシェアしました^^ふっかふか&カリっとしたパンが絶品~そうそう!食事のあと、地下の🚻に行く途中に不思議空間を発見~まるで『不思議の国のアリス』のようなカワイイ扉、気になります~【送料無料】 新編 随筆慶應義塾 / 高橋誠一郎・著 【本】
2023.06.15
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今日は久しぶりにカラッとした青空さっそく布団を干したり、植栽の剪定をしたりと午前中はバタバタと家事に専念しましたで、久々に強い陽射しを受けたせいか、午後はグッタリ~ここ数日グズグズとしたお天気で気温も低めだったのに、今日はグングンと気温上昇して27度位まで上がったため身体がついていきませーん毎度のことながら寒暖差の大きさは恐ろしいほどですよね。今日は先月行った美術展を 『ルーヴル美術館展 愛を描く』会期 2023年3月 1日(水) ~ 2023年6月12日(月)休館日 毎週火曜日休館 開館時間 10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※6/7(水)、6/8(木)、6/11(日)は20:00まで会場 国立新美術館 企画展示室1E新聞販売所から無料チケットをいただいたので出かけてきました展示概要人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つでした。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話。画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれています。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されています。本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにします。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要の画家によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会です(HPより)館内は非常に賑わっていましたしかも、いつもの美術展だと観客年齢層は高齢者のほうが多めのような気がするんですが、今回は圧倒的にお若い方が多め^^やはり、お若い方にとっては『愛』という主題は大きな魅力なのかも?でも残念ながら私にとっては正直なところピンとこなくて~💦なので、いつも以上に簡単に、画像のみで<(_ _)>スミマセン【今展のみどころ】ルーヴルが世界に誇る珠玉の絵画コレクションから厳選された、「愛」の 名画、73点が一堂に集結!古代の神々の愛、キリスト教の愛、恋人たちの愛、家族の愛、官能の愛、 悲劇の愛…16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要画家の名画 により、多様な愛の表現に迫る!「愛」というテーマを通して、誰もが知る傑作から隠れた名画まで、 日本初公開作品を含め、新たな発見や出会いのある展覧会。 なかでも、18世紀フランス絵画の至宝、フラゴナールの《かんぬき》が 26年ぶりに来日!第4章の<19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇>エリアのみ撮影可能でした📷《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》フランソワ・ジェラール 1798年《アポロンとキュパリッソス》クロード=マリー・デュビュッフ 1821年《ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊》アリ・シェフェール 1855年《アビドスの花嫁》ウジェーヌ・ドラクロワ Ⅰ852-1853年頃一番印象的だったのは、やっぱりフラゴナールの《かんぬき》画面から伝わってくる熱量が凄まじかったです(撮影だったので、ネットからお借りしてきました<(_ _)>)この一枚を直に観られたことだけで大満足~鑑賞後は美術館近くの『ブルーボトルコーヒー 六本木カフェ』 で☕タイム ここは大通りから一本裏道の「Tri-SevenRoppongiビル」の下にあるせいか、少々わかりづらくて、ついつい素通りしてしまいがちなんですが、そのぶん隠れ家カフェ風でノンビリ寛げる雰囲気~焼き立てのワッフルはホカホカでことのほか美味しかったです 明日は30度越えの真夏日予報が出ていますね。長野に一泊旅行の予定なので、熱中症要注意かも💦皆さまもくれぐれもお気をつけてくださいませ(^^)/ベラ・ドノヴァン|ブレンド コーヒー豆 200g スペシャルティコーヒー 定番 人気 オリジナルブレンド 豆のまま ハンドドリップ 浅煎り 中煎り【送料無料】 お試しブレンドセレクション|オンラインストア限定 コーヒー豆 60g×3袋 飲み比べ 3種 定番 セット ブレンドコーヒー 飲み比べ コーヒー 珈琲 珈琲豆 高級 ブルーボトルコーヒー Blue Bottle Coffee【再入荷】デイオフ タンブラー|KINTO Day Off Tumbler 500ml 保温 保冷 持ち運び可能 水筒 マイボトル アウトドア シンプル 大人 タンブラー オフィス BLUE BOTTLE COFFEE ブルーボトルコーヒー
2023.05.16
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先週末、サントリー美術館で開催中の『吹きガラス 妙なるかたち、技の妙』展に行ってきました吹きガラス 妙なるかたち、技の妙 会期 2023年4月22日(土)~6月25日(日)開館時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) *6月20日は18時まで開館休館日 火曜日展示概要吹きガラスは、ドロドロに熔けた熱いガラスに息を吹き込み、風船のように膨らませて器を作る技法です。直接手で触れることなく、ガラスの温度や状態を見定めながらスピーディに器を形づくる吹きガラスは、ガラスという素材の性質を活かした、まさにガラスならではの技法といえます。紀元前1世紀に遡る吹きガラスの登場によって、ガラス容器の生産・流通が大きく変化しただけでなく、ガラスならではの〈かたち〉が開花しました。本展覧会では、そのような吹きガラスならではの表現を生み出した作り手の〈技〉に注目しながら、古今東西の特色ある吹きガラス作品をご覧いただきます。あわせて、現代のガラス作家や研究者とコラボレーションした研究成果をご紹介し、かつての名もなき吹きガラス職人たちの創意工夫に迫ります。(HPより)※一部の作品に限り撮影可能 第Ⅰ章:自然な曲線美 ――古代ローマの吹きガラス第Ⅱ章:ホットワークの魔法 ――ヨーロッパの吹きガラス第Ⅲ章:制約がもたらす情趣 ――東アジアの吹きガラス第Ⅳ章:今に連なる手仕事 ――近代日本の吹きガラス第Ⅴ章:広がる可能性 ――現代アートとしての吹きガラス古代ローマの逸品から現代アートまでのガラス作品、そして最新の研究で分かった技法の秘密なども明かされており、実に興味ぶかい内容でした 《船形水差》 イタリア16~17世紀なんと10以上のパーツから出来ており、2,3人の職人が息を合わせながら組み立てたものだとか左は《長頸瓶》 東地中海沿岸域 1~4世紀右上は《水注》 シリア 1~5世紀右下は《把手水差》シリア 2~3世紀↓《把手水差》を作る工程図宙吹きで本体部分を作ったあとに、別の竿にガラスを貼り付け、息を吹き込みながら引っ張って注ぎ口を作成したようです。把手部分は肩から口縁部に向かってガラスを貼り付けたんだとか。上段は《紫色ちろり》 日本 18~19世紀 桑名市博物館蔵下段左は《藍色ちろり》日本 18世紀 サントリー美術館蔵下段右は《ちろり》 日本 19世紀 江戸東京博物館蔵明治時代末頃から昭和時代初期にかけて作られた吹きガラスの氷コップ(かき氷入れ)は、どれも愛らしい色合いと形でラブリー現代作家さん達の創意工夫のこらされた作品も煌びやかでした 左は《Gobletシリーズ》 関野亮 2022年右は《ファイバーレースヴェロネーゼ 白龍》 伊藤周作 2022年 左から《しろの くろの かたち》 小林千紗 2022年《amorphous 21 -1》 横山翔平 2021年《amorphous22-5》 横山翔平 2022年どれも吹きガラスとはとうてい思えなくてアメイジングでしたガラスの歴史は黒曜石などの天然ガラスまで遡ると石器時代から利用されており、なじみ深い物質ですよね。世界最古のガラス出土例は北メソポタミアから出土したガラス珠で、4000年以上前。その後、ローマ帝国で吹きガラス技術が広まったことによって、それまで王族や貴族などの上流社会でしか使われていなかったガラス製品が庶民の間でも広まっていったんだそうです。今展は<吹きガラス>に着目した展覧会でしたが、最近ではガラス多用の建築も増えていますし、ガラス素材の可能性はまだまだ期待大かも~この日のランチは麻布十番の「麻布永坂 更科本店」で<花巻そば>を 花巻そばかけそばにちぎった焼き海苔を散らした蕎麦皆さま、ご存知でした~?私は初めて!「花巻」という名前だから、てっきり岩手のお蕎麦?と思いきや、まったく関係がないんですってね。江戸発祥の蕎麦で「海苔が磯の華に例えられたことが由来」(諸説あり)とかシンプルだけど海苔の香りがそばつゆとマッチして、なかなかの美味しさでしたおやつタイムは六本木ヒルズ近くの「シナボン/シアトルズベストコーヒー 六本木店」にて シナボン1985年アメリカ・シアトルで誕生し、世界56か国約1,800店舗展開するシナモンロール専門店。シナボンのためだけに特別に栽培・精製された香り高いスペシャルシナモン「マカラシナモン」を使用し、秘伝のレシピで作られている(HPより) か~なりコッテリとした、いかにもアメリカのスイーツという感じでしたでも店内はカジュアルでお値段も庶民的!ちょっと”おやつ休憩”するにはぴったりのお店なので、またリピしようと思ってます【送料無料】 キューリグ K-CUP(Kカップ) シナボン クラシック シナボンロール ライトロースト コーヒー 24個入 Cinnabon アメリカ
2023.05.15
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今月初旬、泉屋博古館東京で開催中の特別展へ行ってきました特別展 大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101会期 2023年3月18日(土)~5月21日(日) 前期3月18日~4月16日 後期:4月18日~5月21日開館時間 11:00~18:00 ※金曜日は19:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで休館日 月曜日嬉しいことに館内は撮影可でした📷(一部は不可) 上段左は国宝《油滴天目 茶碗》 中国 南宋時代 12-13世紀上段右は重要文化財《木葉天目 茶碗》 中国 南宋時代 12-13世紀下段は国宝《飛青磁 花生》 中国 元時代 14世紀↓ 展示概要世界有数の東洋陶磁の名品を所蔵する大阪市立東洋陶磁美術館。その中核が「安宅コレクション」です。安宅産業株式会社の会長であった安宅英一氏が、会社の事業の一環として1951年から25年かけて収集した961件もの名品の数々。その全てを選び抜いた安宅氏の眼は、決して従来の価値観に縛られることのない、ただそこに存在する美を見極めようとするものでした。ところが、安宅産業の経営破綻によってコレクションは散逸の危機を迎えます。世界に類を見ない貴重なコレクションの行方が案じられる中、大阪を同じく本拠とする住友グループが大阪市に寄贈、美術館の建設に寄与しました。コレクションが安住の地を得て40周年を迎えたことを記念し、「安宅コレクション」から国宝2件、重文11件を含む珠玉の101件をご紹介します。(HPより) 《婦女俑》 中国 唐時代 8世紀大阪市立東洋陶磁美術館(MOCO)の誇る世界的名品の一つ。MOCOのヴィーナスと呼ばれてるとか。なんとも優美な姿にウットリでした唐時代の三彩の艶やかさや中国・韓国陶磁の静謐な美しさには驚愕実は浅学にして「安宅コレクション」という名を耳にしたのは今回初めてです💦展示のメインは東洋陶磁ということだったので、当初は「少々地味では?」と勝手に思い込んでいたんですが・・・なんのなんの~これまでの私の陶磁器イメージを覆すような逸品ばかりで、とてつもなく見応えのある展覧会でした一番心惹かれたのは筍型の青磁✨《青磁陽刻 筍形水注》 韓国 高麗時代 12世紀香気漂う佇まいの美しさと艶やかな肌合いの煌めきにはハートを射抜かれ~もっとも写真では、その魅力の一端しか伝わらないかも5月末まで開催されていますので、陶磁器のお好きなかたはぜひとも直に足を運んでご鑑賞してくださいましー(^^)/この日は美術館に行く前に大丸東京3階の「京橋千疋屋」でモーニングをいただきました1月に行ったさい、あまりに美味しいうえ、店内がステキだったので、今回は夫を誘って一緒に~(^^♪ 前回はフルーツサンドのセットだったので今回はワッフルのセットを スイカは今期お初!フルーツがドッサリのったワッフルは、外側カリっとしてるのに中はフワフワとソフトで絶妙な焼き加減とーても美味しかったです陶磁器鑑賞の後は代々木公園駅まで足を伸ばして、オクシブエリアへ 「かかん 富ヶ谷」で麻婆豆腐の素を購入しました昨年12月のオクシブ散策のおりに購入して自宅で作ったところ、美味しくて家族にも大好評↑絹豆腐とあえるだけで本格麻婆豆腐が食べられるソースセット。1 人前ソース ×2 袋、山椒入り。さすが鎌倉で行列ができる『かかん』の看板メニューだけあって、コクと深みがヤミツキになる本格四川風麻婆豆腐賞味期限は冷蔵で1か月・冷凍だと6ヶ月。保存がきくし娘も好物なので、彼女のぶんもいれて4袋購入しましたオンラインショップもあります(^_-) で、帰宅前にもう一軒!「豆虎 富ヶ谷焙煎所」に寄ってコーヒータイム うっかりしてコーヒーの画像撮影を忘れ~💦赤坂・中目黒・青山などにお店を構えるコーヒー専門店「豆虎」の支店で、店内のイートインコーナーは席数少な目。でも珈琲豆の種類も多くて焙煎もこだわりを感じる美味しさでしたおまけにお値段がとってもリーズナブルゆっくり寛ぐのは無理っぽいですが、手軽にコーヒーブレイクを楽しむには最適のお店なので、またリピしたいと思ってます大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション 名品選101 [ 大阪市立東洋陶磁美術館 ]【中古】 美の猟犬 安宅コレクション余聞【ふるさと納税】【鎌倉的土産】かかんの麻婆ソース3個セット | 【TVで紹介されました!】神奈川県 鎌倉市 神奈川 鎌倉 支援 支援品 返礼品 麻婆豆腐 麻婆豆腐の素 ご飯のお供 お取り寄せ グルメ ごはんのおとも お土産 ソース おみやげ 取り寄せ 食品 食べ物 美味しい
2023.04.26
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近所の桜も日当たりのいい枝ではチラホラと開花してきましたこのぶんだと週末辺り、見頃になりそうですが・・・お天気がイマイチですねー(-"-)予報によると週末から来週前半まで雨マークがズラリかろうじて明日は晴れマークなので、まずは第一陣(笑)お花見に出かけてみようかと思ってます楽しみ~今日は先週末に行ったサントリー美術館「没後190年 木米」展を「没後190年 木米」展会期 2023年2月8日(水)~3月26日(日) *会期中展示替えあり時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)休館日 火曜日(ただし3月21日は18時まで開館)展示概要江戸時代後期の京都を代表する陶工にして画家である文人・木米(もくべい・1767~1833)は、京都祇園の茶屋「木屋」に生まれ、俗称を「八十八」と言います。木屋あるいは氏の「青木」の「木」と、八十八を縮めた「米」に因んで「木米」と名乗りました。木米は、30代で中国の陶磁専門書『陶説』に出会い、これを翻刻しつつ本格的に陶業に打ち込み、その作品は優れた煎茶器から茶陶まで、多岐にわたります。一方、木米がとりわけ50代後半から精力的に描いた絵画は、清らかで自由奔放な作風が魅力的です。その多くは友人への贈り物とした山水図であり、交友関係や木米自身の人柄を想像しながら鑑賞すると、より一層味わい深く感じられます。本展では、当時の文人たちが憧れた木米の個性あふれる屈指の名品を一堂にご紹介いたします。木米の陶磁、絵画、交友を通して、その稀有な生涯と木米芸術の全貌に触れる貴重な機会となります。(HPより抜粋) 館内は撮影禁止でした唯一撮影可は入り口のバナーのみ作品画像はHPよりお借りしようと思ったんですが・・・HP内には※本サイト内の記述、画像の無断転載・転用を禁止します。ということわり書きがあるため断念しました残念無念~実は今回の展示会、木米さんのお名前も存じ上げなかったし、ちょっと地味っぽそう(コラ)だからパスしちゃおうかな~、と思ってたんですよ😅でも年間パスポートで夫婦二人無料で観られるうえ、サントリー美術館は六本木駅から直結とアクセス抜群なので、老夫婦のお出かけ先には最適な場所^^この日は麻布十番の浪花家で美味しいたい焼きを食すという主目的(笑)のあと、腹ごなしがわりに、くらいの軽い気持ちで寄ったんですが・・・・・いやー、なんのなんの恐ろしく名品揃いで五感を刺激されまくりでした特にやきものが素晴らしくて一つ一つ見入ってしまうほどさすが永樂保全、仁阿弥道八とともに京焼の幕末三名人と称される木米さん残念ながら不調法なもので涼炉(湯を沸かす焜炉こんろ)などの煎茶道具関連のものや絵画のほうは、いささか興味が薄くて小走りでの鑑賞でしたが、どの作品も調和のとれた造形と細部へのこだわりが凄まじく、完成度の高さにはタメイキ~粒ぞろいのお宝を一挙に見せていただき、ホントに眼福でしたわー会期は3月26日日曜まで!お近くのかたはぜひぜひ~(^^)/それにしても、今回の出品リストを見ると「個人蔵」が多いことには驚きでしたこんなお宝が家の中にあったら、毎日眺めて至福の時を過ごせるでしょうねー^^この日のコーヒータイムは東京ミッドタウン3階インテリアショップIDEEの奥にある「イデーカフェ パルク」で ココは前々から気になってたカフェです。いつも満席で、なかなか入れなかったんですが、この日はスムーズに入店できてラッキーでした見晴らしのいいテラス席で、夫はシフォンケーキ、私はワッフルプレートを ワッフルは表面カリカリでバニラアイスとホイップクリームも添えられており食べ応え充分美術館鑑賞のあとにピッタリの居心地良さでしたリピ確定です
2023.03.21
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昨日までポカポカと春のような陽射しの日が続いてたのに、今日はどんよりとした曇り空で気温も低め今日は都内まで出てきたんですが、皆さん気温に敏感なのか厚着に逆戻りしてるかたが多かったように感じました😅明日は胃カメラのため病院に行かなきゃいけないんですが予報は雨最高気温も10度以下だとか来週も雨模様が続きそうだし・・・・開花宣言は出たものの、桜前線は足踏み状態になりそうですねー近所ではコブシやユキヤナギも開花しました 我が家の庭もやっと春めいてクリスマスローズや水仙が開花!ただ、今冬、花芽が出たアロエは残念ながら開花しないまま枯れてしまい、ガッカリです霜よけシートも設置して、花を待ちかねていたんですけどねー 今日は週中に友人と一緒に行ってきた、すみだ北斎美術館の「北斎バードパーク」を会期 2023年年3月14日(火)~5月21日(日) ※前後期で一部展示替えを予定 前期:3月14日(火)~4月16日(日) 後期:4月18日(火)~5月21日(日)休館日 毎週月曜日会場 3階企画展示室展示概要北斎は鳥を描いた作品を多く残しています。本展では、江戸時代の人々が目にしていた様々な種類の鳥から、意匠として描き出された鳥、画面に奥行きや趣を与えたり、場面の象徴として描かれた鳥など、北斎一門の描いた鳥を幅広く紹介し、その魅力を伝えます(HPより)↑すみだ北斎美術館今回、友人とのオシャベリに忙しくて写真をほとんど撮ってないため、HPからお借りしました<(_ _)>すみだ北斎美術館は今回お初です!なかなかにインパクトある外観ですが、見かけのわりに展示室は比較的コンパクトに感じました。でも展示室内はわりあい緩やかな間隔での展示だったので見やすくて、とても濃密な鑑賞ができましたロビーには高精細複製画「十二ヶ月花鳥図」が展示され艶やかなムード満載✨ 館内には海外のかた(皆さん、とても熱心に鑑賞してました)も多くて、北斎人気の高さを改めて感じさせられました企画展のフロアは撮影不可画像はHPよりお借りしました<(_ _)>《当館初公開》葛飾北斎「杜鵑」すみだ北斎美術館蔵(前期)葛飾北斎『北斎漫画』三編 風鳥ほかすみだ北斎美術館蔵(通期)絵手本『北斎漫画』に描かれた様々な鳥・非実在の鳥 葛飾北斎「馬尽 駒菖蒲」(前期) 二代葛飾戴斗『万職図考』三編 霍の脚跡(通期)今回の展示で初めて知ったことですが、江戸時代には鳥ブームがあったんだとか。「花鳥茶屋」へ見物に出かけたり、ペットのウズラを巾着に入れて外出することもあったんだそうです今の「ことりカフェ」「フクロウカフェ」みたいなもんですかね~^^↑『北斎漫画』の立ち読みコーナー北斎の絵手本『北斎漫画』『一筆画譜』『をどり独稽古』など、実物大高精細レプリカが展示されており、自由に手にとって観ることができました壁に展示されてる作品を眺めるのとは違って、本の重さを感じながら自分のペースで観られるのって嬉しい体験ですわ常設展の展示室は黒い壁を背景にタッチパネルモニタや高精細画面モニタなど最新鋭の機器が並び、とてもスタイリッシュでした↑「北斎のアトリエ」の再現模型人形があまりにもリアルで一瞬ドキッ~今回は鳥好きの友人のためにチョイスした美術館だったんですが、私もすっかり夢中になって楽しんじゃいました(*^^*)企画展は前後期で一部展示替えがあるようなので、時間があったら、もう一度行きたいなと思ってます😉ミュージアムショップでは絵葉書「頭巾ふくろう」と「北斎ラーメン」を 昆布醤油味のラーメン、食べるのが楽しみですこの日のランチは両国駅近くの「安美 両国総本店 (あみ)」で以前「縄文2021―東京に生きた縄文人―」に行ったおりに食べて、すっかり気に入ったちゃんこ鍋をリピートしてきましたここでもオシャベリに夢中で写真は一枚も撮らないまま^^;↑の画像は2021年の時のものですm(_ _)m北斎漫画 5巻セット【電子書籍】[ クールジャパン研究部 ]北斎漫画図録 [ 葛飾北斎 ]北斎漫画(vol.1) 江戸百態 [ 葛飾北斎 ]
2023.03.17
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プチッとご無沙汰いたしました_(._.)_2月も最後の日曜日ですねー。ここ一週間ほど確定申告作業に専念してたんですが、先日やっと作業完了しました2月中に申告を済ませるのは久しぶりです。特にここ数年は3月の声を聞いてから慌ててネジリハチマキで、申告期限にギリギリセーフということが多くて(^^ゞお尻に火がつかくまでズルズルと怠けてしまいがちなのは昔から😅夏休みの宿題も31日に泣き泣き仕上げたこと多しwwまさに「三つ子の魂百まで」ってヤツですかね~💦とそれはともかく、これで2月の懸案は片付き~でさっそく「自分にご褒美」(笑)とばかりにフラフラと、都内&縄文さんぽをしてました🎵いつものように写真整理の都合上、そちらはまた後日にして今日は先週のお出かけをワタリウム美術館で開催中の『加藤泉 寄生するプラモデル』に行ってきました。 実は現代アートって、どうも苦手です(>_<)なので、これまでワタリウム美術館の展覧会には行ったことは皆無(ミュージアムショップには一度だけお邪魔したことありますが^^)今回お初のワタリウム美術館鑑賞です。「加藤泉 寄生するプラモデル」会期 2022年11月6日(日)〜 2023年3月12日(日)休館日 月曜日開館時間 11時より19時まで HPにある加藤泉さんの言葉によると「コロナの影響で展覧会が延期や中止になり、プラモデル制作をしてたおり『プラモデル、しかも石作品の!』と閃いたんだとか ====================================石がプラモデル。デカールが絵。今までの僕の作品ともつながるグッドアイデアだと思う。 もちろん箱も僕が作るのだ。素晴らしい。モチベーションはMAXだ。そうしてプラモデルが完成し、この展覧会を開催することになりました。プラモデルを使ったシリーズと、それらにつながる僕の作品を見てください。==================================== 御本人のお言葉どおり、プラモデルと木彫が合体した作品の数々木や石などの自然素材とプラスチック製のプラモデルのコラボレーションが不思議なケミストリーでめちゃめちゃ楽しかったです🥰 プラモの箱自体もユニークで見応え(笑)あり!加藤泉島根県出身のアーティスト。初期より、胎児のような人間をモチーフとした油彩絵画作品を手がけ、2002年よりイタリアやドイツでの美術展に作品を出展、2004年頃から立体作品も発表するようになった。作風は「プリミティブな」「不思議な有機性を持つ」「力強く生命力に溢れた」「不気味な」「異形の生命体」「幼形成熟したキモカワイイ裸の人と植物」といった表現がなされる(ウィキより)ウンウン、まさしくキモかわいいの極地かも(*´艸`*)「お、いいじゃん、いいじゃん」と作者ご自身が楽しみながら作ってる様子が目に浮かぶような作品ばかりで、観てるほうもワクワクでしたこれまで観たことのある現代アートって、見終わったあと「ヘンテコでわけわからん」(笑)とはぐらかされた感が強かったんですが、今展は観てる間も見終わったあとも愉快な気分を満喫できる楽しい展覧会でしたおまけにチケット大人1200円 のところ「ペア割引」で夫婦2,000円なり~。お得に観られて得した気分(*´艸`*)この日のランチは六本木一丁目 の 「スプラウトカフェ さくら坂 」で。 私はシーフードドリア&ホットティー、夫は キッシュ &コーヒーセットをアッツアツのドリア、とーてもおいしゅうございました桜並木そばのテラス席は桜の季節見事な眺めでしょうね~🌸🌸鑑賞後は夫と別行動で高円寺へ~そちらはまた後日(^^)/【送料無料】 寄生するプラモデル 加藤泉 / 加藤泉(芸術家) 【本】【中古】加藤泉作品集 絵と彫刻/加藤泉夢みる美術館計画ワタリウム美術館の仕事術 (単行本・ムック) / 和多利志津子/著 和多利恵津子/著 和多利浩一/著
2023.02.26
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予報どおり、我が地域では朝から雪が降り続いております午後にはミゾレっぽくなってきたものの、庭も道路も一面真っ白に~↑14時の時点で10㎝くらい。このまま降り続くと果たしてどのくらいの積雪量になるのやらと、そらおそろしや~(>_<)夕方の通勤帰宅時間帯の交通機関が心配ですね。路線によっては既に遅延や運休になってるところもあるようですし。通勤通学の皆様、足元注意してお怪我のないように~うちの息子は明日から伊豆へ旅行の予定なんですが、はたして無事に行けるのかしら?いやいや、それより今夜無事に帰宅できるかどうかのほうが問題ですね😅私も本日、お出かけの予定にしてたんですが、やむなく延期しました。先日行った「泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅳ不変/普遍の造形-住友コレクション中国青銅器名品選-」のスライドトークに参加したかったんですけどねー残念無念!というわけで、今日は千葉旅の続きをば歴博から千葉市へ移動して、ひとまずホテルにチェックインしました「ダイワロイネットホテル千葉駅前」旅割のおかげでお安く宿泊できましたJR駅にも京成千葉駅にも近くて便利だし、お部屋も綺麗で使い勝手が良かったです。次も千葉にきたらココにしよ~っと^^重い荷物を部屋に置いて身軽になったあと、千葉市美術館へSNS情報で「18時以降の入場だと観覧料半額」という情報をキャッチしてたので、時間にあわせて先に腹ごしらえしましたww 美術館近くのインドカレー「アダルサ」どうやら武蔵野地区の有名カレー店の支店らしいんですが・・・店内は私以外お客さん1組しかおらず、ガラーンとしてて寒々しい雰囲気😅厨房の店員さんの鼻歌が店内に響き渡る(笑)なかいただいたチキンカレーセットはボリュームたっぷりでしたが、お味のほうはいまいち~💦スパイスがあまり感じられず少々ボヤけたお味でした千葉市美術館1995年(平成7年)開館1927年(昭和2年)に建てられたネオ・ルネサンス様式の旧川崎銀行千葉支店(矢部又吉設計)の建物を覆うようにする「さや堂」方式を用いて建設。(ウィキより) 1、2階の「さや堂ホール」は昭和初期の銀行建築をユックリと満喫できるスペースでした。外観は夜のとばりに包まれて少々観察し辛かったんですが、そのぶん薄明かりに照らされたホールはムーディな雰囲気でステキ~(〃▽〃)没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡会期 2023年1月13日[金] – 2月26日[日] 前期:1月13日[金] – 2月5日[日] 後期:2月7日[火] – 2月26日[日]観覧料 一般1,200円(960円) 大学生700円(560円) 小・中学生、高校生無料ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額。展示概要江戸時代後期に活躍した洋風画家、亜欧堂田善(あおうどうでんぜん)は、現在の福島県須賀川市に生まれ、47歳の時に白河藩主松平定信の命を受け、腐食銅版画技法を習得した遅咲きの画人です。主君の庇護のもとで試行錯誤を重ねた田善は、ついに当時最高峰の技術を身につけ、日本初の銅版画による解剖図『医範提鋼内象銅版図』や、幕府が初めて公刊した世界地図『新訂万国全図』など、大きな仕事を次々に手掛けていきます。一方で、西洋版画の図様を両国の花火に取り入れた《二州橋夏夜図》や、深い静寂と抒情を湛える《品川月夜図》など最先端の西洋画法と斬新な視点による江戸名所シリーズや、《浅間山図屏風》(重要文化財)に代表される肉筆の油彩画にも意欲的に取り組み、洋風画史上に輝く傑作を多く世に送り出しました。(HPより)亜欧堂田善『銅版画東都名所図』 江戸時代(19世紀)須賀川市立博物館蔵亜欧堂田善という人物、浅学なため、これまで全く未チェックでした💦昨年、たまたま今展のチラシを手に入れ、その独自の作風にビックリ江戸期にこんな銅版画画家がいたんだ!??と衝撃をうけました!館内は基本的には撮影禁止。一部のみ撮影OKでした📷亜欧堂田善《江戸城辺風景図》江戸時代(18-19世紀)東京藝術大学蔵亜欧堂田善《二州夏夜図》(『銅版画東都名所図』のうち)重要文化財 江戸時代(19世紀)須賀川市立博物館蔵 ※前期展示亜欧堂田善『医範堤綱内象銅版図』弘化5年(1808)杜若文庫蔵精密な銅版画や独特の個性溢れる肉筆画なども面白かったですが、緻密な解剖図や世界地図などが圧巻の素晴らしさ👑洋風の絵を模倣しながらも、そのままそのとおりに描くんじゃなく独自の表現を試みているし、どの作品もなにかしらユーモアを感じるところがとても魅力的でした亜欧堂田善の回顧展は首都圏では17年ぶりとか。銅版画約140点、および肉筆の洋風画や、谷文晁・司馬江漢等の同時代絵師の作品、田善の参照した西洋版画や弟子の作品などなど見応えタップリこの日は歩き疲れてたので、よほど途中で切り上げようかとも思ったんですが、作品があまりにも魅力的だったため鑑賞をストップできなかったほど!結局、特別展全作品に加えて常設展に並んでいた田善作品も全部観て回っちゃいました^^いやー、素晴らしかった~江戸後期とはいえ当時、ほとんど観たこともない銅版画を50歳過ぎて会得するのは至難の業だったはず。白河藩主・松平定信という有力なパトロンの力も大きかったでしょうが、西洋の銅版画の模倣からスタートして、これだけ緻密な銅版画作成をなしとげたのは大偉業と言えるのでは?これまであまりその存在を知られてなかったのも不思議です(?_?)(知らなかったのは私だけ?😅)ユニークな名前は「アジア(亜)とヨーロッパ(欧)を眼前で見てるようだ」とお殿様に褒められた事からとか近ければ後期展示のほうも観に行きたいくらいです。今回の展示会を機に、都内の美術館でも亜欧堂田善展を開催してくれないかしら~もっと知りたい司馬江漢と亜欧堂田善 [ 金子信久 ]
2023.02.10
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いよいよ明日から2月ですね。相変わらず寒い毎日ですが、陽射しは日に日に強まって、ほんのちょっぴり春の兆しを感じます強まるといえば、来月からは値上げラッシュも、ますますアップですね~年金暮らしの我が家、頭の痛いことですもう一つ、頭が痛いといえば・・そろそろ花粉の季節去年は花粉症症状がほとんど出なくて快適だったんですが、先週末都内に出たあと眼がショボショボして花粉らしき症状が出てきてます私以上に花粉症重症の息子に聞くと「まだじゃね?」という返事なんですが・・(?_?)ネットで調べてみると、ウエザーニュースの1月24日(火)~25日(水)の調査では「関東や東海は約3人に1人が花粉感じる」という結果だったとかあー、やっぱり~今年は例年より飛散量が多いという予報ですし、これからの飛散本番を控えて憂鬱ですわ💦今日は先週末のお出かけの続きをば少々早めに自宅出発して、大丸東京3階の「京橋千疋屋」でモーニングをいただきました。開店直後だったせいか店内はイイ感じの空き具合^^吹き抜け天井と広い窓に囲まれて、明るくて開放的な空間でゆったりと朝時間を過ごせました モーニングセットは2段スタンドで、まるでアフタヌーンセットみたいな優雅さ「ワッフルセット」と「サンドイッチセット」の2種類あったので迷ったんですが、午後にスイーツタイムの予定があったのでサンドセットに フルーツサンドイッチと新鮮フルーツの盛り合わせという贅沢モーニングで朝から幸せな気分を味わえました(#^^#)ちなみに横に座ってたオジサマは「ワッフルセット」を美味しそうに堪能されてました。店内を見渡すと「ワッフル」派が大半だったかも^^ ランチセットも魅力的な組み合わせのようなので今度トライしてみなくちゃ食後は東京ステーションギャラリーで開催中の「佐伯祐三 自画像としての風景」へ東京ステーションギャラリー「佐伯祐三 自画像としての風景」会期 2023年1月21日(土) - 4月2日(日)開館時間 10:00 - 18:00 ※金曜日は20:00まで開館※入館は閉館30分前まで休館日 月曜日[3/27は開館]館内は撮影禁止でしたので画像はHPよりお借りしました<(_ _)> 展示概要およそ100年前、大阪、東京、パリの3つの街に生き、短くも鮮烈な生涯を終えた画家、佐伯祐三(1898-1928)。1924年に初めてパリへ渡ってからわずか4年余りの凝縮された画業の中で、石造りの街並みを荒々しく重厚な筆致で描く作風や、軽やかで繊細な線で画面を埋め尽くす独自の画風に到達しました。私たちは、佐伯の絵画に向き合う時、風景に対峙する画家の眼、筆を走らせる画家の身体を強く想起させられます。それゆえその作品はしばしば、画家自身を映したものー自画像にたとえられます。本展では、佐伯が描いた「東京」「大阪」「パリ」の3つの街に注目し、画家が自らの表現を獲得する過程に迫ります。 佐伯祐三氏のことは以前「佐伯祐三アトリエ記念館」に行ったおりに知ったものの、アトリエ記念館には一時帰国のさいに描いた「下落合風景」の写真パネルやライフマスクがあるだけで、肝心の絵画は一枚もなかったんですよ。なので、実際の絵をナマで鑑賞したのは今回初めてです佐伯祐三明治31年~昭和3年(1898~1928)大阪に生まれ、大正7年に東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科に入学卒業後、大正13年にフランスに渡り、ヴラマンク、ユトリロの影響を受け、激情的かつ哀愁に溢れる筆致でパリの街を描き続けたが、大正15年に帰国。昭和2年に再度フランスに渡り、精力的に画業に取り組むも、わずか1年でパリに病没した(享年30歳)(アトリエ記念館パンフレットより) 今回の展覧会では代表作が一堂に集結!風景を切り口に選りすぐりの作品が展示されており、佐伯芸術が花開く過程を順を追って一望することが出来ました。佐伯さんというと「ユトリロを思わせるパリのオシャレな街並み」というイメージだったんですが・・・・本展で接した荒々しいまでのマチエールにはビックリ仰天印刷物だと、この厚塗り絵具の質感には気づかないままでした💦いやー、やっぱり絵画は生で観ないとダメということを改めて実感~ 濃厚なマチエールと迸るような圧倒的な力強いタッチが実に素晴らしかったです前期(2月26日まで)後期(28~4月2日)と展示替えがあるようなので、もう一度行ってみたいくらいなんですが・・・2,3月にかけて観たい美術展や展示会が多いので、ちょっと無理だろうな、たぶん😅もっと知りたい佐伯祐三 [ 熊田 司 ]佐伯祐三 (新潮日本美術文庫) [ 佐伯祐三 ]
2023.01.31
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強烈な寒波到来という予報に、昨夜から身構えていましたが・・・・当地は雪もなく晴天~<朝から雪かき>を覚悟して長靴やスコップを玄関に用意してたんですが、ちょっと肩すかしかもヾ(^^;)でも、強い冬型は26日まで続くようなので今後も要注意ですね。皆さまもお気をつけて~先週末、泉屋博古館東京で開催中の『不変/普遍の造形』に行ってきました。 泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅳ 不変/普遍の造形 住友コレクション中国青銅器名品選展覧会概要住友コレクションの象徴である中国青銅器。はるか三千年前から変わらず受け継がれ、世界各地で崇敬を集めてきた不変/不変の造形美をご堪能いただくべく、住友コレクションの名品の数々を一堂に会する貴重な機会となっています。中国青銅器の種類、文様、金文、そして鑑賞の歴史まで、丁寧な解説を付してその魅力を余すことなくご紹介します。会期 2023年1月14日(土)〜2023年2月26日(日)会場 泉屋博古館東京 時間 11:00〜18:00 ※金曜日は19:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)休館日 月曜日 祝日の場合は開館、翌平日休館 泉屋博古館所蔵の中国青銅器は質量ともに最も充実したコレクションとして世界的にも高く評価されているそうですが、その存在を私が初めて知ったのは、以前参加させていただいたブロガー内覧会でした2018年内覧会「神々のやどる器―中国青銅器の文様―」2019年内覧会「金文-中国古代の文字-」中国青銅器のなんとも不思議な造形や文様にはビックリ古代中国の精神世界と工人たちの卓越した技には度肝を抜かれました。今回は泉屋博古館東京リニューアル工事以来、久々の青銅器展!久しぶりに鴟鴞尊(しきょうそん)ちゃんに会える~と心ウキウキで足を運びました^^会場内は嬉しいことに撮影可能(一部不可あり) 鴟鴞尊(しきょうそん)殷後期(前13-12世紀) 泉屋博古館蔵鴟鴞はフクロウやミミズク類のことで、尊は商時代に用いられた祭祀用の酒器。とてもチャーミングな鴟鴞尊前回の展覧会のおりフィギュアを入手して、今でも家に飾って愛でております^^これまで買ったミュージアムグッズの中では一番のお気に入り~こちらは少々オドロオドロシイ雰囲気の虎卣虎卣(こゆう)殷後期(前11世紀) 泉屋博古館蔵後肢で立つ虎が人を抱え、丸のみにするかのような不思議な造形を表す器。釣手と蓋のつく卣と呼ばれる種類で、酒を入れたとも、酒に香りづけをするための香草の煮汁を入れたとも言われる。驚異的な鋳造技術が発揮された中国青銅器を代表する逸品。(解説は泉屋博古館HPより)どうみても人が飲み込まれているように見えますが、それにしては中の人があまりにもノホホーンとした雰囲気なのが不思議^^以前の内覧会で学芸員さんに伺った話では「安心したような顔をしてるので『動物の姿をした神様に守られている』という発想がこの時代にあったのでは」ということでした(うろ覚えですけど💦)戈卣(かゆう)殷後期(前12世紀) 泉屋博古館蔵ミミズクが背中合わせになった形をしており、蓋に「戈」の銘が入っていることから、この名があるんだとか。これを見るたびにキングダムの河了貂(かりょうてん)を思い出しちゃいますわー(笑) 左は饕餮文平底爵(とうてつもんへいていしゃく)殷前期(前14世紀)泉屋博古館蔵右は鳳柱斝(ほうちゅうか) 殷後期(前12世紀)泉屋博古館蔵爵とは、お酒を温めるための器。斝は古代の酒器の一種。鳳柱斝の頭部には鳳凰の造形が施されてるんですが、この子たち、つぶらなお目目でとても愛らしい表情です↑ 殷前期~殷後期 の觚 泉屋博古館蔵お酒をスプーンのようなもので掬って飲むための器。当時のお酒は甘酒のようにドロっとしていたのでスプーンですくって飲んでいたんだそうです。ほとんどヨーグルトを食べるような感じ? ホールに展示されていた 夔神鼓(きじんこ)殷後期(前12世紀)泉屋博古館蔵鰐皮を両面に張った太鼓の形状をした器で、上には奇怪な顔をした二羽の鳥の飾りがつく。『山海経』によると、夔は牛のような姿をし、角のない一本足の獣で、その皮を張って太鼓を作ると、敲いた音は五百里先まで届いたという。当時実際に楽器として使用したかどうかは不明。内側は中空で厚みは約1~5㎜と、非常に薄手の鋳造となっており、当時の高度な技術を今に伝えている。(解説は泉屋博古館HPより) 螭文方炉(ちもんほうろ) 春秋前期 泉屋博古館蔵ミニチュアハウスのような造形の器で、扉は開閉し、中に火種を入れて、食べ物を加熱することができた。扉の両側には門番が立つが、よく見ると、両脚が極端に短く表されていることに気づく。中国古代では、足切りの刑にあった人が門番の仕事に就くことが多く、文献中にもさまざまなエピソードが記されている。親しみやすそうな第一印象とは裏腹に、現代の感覚では計り知れない恐ろしさが、扉の隙間から顔を覗かせている(解説は泉屋博古館HPより)最初に観て回った時には門番には全く気付かなかったんですが、奥の講堂で上映されていたスライドを見て、慌ててもう一度じっくりと鑑賞確かに足が短くてゾォォ~他にも逸品がズラリ~これまでの展示会にも増して名品揃いで、たっぷりと青銅器ワールドを堪能できました。2月末までの会期なので、出来ることならもう一度行ってみたいと思ってます今回購入したミュージアムグッズは泉屋博古館東京オリジナルの「サーモボトル(300ml)」館所蔵の銅製花入《古銅象耳花入 銘キネナリ》がモチーフです。ちょっとシブい(笑)けど体操教室の水分補給用に使うつもりです^^太古の奇想と超絶技巧 中国青銅器入門 (とんぼの本) [ 山本 堯 ]
2023.01.25
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二十四節気の最後である大寒もすぎ、あと2週間弱で立春~と春待ちかねる思いとは裏腹に、週明けには強烈な寒波がやってくるんだとか来週半ばから全国的に要注意ですね!メディアでは盛んに「寒さへの備え」を呼びかけていますが・・・「備え」と言われても具体的にどうすればいいのやら(?_?)九州育ちの私、思いつくのは「屋外の水道管凍結防止策」くらいかも💦皆様はなにか特別な対策を練られていますか~?週末、サントリー美術館で開催中の「京都・智積院の名宝」に行ってきました。京都・智積院の名宝会期 2022年11月30日(水)〜2023年1月22日(日)(今日で終幕です)会場 サントリー美術館 時間 10:00〜18:00休館日 火曜日 残念ながら会場内はすべて撮影不可↑は唯一の撮影スポットです。展覧会概要京都・東山に建つ智積院は、弘法大師空海から始まる真言宗智山派の総本山で、全国に末寺約3,000を擁します。高野山中興の祖といわれる興教大師覚鑁の法統を受け継ぎ、後に隆盛を極めた紀伊国根来寺山内で室町時代中期に創建されました。天正年間には豊臣秀吉政権の下で一旦衰退しますが、その後、徳川家康の寄進を受け、江戸時代初期には現在の地に再興を遂げました。この地には元々、秀吉の夭折した息子・鶴松(棄丸)の菩提を弔うために建てられた祥雲禅寺があり、長谷川等伯と息子・久蔵が描いた名高い金碧障壁画群も、智積院による手厚い保護を受けて今日まで大切に守り伝えられてきました。本展は、国宝「楓図」「桜図」など初めて寺外で同時公開し、桃山時代の絢爛豪華な抒情美にふれる貴重な機会となります。また、国宝「金剛経」や重要文化財「孔雀明王像」の他、近代京都画壇を代表する堂本印象による「婦女喫茶図」に至るまで、智積院が秘蔵する多彩な名宝を一堂に公開します。(HPより)終幕間近だったせいかチケット売り場は大行列でした幸い我が家はメンバーズクラブに入会しているのでフリーパス。こういうときは年間パスポートのありがたみをしみじみと感じます国宝 楓図 長谷川等伯六面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院やはり今展一番の見どころは長谷川等伯一門による金碧障壁画群🌟特に等伯&久蔵親子による「桜図」「楓図」「松に秋草図」はさすがの素晴らしさでした父・長谷川等伯の長男であり、その才能は長谷川派中でも抜きん出ていたと伝えられる久蔵が没したのは26歳。あまりにも早い夭折に父・等伯の悲嘆はいかばかりであったかと思うと、思わず感極まるものがあります ( ̄ーÅ)ホロリ国宝 桜図 長谷川久蔵五面のうち四面 桃山時代 16世紀 智積院『桜図』は久蔵24歳のときの作品。縦横に伸びた枝や桜花がダイナミックでなんとも豪華絢爛桜の花は「胡粉」を重ね塗りしているため盛り上がって見え、その立体感が華やかさを増してました婦女喫茶図 堂本印象四面 昭和33年(1958) 智積院京都画壇の大家である堂本印象が67歳の時に描いた「婦女喫茶図」洋装と和装の女性が椅子に腰かけてお茶をしているという洋風なモチーフが金地に鮮やかな色彩で描かれており、力強い画面から伝わる圧が強烈な一枚でした^^それにしても、なぜに今、智積院?と不思議に思い帰宅後、智積院のHPを見てみると・・・=====================令和5年4月4日の総本山智積院宝物館のオープンに先立ち、東京六本木のサントリー美術館において総本山智積院が所蔵する寺宝を展示いたします。=====================だとか。2023年4月4日に「総本山智積院宝物館」がオープンする前に、東京で特別公開という戦略(笑)だったんでしょうか?ヾ(^^;)今展は今日で終幕ですが、国宝「楓図」「桜図」「松に秋草図」など貴重な障壁画群をご覧になりたいかたは、京都・東山に建つ古刹智積院へぜひとも足をお運びくださいましこの日はサントリー美術館の前に泉屋博古館東京にも行ってきました。私にとっては久々の青銅器展!実に実に素晴らしかったです╰(*´︶`*)╯そちらはまた後日~。週刊 ニッポンの国宝100 17 智積院 楓図・桜図/妙喜庵待庵新版 古寺巡礼京都 29 智積院 / 梅原猛 【全集・双書】
2023.01.22
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先日のコロナワクチン5回目接種の副反応は思いのほか軽くて助かりました。これまでだと発熱や頭痛等なにかしら不調だったのに、今回は腕の腫れも早めにひいて快調ですワクチン接種の副反応、皆さんはいかがでしたでしょう?お若い世代は4回目接種もまだ、というかたもいらっしゃるかも?ちなみに娘は本日4回目接種でした。一応、解熱剤などは用意してますが・・・・はたして~?昨日は都内でマッタリと過ごしてきましたまずはこの日一番のお目当て「甘蘭牛肉麺 新宿店」へ 先日、ブログ仲間のajinomotoippaiさんが「甘蘭牛肉麺 京都三条店」をアップされてまして、その画像を見ると「これ、絶対に旨いヤツ~」と心奪われ~wwさっそく新宿店へ出かけた次第です^^甘蘭牛肉麺1915年頃、中国蘭州の旧市街で、屋台形式で登場しました。その後100年以上に渡り、独自の製造工程を形成し、新鮮な牛肉と牛肉の骨を蒸し、あっさりとしたスープを生み出します(HPより)豚系のお味と違ってアッサリ目のスープ、それでいてコッテリと深い味わいテールスープが大好物なので、コレは絶対に外さないと思ってたんですが、想像通りの美味しさでした🤤トッピングの煮卵、大根、スジ肉のチャーシュー、そしてパクチーの香りと、全てがお互いを際立たせており、味の深みがアップただ、麺は細麺にしたせいか、ちょっと「柔すぎ」感あり💦注文を受けてから「麺を引き延ばし茹で上げる」という手順なので、各職人さんの手際によって多少、加減が違うのかもしれませんね。次は太目の麺にしよっと^^麺量が小、並、大を選べるので少食の私でもOKというのが嬉しいところですajinomotoippaiさん、いつも美味しいもの紹介ありがとうございます京都ってパンやカフェもオシャレで美味しいお店がたくさん!さすが古都の方々は舌が肥えてる、ってことですかね~牛骨スープで身体の奥までホッカホカに温まったあとは原宿に移動して太田記念美術館へ闇と光 ―清親・安治・柳村会期 2022年11月1日(火)〜12月18日(日) 会場 太田記念美術館開催概要今から約150年前の明治9年(1876)、小林清親(1847~1915)は、西洋からもたらされた油彩画や石版画、写真などの表現を、木版画である浮世絵に取り込むことによって、これまでにはない東京の風景を描いた。真っ暗な夜の街に輝くガス灯の光や、鮮やかな赤い色に染まった夕焼けの空など、光や影のうつろいを巧みに捉えた清親の「光線画」は大いに流行し、井上安治(1864~1889)や小倉柳村(生没年不明)といった絵師たちも後に続く。(HPより)残念ながら館内は撮影不可でした小林清親の光線画は以前、町田市立国際版画美術館で開催された『浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼―』でタップリと鑑賞済みなので、今回はこれまで見聞きしたことのない井上安治、小倉柳村に注目したんですが・・・・・師である清親をなぞったような作品(コラ!)が多くて新味はなく、ちょっと残念でした💦今展は明日18日まで。そのせいか、観客が多く、かなりの混み混み状態もともと太田記念美術館の展示室はコンパクトなので、少々息苦しさを感じたほどです。「新版画」のファンが増えたのかしら~?版画鑑賞のあとは代々木公園駅へ移動🚃前から行きたいと思ってたMeals (ミールズ)を目指したんですが、まだランチタイム中で、カフェタイムまでは1時間以上あるということでした 1階は食器店で2階がカフェ、3階は料理教室とかで、店内はランチ客でほぼ満員状態でしたこの日は<美術館のあと、カフェでユックリと読書>というプランだったので、のんびりできそうなカフェを探して歩いたんですが、近辺のカフェはどこも満席~こちらのお店は脇の道にまでお待ち客が大勢↓一見、普通っぽいお店なのに(?_?)帰宅後調べてみると「フグレントウキョウ」という、ノルウェーオスロ発のコーヒーショップでした。オスロのコーヒーは世界最高品質と言われ「飛行機に乗ってでも試しに行く価値がある世界一の美味しさ!」と絶賛されているそうだけど・・・・平日の昼下がりでこの行列だと、スンナリ入店するのは至難の業では?というか、2、30代の若者ばかりだったので、私年代だとチト憚られる雰囲気💦で、結局Googlemapで見つけた「Beasty Coffee cafe laboratory 」へ 店内はコンパクトながら席がユッタリとしているので寛げる空間でしたおまけにカフェラテが美味しくてビックリ スイーツのエッグタルトや抹茶テリーヌも絶品特に抹茶テリーヌが濃厚でネットリとした食感が最高~(≧∇≦)ここもリピ決定ですほかにもソソルお店がたくさーん!どうやらこの辺りって、俗にいうオクシブエリアのようす。よく耳にする「オクシブ」だけど、もうちょっと渋谷駅寄りだとばかり思ってました^^どうりで、道行く人は、いかにも風(笑)の若者ばかりシルバー世代である我が夫婦、アウエイ感をビシバシ感じましたわー💦でも負けないで(笑)、来年も「オクシブ探検」を続けてみたいと思ってます帰りは代々木八幡駅まで歩いて、お気に入りパン屋さん「イエンセン」でパン購入。左の買い物品についてはまた後日~(^m^)/小林清親 “光線画”に描かれた郷愁の東京 (別冊太陽) [ 吉田洋子 ]小林清親 文明開化の光と影をみつめて [ 小林清親 ]電線絵画 小林清親から山口晃まで
2022.12.17
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昨日、5回目のワクチン接種に行ってきました💉3回目、4回目は接種後に発熱してダウンしちゃったので今回も少々心配でしたが・・・・本日は友人とプチ忘年会を決行~副反応のことは忘れて5時間ぶっ通しでシャベリ納め(爆)してきましたww友人の車でお店を二軒ハシゴしたのでラクチンではありましたが、帰宅後検温してみると37度うーん、どうかこれ以上、熱が上がりませんように~(―人―)ナムナム 今日は先日の旅割旅行の1日目を千葉に行く前に、京橋のアーティゾン美術館で「パリ・オペラ座ー響き合う芸術の殿堂」を鑑賞しました。 オペラ座には特別な思い入れは皆無なんですが、絵画展でもないし、どういう展示構成にしてんだろ?という好奇心(笑)で出かけました「パリ・オペラ座ー響き合う芸術の殿堂」会期 2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日) 会場 アーティゾン美術館 6・5階展示室(東京・京橋)開館時間 10:00 ー 18:00(毎週金曜日は20:00まで)*入館は閉館の30分前まで休館日 月曜日(1月9日は開館)、12月28日−1月3日、1月10日観覧料金 日時指定予約制 ウェブ予約チケット(税込)1,800円 当日チケット(窓口販売)2,000円展覧会概要パリ・オペラ座は、バレエやオペラの輝かしい殿堂としてよく知られた劇場です。ルイ14世によって1669年に設立されたパリ・オペラ座は、その歴史を通して台本作家や作曲家、美術家に、芸術的な進展や技術的な革新を可能にする表現を常に注文してきました。この展覧会では、パリ・オペラ座の歴史を17世紀から現在までたどりつつ、さまざまな芸術分野との関連性を示すことで、その魅力を「総合芸術」的な観点から浮き彫りにします(HPより)パリ・オペラ座フランスを代表する歌劇場。パリ9区の絢爛な建築は、19世紀後半パリの近代化の一環として計画され1875年に完成、設計者の名に由来しガルニエ宮(オペラ・ガルニエ)とも呼ばれます。ルイ14世によって1669年に設立された王立音楽アカデミーを前身とし、350年以上の間、台本作家や作曲家、美術家に、芸術的な進展や技術的な革新を可能にする表現を常に注文してきました。1989年にバスティーユ歌劇場(オペラ・バスティーユ)が完成し、現在二つの劇場でバレエ、オペラの古典から現代作品までを上演しています。(HPより)会場内は✖マークのモノ以外は撮影OKということでしたが、ほとんどが✖マークばかり撮影可能だったのはドガやマネの絵など、ほんの数点でした😅ドガ <踊り子> <見どころ1>フランス国立図書館やオルセー美術館などから約200点の作品が来日。<見どころ2> 「総合芸術」的な観点からオペラ座の魅力を紐解く<見どころ3>オペラ座を描いたマネの2作品を展示。一点はアーティゾン美術館所蔵品。。もう一点はワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵作品 左 エドゥアール・マネ《オペラ座の仮装舞踏会》1873年、石橋財団アーティゾン美術館右 エドゥアール・マネ《オペラ座の仮面舞踏会》1873年、ワシントン、ナショナル・ギャラリールイ14世時から現代にいたるまでの芸術的、文化的、社会的な視野から俯瞰したパリ・オペラ座の多面的な魅力を存分に堪能できました正直なところ、歴史、建築画、オペラやバレエ等の譜面、当時のポスターや衣装など展示品の幅広さが凄すぎて圧倒されどうし最近行った展覧会の中では一番豊潤な時間を過ごせたかもですオペラやバレエの愛好者さんだと、よりいっそう濃密な時間が過ごせること間違いなし!会期が来年2月5日までと長いので、ぜひともお出掛けになることをおススメします(^^)/と甘美な展覧会のあとにアップするのは恐縮ですが、この日のランチは立ち蕎麦「そばよし」できつね蕎麦を~ 老舗の鰹節専門店が経営する立ち食い蕎麦屋「そばよし」今のところ都内で一番好きな立ち蕎麦屋さんですカツオブシの香り豊かでツユの美味しさが天下一品👑今回の京橋店で都内3店舗制覇できました(^^)v日本橋店神谷町店珈琲タイムは10月の「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」の際も行ったアーティゾン美術館近くの「Pastry & Bakery GGCo.」で 明るくて開放的な雰囲気がすっかり気に入ってます↑<あんバターコロネ>柔らかいコロネ生地にクルミ&アーモンド&小豆のトッピング。中の餡はバターと別々になってるので、好みによって餡とバターの配分を変えながら食べることが出来ますこのタイプって珍しいかも~^^そうそう!アーティゾン美術館はミュージアムショップがオシャレで「コレ欲し〜い!」と思わせるものばかり↑HPより画像お借りしました<(_ _)>今回はオペラ座のピンバッチを購入しましたパリ・オペラ座のマニュエル・ルグリ [ ダンスマガジン編集部 ]オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン [ ラミン・カリムルー ]
2022.12.14
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穏やかな秋日和が続いてますね。10月最終の週末、行楽地は賑わってそうですね^^昨日、我が夫婦も秋晴れの下、府中市美術館で開催中の「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」に行ってきました。「モダンデザインの父」と呼ばれるウィリアム・モリスを中心に、イギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動が生んだ作品とアメリカでの動向も加え、アーツ・アンド・クラフツの世界が紹介されていました。展示概要近代化、工業化の進む19世紀のイギリスで、丁寧な手仕事による日常品で人々の暮らしを美しく彩ることを目指したウィリアム・モリス。その理念を受け継いだアーツ・アンド・クラフツ運動は、やがて世界各地に広がりました。本展では、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど、約150点によって、その世界をご覧いただきます(HPより)↑唯一撮影OKだった会場の入り口。会場内は撮影不可でした会期 2022年9月23日(金・祝日)から12月4日(日曜日)まで休館日 月曜日(10月10日は開館)、10月11日(火曜日)開館時間 午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)観覧料 一般900円(720円)、高校・大学生450円(360円)、小・中学生200円(160円)今回、京王パスポートのカードを提示すると()内の団体料金となっており、私は720円で入場できましたただし”カード提示者一名”のみだったので、夫は普通料金で入場~😅 ↑左は 三輪のリリィの金色ランプ ティファニースタジオ 右は アーチポールド・ノックス ティーセット リバティ商会 ↑左 チャールズ・ロバート・アシュビー 蓋付きマフィン銀皿右 ジェームズ・クロマ―・ワット ペンダント画像はパンフレットとHPよりお借りしました<(_ _)>「アーツ・アンド・クラフツ」という言葉や、ウィリアム・モリスという名前をご存知ないかたでも、《いちご泥棒》《メドウェイ》《格子垣》などのデザインを一度くらいは目にされたことがあるのでは?イギリス的なファブリックとして日本の生活のなかでもスッカリ浸透してますよね。 ↑左 いちご泥棒(内装用ファブリック)ウィリアム・モリス右 ことりと花(壁紙) チャールズ・F・A・ヴォイジー ↑左 格子垣 ウィリアム・モリス 右 メドウェイ(内装用ファブリック)ウィリアム・モリス でも、夫いわく「部屋中がこんな壁紙だったら落ち着かんだろ(-"-)」とか。たしかに日本の住宅事情を考えると、住む人を選ぶ柄かも~😅とはいえ、「身近な生活の中にこそ美が必要」というモリスの信念は、今では暮らしの中にしっかり根付いているような気がします(実践できるかいなかは、置いといての話ですが)ウィリアム・モリス(1834年~1896年)19世紀イギリスの詩人、デザイナー、マルクス主義者。多方面で精力的に活動し、それぞれの分野で大きな業績を挙げた。「モダンデザインの父」と呼ばれる。また、架空の中世的世界を舞台にした『世界のかなたの森』など多くのロマンスを創作し、モダン・ファンタジーの父と目されJ・R・R・トールキンにも影響を与えた(ウィキより)↑1階ホールに特別出店していた可愛いミュージアムショップデザイン関連の展覧会はめったにないせいか、平日にもかかわらず見学者は多かったような気がします。 館内のソファもモリス柄でステキでした府中美術館定番のスタンプコーナーもモリス仕様! ↑不器用な私、ちょっとナナメって押してしまいガックシでしたこの日のランチは府中駅から徒歩5分ほどの「ロシア料理ペーチカ」で 以前『珈琲屋マロコ』に行ったおり、数軒先にあった「ロシア料理」という看板が目について狙って(笑)いたお店です。ロシア料理って昔、新宿の『スンガリー』に行って以来、久しぶり~当時は新宿スバルビル地下1階にあった、加藤登紀子さんのご家族が創業した老舗ロシア料理店。(今は新宿東口のほうに移転しています)初めて食べた時は真赤なボルシチやキノコのつぼ焼きにビックリしたものですが、その美味しさにもビックリ以来、我が家でもキノコのつぼ焼きは定番メニュー(たいていクリスマスに🎄)残念ながらビーツがなかなか入手できないので、ボルシチがテーブルに登場することはめったにありません😢今回『ペーチカ』でいただいたのはランチタイムの「ミニボルシチセット」久しぶりのボルシチ、と~ても美味しかったですロシアンティの美味しさにも感動~ラズベリージャムを入手して、我が家でも再現してみなくちゃー!ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツの世界 100枚レターブック [ パイ インターナショナル ]輸入 壁紙 ウィリアムモリス いちご泥棒 216804(212564) 52cm×10m 国内在庫 紙製壁紙 イギリス MORRIS & Co. / Strawberry Thief 壁紙屋本舗ボンヌママン ラズベリージャム 225g無農薬オーガニック【ラズベリージャム(225g)】おおがファームの自家製ローズ&ラズベリージャム
2022.10.29
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今日は町内の「安否確認訓練」に行ってきました安否確認災害時、地域住民などの生存や現在の状況を確認する対応。高齢者をはじめ家族や隣人、友人、地域の構成員などの無事を確認し、安全な環境を確保することが大切。年に一度行われる訓練は、無事であるというサイン・黄色のタオルが各家庭の玄関やドアノブにかかっているかを自治会防災隊が確認し、もしもタオルがない家にはドアホンで確認する、という手順です本当の災害があった場合は、ドアホンで確認が取れない時は消防署に連絡して支援を要請するという手筈になってます📞本日の訓練ではタオルかけを忘れていたお宅が数軒あり、ドアホンを鳴らすと「あー忘れてた」と恐縮するかたが多かったです。かく言う我が家もこれまで2,3回忘れたことあり~💦💦いつ来るか分からない災害には日頃からの心がけが大切<自分の身を自分で守る自助><近所の人と助け合う共助>も重要ですよね。訓練に集まった近所の方々の姿を見ると、とても心強く感じましたまぁ、いざという時が永遠に来ないにこしたことはないんですけどねぇ。週末、アーティゾン美術館「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」へ行ってきました。(本日まで) 「生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」(本日16日まで)会期 2022年7月30日[土] - 10月16日[日] 前期7月30日[土]- 9月11日[日] 後期9月13日[火]- 10月16日[日]開館時間 10:00ー18:00展示概要青木繁(1882-1911)と坂本繁二郎(1882-1969)は、ともに現在の福岡県久留米市に生まれ、同じ高等小学校で学び、同じ洋画塾で画家を志しました。日本の洋画が成熟へと向かう時代の流れのなかで、それぞれに独自の作風を探求しました。青木は東京美術学校(現東京藝術大学)在学中に画壇にデビューし、美術と文学において浪漫主義的風潮が高まる時代のなか、《海の幸》(1904年)で注目を集め、若くして評価されます。しかし、華々しいデビューとは対照的に、晩年は九州各地を放浪し、中央画壇への復帰も叶わず短い生涯を終えました。一方、坂本は青木に触発されて上京し、数年遅れてデビューします。パリ留学後は、福岡へ戻り、87歳で亡くなるまで長きにわたって、馬、静物、月などを題材にこつこつと制作に励み、静謐な世界観を築きました。 生誕140年という記念すべき年に開催する本展は、約250点の作品で構成されます。二人の特徴や関係をよく表す作品を中心にすえ、それぞれの生涯をときに交差させながら「ふたつの旅」をひもといていきます。 会場内は撮影可能のものも多かったんですが、私がいいなと思う絵画に限ってどれも撮影不可でショック~概要にも書かれているように二人の関係性に重点を置かれ、時系列を追っての構成なので非常に見やすく&見応えのある展覧会でした《立石谷》1897年青木繫の最初の作品は墨画いやー意表をつかれました😅他にも素描や水彩画なども並んでいましたが、青木繁といえばやっぱり《海の幸》や《わだつみのいろこの宮》が印象的! 《海の幸》 1904年行列のなかの中央やや右寄りの白い顔、ちょっと気になりません?私はこの絵を観るたびに、いつも思わず目が吸い寄せられてしまいます恋人・福田たねを描いたと言われているようですが、なにかを訴えかけるようなが眼差しがちょっとミステリアス青木繁と離別後、地元の男性と結婚するものの夫の死後は制作活動を再開して83歳で没するまで創作活動を続けた「たね」さん。今回ウィキを調べてみると、なんと「クレージーキャッツ・石橋エータローの祖母」という記述を発見しました。へー知らなかったw(゜o゜)w神話に関するモチーフが多い青木氏ですが《わだつみのいろこの宮》1907年もストーリー性豊かでステキ豊玉姫の足元から立ちのぼる泡の描写や侍女の衣の揺れ具合、山幸彦の後ろの海藻など、これまで見過ごしていた細かなところをジックリと鑑賞しました 青木繫は《海の幸》で注目を集め、若くして華々しいデビューを飾ったものの、晩年は九州各地を放浪し中央画壇への復帰も叶わず短い生涯を終えました。一方、坂本は青木に触発されて上京し数年遅れてデビュー。その後パリ留学を経て福岡へ戻り、87歳で亡くなるまで馬、静物、月などを題材にこつこつと制作に励み、静謐な世界観を築きました。 《日本風景版画筑紫乃部》1918年 《牛》 1920年 《少女》 1922年 《帽子を持てる女》 1923年《ヴァンヌ風景》 1923年パリ留学以降の絵は優しい色使いとソフトなタッチが目に優しい~ そんな坂本氏の作品の中で↑の《草画舞台姿 市川高麗蔵 姉輪平次》1911年 《肉弾三勇士》1935年 がひと際、眼を引きましたそれぞれ独自の作風を探求した青木繁と坂本繁二郎二人の特徴を交差させながら、「ふたつの旅」に想いを寄せる展覧会、閉幕ギリギリ滑り込みで観ることが出来て本当にラッキー🍀ここ数年の展覧会って人目をひくエキセントリックなものが多いように感じるなか、いっけん地味に見える(こら)お二人の作品にはホッコリ~特に坂本繁二郎さんの絵からの圧は少なめなので、心和むひとときを味わえました巡回展として月末からは久留米市美術館で開催されます生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎2022.10.29(土)-2023.01.22(日)お近くのかたはぜひ~(^^)/この日のランチはアーティゾン美術館近くの東京マリオットホテル 1Fにある「Pastry & Bakery GGCo.」で🍞 天井が高くて開放的な店内がステキ✨TV<マツコの知らない世界>でカレーパンが紹介されたらしいんですが、この日はカレーパンの気分じゃなかったのでキッシュをチョイス^^「ほうれん草とサーモンのキッシュ」にはサーモン&野菜がたっぷりと入ってて美味~サクサクした生地とチーズトロトロの両方の食感を楽しめました。クリームパンはバニラビーンズの香り漂うちょっと贅沢な甘さ店員さんの接客もいいし、ここはリピ決定ですただ・・・・・紅茶を抽出する間、蓋として載せられていたのはソーサーでしたカップもソーサーも温まっていいんだろうけど・・・ちょっと興覚め~【中古】青木繁坂本繁二郎とその友
2022.10.16
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すっかり秋めいてきましたね 爽やかな風に乗って金木犀の香りがいっせいに漂ってきました甘やかな香りに癒されます今週は病院2軒、美術展一つ、そして今日は2週間ぶり(先週は山梨へ縄文遠征のためオサボリ^^)のストレッチヨガ教室へさすがに少々バテ気味です😅昨日は歯科で抜歯跡の抜糸をしてきました。抜歯から8日経過してるものの、まだビミョウな痛みもあったので、内心「大丈夫なのかな?」と疑問でしたが・・・・歯科医いわく「お!かなりキレイになってるよ」ですって。傷が覆われてきてるってことでしょうか?某歯科医院のHPによると抜歯後の経過は1,抜歯当日は歯茎に血がたまり、血餅と呼ばれる血の塊ができる。 これがかさぶたの役割を果たし、傷口が治癒する間、歯茎を守ってくれる。(抜歯当日にうがいを頻繁にすると血餅ができず治癒が悪くなるんだそうです)2,抜歯後3~4日ほどで、抜歯窩(歯茎の穴)の周囲から徐々に上皮化が始まる。 <上皮化とは歯茎が再生すること>3,抜歯後1週間ほどで、血餅が肉芽組織に変わる。4,抜歯後1ヶ月程度でほぼ治り、半年~1年ほどで穴が完全に塞がる。という過程を経るんだとか。ただし上記は「親知らず」の抜歯の例で、私みたいな高齢者の奥歯となると少々治りが遅くなる可能性もありそうな?次の診察は1か月後!今のところ、抜歯したほうで噛むのは怖いので片側運転(笑)が続いてます。早く両側でガシガシ噛みたいものですわーヾ(^^;)今日はアート鑑賞のメモも少々サントリー美術館のメンバーズクラブ会員限定・特別内覧会に参加してきました。会員は夫なんですが、同伴者一名に限り無料~「美をつくし―大阪市立美術館コレクション」会期 2022年9月14日(水)~11月13日(日)開館時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※10月9日(日)、11月2日(水)は20時まで開館休館日 火曜日 ※11月8日は18時まで開館概要大阪市立美術館は、東京・京都に次ぐ日本で三番目の公立美術館として、昭和11年(1936)に開館しました。長年にわたり築かれたコレクションは、日本・中国の絵画や書蹟、彫刻、工芸など8500件を超え、時代も紀元前から近代まで実に多彩です。とりわけ関西の財界人によるコレクションをまとめて収蔵する点に特徴があり、美術館の敷地も住友家から大阪市に本邸跡地が寄贈されました。開館90周年(2026)を前に大規模な改修工事が行われることとなり、この長期休館を機に各ジャンルから厳選された優品をご紹介いたします。同館でもそろって展示されることが滅多にない名品を、館外で一堂にご覧いただける初めての展覧会です。展覧会名「美みをつくし」は、大阪市章にもかたどられる「澪標みおつくし」になぞらえたものです。難波津の航路の安全のために設けられた標識「澪標」のように、美の限りをつくしたコレクションの世界へ身をつくしてご案内いたします(HPより抜粋)基本的に館内は撮影禁止ただし、一部の作品に限り撮影可能📷 左は《星》北野恒富 右は《晩秋》上村松園 左は《猫図》原在正 四辻公説賛 右は《仙人》後漢時代 1~2世紀殷時代の青銅から近代まで充実のコレクションでした!一般的な美術館だと、一定のコンセプトに基づいて作品を購入・蒐集することが多いと思うんですが、大阪美術館は市民から寄贈された美術品が多いことが大きな特長のようですそのせいか統一感には少々欠けるような気がしたものの、バラエティに富んだ品々は、アレもありコレもありと<ごった煮>的(いい意味で~)これまで美術館や本でも観たことのないモノが多くて、思わず「大阪市立美術館さん、いいモノ持ってまんな~」(←関西弁のつもりww)と感心しきりでした。展示の根付はすべて<カザールコレクション>です✨ウーゴ・アルフォンス・カザールイタリア・フィレンツェ出身でスイス国籍の実業家。1912年の来日以来、事業のかたわら日本文化の研究を行い、蒔絵作品を中心に江戸から明治にかけての漆工芸を数千点収集しました。大戦中、コレクションをアメリカへ移送しようとしたものの計画が頓挫。木製のコンテナに収納されたまま大阪市立美術館の三階倉庫におかれ戦中戦後を過ごし、没後、コレクションは大阪市立美術館に譲渡されることになる。(HPより抜粋)ユニークな根付も楽しかったんですが・・・今展の私のお気に入り一等賞は《新蔵人物語絵巻》です撮影は✖だったので、ネットを探して引っ張ってきました<(_ _)> 《新蔵人物語絵巻》 室町時代・16世紀男装姿をアップ~(*´艸`*)墨の美しさもさることながら、キャラクターの可愛らしさが秀逸「室町時代の男装姫のラブストーリー」ということで作者が萌えながら(笑)描いてる姿が見えるよう~まるで、いまどきの同人誌のよう室町の頃から腐女子っていたのかも~(笑)で、さっそく『新蔵人物語絵巻』を元ネタと思しきコチラを図書館で予約しました^^室町時代の少女革命 『新蔵人』絵巻の世界届くのが楽しみ楽しみ~o(^o^)o ワクワク
2022.09.29
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東京では週末、気温がガクンと急降下朝晩は涼しい風が吹いて、もしや秋の到来?と思わせるほどの心地よさとなりました昨日は庭でツクツクボウシが鳴いてたし、近所のスーパー近くではカナカナカナとヒグラシの鳴き声も今日は立秋でもありますし、猛暑とはおさらば~という期待もでも予報だとまたもや酷暑が戻ってくるみたいですね。まだまだしばらくは暑さとの闘いでしょうか?皆様体調を崩されませんようご自愛くださいませ‼週末、菊池寛実記念智美術館にて開催中の『篠田桃紅 夢の浮橋』に行ってきました。篠田桃紅 夢の浮橋会期 2022年6月18日(土)~8月28日(日)休館日 月曜日開館時間 11:00~18:00 ※入館は17:30まで菊池寛実記念智美術館実業家菊池寛実の三女で自身も京葉ガス会長などを務めた菊池智の現代陶芸コレクションを一般公開することなどを目的として2003年4月に開館した。(ウィキより) 菊池寛実記念智美術館には今回初めて伺いました。これまで泉屋博古館東京館や大倉集古館などに行くおりに建物は見ており、その存在は気になってましたが、コチラでの展覧会は陶器関連のモノが多かったため、少々敷居が高くて~💦今回お初に伺ってみて「もっと早く来館してればよかったぁ」と大後悔でした ↑玄関の金属ドア、館銘板の制作は鋳金作家の北村眞一氏、玄関に掲げた館銘板の「Musée Tomo」の文字は智氏が揮毫したものとか。一階の受付ホールから展示会場へはガラスの手すりがついた螺旋階段がつなぎ、会場内の意匠も驚くほどスタイリッシュ✨全ての空間に設立者である菊池智氏の美意識が迸っており、館内に一歩足を入れただけで鳥肌がたつほどの非日常感に浸れました残念ながら館内は撮影禁止唯一撮影できたのはエントランスの正面を飾る篠田桃紅作の「ある女主人の肖像」のみ1988年頃に制作されたこの作品は、菊池智氏を象徴的に表したものとか。もう一点、螺旋階段壁に常設されているコラージュも篠田桃紅氏による作品。煌めくガラスの手摺の曲線と篠田氏のコラージュとのコンビネーションが絶妙で、展示会場までいざなうが如き空間に魅了されました篠田桃紅書と水墨という日本文化に深く根付いた領域で、「書く」ことを制作の根本としながら、墨による抽象表現を開拓した芸術家です。その仕事は書、抽象画、版画等の平面作品、建築壁面などの大型制作から、創作の日々や人生観を繊細な筆致で綴った随筆まで、多岐にわたりました。太平洋戦争前の20代から70年以上に及んだ活動においては、時代の変化を捉え新しいものを受けとめながらも、自らの美意識を貫き、水墨の可能性を示し続けた稀有な存在といえます(HPより)展示概要創設者の菊池智と作家との交流が機縁となり、篠田作品を建物内に設置する所縁ある美術館としてこれまでも個展を開催してまいりました。本展では、昨年107 歳で逝去した作家を追悼すると共に、改めてその創作をご紹介します。1950年代から晩年までの肉筆、版画、着物など約50点が展示。篠田氏の感性がピリピリと伝わってくるような作品の数々は、目が眩むほどの素晴らしさでした画像でご紹介したいところですが・・・HPからの画像転載は禁止されてるようですので、展示作品についてはサイトでご覧くださいませ<(_ _)>↓いただいたリーフレットより(紙が丸まっちゃって💦)上段は<朝ぼらけ> 1960年頃下段は左から<Harvest>2010年 <散りて行く>(詩・堀口捨巳)1980年代<夢の浮橋>リトグラフ 1990年篠田氏の凛とした佇まいの作品と、館内の空気感がしっとりと撚り合わさったかのような極上の展覧会唯一無二の美しさを存分に味あわせていただきました(〃▽〃)シアワセ~1階受付の横にあるカフェ「茶楓」からは庭園が眺められるようだったので、お邪魔したかったんですが・・・・ハイソなお値段に怖気づいて尻込み~(;^ω^) 店内からは庭に建つ洋館の姿もよく見えるということですし、次回はぜひ「清水の舞台から飛び降りる」つもり(爆)で入店してみたいですこの日のランチは六本木一丁目駅すぐ傍の「Paul」で サラダのランチセットはパン、ドリンク付焼き立てパンはおかわり自由独自に契約栽培しているフランス産小麦粉と硬水「コントレックス」、地中海の塩「セル・ブランジェリ」を使った、こだわりのPaulパン!やっぱり美味し~い籠には4枚入ってたんですが、隣席の女性がおかわりしてたのに便乗(笑)して私も一枚追加しました。いまだに「食べすぎ要注意」の体調なのに、この美味しさには抗えず~(*´艸`*)一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い [ 篠田桃紅 ]百歳の力 (集英社新書) [ 篠田桃紅 ]人生は一本の線 [ 篠田桃紅 ]桃紅一〇五歳 好きなものと生きる [ 篠田 桃紅 ]
2022.08.07
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一昨日、3回目ワクチンを接種した息子は、案の定(?)翌日発熱~とりあえず会社はワクチン休暇を取ってたため欠勤し、丸一日布団の中で過ごしてたんですが、今日も熱が下がらず欠勤となりました💦はたして明日は?と少々心配です私はワクチン接種の初回と2回目は無事だったものの、3回目と4回目は副反応のため発熱してダウン娘も2回目&3回目は発熱のため欠勤。息子は今回初めての副反応発熱です。家族で唯一、副反応が全く出なかったのは夫のみ^^彼はここ数年、風邪もひかないし元気そのもの!(外科や皮膚科には、たまに行ってますが)骨細でスレンダーなのに若い頃から大病とは縁なしなんですよね昔から「亭主元気で留守がいい」と言いますが、我が家の場合、「亭主元気で24時間在宅」(笑)仕事はほぼリタイアした最近では、ゴミ出しや風呂掃除はもちろんのこと食器洗いや洗濯物の整理など幅広く家事を手伝ってくれるので、留守されると非常に困るほど(笑)これからも、ずっと元気でいて欲しいものです今日は約半年前のお出かけ日記をば今年2月、四谷三丁目駅のすぐ近くにある美術愛住館で『野見山暁治展』を観てきました。美術愛住館は2度目です。2019年『アンドリュー・ワイエス展』 建物は経済評論家・堺屋太一とその妻で洋画家の池口史子の居所兼仕事場だったもの。「建物の設計指導は安藤忠雄」なんだそうです。なんとなくパリのモンマルトル風の雰囲気(どんな?)が漂ってて、オシャレな佇まい~ 展示室は1階とロフト風の2階だけという狭さなんですが、そのコンパクトさゆえに作品鑑賞の集中力を高める効果が感じられて、とても居心地のいい美術館です野見山暁治展 100年を超えて会期 2022年1月26日(水)~3月27日(日)すでに終了しています展示概要野見山は、東京藝術大学の前身である東京美術学校に学び、フランス留学の後、東京藝術大学で教鞭を執りました。昨年100歳を迎えた野見山は、絵を描くことへの情熱が衰える事はなく、現在も旺盛な創作活動を続けています。鮮やかな色彩と奔放な筆遣いによる独特の表現は、みずみずしく軽やかでありながら、同時に骨太な力強さをも感じさせます。しかも目に見えるものの背後に潜む何かがうごめいているような気配が漂うと感じさせる、他に類を見ないその謎めいた作風は、多くの人々の心を魅了していると言えます(HPより抜粋)1階展示室では2020年から21年に描かれた油彩の新作、2階展示室では1950年代~2000年代の水彩画が展示されていました。館内撮影は全面的にOK太っ腹で嬉しいかぎり~ もっともカメラマンの腕が悪いため、ナナメった画像ばかりでスミマセンm(__)m<みんなウソ> 2020年<みんな消えた> 2020年<遠い日> 2021年<見たような風景> 2021年<大昔のはなし> 2021年野見山 暁治(のみやま ぎょうじ 1920年~)福岡県穂波村(現飯塚市)にて、炭鉱経営者の子として生まれる。東京美術学校(現東京藝術大学)入学当時は故郷の炭鉱を制作の原風景とし、その後12年間のパリ生活を経て、抽象画へと変化。帰国後は東京芸術大学で教え、美術学部助教授、教授などを歴任し、同大名誉教授となる(ウィキより)100歳越えての作品はエネルギッシュそのもの⚡強烈な色彩のコントラストと自由闊達な筆さばきには圧倒されました抽象画って理解に苦しむモノが多くて、これまで苦手分野だったんですが、野見山さんの絵からは心地よいオーラが放たれており、実に魅力的絵の中に引きこまれてしまうような不思議なパワーを感じるんですよね。いやー、素晴らしかったです(*´︶`*)実は野見山氏のことは作家・村田喜代子さんの「偏愛ムラタ美術館 展開篇」で初めて知ったんですよ。【送料無料】 偏愛ムラタ美術館 展開篇 / 村田喜代子 【本】本に掲載されている野見山氏の絵を見たときは「ふ~ん、ちょっと理解不能」と思ったものですが・・・・・実際に見るナマの絵画からは、みずみずしさと強烈な感性が伝わってきて、吸引力がハンパなし今思い出しても身震いするくらいの迫力でした。1950年代~2000年代の水彩画は、繊細なタッチでこれまた素晴らしいのなんの 左は<アンティーブ風景>1956年 右は<村の館>1984年 左は<静かな日>1987年 右は<いつの話>不明 左は<話すことはない>不明 右は<訪問者>1999年<紙人形> 1956年会場内に流れていた野見山氏の動画によると「新型コロナウイルスの感染拡大のなか、『負けてたまるか』と思って創作欲が増したんだ」というようなお話をされていました。100歳越えてのこのバイタリティ、すんごいですわ~ぜひぜひ今後もお身体に気を配りながら、たくさんの作品を描いて欲しいものです野見山暁治先生、ファイト~(•̀ᴗ•́)و この日のランチ&お散歩の続きはまた後日に^^
2022.07.26
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コロナの感染者数は全国で過去最多を更新しましたね夏休みも始まって人の波も一段と高くなるこれからの季節、どうやって乗り切ればいいものやら~ワクチンの感染予防効果がどこまであるのか不明ですが、とりあえず我が夫婦は既にワクチン4回目、娘も3回目を接種済み💉ですが、息子はいまだに3回目を未接種でした。毎日都内まで通勤してるので、家族の中では一番危険度高いのに~(-"-)といささか心配だったんですが・・・・本日、ついに3回目接種を受けてきて一安心です市内の接種会場はメチャ混みだったそうですよ。皆、自分で出来る範囲での自己防衛をするしかないですもんね~週末、川崎まで行ってきましたもう40年以上東京に住んでますが、川崎で降りたのは今回初めてです😅駅前は超高層ビルが立ち並び、活気あふれる街でした✨川崎駅から徒歩5分ほどのタワー・リバーク3階にある川崎浮世絵ギャラリーで『月岡芳年 新形三十六怪撰』を鑑賞会期 2022年6月11日(土)〜8月21日(日)開館時間 11:00~18:30(入館18:15まで)展示概要幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(1839–92)。芳年には、28歳の頃に兄弟子の芳幾と手がけた「英名新形三十六怪撰二十八衆句」に代表される、「血みどろ絵」の絵師というイメージも強くありましたが、その生涯を見わたすと、武者絵や歴史画だけでなく、美人画、役者絵、新聞錦絵の挿絵にいたるまで、実に多彩な画業を残しています。本展では、近年人気が高まる芳年の画業の中で、特に晩年期に焦点をあてて紹介いたします。伝説や故事に登場する怪奇を題材とした、最晩年の傑作「新形三十六怪撰」(全36図)を前期・後期で一挙公開するほか、月に因む物語を描く「月百姿」など、選りすぐった作品を公開いたします。浮世絵の衰退期といわれる時代に輝かしい足跡を残した芳年の、鬼気迫る静謐な世界をぜひお楽しみください(HPより抜粋)残念ながら会場内は撮影禁止ギャラリー入り口だけは撮影OKでした^^ 芳年15歳の時に黒船が浦賀に来航、明治維新を30歳で迎えたそうなので、芳年の前半生は江戸時代、後半生は明治時代をに生きたということになるんでしょうね。 左は<新形三十六怪撰>二十四孝狐火之図右は<月百姿>玉兎 孫悟空(どちらもHPよりお借りしました<(_ _)>)芳年といえば、ダイナミックな構図と躍動感にあふれるタッチの武者絵や生々しい「血みどろ絵」を思い浮かべますが、今回展示されているのは芳年最晩年の作品がメイン。繊細なタッチの描写や豊かな物語性溢れる作品揃いで、充実の内容でした新形三十六怪撰芳年最晩年に手掛けた傑作で、伝説や故事に登場するさまざまな怪奇を題材とした揃物。↑来場記念としていただいたカード<新形三十六怪撰> 清姫日高川に蛇形と成る図↓こちらは会場で購入した絵葉書<月百姿>むさしのの月会場内の芳年紹介パネルによると<一時期精神を患い復活するも、人気浮世絵師となって仕事に追われため神経をすり減らし「心の病で亡くなった」>と記されていました現代でいう「うつ病」みたいなものでしょうか?今回は展示後期だったので前期展示の↓が観れなかったのが、とても残念でした<藤原保昌月下弄笛図>1882年(明治15年)に開催された第一回内国絵画共進会へ出品した肉筆画をもとに版画とした錦絵。笛を吹きながら一人歩く藤原保昌(平安時代中期の貴族)を盗賊の首領が狙うも、隙がなくて攻め入ることができないという場面が描かれた作品。画面の月が緊迫感と静謐な空気感を際立たせており、本などで見るだけでもピリリとした緊張感を覚える素晴らしい一枚✨ぜひ実物を観たかったですわ~この日のランチは駅構内の立ち蕎麦で手早くすませ~「いろり庵きらく 川崎店 」の冷やし蕎麦お皿に盛られてて、一瞬ギョっとしちゃったけど、蕎麦の下にはちゃんとザルが敷いてましたよ(*´艸`*)コーヒータイムはラゾーナ川崎店 内の「エッグスンシングス」で 私は以前、2度ほど原宿店で食してるけど、夫は初めて!盛り盛りのクリームにビックリ仰天してましたでも案外と甘み抑え目の軽いクリームだから平気平気~^^二人でシェアしてペロリでしたうーん、やっぱりココのパンケーキは美味し~店頭に飾ってるハワイの写真観てると「ハワイにまた行きたいな~」の思いが募りましたわー^^鬼才 月岡芳年の世界(213) 浮世絵スペクタクル [ 加藤 陽介 ]疫病退散 源為朝 01 月岡芳年 浮世絵 ウォールステッカー クロス素材 コロナウィルス対策 厄除け お守り 新形三十六怪撰 ステッカー GSJ167 グッズ
2022.07.24
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4回目ワクチン接種の副反応から、やっと浮上できました^^熱はたいしたことなかったんですが、身体に力が入らず倦怠感がひどく、丸々2日間寝込んで養生しておりました。ワクチン接種のたびにコレだとウンザリですわでも東京を始め全国的に感染者数がまたもや上昇しているみたいですよね。このままワクチン接種が5回目6回目と続くことにならなきゃいいんですが~昨日は我が家の<主婦休日DAY>でしたが、病み上がりだったので都内散策は中止して映画『エルヴィス』を観てきました🎬いや~、エルビス役のオースティン・バトラーのセクシーなことと言ったら(〃▽〃)ただし前半の熱狂的な盛りあがりに対して後半はいささか陰々滅々に鑑賞後のスカッとした充実感は皆無でしたおまけに劇場から出た直後に知った安倍氏狙撃のニュースには大衝撃暴力で自分の意を通そうとするなんて・・・なんという愚かな!怒りしか感じませんご冥福を心からお祈りいたします。で、映画の話はまた後日にして・・・今日は先週行ったサントリー美術館『歌枕』展を歌枕 あなたの知らない心の風景会期 2022年6月29日(水)~8月28日(日)開館時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※7月17日(日)、8月10日(水)は20時まで開館休館日 火曜日 ↑会場内で唯一、撮影OKだった重要文化財「小倉山蒔絵硯箱」(展示期間:6/29~7/25)展示概要古来、日本人にとって形のない感動や感情を、形のあるものとして表わす手段が和歌でありました。自らの思いを移り変わる自然やさまざまな物事に託し、その心を歌に表わしていたのです。ゆえに日本人は美しい風景を詠わずにはいられませんでした。そうして繰り返し和歌に詠まれた土地には次第に特定のイメージが定着し、歌人の間で広く共有されていきました。そして、ついには実際の風景を知らなくとも、その土地のイメージを通して、自らの思いを表わすことができるまでになるのです。このように和歌によって特定のイメージが結びつけられた土地、それが今日に言う「歌枕」です。(HPより抜粋)尾形乾山作の器や櫛など、外連味ある華やかさで素晴らしかったです✨でも、肝心な絵巻や屏風などは、和歌の素養がゼロのせいかピンとこないまま。残念無念なり画像はHP内の物の転用もですので、YouTube公開されている動画を貼り付けておきます<(_ _)>今回は私にとっていささか不完全燃焼気味(こら)でしたが、9月14日から開催の次期展には期待大です開館90周年を前に大規模な改修工事が行われることとなった大阪市立美術館の優品をそろえた展覧会。多種多様なジャンルのお宝が一堂に会するようなので、とても楽しみですこの日のランチはミッドタウン近くの「蕎麦六本」で 前々からミッドタウン近辺に行くたびに行列を見かけていたので、気になってたお店です。てっきり「立蕎麦」風なのかと思ったんですが・・・間口が狭いわりに、店内はユッタリとした空間で落ち着けました 夫は穴子天せいろ、私は海老とコーン天せいろを🤤 お蕎麦はわりとあるタイプ(こらこら)でしたが、カリカリに香ばしく揚がったかき揚げが、ことのほか美味し~穴子天も大きくて、夫も持て余すほどでした^^ 六本木駅から徒歩数分というロケーションの良さのわりに、お値段は庶民的だし、量的にも充分でコスパ良し👑 贔屓にしたいお店です美術展後はミッドタウン内の『ukafe』で休憩タイムこの店のコンセプトは「サステナブルでトレーサブルなカフェ」なんだそうですが・・・・なんのこっちゃ?ヴィーガン、ベジタリアンメニューがメインってことでしょうか?スペース的には手狭ではあったものの、窓から見える六本木の空が気持ち良し レモンパウンドは爽やかな美味しさだったし、カップの美人さん(笑)もキュートお客さんも少な目でノンビリできたので「穴場カフェ見つけた」って感じでしたここもリピ確定です😉【中古】パンフレット ≪パンフレット(図録)≫ パンフ)サントリー美術館名品展 日本美術の精華
2022.07.09
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今年の梅雨明けは早かったですね~!関東甲信や東海などは昨日、近畿や北陸、中国、四国、九州なども本日梅雨明け発表されましたね。関東甲信では1951年の統計開始以降、最も早い梅雨明けだったとか梅雨のジメジメを嘆くヒマもなく、あっという間の猛暑到来身体がついていかずに早くも夏バテ気味です昨日は久しぶりに月曜の体操教室に行ってきたんですが、アリーナ会場が広すぎるためか、はたまた電力節減のためか、冷房があまり効いてなくて青色吐息でした今後も水不足や電力不足などが心配ですが・・・梅仕事にとっては天日干しの好機さっそく塩漬けにしていた小梅の天日干しをスタートしました。 梅干干し用のザルを今年こそ買おうと思ってたんですが、あまりに梅雨明けが早すぎて用意しそびれ~とりあえず、昨年同様に100均の野菜干しネットを活用していますと、主婦日記はこのくらいにして、今日は月初めに友人と一緒に行った美術展を山種美術館は2020年1月以来、久々です。【特別展】生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠―福田平八郎から東山魁夷へ―会期: 2022年4月23日(土)~7月3日(日)開館時間 午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日: 月曜日展示概要戦後の日本画壇を牽引した奥田元宋(1912-2003)の生誕110周年を記念し、元宋とその活躍の舞台となった日展(日本美術展覧会)の画家たちを紹介する展覧会を開催します。「元宋の赤」が際立つ大作《奥入瀬(秋)》(山種美術館)、ならびに《奥入瀬(春)》(個人蔵)を同時に公開するほか、宮中歌会始の際の和歌を記した作品も展示します。さらに帝展時代から活躍した福田平八郎をはじめ、川合玉堂の第1回日展出品作、「日展三山」と称された東山魁夷・杉山寧・髙山辰雄のほか、山口蓬春、山口華楊など日展で活躍した名だたる画家たちの優品とともに、20世紀の日本画壇をリードしてきた人気作家たちの足跡をたどります(HPより抜粋)残念ながら館内の撮影はでした。HP内の画像も「作品画像の転載・流用はご遠慮ください」なので、画像紹介はアウト興味おありのかたは山種美術館HPをご参照くださいませ<(_ _)>唯一撮影OKだった 奥田元宋<山潤雨趣>1975年本展のみどころ1. 元宋の代表作《奥入瀬》の「秋」(山種美術館)と「春」(個人蔵)を同時に公開! 2点が並ぶのは10年ぶり!2.文展、帝展、日展で活躍した川合玉堂、松岡映丘、福田平八郎、東山魁夷など巨匠たちの優品が一堂に会します。名だたる画家たちの競演をご堪能ください!奥田氏の奥入瀬「秋」は以前、どこかで観たことあるような気がするんですが・・・うろ覚えなので自信なし(^^ゞ(本で観ただけで実物は今回初めてかも?)奥入瀬「春」の新緑の美しさや渓流の眩いばかりの煌めきと、奥入瀬「秋」の紅葉の景色を目の前にすると、まるで森の中に佇んでいるかのような気分になれました今回印象的だったのは奥田元宋の《玄溟(げんめい)》の横にズラリと展示されていた赤色の岩絵具の瓶「赤色」と一言でいっても黒っぽい朱色やらオレンジがかった色など種々様々✨これが「元宋の赤」の源?と感慨深いものがありました隣で観てた友人は「高いのよね~値段が」と深いタメイキ~ww実は今回の美術展は彼女からのお誘い。これまで日本画には全く興味を示さなかったのに(?_?)と少々戸惑ったんですが・・彼女んちの娘さんが今春、美大の日本画専攻に入学したため、急遽、日本画探訪(笑)ということになったようでした(もっとも彼女自身も美大卒)この日、購入したグッズは、速水御舟《翠苔緑芝》のミニタオルハンカチ🎵猫好きさんにはコチラのセットが堪らないかも~😉↓山種美術館のあと、國學院大學へ移動して学食でランチの予定だったんですが・・なんと~!?コロナの影響で大学関係者以外は×となってました以前の國學院大學学食でのランチ 2017年12月2018年2月大学近辺にはレストランやカフェがほとんどないんですよね~なので、やむなく表参道まで歩いて『茶迦堂』で休憩タイムしました。 ↑「ごぼう香る和風香味カレー」と「極厚フレンチトースト」ゴボウのカレーなんて初めてでしたが、ごぼうとカレーの香りが喧嘩せずにシックリと調和して味わい深い美味しさでしたこれは家でもトライしてみたいかも~「極厚フレンチトースト」も驚きの美味しさもともとフレンチトーストって少々苦手(中がベチャっとしてるから💦)だったんですが、こちらのは外側カリっと香ばしい焼き上がりで、中身もほどほどのフンワリ具合これまで外で食べたフレンチトーストの中では圧倒的な一等賞ですわちなみに我が家では、自分用のは液汁にあまり浸さずサッパリと焼き上げてます。私としては一晩中パンを液汁に漬けたFトーストなんて言語道断~(爆)『茶迦堂』は以前、お気に入り登録(笑)した「蔦珈琲」の向かいにあるんですが、これまた静かで落ち着ける空間のお店でした 表参道から一歩奥に入っただけで、こんなに寛げるなんて素晴らしい!ここもマイお気に入り店に登録です【ふるさと納税】山種美術館ご入場券 2枚送料無料 奥田元宋 奥入瀬淙々 絵画 版画 彩美版 岩絵具【smtb-k】【ky】【中古】 図録 奥田元宋回顧展 小由女とともに
2022.06.28
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今日は体操教室に行ってきました。最近、こころなしか参加人数が増えてきたような気がします。先週先々週のお出かけ時に寄った新宿駅や渋谷駅もかなりの混雑で「コロナ前」の状況に近づきつつあるような雰囲気でした。このまま収束してくれるといいんですが・・・こればかりは神のみぞ知る?😅今日は薄曇りだったせいか朝晩はヒンヤリ~でも今週末は内陸部を中心に猛暑日が予想されるんだとか皆様、熱中症対策をお忘れなきように~(^^)/今日は先週の埼玉散歩の続きをば埼玉近代美術館を観たあとは西川口駅へ移動して「河鍋暁斎記念美術館」へ河鍋暁斎記念美術館幕末から明治前半の江戸・東京で活躍した狩野派絵師・暁斎の曾孫が設立した美術館。伝来の下絵・画稿類を中心に3000点余を所蔵。1,2ヶ月毎にテーマを替えて展示し、暁斎のバラエティに富んだ作品をご覧いただけます。(HPより)河鍋暁斎の絵については、これまで何度かアップしてますので、暁斎についての詳細はそちらをご参照くださいまし<(_ _)>2015年7月「画鬼・暁斎 KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル 」2018年6月 「暁斎・暁翠伝 先駆の絵師魂!」展2018年7月 「地獄極楽めぐり図」『 明治からの贈り物』展、内覧会2018年9月 「地獄極楽めぐり図」『 明治からの贈り物』展この日鑑賞した企画展は「古今東西 暁斎人物図鑑」会期 2022年5月1日(日)〜6月25日(土) 展示概要国芳塾と狩野派で学んだ暁斎が描いた人物画を展示する企画展。中国は古代から唐代(日本の奈良時代)まで、日本は古代から明治維新まで、幅広い歴史上の人物画を紹介(HPより)主な展示作品は「郭子儀図」「巨勢金岡」「鞍馬山、牛若丸、僧正坊」など。残念ながら館内は撮影禁止でした展示室は非常にコンパクトなので、そのぶん作品との距離が近くてジックリと鑑賞とても濃厚な時間を過ごせました狩野派でもあり錦絵師でもあるゆえに、伝統に則る正統的な作風と軽やかな漫画チックな作風、そのどちらも自在の画力がミラクル~北斎などに比べると、国内での評価は近年までいまひとつだったようですが、最近は比較的頻繁に展示会があるのが嬉しいかぎりです今回展示品で一番興味深かったのは、ポスターにも使われている「節婦奇女」<節婦>というのは貞節を守り孝道を全うした女性で、<奇女>は類いまれな行いのあった女性だそうです。↑こちらは<節婦> 絹本着色 双幅 軸装上から渡辺省亭による常盤御前、小林永濯による大磯の虎女、暁斎による静御前という、絵師三人の合作。三人三様の艶やかな姿はさすが~渡辺省亭や暁斎の絵の達者さは当然のことながら、小林永濯の描く女性の一種独特な妖艶さには心奪われました。でも・・・小林永濯って誰だっけ?と、しばし頭を悩ませ~ww帰宅後に検索してみると、小林 永濯江戸時代から明治時代にかけての浮世絵師、日本画家。魚河岸屋の息子として生まれながらも狩野派に師事し、明治維新以降は日本の国学に基づいた神話絵や歴史絵を制作したため、海外で人気のある芸術家。(ネットより)暁斎同様に狩野派から転身して活躍した画家さんで暁斎との交流も深かったようです。ん?そういえば・・・以前、東京芸術大学美術館で開催された展覧会『ダブルインパクト』で、強烈な衝撃を受けた絵を思い出しました↑小林永濯<道真天拝山祈祷の図>(ボストン美術館蔵)と、いろんな意味で中身の濃い企画展でした^^もっと近ければ毎月通いたいくらいのお宝いっぱいの河鍋暁斎記念美術館。我が家からは遠すぎてチト残念ですわ↑玄関にあった顔ハメパネル。<文読む美人>顔ハメが大好きな私(笑)、もちろんにトライしましたとも~グッズ他については、また後日💦河鍋暁斎絵日記 江戸っ子絵師の活写生活 (コロナ・ブックス) [ 河鍋暁斎記念美術館 ]暁斎百鬼画談 (ちくま学芸文庫) [ 河鍋暁斎 ]
2022.06.23
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早いもので、今日は夏至ですね<夏に至る>という漢字どおり、今日は朝から蒸し蒸しの暑さ~昨夜も「熱帯夜?」と思えるほどの寝苦しさだったので、昼過ぎても頭がボーっとしております(ま、いつものことですが(^^ゞ今日は埼玉県立近代美術館の続きを『2022 MOMASコレクション 第1期』会期 2022年4月30日(土) 〜 8月28日(日)休館日 月曜日(7月18日、8月15日は開館)、6月30日(木)、7月1日(金)※会期中に一部展示替えがあります。前期 6月26日(日)まで後期 6月28日(火)から開館時間 10:00~17:30 (入場は17:00まで) 会場内は<セレクション 3/Ⅲ/三><デザインで語るユートピア─1960-70年代イタリアから><特集 孫雅由の小宇宙>の3部門に分かれており、会場内の撮影もOKでした📷(一部除く)オーギュスト・ルノワール《三人の浴女》1917-19年アルフレッド・シスレー 《セ―ヴルの坂道》1879年イタリアらしいユニークな形とビビットな色彩の椅子が並んだコーナーはオシャレ~✨左上は《ブロウ》 ヨナタン・デ・バス/ドナート・ドゥルビーノ/パオロ・ロマッツィ/ カルラ・スコラーリ右上は《ボッカ》 スタジオ65 マリリン・モンローの真っ赤な唇をイメージしたもの^^《ドンナ》 ガエターノ・ペシェ《プリマーテ》 アキッレ・カスティリオーニ↑ 名前をチェックし忘れ~💦HP内に「今日座れる椅子」の案内があったので、楽しみにしてたんですが、この日座れたのはフラニーとサイドチェアの2点のみ。しかも、会場内を見渡しても「座れます」という表示が見受けられず、夫婦二人でウロウロと探しまわっちゃいましたスタッフさんにお聞きして、やっと発見! 左は《フラニー》 クリスチアーノトラルドディ・フランチャ右は《サイドチェア》 ハリー・ベルトイア座り心地は・・・2つとも可もなく不可もなく「グッドデザインの椅子」なども観たかったんですが、館内のどこにあるのか分かりにくく、結局観られないまま~事前調査が甘かったかも孫雅由(ソン・アーユ)氏のコーナーは100点近くあり小品が多めで、版画やドローイングなど丹念な作風は、ちょっと哲学的な雰囲気独自の世界観&思索的な作品が多かったように感じました。 ↑左は《昆虫記》 右は・・これまた失念m(__)m孫雅由(1949~2002年)関西を拠点に活動した美術家。哲学的な思索と実験的な手法を通して線と色彩の独自の表現を試み、版画、ドローイング、油彩画などを制作し、絵画の可能性を探求し続けた。(東洋経済日報より)「2022 MOMASコレクション」は入場者まばらで、同時開催の『県展』のほうが賑わっているようでした^^そういえば7月には東京都美術館で『フィン・ユールとデンマークの椅子』が開催されますねFinn Juhl and Danish Chairs会期 2022年7月23日(土)~10月9日(日)デザイン大国として知られるデンマークのデザイナー「フィン・ユール」の椅子展、期待大です椅子関連の展覧会をもうひとつ!武蔵野美術大学で開催される「みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ」会期 2022年7月11日(月)-2022年8月14日(日) 2022年9月5日(月)-2022年10月2日(日)コチラも見逃せませんわ~(≧∇≦)ついでながら・・・富山県美術館も椅子の美術館として有名なんだとかココは建築家・内藤廣氏の設計。環水公園や立山連峰の眺望を楽しめる美しい美術館のようです。富山県はまだ未踏の地なので一度行ってみたいな~
2022.06.21
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本日6月4日は「虫の日」そして歯と口の健康週間(虫歯予防デー)でもありますが・・・「蒸し料理の日」でもあるんだとか「蒸し料理」の「ぽん酢」などを製造・販売するミツカンが制定したんだそうです^^最近は毎日、なにかしらの記念日がありますね~日々の彩りとしては楽しいと思いますが、このまま増え続けると、なにがなんだか~(@へ@)💫って感じになりそうな気もします^^ちなみに明日6月5日は「世界環境デー・環境の日」「ろうごの日」「ロゴマークの日」「ロコモ予防の日」「Pepper誕生日」「プロポーズの日」「ベビーチーズの日」、「落語の日・寄席の日」「みたらしだんごの日」などなど山盛り~いやはやなんとも(*´艸`*)と、それはさておき。。。。。先週末のお散歩の続きをば「みなと科学館」「気象科学館」を観たあとは、ホテルオークラや大倉集古館、菊池寛美記念「智美術館」などを横目で見ながら「泉屋博古館東京」まで歩きました。雨も上がって心地良いお散歩コースに身も心も軽く~ オークラは見違えるような近代的ビルになっちゃいましたね~以前のオークラはクラシックな風格ある佇まいで、いかにも日本のホテルご三家(帝国ホテル、ニューオータニ)と称されるにふさわしい雰囲気でしたよね。そういえばむか~し、知人に宿泊割引券をいただいて、緊張しながら一泊したことがありました。当時まだ夫婦二人とも九州から上京して日が浅かったため、東京暮らしには馴染み薄く、まずは何を着て行けばいいのかが大難問💦悩んだすえ、私は一張羅のワンピース、夫は着慣れないジャケット姿でガチガチに緊張しながらロビーに向かったものでした(笑)←オノボリさん丸出しww🎵あの頃、きーみは若かったぁ~🎵 byスパイダーズ 泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ光陰礼讃 ―モネからはじまる住友洋画コレクション会期 2022年5月21日(土)~ 7月31日(日)休館日 月曜日 ※7月18日(月)は開館、翌19日休館。アクセス 東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩3分、 日比谷線「神谷町」駅より徒歩10分 銀座線・南北線「溜池山王」駅より徒歩10分 展示概要泉屋博古館東京リニューアルオープンを記念しての館蔵名品展第二弾。住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衞門友純(春翠)が明治30年(1897)の欧米視察中のパリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手した事に始まりますが、その一方で同時代のジャン=ポール・ローランスなどフランス・アカデミーの古典派絵画も収集しました。本展は、光を追い求めた印象派と陰影表現による実在感を追究した古典派を「光陰」と捉え、この「光陰」二つの流れから滋養を受けて展開した日本近代洋画の数々を絵画史の流れにそって紹介するものです。「光陰」とは本来「歳月」や「月日」の謂いですが、明治・大正・昭和という激動の時代を経て今に伝わる作品たちがくぐり抜けてきた歳月にも思いを馳せていただければ幸いです。(HPより抜粋)HP掲載の画像は複製転用禁止でしたので、リーフレットより<(_ _)>クロード・モネ《モンソー公園》 1876年 泉屋博古館東京ジャン=ポール・ローランス 《マルソー将軍の遺体の前のオーストリアの参謀たち》1877年 左は 浅井忠《河畔洋館》 1902年 泉屋博古館東京右は 藤島武二《幸ある朝》 1908年 泉屋博古館東京 左は 鹿子木孟郞《ノルマンディーの浜》 1907年 泉屋博古館東京右は 岡田三郎助《五葉蔦》 1909年 泉屋博古館東京今回の展覧会のポイントは、次第に衰退しつつあった古典的写実派と、台頭してきた印象派の作品がともに揃って展示されているところ「印象派」の「光」と、「古典派」の「陰」、二つの大きな流れを捉えながらのコレクション、とても見応えがありましたなんといっても衝撃度一番だったのは岸田劉生の《二人麗子図(童女飾髪図)》一人だけでもインパクトのある「麗子」なのに、まるでクローンのようにもう一人の麗子が並ぶシュールな世界今回展示されている岸田劉生の絵はこれ以外にも《自画像》や《晩秋の霽日》《麗子六歳之像》《冬瓜葡萄図》と、これまで観たことのない作品ばかりで私としては眼福でしたここ数年、岸田作品を観ると妙に心がざわついて惹かれてしまうんですよ。なぜかしら~?他にも、ムンクの叫びを思わせるような和田英作の《こだま》や、ソロモン・ジョセフ・ソロモンの《 野の聖母》も印象的でしたリニューアルオープンⅠの『日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京』も素晴らしかったですが、今回も引き続き「え~?住友さんてば、こんな絵画も所有してたんだ~?」と驚愕するばかりさすがの慧眼に敬服です絵画鑑賞のあとは美術館併設のカフェ「HARIO CAFE」でカフェタイム こってりと濃厚なチーズケーキとコーヒーのセット珈琲はたっぷり2杯分あって得した気分でした^^ 目の前に広がる濃い緑を眺めながら飲むコーヒーの美味しいこと美味しいこと非日常に浸れるて心和み~周りのもの皆に感謝するひとときでした。父岸田劉生 (中公文庫) [ 岸田麗子 ]岸田劉生 (新潮日本美術文庫) [ 岸田劉生 ]泉屋博古館名品選99
2022.06.04
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一昨日は最高気温14度と寒いほどだったのに、昨日はまたもや夏日で暑い一日でした今日も我が街は27度近かったし。。。。。。んもー、いいかげんにしてくだされ~の境地ですわ昨日、炎天下を歩いたせいか、今日は身体が重くてダルダルだし(涙)あきらかに暑さ疲れと思われますヤレヤレ昨日は六本木ミッドタウンのサントリー美術館に行ってきました『大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―』会期 2022年4月16日(土)~6月12日(日)開館時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※4月28日(木)、5月2日(月)~4日(水・祝)は20時まで開館休館日 火曜日 ※5月3日、6月7日は開館展覧会概要江戸時代後期を代表する葛飾北斎(1760~1849)は世界で最も著名な日本の芸術家の一人です。<富嶽三十六景>や<北斎漫画>など、一度観たら忘れられないインパクトを持つ作品の数々は、国内外で高い人気を誇っています。本展では大英博物館が所蔵する北斎作品を中心に、国内の肉筆画の名品とともに、北斎の画業の変遷を追います(パンフレットより抜粋)館内の撮影は✖ただし「為朝図」「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の2点は撮影OKでした📷 HPの画像も無断転載・転用禁止だったので、パンフレットの画像から数点だけパチリさせていただきましたm(__)m<鯉亀図> <白拍子図> <弘法大師修法図>約70年間の北斎の作画活動のなかでも、とくに60歳から90歳までの30年間にスポットをあてた極上名品揃いの展覧会でした。これまでも何度か北斎の版画は目にしてるけど、今回展示品の発色の素晴らしさには度肝を抜かれ~特にプルシアンブルーの鮮やかさが素晴らしかったです肉筆画もパワフルでインパクト大⚡いまでこそ80,90歳代の元気ハツラツ高齢者は世に溢れていますが、江戸時代に90歳まで絵筆をふるっていたとは驚異的ですよね。北斎って天才過ぎ~良品揃いの展覧会、眼福でしたこれだけ綺麗に保存してくれていた大英博物館さんにも感謝ですそれにしても今回、人が多かったことにも驚きましたサントリー美術館入り口で行列したのは初めて!おそらく連休中は激混みになりそうだから、お時間の都合つくかたは早め、もしくは連休中をさけたほうがよろしいかと思われます展覧会前の昼食は六本木「鶏匠たけはし」で親子丼ランチ~ ご飯の上にはトロトロの卵と卵黄が!鶏肉もシッカリとした濃い味わいで旨味たっぷりでしたただし味つけが少々濃ゆく感じたかも💦でも美味しかったですよ~^^北斎鑑賞後はミッドタウン内の『HARBS』でミルクレープを クレープ生地と生クリーム&フルーツのバランスが絶妙で噂にたがわぬ美味しさでした✨甘さ控えめなところもgood〜😉葛飾北斎万物絵本大全 大英博物館所蔵未発表版下絵 / 原タイトル:Hokusai:The Great Picture Book of Everything[本/雑誌] / 葛飾北斎/〔画〕 TimothyClark/著 樋口一貴/監訳 長井裕子/訳 村瀬可奈/訳【中古】パンフレット ≪パンフレット(図録)≫ パンフ)サントリー美術館名品展 日本美術の精華
2022.04.23
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週末、泉屋博古館東京に行ってきました。六本木一丁目駅近くの桜は既に3分咲きほどに 濃いピンク色のヨウコウザクラはほぼ満開~\(^o^)/ 泉ガーデン沿いの桜並木も来週には満開になりそうな気配でした^^泉屋博古館は六本木一丁目駅からすぐというロケーションの良さに加え、展覧会内容も好みのものが多いので大好きな美術館です展示室がコンパクトなため、大きな美術館とは一味違った濃厚な鑑賞時間が味わえることも、大きなお気に入りポイントです これまで鑑賞した展覧会は2018年「神々のやどる器―中国青銅器の文様―」展2019年「金文-中国古代の文字-」 2019年「明治150年記念 華ひらく皇室文化 ―明治宮廷を彩る技と美―」↑はどれも内覧会での参加です。中国青銅器にお詳しい学芸員さんの熱意溢れるギャラリートークに思わず惚れ惚れしちゃったことを、今でも思い出しますわ~泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅰ日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京会期 2022年3月19日(土)~ 5月8日(日)休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日休館)開館時間 午前11時 ~ 午後6時(入館は午後5時30分まで) *金曜日は午後7時まで開館(入館は午後6時30分まで) 2020年から2年間ほどの長期休館を経て、名称も「泉屋博古館東京」と改めてのニューアルオープン!展示室の間取りは以前と同じようでしたが、照明や天井や壁面など全面的にグレードアップされて重厚な雰囲気が増してました✨会場内は撮影禁止唯一撮影可能だったロビーをパチリ↓(作品画像はHPよりお借りしました<(_ _)>)展覧会概要泉屋博古館東京リニューアルオープンを記念して、日本画コレクションの全貌を展観します。住友の日本画は大阪、京都、東京の三都で活躍した画家の作品から構成された個性豊かなコレクションであり、各都市の空気を吸い込んだ、ローカルカラーに富む作品が見どころです。三都の日本画を擁する住友コレクションを通じて、当時の日本画壇を横断的に眺め、地域に根ざした日本画の魅力とその多様性をご覧いただきます(HPより)木島櫻谷《柳桜図》大正6年 前期展示(4月10日まで)大阪の茶臼山にあった住友家本邸に飾られていたんだそうです。橋本雅邦《深山猛虎図》1890年頃修復後初公開 修復とともに表具も一新されています。 ↑左は 狩野芳崖《寿老人図》明治10年代前半頃 芳崖は「狩野派最後の絵師」雪舟の梅花寿老人の模写学習に始まる連作のひとつで、なにやら怪し気な雰囲気がムンムン^^ 右は 山田秋坪 《石榴花白鸚鵡図》 1920年上島鳳山 《十二月美人》 前期展示(4月10日まで)12枚のうち7月の七夕。艶やかな美人がズラリと12人並ぶさまは圧巻でしたこれまで私が観たココの展覧会では古代中国関連のものが多かったため、「え~?住友さんてば、こんなにたくさん日本画を所有してたんだ~?」と少々驚いちゃいましたヾ(^^;)今展は大阪、京都、東京の三都で活躍した画家のローカルカラーに着目されているため、作品のラベルには3都ごとのマーク付き。そのため三都が見分けやすくて、各々の画風の違いを読み取りながら鑑賞できました今展で一番心惹かれたのは原田西湖の《乾坤再明》原田西湖《乾坤再明図》1903年日本神話の天岩戸が題材で、姿を隠してしまった天照大御神が外に出てきたシーンです。肝心の天照大神は描かれてないけど、左側からの光を受けて眩そうな表情の天鈿女命を描くことによって天照大神の存在感を象徴しているという心憎い演出✨足元の尾長鶏もすごくリアルで、とても印象的な絵でしたそうそう、もう一枚!安藤広近 《文殊菩薩》獅子の顔があまりにも人間っぽくて~今回のリニューアルでは隣にカフェも誕生HARIO CAFE 泉屋博古館東京店コーヒー器具製作の「HARIO」直営のカフェ。CAFE関連商品はもちろん、HARIO Lampwork Factoryのガラスアクセサリーの販売もしていました今回は美術展鑑賞後の予定が押していたので、入店できなくて残念でしたが、また機会をみてぜひともコーヒーを味わってみたいと思ってますこの日は映画鑑賞のため、この後、立川へ移動『ナイトメア・アリー』を観てきました。が、そちらはまた後日~(^^)/泉屋博古館 名品選99 / 泉屋博古館 【本】ハリオ|HARIO カフェオールドリッパー02 ブラック CFOD-02BHARIO カフェプレス・ウッド 〔品番:CPSW-2-OV〕[2366779]「送料別途見積り,法人・事業所限定,直送」【代引き不可】ハリオ ランプワークファクトリー ピアス アール ガラス製 ピアス レディース 透明 水滴 アクセサリー ジュエリー ハンドメイド HARIO Lampwork Factory (HAW-R-002) 【ネコポス対象商品】
2022.03.27
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すっかり春のような陽気になってきましたね^^キラキラの陽射しが眩しいほど庭のクリスマスローズも満開になって、白花も咲いてきました。↑虫に食われちゃったのか、穴あきの花びらに心浮き立つ季節の到来ですが・・・ニュースをみると、心塞がり息苦しい日々が続いています早くウクライナにも「春」が訪れますように~今日はメトロポリタン美術館展の続きを少しだけ会場の前半は「1,信仰とルネサンス」「2,絶対主義と啓蒙主義の時代」という構成の関係上、外連味のある作品が占めてました。ルーベンスなどのパキっとした作品が好みの私としては嬉しいかぎりでも「3,革命と人々のための芸術」の印象派中心の部屋に移ると、一気に気分が和み~ww明るさ溢れた印象派の絵って、心を和ませてくれるってことを、いまさらながら実感しました特に今回、心惹かれたのはターナーの絵↑ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ヴェネツィア、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む》 1835年頃金色に輝くような眩しさにはタメイキ~(〃▽〃)何時間でも見とれていたかったですなので、会場内特設ショップで絵葉書を購入^^美術展に行くたびに買ってきた絵葉書が、家には腐るほど(笑)あるので、最近は買わないようにしてたんですが・・・欲しいという気持ちに抗えず~ピンバッチも2個ゲットしました。 今展のグッズは多彩で、いかにもNYメトロポリタン美術館ならではのデザインセンスを感じさせるものが多かったです✨(画像はHPよりお借りしました<(_ _)>) ↑右はエレベーターのボタンなど「直接触るのを避けたい時」に使う<タッチレスキーホルダー> 今の時代にピッタリのグッズ ↑右は「吉岡徳仁 ガラスの茶室 – 光庵」新国立美術館でのアート鑑賞は久しぶりでした。前回は2017年12月の『安藤忠雄展』だから、5年ぶりかな^^ 「カフェ コキーユ」でサンドイッチランチを楽しんだあとは、表参道へ移動して「假屋崎省吾邸に桜をいける展覧会」へ~複製画 送料無料 プレミアム 学割 絵画 油彩画 油絵 複製画 模写ウィリアム・ターナー「解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テメレール号」 F10(53.0×45.5cm)サイズ プレゼント ギフト 贈り物 名画 オーダーメイド 額付き油絵 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー ドルトレヒト M12サイズ M12号 606x410mm 油彩画 絵画 複製画 選べる額縁 選べるサイズ絵画 インテリア 額入り 壁掛け複製油絵ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー フォークストン港とドーバーに続く海岸 M20サイズ M20号 727x500mm 絵画 インテリア 額入り 壁掛け 油絵
2022.03.13
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昨年から楽しみに待っていた『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』、週末に行ってきましたメトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年会期 2022年2月9日(水)~5月30日(月)会場 国立新美術館 企画展示室1E開館時間 10:00-18:00(毎週金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで休館日 火曜日(ただし、5月3日(火・祝)は開館)展覧会概要1870年に創立されたアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館より15世紀の初期ルネサンスの絵画から19世紀のポスト印象派まで、西洋絵画の500年の歴史を彩った巨匠たちの傑作が一挙来日。展示作品はフラ・アンジェリコ・ティツィアーノ・ラファエロ・エルグレコ・カラヴァッジョ・ラトゥール・レンブラント・フェルメール・ルーベンス・ベラスケス・ゴヤ・ターナー・マネ・クールベ・モネ・ルノワール・セザンヌ・ゴッホ・ゴーギャンなどなど、選りすぐりの名画ばかり65点(うち46点は日本初公開)チケットは事前予約制。(当日券もあるようでしたが土日は予約必須かも)30分刻みの入場なので、わりあいスムーズに鑑賞できましたがカラヴァッジョ・ラトゥールの並びや、フェルメールなど人気作の前は人だかりが凄くて、いささか鑑賞し辛かったですなので、私は入場後、とりあえずお目当ての作品を先にザザっと観てまわって、そのあと、最初から順路どおりにじっくりと鑑賞なにしろ見応えある作品ばかりなので、一巡したあとに、またまたもう一巡しちゃいました(笑)撮影は↓の画像はHPよりお借りしました<(_ _)>会場内はⅠ.信仰とルネサンス Ⅱ.絶対主義と啓蒙主義の時代 Ⅲ.革命と人々のための芸術 の3部構成です。 ↑左 ディーリック・バウツ《聖母子》 1455-60年頃右 ルカス・クラーナハ (父)《パリスの審判》 1528年頃 ↑左 エル・グレコ《羊飼いの礼拝》 1605–10年頃右 ニコラ・プッサン《足の不自由な男を癒す聖ペテロと聖ヨハネ》 1655年 ↑左 フランソワ・ブーシェ《ヴィーナスの化粧》 1751年右 ヨハネス・フェルメール《信仰の寓意》 1670-72年頃 ↑左 ピーテル・クラース《髑髏と羽根ペンのある静物》 1628年右 マリー・ドニーズ・ヴィレール《マリー・ジョゼフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1868年没)》 1801年 ↑左 オーギュスト・ルノワール《ヒナギクを持つ少女》 1889年右 エドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》 1890年頃 ↑左 ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ヴェネツィア、サンタ・マリア ・デッラ・サルーテ聖堂の前廊から望む》 1835年頃右 フィンセント・ファン・ゴッホ《花咲く果樹園》 1888年 ↑左 クロード・モネ《睡蓮》 1916–19年右 ポール・セザンヌ《リンゴと洋ナシのある静物》 1891-92年頃美術書や美術解説動画などで、これまで何度も目にしたことのある西洋絵画史上名だたる名画の数々が、すぐ目の前になんという眼福~特に圧巻だったのはラトゥールの《女占い師》とカラヴァッジョの《音楽家たち》 の2枚並んでる壁!2枚の絵から放たれるオーラに目が眩みましたわカラヴァッジョ(本名 ミケランジェロ・メリージ) 《音楽家たち》 1597年けだるさ漂う独特の表情がなんとも官能的ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 《女占い師》 おそらく1630年代各人各様の顔の表情にも目を奪われるけど、それぞれの衣装も凝ってて素敵~実はラトゥールは、2005年に国立西洋美術館で開催された『ジョルジュ・ド・ラ・トゥール: 光と闇の世界』を観て以来、また観たーいと願い続けていた画家です。当時はさほど美術にも関心がなかったので、予備知識なく鑑賞したんですが、光を駆使した独特の表現世界と物語性の面白さに、すっかり魅入られてしまって(〃▽〃)今思えば、私の美術館探訪はあの美術展が出発点だったかもと、長くなってしまったので、続き(笑)はまた後日(^^)/「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」図録 [ 日本経済新聞社 ]
2022.03.12
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明日14日は首都圏で、またまた大雪の恐れがあるんだとか?先週は予報に反してさほどの積雪ではなかったので大助かりでしたが、はたして今回はどうなることやら~毎度のことながら「どうか積もりませんように~」と祈るばかり(―人―)ナムナム 先月末、松岡美術館に行ってきました。2019年6月から館蔵品の修復調査、及び諸設備改修工事のために休館していたため、今年1月の再開はなんと約2年8か月ぶりです!ここはお気に入りの美術館なので「やっと再開だぁ~」と喜び勇んで(笑)駆けつけました^^松岡美術館実業家である松岡清次郎氏が設立した美術館。松岡氏は貿易,不動産業,倉庫業,ホテル業と事業をひろげ、美術品の収集家としても知られる。プラチナ通り付近にある閑静な雰囲気の美術館です。国公立の大きな美術館と違ってコンパクトな作りなんですが、いつ行ってもお客さんは少なめ。なのでユックリと鑑賞できるところが気に入ってます一部の作品を除き、基本的には館内は撮影OKですただし、シャッター音はNGなので要注意常設展示は「古代ギリシア・ローマ彫刻」や古代エジプトなどの「オリエント美術」ヘンリー・ムアやジャコメッティなどの「西洋近現代彫刻」、ガンダーラ仏教彫刻やヒンドゥー教神像やクメール彫刻などの「古代東洋彫刻」と多岐にわたってます。常設展示なかでも私が一番惹かれるのは、エキゾチックな彫刻がズラリと並んだ「古代東洋彫刻」のフロア✨彫りの深いオトコマエの仏像群が並ぶさまは圧巻~みんな堅ちゃんみた~い(爆)とウットリですわヾ(^^;)今回の特別展は再開記念の「松岡コレクションの真髄」 展示概要当館の初代館長であり、美術館の創設者である松岡清次郎は若いころから書画骨董を愛し、生涯をかけて一大コレクションを築きました。自らの感性のおもむくまま、時には「日本にまだないものを」と選び抜かれた美術品は、1800件あまりを数えます。今回は約2年8か月ぶりの再開を記念し、東洋陶磁・日本画・西洋彫刻の3つの企画をとおして松岡コレクション屈指の名品をご紹介します。古代ギリシア・ローマの彫像から昭和の絵画作品まで、時を超え、洋の東西を越えた清次郎の美の世界をお愉しみください。(HPより)会期 2022.01.26〜2022.04.17アクセス JR「目黒駅」東口から徒歩15分 東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金台駅」 1番出口から徒歩7分松岡氏のコレクションの3割を占めるという陶磁器作品や、横山大観《梅花》をはじめとして酒井抱一、渡辺省亭、川合玉堂、鏑木清方、山口蓬春らによる「日本画 花鳥風月」の名品も並んでいましたいやいや、こんなにたくさんのお宝を擁していたとは~これまで数回行ったことあるのに露知らず過去の来訪日記2012年 part1 part22014年 左は美術館設立の決定打となった《青花龍唐草文天球瓶》中国明時代 永楽 景徳鎮窯右は《色絵芭蕉柳図輪花鉢》 江戸時代 二重角福 銘 有田 古九谷様式最晩年の蒐集品 《釉裏紅牡丹文大盤》明時代 洪武 景徳鎮窯松岡清次郎氏が開館当初から市場に出てくるのを何年も待っていた作品で、香港の船舶王と呼ばれたT.Y.CYAO氏の旧蔵品で「これまでに世界で開催した中国陶磁器のセールの中でも最高のもの」とサザビー主催者が語ったほどの逸品だとか。展示室には松岡氏が美術品を蒐集した当時の逸話や、新橋に開館した当時の画像なども展示されており実に興味深かったです。 「美術品というのは自分がわからないうちは業者にだまされるんじゃないかと疑って、なかなか買えないものですが、わかってくると度胸がでてくる。安いものはいらないから、いい物をもってこいという気持ちになってくる」↑1975年の松岡清次郎氏のお言葉蒐集にかける彼の心意気を強く感じますわ~たっぷりと眼の保養をしたあとはプラチナ通りの「MuSuBu」でオヤツタイムをそちらはまた後日<(_ _)>【中古】 開館記念松岡美術館名品図録 状態良
2022.02.13
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相変わらず気温の変動が激しいですね~(-"-)週初めまでは夏を思わせるような暑さだったのに、昨日の寒かったこと!昨日は最寄り駅前までお出かけしてきたんですが、道行く人を見ると、半袖(!)の人もいれば、ダウンコート(‼)の人もいて服装がマチマチ~。洋服ダンスの前で「何を着よう?」と悩んだのは私だけではなさそうでした^^今日は先月行った「諸星大二郎展 異界への扉」をば 「デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉 」 会期 2021年8月7日(土)~10月10日(日) 既に終了しています会場 三鷹市美術ギャラリー展示概要本展では、諸星大二郎のデビュー50周年を記念し、代表作の原画約350点を中心に、作品世界に関わりの深い美術作品や歴史・民俗資料などをあわせて展示し、読者を「異界」へと導く魅力の原点へと迫ります(HPより)諸星大二郎1949年生まれ。多数の熱狂的ファンをもち、異分野のクリエイター、研究者といった幅広い層からも絶大な支持を得ている漫画家。1970年『ジュン子・恐喝』で実質的なデビューを果たし、74年『生物都市』で第7回手塚賞を受賞、現在にいたるまで多岐にわたる作品を発表しています(HPより)これまで色々な漫画を読んできましたが、我が人生上、一番衝撃を受けたのは諸星先生の漫画のこの一コマ↓『妖怪ハンター』シリーズの『生命の木』より「おらといっしょにぱらいそさいくだぁ~」このシーンを初めて見た時のショックはいまだに忘れられないほど!展示会では、その原画を直で観ることが出来きて大感激でした(≧∇≦)会場内は撮影禁止画像はHPよりお借りしました<(_ _)> ↑左は「妖怪ハンター」 右は『暗黒神話』より「天の章」 ↑左は『マッドメン』より「変身の森」 右は「西遊妖猿伝」 ↑「栞と紙魚子」原画以外にも、作品に関連する美術作品や考古・民俗資料・縄文土器などなど、展示品は実に様々でした。 左は縄文土器、右は内行花文鏡 後漢前期 左は饕餮鋪首 前漢 右は月岡芳年『絵本西遊全伝』口絵より ↑左は秋山知徳 甲斐之国山梨岡神社虁神像 1854(嘉永7)年 右は狩野派 呂洞賓図 江戸時代(17世紀)↑カイ・ニールセン 「ヘンゼルとグレーテル」会場内は、まさに諸星さん流の神羅万象を体現しているかのような「異界」が広がってました諸星さんの頭の中を覗き見ているような感覚でしたわ~^^あの手塚治虫さんに「諸星さんの絵だけは描けない」と言わしめたというエピソードは有名ですが、諸星さんの世界観と画力はまさに唯一無二と改めて感じ入りました。会場入り口に設置されていた顔ハメパネルの「ヒルコ」様!もちろん私もトライしましたとも~ww↑顔にモザイクかけてますが、メチャクチャ満面の笑みを浮かべてますww本展は10月23日~12月26日 栃木・足利市立美術館にて開催されますこの日の午前中は三鷹駅北口から徒歩8分の古書店「りんてん舎」へ店内の書籍は多ジャンルで店先に並ぶ100円コーナーもクオリティ高し✨ついつい長居して文庫本を4冊ゲットしました^^店内に流れるジャズが心地よくて、まだまだあと1時間くらいは粘れそう(爆)だったんですけどね~ヾ(^^;)沢田研二が妖怪ハンター・稗田礼二郎役を演じている『ヒルコ 妖怪ハンター』 (1991) 監督 塚本晋也観てみた~い!↓ヒルコ/妖怪ハンター 2Kレストア版【Blu-ray】 [ 沢田研二 ]妖怪ハンター(水の巻) (集英社文庫) [ 諸星大二郎 ]妖怪ハンター(天の巻) (集英社文庫) [ 諸星大二郎
2021.10.14
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このところ、夏と秋を行ったり来たりの日々でしたが、さすがにそろそろ秋気温に落ち着いてきましたね!朝晩は涼しいを通り越して寒いほど。早く衣替えをしなくちゃです今日は久しぶり(約一か月ぶり)に体操教室に行ってきました。広いアリーナが会場だし、穏やかな筋トレ体操がメインなので高齢者でもノンビリ(?)動けるところが気に入ってますただし、休館日や他の用事とかち合うことが多くて、月一回くらいしか参加できないのが難点(-"-)でも、来月のスケジュール表を見たところ、うまく調節すれば2,3回は出席できそうかも。夏の間の運動不足を、気候のいい秋の間に解消せねば~今日は先週行った『動物の絵展』をば府中市美術館開館20周年記念 動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり会期 2021年9月18日(土曜日)から11月28日(日曜日)まで前期 9月18日(土曜日)から10月24日(日曜日)まで後期 10月26日(火曜日)から11月28日(日曜日)まで *作品の展示替えを行います。休館日 月曜日開館時間 10:00〜17:00(入場は16:30まで) 10月5日(火曜日)~10日(日曜日)は「市民文化の日」無料観覧日のため、 混雑時には入場制限を行いますので、あらかじめご了承ください。展覧会概要古くから、人々は動物の絵を描いてきました。美しい造形、ふしぎな生態、かわいらしさ……人とはちがう命のあり方に心ひかれ、それを形にしようとしてきたのです。中でも、日本は動物の絵の宝庫。かわいい、面白い、美しい……理屈抜きに楽しめる作品が山ほどあります。本展では、西洋の絵とも比べることで、この土壌を育んだ背景や歴史を探ります(HPより)ここ数年、「かわいい」「へたうま」「あやしい絵」などなど、キャッチーな日本画展が多いですよね。今展もその流れに沿った実に魅力的な作品揃い日本画だけじゃなく西洋絵画も多かったため、一段と見応えのある展覧会でした。展示予定表によると、総展示数183点(前期、後期のみの作品も含まれます)で全部くまなく鑑賞すると、かなりの体力が必要だと思われます。私も最後のほうはヘトヘトに~鑑賞予定のかたは心して行かれますように(^^)/会場内は撮影×でした。画像はHPよりお借りしました<(_ _)>伊藤若冲 《象と鯨図屏風》 前期展示 みどころ1描かれた動物たちの「ふしぎ」かつて、動物たちの世界はあらゆる「ふしぎ」に満ちた別世界でした。こんなに大きな生き物がいるという「ふしぎ」、どこか神性を感じさせる「ふしぎ」な佇まい、神々の国にいるに違いない「ふしぎ」な生き物……昔の人々が動物たちに感じた様々な「ふしぎ」を表した作品を紹介します。(HPより) 左は《春日鹿曼荼羅図》後期展示右はギュスターヴ・モロー《一角獣》 前・後期展示モローの《一角獣》は以前、パナソニック汐留美術館で開催された『モロー展』で観たことあるんですが、今回は一段と神秘性を感じましたみどころ2とにかく「かわいい」、日本の動物絵画。日本の動物の絵といえば、なんといっても、その「かわいさ」が特徴です。禅画のトラも、現代の我々から見れば、文句なしにかわいいですし、江戸時代には、円山応挙の子犬の絵をはじめ、様々なかわいい動物の絵が描かれ、人々に受け入れられました。中世から近世、そして近代までの作品で「かわいい動物絵画」の歴史を振り返ります。(HPより) 左は円山応挙 《雪中狗子図》 前期展示右は俵屋宗達 《狗子図》 前期展示宗達のワンちゃんの絵には意表を突かれ~あの『風神雷神』と同じの絵師の作とは、とうてい思えぬさっぱりさ加減ww解説文だと「ほよほよでかわいい」と書いてたけど、可愛いというより少々無気味に感じましたわ💦みどころ3「へそまがりな感性」から生まれた動物絵画2019年、当館では「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」を開催しました。完璧ではないもの、不格好だけれども心に残るものを愛してきた、我々の「へそまがりな感性」に着目して、日本美術を見直した展覧会です。本展では、日本とヨーロッパの「へそまがりな感性」が生み出した作品を揃えました。(HPより) 左は甫雪等禅 《叭々鳥図》 9月18日から11月14日まで展示右はポール・ゴーギャン 《微笑》 前期展示 ゴーギャンの絵ってこれまで少々苦手だったんですが、今回展示されていた版画数点には、とても心惹かれましたなぜだろ?「へそまがり」といえば、やっぱり家光の絵がダントツ(笑) 左は徳川家光 《兎図》 前期展示右は徳川家光 《鳳凰図》 後期展示 私も2019年の「へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」の時は思わず「あらま~」と驚いたお殿さま絵画ww夫は今回初めて目にしたため「え?コレをあの家光が?」と大きな衝撃を受けたみたいです私の一番お気に入りだった「ピヨピヨ鳳凰」(笑)は後期展示なので、後期にも足を運ぼうと思っています。嬉しいことにチケット半券を持参すると2回目は半額割引ですし~^^今展は府中市美術館の20周年記念ということもあってか、海外の著名画家(ゴヤ、デューラー、ルドン、シャガールなどなど)の作品も多数展示されており、実に贅沢な展示会でした動物メインだからお子さんでも楽しめそうだし、老若男女どなたでも楽しめる構成だと思われます。会期も長いので、ぜひぜひ皆様も一度足を運んでみられては?ちなみに今回私の一番お気に入り絵画はコチラ長谷川潾二郎 《猫と毛糸》 前・後期展示ホニャ~と伸びた身体が、すっごくキュートニマニマ笑いがこみ上げて、しばらくの間、絵の前に釘付けでした^^この日のランチは館内の『府中乃森珈琲店』で 大きな窓からテラスや庭が見渡せて明るい店内✨インテリアもオシャレで、とても寛げる空間でした。夫婦二人ともキッシュプレートをチョイス^^盛り付けもアーティスティックで、サラダもキッシュも手作り感大の美味しさでした【ふるさと納税】府中市美術館メンバーシップ(年間パスポート) 【体験チケット】【新品】かわいい江戸絵画 府中市美術館/編
2021.09.27
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先月、町田市立国際版画美術館で『浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼―』を観てきました。浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼―会期 2021年7月10日(土)~ 9月12日(日) ※前期・後期で完全入れ替え 前期:7月10日(土)~8月9日(月・振休) 後期:8月12日(木)~9月12日(日)休館日 月曜日、8月10日(火) 【展示替えのため閉室】8月11日(水)開館時間 平日 午前10時~午後5時 土日祝 午前10時~午後5時30分展覧会概要江戸の歌川広重、明治の小林清親、そして大正から昭和の川瀬巴水――各時代に優れた風景版画を制作した三人の絵師・画家を紹介します。広重が江戸や東海道を舞台に四季豊かな名所絵を制作したのは江戸後期のこと。明治期には清親が文明開化の東京を繊細な光と影で表現しました。さらに大正から昭和にかけて、巴水は関東大震災前後の東京や旅先の景色を抒情的に描き、風景版画の系譜を継いでいきます。本展では三者の表現を比較しながら、どこか懐かしい百年にわたる日本の風景を旅するようにご堪能ください(パンフレットより) 会場内は撮影OKだったので喜んでパチパチ📱したんですが・・帰宅後見てみると手振れがひどくて不鮮明な画像ばかり毎度のことながら、お粗末な画像ですみません<(_ _)>《広重 東海道五十三次 庄野 白雨》《広重 名所江戸百景 深川木場》本展の見どころはありそうで無かった、風景版画の巨匠3人のコラボレーション370点超の大ボリューム100年にわたる日本の原風景をタイムトラベル《巴水 東京十二題 深川上の橋 》《広重 名所江戸百景 深川万年橋》第一章「江戸から東京へ 三世代の眼」は同じ景色を描いた3人の作品がズラリと並べられており、なんとも贅沢なコーナーでした↓各段とも左は広重、真ん中は清親、右は巴水。(HPより画像お借りしました)それぞれが描く「日本橋」「亀戸天神」「増上寺」は、三人三様の持ち味がクッキリそれにしても総出品点数373点あまりにもボリューム大で、正直なところメチャクチャ疲れました最初のほうこそジックリと堪能できたものの、後半は駆け足に~そんななか、今回印象的だったのは清親作品 ↑すべて小林清親上段は「不忍池畔雨中」 下段左は「海運橋 第一銀行雪中」右は「両国花火」清親の作品って、これまであまり観たことがなかったせいか、彼特有の光線画に強く心惹かれました光線画浮世絵の一種。明治時代初期に小林清親によって始められた風景画。同時期の他の浮世絵師たちが、明治期特有の毒々しい色彩を使用していたのと対照的に、清親らは文明開化の波に晒された江戸から東京に移りゆく都市景観を、光と影を効果的に用いて新しさと郷愁とが同居した独自の画風で描き人気を博した。(ウィキより)前期・後期で全点展示替えがあり、しかもリピーター割引(200円引き)もあるということなので、これは是非とも、また観に行かねばと思ってたんですが・・・・先週から探してるのに、肝心のチケットが見当たらず~会期は9月12日(日)までなので、今週中になんとか見つかるといいけど、はたしてこの日はもう一カ所、別の美術館へ~小林清親 “光線画”に描かれた郷愁の東京 (別冊太陽) [ 吉田洋子 ]清親画帖 第三帙【電子書籍】[ 小林清親 ]
2021.09.07
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先月、藤澤浮世絵館で開催中の 『江の島浮世絵大集合』を観てきました。「藤澤浮世絵館」といっても、最寄り駅は辻堂駅でした^^辻堂駅で降りたのは初めてです。駅前はスコーンと開けていて、いかにも湘南の風を感じる風景!空が広く感じて、気分爽快でしたなんだろ、この居心地よさは?(?_?) 後で調べてみると、辻堂は「本当に住みやすい街大賞2021」で第3位なんだとか「地下道の整備やテラスモール湘南の進出とともに一気に発展。湘南エリアで一番注目の街」なんだそうです。そっか~きっと、これからグングン伸びる街というフレッシュさが伝わってきたのかも^^(ちなみに「本当に住みやすい街大賞2021」1位は川口市、2位=大泉学園)藤澤浮世絵館へは駅から徒歩5分ほど「ココテラス湘南」という綺麗なビルの7階でした。訪問前は正直なところ「市営だし、狭そうだし、たいしたことないだろ」(ゴメンナサイ)と、タカをくくってたんですが・・・・いやいやいや、大間違~い驚くほど見応えある展示会でした↑歌川広重 「相州江の嶋弁才天開帳詣本宮岩屋の図」『江の島浮世絵大集合』会期 2021年7月20日(火)~9月5日(日)開館時間 10:00~19:00(入館は18:30まで)休館日 毎週月曜日(8月9日(月)は開館、翌10日(火)休館)入館料 無料展覧会概要江戸時代、弁財天信仰による江ノ島詣と、風光明媚な名所として知られた江ノ島は北斎や広重など多くの浮世絵師が描いています。写実的な表現から抽象的な表現もあり、絵師それぞれの江ノ島がご覧にいただけます。(リーフレットより) 館内は撮影OKだったんですが、作品保護のためか照明おさえめ。そのため作品のガラス枠に天井の照明が写りこんで、いささか見苦しい画像ばかりになってしまいました見辛いので一部、美術館HPの画像をお借りしてます<(_ _)>↑ 葛飾北斎 「春望」↑葛飾北斎 「冨嶽三十六景 相州江の嶌」↑歌川国芳 「相州江之嶋之図」デーンと力強く描かれた江ノ島。ちょっと洋画風かも。江ノ島って、むか~し一度行ったっきりで、記憶もおぼろげなんですが、こんな迫力ある外見でしたっけ?(?_?)↑勝川春亭 「相州 江ノ嶌」人足に担がれて海を渡る美女や、砂州を歩くあでやかな女性の行列など、なんとも賑やかな江ノ島詣の様子が伝わってきます。↑北川歌麿 「風流四季の遊 弥生の江之島詣」↑歌川国芳 「七里ガ浜より江のしまの遠景」大きなアワビやイセエビなどを手に持っていて、海産物自慢の観光ポスター的?↑北川歌麿 「江之島蚫猟之図」海女の鮑取りを豪華な着物を着た女性たちが見物する様子が描かれてるけど、これは実在の光景ではなく男を女に置き換えた見立絵(みたてえ)。江之島では女の海女は存在しなかったんだそうです。それにしてはなまめかしい~(*´艸`*)江ノ島浮世絵の数々は色艶やかで優品揃い!思いのほか、眼福でしたこれほどまでに多彩に江之島が描かれていたということも驚きですが、当時の観光地の風俗の描写も実に興味深かかったです。江戸時代は「入り鉄砲に出女」という言葉どおりに女性の旅行はご法度、というイメージがあるけど、案外と自由に旅行してたみたいですね~この日のランチは駅前の『テラスモール湘南』内の「ドンク テラスモール湘南」で 夫婦二人とも「厚切りトーストセット」で軽く済ませました^^分厚いフワフワ食パンは小麦の香り豊かで旨し~浮世絵鑑賞&辻堂海岸で海気分を味わったあとは「トースティーズ テラスモール湘南店」で軽食を アボカド&ソーセージのフレンチトーストとリンゴのガレット、どちらも美味~特にアボカドのフレンチトーストはブラックペッパーの香りと絶妙な組み合わせで、想像以上の美味しさでした今度、家でもトライしてみよっと♪もっと知りたい歌川広重 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション) [ 内藤正人 ]歌川広重 3冊セット【電子書籍】[ クールジャパン研究部 ]
2021.08.17
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先週東急プラザ銀座でお買い物した日、東京ステーションギャラリーに寄って「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」を観てきました。「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」会期 2021年4月24日(土) ~ 6月27日(日)開館時間 10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで休館日 月曜日(5月3日、6月21日は開館)会場 東京ステーションギャラリー入館チケットは原則として日時指定の事前購入制<ローソンチケット>(残数に余裕のある場合に限り、美術館でも当日券を販売。ただし販売状況の問い合わせは×です)1日あたりのチケット枚数を制限しての販売なので、さほど混まないだろうと予想してたんですが・・・・・案外と混みあってました💦先日行った「あやしい絵展」も、けっこうな混み具合だったし、長引くコロナ禍にあって、アートに癒しを求める方が多いということかもしれませんね館内は撮影禁止でしたので、画像は美術館HPよりお借りしました<(_ _)> 上村松園《よそほい》1902年頃渡辺省亭《幕府時代仕女図》1887年頃川村清雄《蛟龍天に昇る》1891年頃展示概要福富太郎(1931-2018)は、1964年の東京オリンピック景気を背景に、全国に44店舗にものぼるキャバレーを展開して、キャバレー王の異名をとった実業家です。その一方で、父親の影響で少年期に興味をもった美術品蒐集に熱中し、コレクター人生も鮮やかに展開させました。念願だった鏑木清方の作品を手はじめに蒐集をスタートさせますが、著名な作家の作品だけでなく、美術史の流れに沿わない未評価の画家による作品であっても、自らが良質であると信じれば求め、蒐集内容の幅を広げていきます。本展は、作品を追い求めた福富太郎の眼に焦点をあて、美人画だけではない、類稀なるコレクションの全体像を提示する初の機会となります。鏑木清方の作品十数点をはじめとする優品ぞろいの美人画はもとより、洋画黎明期から第二次世界大戦に至る時代を映す油彩画まで、魅力的な作品八十余点をご紹介いたします。(HPより抜粋)池田蕉園《宴の暇》1909(明治42)年鏑木清方《薄雪》 1917(大正6)年鏑木清方 《妖魚》1920(大正9)年清らかな雰囲気の美人画が多い鏑木さんですが、この人魚のなんと妖艶なこと✨眼福眼福~鏑木清方をはじめ美人画の数々は、いかにも福富太郎さんの眼を感じる艶やかで、いい意味でけれんみのある絵が多かったように感じました。今回、驚いたのは美人画以外にも岸田劉生や村山槐多、佐伯祐三などの油彩画や戦争画なども名品揃いであったこと!!左 宮本三郎《少年航空兵》1942年頃中 岡田三郎助《ダイヤモンドの女》1908年右 岡田三郎助《あやめの衣》1927年、ポーラ美術 左 満谷国四郎《軍人の妻》1904年右 高橋由一《小幡耳休之肖像》1872年チャールズ・ワーグマン《英国人への襲撃 生麦事件》1862年美術展って、作品そのものの魅力が第一とはいえ、会場や作品展示の構成力によって、その印象が大きく左右されるように思います。そういう意味では本展の監修をされた山下裕二先生[美術史家・明治学院大学教授]の展示構成力が作品群の魅力を大幅にアップしているような気がします実は、前回行った「あやしい絵展」は、作品数が多かったこともあってか、とっ散らかった印象が強くて少々不満だったんですよもっとポイントを絞って展示してほしかったわ~←あくまでも個人的な感想ですm(__)m福富太郎氏の視点と山下裕二先生の視点が絶妙にミックスされて、充実感大の展覧会閉展まで残すところ、あと10日余り、ぜひぜひおススメです(^^)/この日のランチは東京駅グランスタ内の「BURDIGALA TOKYO」(ブルディガラ トーキョー)で 玉ねぎ、ナス、トマトのシンプルな野菜のデニッシュと、洋ナシのコンポートがジューシィなデニッシュ。どちらも素材の良さを感じる美味しさでした!一見濃厚そうなのに、後味さっぱりなところが私の好み~店内の雰囲気も東京駅構内とは思えないユッタリめのスペースで、気忙しさを感じないし、ここは絶対にリピしたいお店に決定[書籍のメール便同梱は2冊まで]/芸術新潮[本/雑誌] 2021年5月号 【特集】 キャバレー王は戦後最高のコレクター「福富太郎」伝説 (雑誌) / 新潮社【新品】画家たちの「戦争」 神坂次郎/著 福富太郎/著 河田明久/著 丹尾安典/著日本美術史/山下裕二/高岸輝【3000円以上送料無料】
2021.06.16
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先月、緊急事態宣言が発令される前に「あやしい絵展」に行ってきました。あやしい絵展会場: 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー会期:終了しています展覧会概要明治期、あらゆる分野において西洋から知識、技術などがもたらされるなか、美術も西洋からの刺激を受けて、新たな時代にふさわしいものへと変化していきました。このような状況のもとで生み出されたさまざまな作品の中には、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった「単なる美しいもの」とは異なる表現がありました。これらは、美術界で賛否両論を巻き起こしつつ、激動する社会を生きる人々の欲望や不安を映し出したものとして、文学などを通して大衆にも広まっていきました。本展では幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などからこうした表現を紹介します。 「絵に潜む真実、のぞく勇気はありますか?」というキャッチーな謳い文句とポスターの絵にひきよせられて、昨年から楽しみにしていた展覧会です皆さん、思いは同じだったのか、会場内はかなりの人出でした。老若男女あらゆる世代の方々が詰めかけており密密な状態~会場内は嬉しいことに撮影OK(一部×なものもあり)私もスマホでパチパチと撮りまくったんですが、ブレブレになってるモノが多くて帰宅後ガッカリなのでHPの画像もお借りしております<(_ _)>↑河鍋暁斎《地獄極楽図》 撮影は不可でした明治時代(19世紀) 東京国立博物館所蔵↑月岡芳年《『魁題百撰相』のうち 辻弥兵衛盛昌》明治元(1868)年 町田市立国際版画美術館所蔵↑アルフォンス・ミュシャ《ジョブ》11898年 三浦コレクション 川崎市市民ミュージアム所蔵↑青木繁《大穴牟知命》明治38(1905)年 石橋財団アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)所蔵(東京会場のみ出品)↑橘小夢《安珍と清姫》 大正末頃 弥生美術館所蔵↑北野恒富《淀君》大正9(1920)年 耕三寺博物館所蔵↑岡本神草 《拳を打てる3人の舞妓の習作》大正9年(1920年)京都国立近代美術館所蔵いや~、とにかく作品数が多くて多くて、息つぐ暇もなし国芳や芳年の浮世絵があるわ、青木繫の神話の世界や古径の清姫、鏑木清方や橘小夢の日本画などに加えて、ロセッティやミューシャやビアズリーまで各々の絵画から発せられる「あやしい」オーラを浴びて、途中で困惑&疲れ果てちゃいました。なにしろ体力に加えて脳内キャパシティも少ない私。もうちょっと的を絞って鑑賞するべきだったかもと反省~😅たくさんの絵画群の中で、私がことのほか魅了された一枚はコチラ ↑甲斐庄楠音 《畜生塚》 大正4(1915)年頃 京都国立近代美術館所蔵 (東京会場のみ出展)会場内最大の大きさで、豊臣秀次の妻妾子30余人が処刑され秀次と共に埋められた、という史実に取材した作品。(未完)裸体像はダ・ヴィンチやミケランジェロの表現を見て描いたと言われているんだとか。なんと制作時、甲斐庄楠音は21歳だったそうです甲斐庄 楠音(かいのしょう ただおと)1894年(明治27年)~1978年(昭和53年)京都生まれ。京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)を卒業したあと、精力的に作品を発表する。1926年(大正15年)作の「女と風船」は「きたない絵」と評され出品を拒絶される。その後溝口健二と知り合ったことで映画界に転身、以後は映画の時代風俗考証家として活躍するようになる。基本的に画題は人物、それも女性が多く、風景画は非常に少ない。岸田劉生には「デロリとした絵」と評された。大正時代末期の暗い風潮を象徴するデカダンス画家の代表であろう(ウィキより抜粋) ↑左は《横櫛》大正5(1916)年頃 京都国立近代美術館所蔵右は《幻覚 踊る女》大正9(1920)年 京都国立近代美術館所蔵 ↑左は《舞ふ》大正10(1921)年 京都国立近代美術館所蔵右は《春宵 はなびら》 大正10(1921)年 京都国立近代美術館所蔵確かにこのアクの強さ、あやしいを通り越して少々グロテスク~でも、その危うさが、ことのほか不思議な魅力を放ってました残念ながら東京展は閉幕してしまいましたが、7月からは大坂で開催予定です。会場は大阪歴史博物館 2021年7月3日(土)~8月15日(日)コロナ状況が気になるところですが、なんとか無事開催されるといいですね!【中古】ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)/岩井 志麻子、甲斐庄 楠音
2021.05.24
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昨日今日とポカポカ陽気~こんな春らしい明るい陽射しを浴びてると、思わず浮かんでくる句は・・・ 春の海 ひねもす のたり のたりかなおそらくどなたもご存知であろう与謝蕪村の俳句!陽を浴びてキラキラと光る海が眼前に広がり「のたりのたり」の響きに気持ちがほぐれて眠たくなってしまいます^^まさしく名句ですね~そんな与謝蕪村の絵画展が府中美術館で開催中です✨春の江戸絵画まつり 与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家会期 2021年3月13日(土曜日)から5月9日(日曜日)まで 前期:3月13日(土曜日)から4月11日(日曜日)まで 後期:4月13日(火曜日)から5月9日(日曜日)まで *全作品展示替えではありませんが、大幅な展示替えがあります。会場 府中美術館休館日 月曜日(5月3日は開館)開館時間 午前10時から午後5時(入場は午後4時30分まで)観覧料 一般700円(560円)、高校生・大学生350円(280円)、 小学生・中学生150円(120円) ()内は20名以上の団体料金。展覧会概要深く静かな趣をたたえる自然の中の情景、飄逸で洒脱な俳画、そして、どう見ても気色の悪い、いわば苦みを発散する人物画。そのどれもが、与謝蕪村(1716─83)が到達した晩年の画境です。とりわけ自然の情景を描いた作品が絶賛される蕪村ですが、さまざまな作品を見渡せば、個性と深みと面白みにあふれ、まるで絵画のおもちゃ箱を見るような楽しさがあります。 蕪村は、晩年より前から、日々大忙しの人気画家でした。ときには中国絵画そのものを思わせる見事な技を見せたり、流麗で美しい線やフォルムでうならせたりもします。しかし、それ以上に多くの作品に感じられるのが、線描や形のぎこちなさと、そこから生まれる親しみやすさ、かわいらしさです。下手だということではありません。蕪村自身がその面白さを自覚して、意図的に表現しているとしか思えないのです。朴訥さと力強さの境に、あるいは、か細さと揺らめきの狭間にあるような、きわめてデリケートなぎこちなさや頼りなさが、初期から晩年まで、蕪村の絵の根幹にあるように見えます。 そんな蕪村のこだわりに注目しながら、約100点の作品を集めました。それによって、「晩年の情景絵画だけではない」新しい蕪村のストーリーに目を向けてみたいと思います。「ヘタウマ」のマンガに慣れ親しんでいる私たちには、蕪村やその時代の京都の人々と同じ感性が、きっと備わっているはずです(HPより) 会場内の撮影は禁止絵画画像はHPよりお借りしました<(_ _)>↑《涼しさに》自画賛(部分) 個人蔵 (前・後期展示)↑《四五人に》自画賛 個人蔵 (前期展示)↑《又平に》自画賛 逸翁美術館蔵 (前期)いや~、どの絵も観てるだけで心ウキウキ身体が思わず反応して踊ってしまいそうでした^^いいな~、このユルユル感!そんなユルユル感にひきかえ、こちらは確かに「ぎこちない」という表現がぴったりかも ↑左は《薄に鹿図》愛知県美術館蔵 (前期展示)、右は《日の春を》画賛 個人蔵 (前期展示)「え~、コレが鹿?」と思わずのけぞり~鶴(?)も、なんともガチガチの姿で、はたして無事に飛べるのかどうか心配なくらい( ̄m ̄〃)その一方で緻密で流麗な屏風絵なども描いてますし、緩急自在&軽妙洒脱な筆さばきはさすがの一言↑山野行楽図屏風 東京国立博物館蔵 (3月13日~3月28日展示)↑富岳列松図 愛知県美術館蔵 (前期展示)一昨年に観た「春の江戸絵画まつり へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで」もユニークな視点の展示会だったけど、今回もそれに劣らずキャッチーな作品揃い✨蕪村独自の世界観にドップリと浸れて楽しいひと時でした府中美術館定番の「たんけんたい」クイズにもチャレンジ~お子様向けの企画なんだろうけど、大人も参加自由なのでクイズに答えて記念の絵葉書もしっかり頂きました^^↑スタンプを押して作る「てのひらまめびょうぶ」も楽し~こちらはワクワク感が伝わってくる展示会のチラシ。 ↑イラストレーター長田結花さんの絵と文が味わい深くて、思わずニマニマ^^チケットを提示すると2度目は半額になる特典(本展1回限り有効)があるので、時間の都合がつけば後期展示も観に行きたいと思ってるんですが・・・今週から月末にかけて胃&大腸検査の予定が入っているからスケジュール的にちとキビシイかもそういえば、美術館近くの浅間山公園のムサシノキスゲがそろそろ開花時期とか。日本では唯一ここでしか咲かないというムサシノキスゲ、見てみたかったんですがね~ムサシノキスゲ標高約80メートルの浅間山に自生するユリ科の多年草。絶滅危惧種。花期は4月下旬~5月中旬の2週間ほど。かつては多摩地域に広く生育していたが、現在は、山全体が都立公園となっている同公園に自生するのみとなった。【中古】 のたりのたり春の海 小説 与謝蕪村 ノン・ポシェット/田中阿里子(著者) 【中古】afb与謝蕪村 郷愁の詩人 (岩波文庫) [ 萩原朔太郎 ]【新品】へそまがり日本美術 禅画からヘタウマまで 府中市美術館/編・著【新品】【本】かわいい江戸絵画 府中市美術館/編
2021.04.19
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桜が散ったとたん、緑の若葉が一気に目立つ季節になってきましたね。春の陽射しを浴びてキラキラと光る樹々の緑が目に眩し~でも今朝は花冷えの寒さのため、久々にストーブつけました今週いっぱいは朝晩寒いんだとか。灯油がまだ一缶残ってるから、全部使い切るにはおあつらえ向きかも近所の学校は今日が入学式や始業式のようです。ピカピカのランドセルを背負って飛び跳ねるように歩いている子供達の姿っていいですよね~😊見てるだけでパワーをもらえます今日は先月行った「没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画」をば「没後30年記念 笠松紫浪 ―最後の新版画」会場 太田記念美術館会期 2021年2月2日(火)~3月28日(日) 前期 :2月2日(火)~25日(木) 後期 :3月2日(火)~28日(日)(もう終了していますm(__)m)会場内は撮影禁止だったので作品画像はHPよりお借りしました<(_ _)>展覧会概要笠松紫浪(1898~1991)は、大正から昭和にかけて活躍した絵師です。鏑木清方に入門して日本画を学び、大正8年(1919)、版元の渡邊庄三郎から新版画を刊行しました。その後、昭和7~16年(1932~41)には、モダンな東京の街並みや温泉地の風情を淡い色彩で表現した新版画を、数多く制作しています。戦後も精力的に版画を制作し続けたという意味で、紫浪は「最後の新版画家」であると言えるでしょう(HPより抜粋)↑《うろこ雲》大正8(1919)年 淡いグラデーションによって表現された空の広がりが印象的な作品。実は版画って、ちょっと苦手分野です😅浮世絵の類もあまり興味を持てないんですが、一昨年、国立近代美術館の常設展で観て以来、川瀬巴水の作品に心惹かれてます川瀬巴水は衰退した日本の浮世絵版画を吉田博らとともに復興し、新版画を確立した人物として知られていますが、「笠松紫浪」というお名前は今回初めて知りました。新版画明治30年前後から昭和時代に描かれた木版画のことを指し、版元を中心として、従来の浮世絵版画と同様に、絵師、彫師、摺師による分業により制作されており、浮世絵の近代化、復興を目指した。「新板画」とも表記された(ウィキより)↑《護國寺鐘楼(雪晴れ)》 ↑左は《東京駅》 右は《下田の街》大正~昭和にかけての東京の街並みや温泉地などの風情は、とてもノスタルジック!ボーっと霞んだような色彩が独特な雰囲気で、なにかしら郷愁をかきたてられる作品ばかりでしたコチラは前期展示だったので観ること叶わなかった「東京タワー」コレ、観たかったな~↓ちなみに、今月末から平塚美術館で開催予定の「川瀬巴水展」にも注目しています平塚って、ちょっと遠いけど、観に行けるといいな~会期 2021年4月24日(土)〜6月13日(日)開館時間 9:30 ~17:00(入場は16:30 まで)料金 一般800(640)円/高大生500(400)円この日の午前中は「東日本大震災10年 復興祈願だるま展」を観たあと、代々木公園内のベンチで「イエンセン」のパンをパクパク カツサンド&デニッシュ「スモースナイル」の美味しさは格別でした(≧∇≦)「笠松紫浪展」を観たあとのコーヒーブレイクは原宿駅横の猿田彦珈琲で コーヒー生豆をウイスキー樽(バレル)に一定期間貯蔵して寝かせてウイスキーの香りをつけた「バレルエイジドコーヒー」は、珈琲の香りとウィスキーの香りが絶妙なバランスの不思議なフレーバー美味しかったけど・・・・・お値段高めでした~笠松紫浪ー最後の新版画 没後30年記念 [ 日野原健司 ]【送料無料】 川瀬巴水木版画集 / 川瀬巴水 【本】
2021.04.06
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コロナ拡大以降、ずっとマスク生活が続いてるため、ほとんど化粧もしない日々です。(もともと超薄化粧ですが^^)特に口紅は、ほとんど出番な~し!外出時だけは「マスクを外す」こともあるかと、軽くリップクリームを塗るくらいで済ませてます。でも、唇にホンノリと赤色をひと塗りするだけで、顔色ってアップしますよね?なので、顔がくすみがちな私世代にはルージュは必需品かも面倒くさがらず紅をさすことを忘れないようにしなくちゃですその「紅」って、どうやって抽出するか皆様はご存知でしょうか?「紅花」が原料ってことは知ってた私ですが、抽出方法などは不勉強でした💦先週末、西麻布にある紅ミュージアムで「紅」の歴史などを観てきました。紅ミュージアム江戸時代から続く最後の紅屋「伊勢半本店」が運営する資料館です。文政8年(1825)の創業時から今日まで受け継いできた紅づくりの技と、化粧の歴史・文化を数々の資料と共に公開しています。「紅」を知り、学び、その美しさを体感できる空間、それが紅ミュージアムです(HPより)「紅」とは紅花から抽出される赤色色素のこと。紅花の原産地は中近東・エジプトといわれ、シルクロードを渡って中国に伝来し、日本には抽出方法も含めて3世紀中頃に伝わったと考えられているんだそうです。↑紅ミュージアムHPよりお借りしました。ベニバナキク科ベニバナ属の一年草または越年草。雅称を末摘花(すえつむはな)ともいう。紅色染料や食用油の原料として栽培される。 展示室は黒と赤のコントラストが際立ってスタイリッシュな雰囲気でした✨常設展示室1には紅花の生産・流通、紅屋の商い(広告宣伝・販売活動)、紅づくりの様子、紅にまつわる習俗を模型や動画などを展示。↑紅問屋伊勢半の模型(明治時代前期の復元)日本橋小舟町で創業した伊勢半の店先や紅場(紅づくりを行う空間)の様子を復元。↑赤色色素だけを抽出するために使う麻布(属布)麻は紅液が染み込みやすく、丈夫で紅絞り機の高圧力にも耐えられるため、紅づくりに最適なんだそうです。↑守巾着<江戸時代後期~明治時代>医療が未発達な時代において、病の治癒を願い、あるいは魔除けの意味をもって使用された紅。とくに江戸時代は、産育儀礼と天然痘(疱瘡)をめぐり、紅・朱・緋などの赤色を信仰した例を見出せます。幼児が身に付けた守巾着や紅摺りの疱瘡絵など、魔除けアイテムを紹介しています(HPより)常設展示室2には江戸の女性が実際使っていた化粧道具や浮世絵など、「化粧」の歩みが展示されていました。 ↑鏡台と化粧道具類(江戸時代後期~明治時代前期)天板に開いた穴に鏡立てを取り付けて使う漆塗りの箱型鏡台 ↑右画像は「蘭引」という蒸留器具。ノイバラの花を蒸留して精油を取り、香料や香油を合わせて「ローズウォーター」を作っていたんだとか。江戸時代から化粧水や化粧油を使っていたなんて初めて知りましたわ~常設展だけでも見ごたえあったんですが、今回の大収穫は地下のギャラリーで開催されていた漆芸作家の岩田俊彦さんの作品展漆芸作家・岩田俊彦が漆芸の魅力を伝える「Authentic Aesthetic-岩田俊彦 作品展-」会期 2020年11月14日(土)~12月20日(日)観覧無料開館時間 10:00~17:00(入場は16:30まで) ※毎週月曜日休館会場 紅ミュージアム開催概要艶やかな美しさを持った堅牢な塗料として、美術工芸品から日用品に至るまで様々な形で親しまれてきた漆。漆工芸の伝統的な技巧を用いつつ、既成の概念にとらわれない表現で美術作品を創作する現代漆芸作家岩田俊彦氏の作品展。Authentic-正統な技術-とAesthetic-稀な感性-によって日常の中にくすぶるような余韻を残す岩田氏の創作の世界を、ぜひこの機会にご堪能ください。↑ウメバチ ↑キクコウモリ ↑キクニカタツムリ →→アップ画像 ↑ウメニドクロ植物や昆虫、家紋などをモチーフとした大型のフラットパネルには、とても新鮮な驚きを覚えました。一見するとシンプルに見えるけど、表面の漆の厚みや艶の輝き、フォルムを描く線の息遣いなど、見れば見るほど魅入られてしまいました。花にドクロやカタツムリ、こうもりなど面白い組みあわせも斬新~ 伝統的な漆と紅板のコラボも正統派ながらも独特の感性がキラリと光る品ばかりでした。↑HPよりお借りしました<(_ _)>制作時の動画も見ることができたし、スタッフさんに岩田氏の製作についてのお話なども色々伺ったりと楽しい時間を過ごせました展示品は販売されているものもあったんですが・・・当然ながら気軽にお買い上げできるようなお値段ではなくて、ひたすら「素敵~(〃▽〃)」と眺めるばかり。螺鈿の紅板なんて手元に置いておくと一日中でも眺めていられそうな妖しい美しさお値段からいっても「家宝」となりそうなくらいの煌めきを放ってましたわ~紅ミュージアムを出てブラブラと六本木まで散策は次回へ^^伊勢半 キスミー フェルム 紅筆リキッドルージュ 03 健康的なベージュ 1.9g■ポスト投函■[伊勢半]キス ヴェールリッチルージュ グロウ 10【送料無料(ネコポス)】伊勢半 リップデコ プランパーティントスティック<チェリーレッド>【isehan リップスティック リップ 口紅】
2020.12.17
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