動物園・水族館 0
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昨日、國學院大學博物館で開催中の特別展『文永の役750年 Part1 海底に眠るモンゴル襲来―水中考古学の世界―』に行ってきました「元寇」って、学生時代の社会科授業の中では、かなりインパクトのあるトピックですよね舞台となった長崎県松浦市の鷹島海底遺跡から引き揚げられた遺物の数々、とてもエキサイティングな展示でしたが、そちらはまた後日にして、今日は先月の読書メモを<(_ _)>10月の読了本は7冊でした10月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2294ナイス数:139豊饒の海 第二巻 奔馬 (ほんば) (新潮文庫)の感想<三島由紀夫、生涯最後の長編大作『豊饒の海』第二巻> 月末「大神神社」に行くため、大神神社のシーンのみツマミ読み💦 ストーリーは全く分からないままでしたが・・・”輪廻転生”がテーマでしょうか? ほんの数ページ読んだだけでも、迸るような三島氏の鋭い感性と、ひりつくような緊張感が伝わってきました✨読了日:10月28日 著者:三島 由紀夫地球の歩き方 ムーJAPAN: ~神秘の国の歩き方~の感想《『地球の歩き方』と『月刊ムー』の二つの世界観で読み解く縄文・古墳・UFO・妖怪・鬼など》図書館本 情報量が多過ぎて返却日まで読み切れず、縄文関連の部分だけツマミ読みして、泣く泣く返却~😢 ほぼ「ムー民」寄り(笑)の記事なので、ちょっとナニですが…面白スポット満載で、話の小ネタにも最適^^ また予約して読了目指します!読了日:10月25日 著者:舞い降りた天皇(上) 初代天皇「X」は、どこから来たのか (祥伝社文庫)の感想《「邪馬台国」「天皇」「君が代」はどこから来たのか?驚天動地の古代史ロマン》 読み友さんのレビューがキッカケで読んだ作品、めちゃくちゃ面白かったです!(読み友様、ありがとうございます💕) 縄文に魅せられて、ここ数年、古代史沼にハマり中のため、よりいっそう妄想をかき立てられてワクワク‼ 月末、大神神社に行く予定なので、まさにナイスタイミング✨ しっかりと参拝してこようと思います^^ 下巻も楽しみ~読了日:10月24日 著者:加治 将一ぱっちり、朝ごはん: おいしい文藝 (河出文庫 ん 5-2)の感想作家、詩人、脚本家などの著名人による朝食にまつわるエッセイ。それぞれ短い文章ながら、各人各様の暮らしぶりや食に対する心持ちなどが色濃く出ており、とても楽しめました(^^♪ 納豆や玉子かけごはんなど純粋和食が優勢のようでしたが、林芙美子さんのロンドンやパリでの朝食中はひときわオシャレ(?)✨ 信州旅行中の電車の中で読んだため、何人かが書かれている「旅行や仕事でのホテルでの朝食は食が進む」には激しく同感です‼ モーニングビュッフェって、ついつい食べ過ぎちゃいますよねー🤣読了日:10月15日 著者:小林 聡美,阿川 佐和子,東海林 さだお検察官の遺言 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想中国社会派ミステリー、初読み 現代中国の社会問題をスリリングに描いており、とても面白く読めました! 特に出だしのツカミは秀逸~✨ 途中まではグイグイと読ませられましたが、後半の筋書きがステレオタイプに流れがちなのが少々気になりました💦 作者は「中国の東野圭吾」と呼ばれているとか……納得!(ファンのかたゴメンナサイ)読了日:10月12日 著者:紫金陳にっぽんのおかずの感想<日本各地のさまざまな食文化!47都道府県の「おかず」が一品ずつの紹介> 近江八幡に旅行した時「赤こんにゃく」にはビックリ仰天したものです!まさに所変われば品かわる⁉️ ただ、全体的に、もっと驚きの逸品が出てくるかと思いきや、割合と安定路線(笑)のおかずばかりが多く、少々肩すかしでした😅読了日:10月11日 著者:白央篤司宇宙のランデヴー 〔改訳決定版〕 (ハヤカワ文庫SF)の感想<深宇宙より太陽系に飛来した謎の巨大物体。その内部で探査隊が見た驚異の数々とは!?> 久々のア−サ−・クラ−ク作品、やっぱりダントツの面白さ!『未知との遭遇』を思わせるスケールの大きな”ファーストコンタクト”、読んでる間ワクワクが止まりませんでした♫ 来年。まだ未読のクラーク作品にチャレンジしてみよ~❤読了日:10月04日 著者:アーサー・C. クラーク読書メーター先月は同窓会旅行準備のため、大神神社関連本や動画などの下調べが忙しく、読書は疎かになりがちでした図書館本の返却も遅れがちになってしまい、大焦り~💦今月はゆっくりと「読書の秋」を楽しみたいものです^^
2024.11.05
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昨日、松戸市立博物館で企画展『異形土器 縄文時代の不思議なうつわ』を観てきましたこれまでアチコチの郷土資料館や博物館で、たまにしかお目にかかれなかった””異形土器”ですが、今回は会場いっぱいにズラリ~✨ 異形土器を巡る編年研究や、異形土器を手掛かりに解き明かされる縄文時代後期の地域を超えた関わり合い等、とてもエキサイティングな内容の企画展でした撮影可(一部SNS不可)が!まだまだ勉強不足の私にとっては理解が難しいものも多くて、途中で頭の中がグルグル~ヽ(゜Q。)ノ写真も未整理なので、そちらはまた後日にm(__)m今日は9月の読書メモを9月の読了本は8冊でした最後の一冊、『人は死ねない』は深遠&心に突き刺さる内容だったため、これまた後日に~<(_ _)>9月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2216ナイス数:215【新装・増補改訂版】ジャズる縄文人の感想<縄文人に魅せられ、ジャズをこよなく愛する著者が独自の感性で導き出した「ジャズ=ヒップスター=縄文人」>考古学はもとより、音楽、自然科学、哲学などなど幅広い観点から紡ぐ縄文時代考察! 巻末の参考文献には10p以上に渡る本が列記され、その膨大な知識に裏打ちされた考察は変幻自在! 圧倒的な面白さでした✨️ が、話があちこちに広がりすぎて、置いていかれる感も大💦 図書館返却日になったため途中でギブ!後日、再挑戦したいです^^読了日:09月06日 著者:金子 好伸図解 コーヒー一年生 (サンクチュアリ出版)の感想むか~し珈琲専門店でバイトしたおり、某珈琲会社のスタッフさんからコーヒー抽出の研修を受けたことがあります 以来ずーっと、家でもその要領で淹れてたけど…思えばアレから早40年以上経過(爆) コーヒーの基本の基が分かりやすく学べるこの本で、コーヒー知識を最新式に刷新できて嬉しいです🎵 氷をセットして淹れる「超コールドコーヒー」試してみると、めちゃくちゃ美味しくて驚愕~✨ もっと早く知りたかったですわー^^読了日:09月13日 著者:粕谷 哲戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」 (集英社文庫)の感想<戦後最大の偽書事件を巡る迫真の「東日流外三郡誌」ルポ>ここ数年来「縄文活」を続けています 最近は記紀なども紐解いて縄文時代解明のヒントとなるものはないかと探察してるんですが、記紀以外の偽書も興味深いものばかり! 真偽のほどはともかく、人を魅了する力があることは確か✨ お粗末な”詐欺行為”に学者をはじめ多くの人が惑わせられてしまうのも「偽書」の持つ不思議な特質かも⁉ 大容量の本にかかわらず筆者の熱のこもった筆致のせいか、あっという間に読了しました💨古代史に興味がないかたも惹きこまれること間違いなし~!読了日:09月15日 著者:斉藤 光政偽書が揺るがせた日本史の感想<古代以降「偽書」と呼ばれる書物に秘められた奥深さを検討し、もうひとつの「真実」を探る> 国内外の各偽書の内容、流布する過程や影響などなど、掘り下げが深い渾身の力作✨ 先日読んだ『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』同様、興味深く読めました 国内のみならず海外にも多様な偽書と呼ばれる書物があることも初めて知ってビックリ💦 著者自身「偽書の魅力を取りつかれた時期がある」と述べてるように、それでも何故か心惹かれる不思議な魅力があるように思います、偽書って🤭 読了日:09月22日 著者:原田 実一品入魂ごはん ヘトヘトでも「これなら作れる!」の感想図書館本 《「今夜のごはん、何も思いつかない」というピンチの時も作れる90品》料理そのものは嫌いじゃないけど「今夜、何にしよう?」と考えるのが大きな負担になってきた今日この頃💦 一品で肉魚+野菜がオールインだったり、ほったらかしで鍋や炊飯器にお任せメニューは大助かり‼ 材料や手順もシンプルで活字も読みやすく(コレ重要👑)、”見ながらクッキング”も可能なところもgood~✨ 自腹で購入したいところですが…もうちょっと待って中古本が安くなったらゲットするつもりですヾ(^^;) 読了日:09月24日 著者:橋本 彩これならもう一品作れそうの感想図書館本 《献立が何か物足りない時など「もう一品」の副菜レシピ本》メインのおかずに「もう一品」が即追加できるお助け本! どれも比較的フツーのレシピだけど、案外と「その組みあわせは作ったことない!」というレシピもあって、副菜作りのモチベーションを上げてくれました(感謝💕) ただ、新刊を買うほどじゃない(コラ)ので、中古本で安かったら入手したいかも~^^読了日:09月25日 著者:市瀬悦子白鯨 MOBY-DICK 上 (角川文庫)の感想《ジョン万次郎とハーマン・メルヴィルによるアメリカ文学の金字塔『Moby-Dick』が夢枕獏の奔放な想像力によって融合する》夢枕獏氏初読み❣ 先月読んだ対談『縄文探検隊の記録』 で、夢枕氏の奔放な想像力にノックアウト(〃▽〃) で、これまで敬遠してた(コラ)氏の作品に初挑戦してみました。いやー、面白かった‼ 捕鯨シーンは手に汗握る大迫力で、理屈抜きに楽しめるエンタメストーリー⚡ 万次郎のワクワクドキドキの大冒険、下巻も楽しみです✨ 読了日:09月26日 著者:夢枕 獏人は死ねない 超長寿時代に向けた20の視点読了日:09月30日 著者:奥真也読書メーター先月中旬から我が地域の図書館は半月近く休館だったため、予約本も入手できず、しばらくの間、自宅の本棚から既読の本を引っ張り出して時間をつぶす日々でした💦昨日から、やっと開館~\(^o^)/と喜んだのつかの間、アクセスが多過ぎたためか、図書館HPはアクセス不能状態に~私同様、待ちかねた市民が多かったものと思われます😅図書館様&スタッフ様、いつもお世話になってます休館の間、図書館のありがたさをシミジミと感じました図書館員の未来カリキュラム [ 未来の図書館研究所 ]図書館を語る 未来につなぐメッセージ [ 山崎 博樹 ]読書が苦手だった司書が教える世界一かんたんな図書館の使い方/つのだ由美こ【3000円以上送料無料】
2024.10.02
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先月は久々に10冊読了しました(^^)v月末に帰省したため、車中でページが進んだせいだと思われます^^8月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2956ナイス数:150ふなうた (新潮文庫 み 6-15 短篇集モザイク 2)の感想再読 読了日:08月28日 著者:三浦 哲郎春秋山伏記 (新潮文庫)の感想<著者の郷里・山形荘内地方を舞台に修験者の活躍を描く異色時代長編>「え!?これって藤沢周平さんの本だったよね?」と思わず表紙を見返すほど、従来の氏のイメージから遠く離れた作風でびっくりでした!村人達と若い山伏との心あたたかな触れ合いには思わずニッコリ~^^ きっと藤沢さん自身も楽しみながら書かれたんじゃないかな?と思わせるライトな仕上がり✨️ 藤沢氏の新たな魅力発見です!読了日:08月27日 著者:藤沢 周平「あの世」の準備、できていますか?の感想<『人は死なない』の矢作直樹氏と作家・田口ランディ氏が語る、新しい死の迎え方と人生後半の生き方>いつもの矢作節を期待していたんですが、田口ランディさんのほうに軸足を置いた対談となっており、そこがチト残念でした😅 ランディさんのご家族の看取り体験は、今後の心構えとして参考になりました! 読了日:08月26日 著者:矢作 直樹,田口 ランディ黄色いアイリス (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)読了日:08月25日 著者:アガサ・クリスティーはじめての考古学 (ちくまプリマー新書)の感想再読!読了日:08月23日 著者:松木 武彦縄文探検隊の記録 (インターナショナル新書)の感想作家・夢枕獏氏と考古学者・岡村道雄氏、全く違う分野のお二人が縄文研究の最先端を巡って丁々発止(笑) 夢枕獏氏の奔放な想像力が特に秀逸✨「日本料理の源流は縄文の寄せ鍋にあり」「出土する大きな釣り針ではあまり釣れず、多食していたのはイワシなど」等々、これまで読んだ縄文本とは一味ちがった事例が盛りだくさんで、とても楽しい一冊でした♪ ところで夢枕氏は縄文世界を題材にした小説、もう書かれたのかしら~?ぜひ読んでみたいです💕読了日:08月22日 著者:夢枕 獏,岡村 道雄,かくま つとむ日本史の深層の感想<なぜ命への向き合い方が戦前と戦後生まれで違うのか?日本人が“戦勝国側の歴史"を押し付けられ“自分たちが何者か"見失ったからです>矢作本4冊目読了! 縄文時代から令和天皇御即位まで長き日本の歴史を俯瞰しつつ、「『扇の要』である天皇に思いをいたす」という、いつもの矢作節^^ 学校の授業では触れることのない神話や戦中戦後のGHQの策略など、勉強不足のためすべてを鵜呑みにはできませんが、”歴史の裏側”に興味をもつための良きヒントをいただけました読了日:08月14日 著者:矢作 直樹縄文時代を解き明かす──考古学の新たな挑戦105 (岩波ジュニア新書 982)の感想<動物学、植物学、人類学など異なる分野で活躍する研究者たちが、それぞれの専門分野を手がかりに縄文時代の扉を開く>ジュニア対象のためか、平易な言葉で縄文時代の最新情報をわかりやすく書かれており、とても楽しく読めました♬ 最終章の「なぜ考古学者になったのか」は、それぞれの研究の魅力をあますところなく伝えており、若い世代が今後の進路を考えるうえで良き指針となりそうです✨️読了日:08月13日 著者:阿部 芳郎現代語古事記の感想<神々と古代人の躍動感が生きた言葉でよみがえる!>約1か月かけて、やっと読了💦 神様の数が多過ぎるうえ、天皇系図も複雑すぎて頭がクラクラでしたが、平易な言葉で分かりやすく、無事読み通せて良かったです‼ 巻末の「神統譜」「歴代天皇系図」にも助けられました^^ でも、一番ビックリだったのは『古事記』が長く「偽書」扱いだったということ😱 昭和54年に「太安万侶の墓が確認され」やっと偽書扱いから逃れられたんだとか⁉ んじゃホツマツタヱやカタカムナ、竹内文書等も、いつか証拠が出る日が来るやも~?^^読了日:08月08日 著者:竹田恒泰哀惜 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMク 25-1)の感想アン・クリーヴス女史の『シェトランド四重奏』シリーズを読み始めたのは2016年! 以来ぺレス警部に魅了され、ずっと読み進めてきたものの、本作裏表紙の解説文「英国ミステリの巨匠」という表現にはビックリ! いまや巨匠なんだぁ~⁉^^ 新シリーズも登場人物のキャラクター描写が実に丁寧で、最後の最後まで物語に引き込まれました✨が、マシュー警部には惹かれる部分がいまひとつ少なし~💦 パートナーを「夫」とする訳にも少々戸惑いが生じて違和感が拭えませんでした💦 マシュー・シリーズ、次作はいかに~(?_?)読了日:08月03日 著者:アン・クリーヴス読書メーター10冊中、半分は古代史関連!脳内は、ますます縄文に浸食されております
2024.09.01
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昨日は山梨県都留市に行ってきましたお目当ては縄文活とマンホールカード活前々から狙ってたものの、この暑さのため行きあぐねてたんですが、昨日朝の天気予報だと、都留市は曇りマークなので、それっとばかりに決行したんですが・・・曇りどころかピカピカの夏空でした~💦 確かに雲は多かったんですが、完璧な夏雲でした中央線の大月駅から富士急行線に乗り換えると、車中は海外観光客でギッシリ~皆さん、大きな荷物を抱えてましたが、河口湖辺りでキャンプでもするんですかねー?(?_?) 東京よりは2,3度低かったようですが、やっぱり暑かったですよでも「ミュージアム都留」で縄文展示を観た後、都留市駅から徒歩3分の日帰り温泉「より道の湯」で汗を流してサッパリ~夏満喫の楽しい一日となりました ♨より道の湯♨【営業時間】10:00〜23:00(最終受付22:00)【アクセス】都留市駅より徒歩3分 ↓HPより画像をお借りしました<(_ _)> 露天岩風呂、源泉かけ流し、寝る湯 壺湯などなど多彩な温泉をたっぷりと楽しめて極楽気分でした(≧∇≦)入館料は<平日 大人 館内着・タオルなしで1100円(館内着・タオルあり1400円)>65歳以上はシニア割引200円だったので、合計900円ぽっきりで堪能できました駅から近いうえ、さほど混んでないのがgood~ただ、常連さんと思しきお客さんは「今日は混んでるねー!夏休みのせいかね?」とボヤいてました😅東京近郊の日帰り湯だと、こんなの混んでるうちに入らないと思うんですけどねーすっかり気に入ったので、紅葉の頃にまたリピしようと思ってます縄文活とマンホールカード活はまた後日にまわして・・今日は先月の読書メモを~読了本は5冊でした😅7月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:1446ナイス数:238この父ありて 娘たちの歳月の感想《石牟礼道子、茨木のり子など不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘関係が生んだ、彼女たちの強くしなやかな生涯》久々に魂うち震えるほど感動の読書体験でした✨ 確固たる信念を貫き通した<書く女>たちと、その父との濃厚な結びつきを鋭利な目線で見詰め、鮮やかに活写する梯さんの筆力は圧巻! 親子関係については各家庭ごと種々様々なシガラミがつきもの。自分自身についても、これまでの来し方を改めて内観するキッカケとなりそうな一冊でした。平成・令和編を熱烈希望します‼読了日:07月15日 著者:梯 久美子丘の屋敷 (創元推理文庫 F シ 5-1)の感想<幽霊屋敷と噂される〈丘の屋敷〉にて心霊学者モンタギュー博士と三人の協力者が経験する怪異の数々> 1999年発行の同内容『たたり』は既に既読なので今回は再読といえるけど、細かい所は覚えてなかったため、充分に怖さを堪能できました^^ S・キングに『ねじの回転』と並んで絶賛された本作、決して大仰な描写はないものの、ジワジワと屋敷の不穏さを盛り上げる筋運びが、いかにもシャーリイ・ジャクスン節~♪^^ 公開中の映画「Shirley シャーリイ」、ますます観に行きたくなりました!読了日:07月16日 著者:シャーリイ ジャクスン前世療法の感想セバスチャン本、6冊目 <脳腫瘍を患う10歳の少年が前世療法により「15年前に人を殺した」と云う。その「前世殺人」をめぐって次々と奇怪な出来事が…>これまでの作品同様、ジェットコースターに無理やり乗せられてグイグイと引きずり回されるような読書体験⚡ お気に入り作家とは言い難いし、人物描写の底の浅さが気になるものの、中毒性がかなり強し~😅 今回も結末が知りたくてページを繰る手が止まらず楽しめました。後味悪い作品が多めのセバスチャン作のなかでは、本作は爽やか系の結末では? ジーモン君に幸あれと祈るばかり~!読了日:07月21日 著者:セバスチャン・フィツェック自分を休ませる練習 しなやかに生きるためのマインドフルネスの感想<病気になってしまうような無理をする生活はやめて、自分の心とからだを大切にする暮らしを始めませんか>矢作本2冊め スピ色の強い本や動画が多めの矢作先生ですが、今作はごくごく普通の養生本^^ 電車の中でスラスラと読了~💨 「今に意識を集中し、やわらかでありのままの心をとりもどし自分の体を大切にする」等等、忙しく日々を送るうちに見失ってしまいがちな心得を、今一度新たに心に刻みました✨️ 読了日:07月23日 著者:矢作 直樹神(サムシング・グレート)と見えない世界(祥伝社新書308)の感想<ビッグバンと神の存在、遺伝子と魂の関係、科学者のインスピレーションなど、宇宙と生命の神秘に迫る> 矢作本3冊め! 当時まだ現役医師であった矢作氏と遺伝子の世界的権威である村上和雄先生の対談はとても刺激的でした✨ 異なるジャンルのエキスパートでありながら”見えない世界”についての捉え方は見事にシンクロしているような? これまでの一般常識では受けつけない部分も多いため、時間をおいてまた再読したいです^^読了日:07月29日 著者:矢作 直樹,村上 和雄読書メーター先月から読んでいる「現代語 古事記 ポケット版」が、なかなか進まず他の本が読めない状態が続いています💦【中古】現代語古事記 ポケット版/学研プラス/竹田恒泰(単行本)我が国のなりたちをあらわすと云われる「古事記」や「日本書紀」私は、これまでまともに読んだことなかったので「へー、そうなんだ!??」とビックリするやら、感心するやら😅古事記の神様がたは、あまりにも人間臭くて思わず( ̄m ̄〃)ぷぷっ!となるところも多くて実に興味深いです^^図説地図とあらすじで読む古事記と日本書紀 [ 坂本勝 ]眠れないほどおもしろい日本書紀 「書かれた文字」の裏に秘された真実 (王様文庫) [ 板野 博行 ]
2024.08.01
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毎日暑いですねー予報を見ると、関東地域は来週もずっと晴れマーク我が地域は明日、38度近くに気温上昇して熱中症情報「極めて危険」とか恐ろしや~(>_<)今後も熱中症警戒アラート発令しそうな関東以西の皆さま、お互いに気を付けましょ~昨日も酷い暑さでしたが、友人と一緒に六本木までお出かけしてブックカフェ「文喫」に行ってきました 📚文喫📚本と出会うための本屋。文化を喫する、入場料のある本屋。人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで約三万冊の書籍を販売します。一人で本と向き合うための閲覧室や複数人で利用可能(HPより) 📚アクセス 地下鉄日比谷線・大江戸線六本木駅 3・1A出口より徒歩1分📚営業時間 9:00~20:00(L.O. フード19:00/ドリンク19:30) ※金・土・祝は20:00以降「夜営業」を実施(22:30まで)📚定休日 不定休📚席数 90席📚入場料 1,650円(税込) ※土日祝の入場料は2,530円(税込) 平日朝限定プラン「morning Stroll」入場料1,100円(税込) 18:00以降入場の夜プラン「Night Cruising」入場料1,100円(税込) 左は受付 右は座席画像(HPよりお借りしました) 1Fの受け付けで入場バッジを受け取り、お気に入りの場所でゆっくりと読書タイム~珈琲 ・煎茶はおかわり自由午前中に入室して15時近くまでたっぷりと読書を堪能してきました 入り口近くでは企画展示「乙女の図鑑展」が開催中でした 📚企画展「乙女の図鑑展」📚期間:2024年7月4日(木)~7月31日(水)時間:9:00~20:00入場料:無料エリアにて開催 図鑑のもつ“可愛らしさ”“美しさ”に着目した展示品がズラリ~✨様々な図鑑や手のひらサイズの図鑑など選りすぐりの書籍と、自然の造形物を扱う雑貨店「ウサギノネドコ」のアクリル標本など、スペシャルな雑貨が並び、観ているだけでワクワク気分でした 話題本はもちろん、古いマンガコーナーや縄文本も~学生時代に夢中になった岡田史子さんの漫画も‼いやぁー懐かしいぃぃ~ 限られた時間では読みおおせないので、とりあえず画像を残して、後日図書館で借りてくる予定です↓ 友人は「田舎暮らし」に憧れているので、ソッチ関連と自然科学系の本をチョイス途中で小腹が減ったので、サンドイッチとケーキを二人でシェアしました どちらも手作り感ある美味しさでした特にコラボメニューの『ラピスラズリのオペラ』は、鉱物「ラピスラズリ」の美しい青色を再現しておりゴージャス✨バタフライピーというマメ科植物から抽出した天然由来の色素を使ってるらしく、「ラピスラズリ」のイメージどおりスタンダード、黒ゴマの2種のお味でしたが、どちらもスペシャルな美味しさでしたスタイリッシュな空間とセンスのいい📚のセレクト、美味しいフード、すべてがこだわりを感じる「文喫」、リピ確定です定期券をゲットしたいところですが・・・いかんせん、我が家からは遠いのが難点💦でも、これから暑い日が続くと縄文活も思うように行けないだろうから、涼しい店内で読書三昧・・・・いい選択かも~(^_-)
2024.07.06
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この湿度!ウンザリです連日、身体が重くて「勘弁してくれ~」と叫びたくなるほど‼でも梅雨は始まったばかり身体が慣れるのを待つしかないんですかねー6月の読了本は11冊でした久しぶりの月10冊越え✨とはいえ、2冊は漫画ですけど~6月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3104ナイス数:257世界推理短編傑作集3【新版】 (創元推理文庫)の感想江戸川乱歩編アンソロジー『世界短編傑作集』のリニューアルバージョン 第3巻の本書は欧米ミステリ界が爛熟期1920年代の作品で、どれも読み応え大! 古き良き時代を思わせる古典的トリックが妙味ある「キプロスの蜂」「イギリス製濾過器」「窓のふくろう」を始め「完全犯罪」「偶然の審判」も、とても楽しめました。とはいえ、やっぱり圧巻はクリスティの「夜鶯荘」☆ 心理描写の細やかさと、じわじわと押し寄せる不穏な気配には思わず身も心も竦んでしまったほど! 4,5巻もさっそく図書館予約しなくちゃ~💨読了日:06月04日 著者:プリンタニア・ニッポン(3)の感想娘から3と4を貸し出し! 3は既読なものの、全然覚えてないため再読~^^ ”このせかいで、いっしょにいきる” わーん、予想してた以上にドンドン切ないモードへー😢 プリンタニア~、慰めに来てぇ~‼読了日:06月05日 著者:迷子プリンタニア・ニッポン(4)読了日:06月07日 著者:迷子ホツマツタヱを読み解く: 日本の古代文字が語る縄文時代の感想<ヲシテ文字という不思議な文字を読み解きながら日本の漢字以前の時代を辿る> 1か月近くかかって、やっと読了😢いかんせん300p以上の大容量、おまけに「えー?(?_?)そんなバカな」と思える驚愕の連続!ここ数年の縄文活で築いてきた縄文イメージがガラガラと崩壊する気分を味わいました😅 でも!事の真偽はともかく、ホメロスばりの叙事詩には心ワクワク~🥰 いま少し”ホツマ”研究してみるつもりです ヲシテ文字は絵文字のようでカワイイし~^^読了日:06月10日 著者:池田 満発見! ファーストクラス民宿®: ほんとうは教えたくない厳選36の宿の感想民宿って、どうも苦手で2,3度しか泊まったことがないんですが…「ファーストクラス民宿」なかなかゴージャス(特にお料理が🤤)で行ってみたくなりました‼ さっそくMAPで検索してみると、掲載価格の倍以上のお値段になってる所もあってビックリw(゜o゜)w 諸物価高騰のおりとはいえ切なしー😢💦 読了日:06月12日 著者:飯塚 玲児殺す鳥 (創元推理文庫)の感想《「殺す鳥」の詩を残して死んだ女流詩人キルスティン 娘サムは詩の所在と母の死の真相を求めて動き出す》前半部が冗漫なため、よっぽど中途脱落しようかと思いながらも、後半部は一気読み💨 英国ミステリによくありがちな家族の葛藤劇なので新味はさほど感じず💦でも丁寧にそれぞれの人物心理を掬いとろうとする意欲には好感をもてました。登場人物すべてが少々難ありのなか、一番魅力的に感じたのは”キルスティン”✨ 彼女がメインの物語を読んでみたいかも~^^読了日:06月18日 著者:ジョアンナ・ハインズ縄紋の感想<フリーの校正者・興梠に届いた自費出版の原稿。過去と現代、そして未来が絡み合う驚天動地の大長編。これは小説か預言なのか> 数年前から縄文沼にハマってる私にとっては、まさに縄文の福音書⁉(笑)というべき面白さでした! 「嫌ミス」イメージの真梨さんですが…もしかすると縄文フリークでしょうか? 縄文についての知識の深さにはビックリ❕ 話の落としどころが少々ありがち路線だったのが残念でしたが、縄文好きにとっては魅力的な妄想炸裂ストーリー‼ 存分に楽しめました💕 縄文好きのかたには超おススメ~(^^)/読了日:06月19日 著者:真梨 幸子やさしいホツマツタヱの感想縄文活仲間さんに教えていただいた”ホツマツタヱ” 漢字以前にあった古代文字”ヲシテ文字”で書かれた大叙事詩です✨ 先日『ホツマツタヱを読み解く』を読了して、おおかたのあらすじ(?)は了解したので、今後は文字のほうに馴染んでみたいと思い本書にトライしました! が、なかなか理解が進みませーん😢 ヲシテ文字原文とひらがな表記、現代語訳が並んでいるので分かりやすいものの、すべてを読み砕くのは長期戦になりそう(>_<) なので一旦読了とするものの、積読本へ登録しまーす💦読了日:06月23日 著者:いときょう人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-の感想《生と死が行き交う日々の中で、数々の不思議な体験を通して思索した大いなる力と魂魄の永遠》矢作氏が東大病院ER在職中に書かれた本 縄文繋がりの知人に教えていただき、動画を色々と視聴し始めたんですが…最初はうーん⁉と戸惑い~😅 でも常にブレない強靭な個性が素晴らしい✨ 本作からも一貫して「死はただの通過点でしかない」という強い信念が伝わってきました 「今ここに生きている」ことを感謝することの大切さ・・中今、中今~^^読了日:06月26日 著者:矢作 直樹縄文人の死生観 (角川ソフィア文庫)の感想《縄文の墓や遺物の背後に広がる、自然や母胎への回帰、再生をめぐる死生観とは? 縄文時代の墓の考古学》 数ある縄文本の中でも山田先生の本は実に分かりやすく、様々な気づきを与えてくれます✨ 本作も縄文時代の墓制について最新の科学分析を交えながら縄文期の死生観についての推察を楽しめました。表紙に使われている画像は是川縄文館の土偶。先週旅した是川遺跡で、本物土偶にご対面~!感無量でした^^読了日:06月27日 著者:山田 康弘渡された場面 (新潮文庫)の感想《中央文壇志向の青年が盗作した小説が鍵となる推理長編》これぞ清張節といえる細やかなディテールの積み重ね!些細な日常のほころびを、九州と四国という異なる場所の事件と結び付ける技はさすがの上手さ! 途中、少々冗漫に感じる部分もあったものの、清張氏独特の暗い情念(笑)をじっくりと堪能できました^^読了日:06月28日 著者:松本 清張読書メーター読書傾向がどんどんと縄文寄りになってますといっても、いわゆる学術書ではないところが、私らしいんですが(^^ゞ特に最近は”ホツマツタヱ”にドップリ~レビューにも書いているように、ここ数年観てきた&読んできた縄文時代とはあまりにも乖離した内容に、当初は「えー⁉そんなバカな」と思う気持ちのほうが強かったんですが、読み進むにつれグイグイと惹きこまれる一大叙事詩に魅了されてます!歴史的な真偽はさておいて、アニメ化すれば絶対に面白いものになりそう!どなたかトライしてみてくれないかしら~はじめてのホツマツタヱ(天の巻) [ 今村聰夫 ]はじめてのホツマツタヱ(人の巻) [ 今村聰夫 ]はじめてのホツマツタヱ(地の巻) [ 今村聰夫 ]読み比べ 古事記とホツマツタヱ [ 小深田宗元 ]
2024.07.01
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6月にはいりましたね!今日は朝から良く晴れてますが、予報だと関東甲信の梅雨入りは今月中旬頃だとか!?はたして当たるかどうか(・・?先月5月の読了本は6冊でした📚5月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1056ナイス数:221小松とうさちゃん (河出文庫)の感想「海の仙人」でハート射抜かれて以来、10冊以上追いかけてますが、作品の幅が広いですよね絲山先生って。表題作は飲み友達サラリーマンの友情物語(笑)でサラサラ~っと心地よく読み進めたものの、2作目の「ネクトンについて考えても意味がない」は心に激しく突き刺さり~🎯今の自分の心情に激しくシンクロしてるせいかも?「ネクトン」だけ切り取って何度も再読したいほど💕読了日:05月02日 著者:絲山秋子プロジェクト・ヘイル・メアリー 上の感想<地球上の全生命滅亡まで30年…。全地球規模のプロジェクトが始動した> 「火星の人」同様、絶望的状況でのサバイバル!既に映画化2026年春公開予定とか。主人公グレースには大好きなライアン・ゴズリングくんとは楽しみ~💕 「未知との遭遇」を思わせるファーストコンタクトに胸ワクワクで一気読みでした⚡ が下巻の図書館予約はまだ50人ほど😱😱 待ち遠しすぎ~😢読了日:05月10日 著者:アンディ・ウィアー竹青(ゴマブックス大活字シリーズ)の感想青空文庫にて。<醜い妻と冷酷な親戚にいじめられていた湖南省の貧しい書生・魚容をめぐる話> 中国清代前期の「聊齋志異」収録の作品を太宰が脚色したモノ。いかにも太宰らしいアイロニーと哀愁漂う短編。末尾の「自註。これは、創作である。支那のひとたちに読んでもらひたくて書いた。漢訳せられる筈である」との言が印象的⚡ ウィキによると「翻訳はされなかったのではないか」という説もあるとか😅読了日:05月14日 著者:太宰 治日本全国ご当地スーパー 隠れた絶品、見~つけた!の感想旅行先のスーパーでのお買い物が趣味の友人は「地元の面白いものが買えるのよー🎵」と、いつも楽し気💕 彼女に感化され(笑)、私も旅行時はスーパーに行ってみようと図書館で借りた本。ローカル色豊かな品々を眺めてるだけで旅行気分を味わえました‼ 我が出身地大分県のページは1pだけでチト寂し~😢 今後縄活で行く予定にしてる青森と福井は念入りに(笑)チェック( ..)φメモメモ お目当ての「水ようかん」が冬季限定とは、ちょっと残念💦読了日:05月24日 著者:菅原 佳己ノドトレ: いつまでも美味しく食べたい人のムセと肺炎知らずのノドの筋トレ5秒メソッドの感想誤嚥性肺炎の怖さはよく耳にするうえ、最近むせることが多くなってきたので我が事として危機感大!筋トレの一環として喉筋トレにもチャレンジしようと図書館から貸し出しました。解剖学的な説明もあり図解も多様されていて分かりやすく学べました。が!表紙の女性があまりにも高齢すぎて(ゴメンナサイ!)本屋さんでは少々手に取りにくいかも😅 本の中身は若いモデルを使用。高齢者に親しみやすいような表紙という配慮なのかもしれませんが、販売戦略的には逆のほうが良かったのでは?と(~_~;)読了日:05月26日 著者:西尾正輝諏訪の神: 封印された縄文の血祭りの感想<諏訪、御柱、モレヤ神、ミシャグジ、縄文の五大キーワードから信仰に迫る> 縄文活を兼ねて4月に行った諏訪旅行、初めての諏訪大社参拝では境内のただならぬ神気に驚いたため、さっそく諏訪関連の本を図書館から貸し出しました。諏訪地方の成り立ちや大社を巡る考察はとても興味深く、特に後半の縄文信仰に絡めた推察には腑に落ちるものがありました。物部一族と諏訪との関係は全く知らなかったので驚愕! 縄文好きにとっては刺激たっぷりの書でした✨読了日:05月30日 著者:戸矢 学読書メーターどれもマズマズ(コラ)の面白さでした梅雨に入るとお出掛けもままならない日が増えそうなので、今月はもう少し冊数を伸ばしたいと思ってます今日は娘が久々に帰ってくる予定なので、これにてー【中古】海の仙人 / 絲山秋子沖で待つ (文春文庫) [ 絲山 秋子 ]離陸 (文春文庫) [ 絲山 秋子 ]逃亡くそたわけ (講談社文庫) [ 絲山 秋子 ]ばかもの 河出文庫 / 絲山秋子 【文庫】【中古】妻の超然 /新潮社/絲山秋子(単行本)
2024.06.01
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今日は約1か月ぶりにストレッチヨガ教室へ行ってきました連休中は会場がイベントに使われる日が多いせいか、今月の教室開催日は今日の一回きり教室は”ヨガ”と銘打たれてるものの、ほとんどストレッチ系の動きばかりですが、身体の隅々までほぐされるせいか体操後は身体がスッキリ~せめて月2回は開催して欲しいんですけどねー先月の読了本は4冊でした📚昨年あたりから読書量がダウンしてますが、月にたったの4冊とは我ながらビックリ4月の読書メーター読んだ本の数:4読んだページ数:1626ナイス数:140ウォリス家の殺人 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M テ 7-2)の感想ディヴァイン読み10冊目<人気作家ジョフリーとその兄ライオネル、憎みあう兄弟が暴力の痕跡を残す部屋から忽然と姿を消した。英国本格の妙味溢れる佳品>ディヴァインの遺作で1981年の作品。斬新なトリックやどんでん返しなどはないものの、人間の心の彩が丁寧に描かれており、最後の最後まで集中して一気読み💨 ディヴァイン作コンプを目指すも未読の3冊『ロイストン事件』『こわされた少年』『悪魔はすぐそこに』は我が街の図書館には置いてなくて~😢 古書店で探してみよぉ💪読了日:04月30日 著者:D.M. ディヴァイン孔雀屋敷: フィルポッツ傑作短編集 (創元推理文庫)の感想初読みの作家”イーデン・フィルポッツ” でもどこかで聞いた名前…と思ったらハイティーン時代のクリスティに小説指南をされたかたじゃないですか⁉ うんうん、納得~😊 「孔雀屋敷」「鉄のパイナップル」など妙味ある作風で、心理描写に重きを置くところはクリスティと共通項かも? これは大きな鉱脈掘り当て(笑)嬉しいです💖しばらくの間、彼の作品を辿ってみよう🎵読了日:04月24日 著者:イーデン・フィルポッツハロウィーン・パーティ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫)の感想ポアロ読み20冊め<ハロウィーンの夜、少女が殺された。彼女は死の直前、殺人を見たことがあると嘯いていた。口封じのための殺人か?> 昨年観た映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の原作というので楽しみにしてたんですが…え~⁉設定も内容もまったく違っててビックリ💦 映画は監督&主演を務めるケネス・ブラナーがアレンジしたんだとか⁉ 今作は割と既視感ある話運びのため少々”地味”な印象が否めませんね😅 読了日:04月14日 著者:アガサ・クリスティー侍女の物語 (ハヤカワepi文庫 ア 1-1)読了日:04月09日 著者:マーガレット アトウッド,Margaret Atwood読書メーター唯一、レビュー出来てない「侍女の物語」実は先月読んだ本の中で一番読みごたえある一冊でした侍女の物語 グラフィックノベル版 [ マーガレット・アトウッド ]あらすじギレアデ共和国の侍女オブフレッド。彼女の役目はただひとつ、配属先の邸宅の主である司令官の子を産むことだ。しかし彼女は夫と幼い娘と暮らしていた時代、仕事や財産を持っていた昔を忘れることができない。監視と処刑の恐怖に怯えながら逃亡の道を探る彼女の生活に、ある日希望の光がさしこむが……。自由を奪われた近未来社会でもがく人々を描く、カナダ総督文学賞、アーサー・C・クラーク賞受賞作。わりとよくあるタイプのディストピア小説だと思いますが、映像的な美しい世界観と女性たちの複雑な心情が交差して、読み解くことがかなり困難でした💦今現在も女性が劣悪な扱いを受けている国は世界のアチコチにあるという現状を考えると、ますます憂鬱になってしまい気分はダウンでも、もっと理解を深めるためには映画もいいかも?と探してみると・・ありましたありました!映画の解説女性のほとんどが不妊となった近未来を舞台に、種の保存のため支配者層に“侍女”として仕えるように運命づけられた女性たちの姿を描くSFドラマ。音楽は坂本龍一が担当。出演はナターシャ・リチャードソンほか。1990年製作/アメリカなんと!?映画のキャストを見るとフェイ・ダナウェイのお名前もありました‼司令官の妻役だったんですね(゚-゚*)(。。*)ウンウン 、雰囲気ぴったりかも~が、残念ながらアマプラでは見つからず・・・かわりにドラマを発見『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』2017年に始まるアメリカ合衆国のディストピア・テレビドラマシリーズストリーミングサービスHuluで視聴できるようでした📺Hulu・・・月額1026円ですか~🤔
2024.05.02
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3月の読了本は7冊でした3月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2369ナイス数:197炎の爪痕 (創元推理文庫)の感想アン・クリーヴス読み8冊目 ペレス警部シリーズ最終章! シリーズ当初からずっと一貫してシェトランド島が舞台。毎回、閉ざされた空間のなかで絡み合う人間関係が丁寧に描写され、緊張感を維持しながらの話展開にページを繰る手が止まらないほど楽しませていただきました。これで最終話とは寂しいかぎり。でもサンディの成長ぶりとメデタイお話には胸温かくなりました ペレス警部を始め、シェトランド島の人々に幸あれ~✨読了日:03月02日 著者:アン・クリーヴス青春18きっぷパーフェクトガイド2018-2019 (日本全国 JR全線で使える)の感想青春18きっぷ、前々から気になってたものの基本的な決まり事を知らなかったので図書館から借り出し。<基本的に普通列車のみ> あちゃー!特急や新幹線には使えないんですねー(;_;) 毎日サンデーの身の上とはいえ、せっかちなので無理かも~。でもノンビリ旅やグループ旅には便利でしょうね。モデルコースの旅プランなどは楽しく読めました♫読了日:03月08日 著者:谷崎 竜たとえ天が墜ちようとも (創元推理文庫)の感想<この絆が断ち切られても彼らは陪審裁判を戦い抜く。刑事と弁護士、親友同士の正義が衝突する!>アレン・エスケンス読み2冊目。前作『償いの雪が降る』は主人公大学生ジョーの正義感がいかにも青春全開で少々ウエットに感じましたが、今作はシリアスな法廷ミステリ。ガラリと作風が違って前半部は少々戸惑い気味💦が!後半の丁々発止の法廷シーンとドンデン返し(やっぱりネ!とある意味安堵)には魂持ってかれるほど本の中に引き込まれました。素晴らしい~✨ 既に図書館で確保済みの『過ちの雨が止む』が楽しみです(^^♪ 読了日:03月12日 著者:アレン・エスケンス信仰の感想<信じることの危うさと切実さに痺れる8篇>村田さんの描くディストピアには毎回読むたびに魅了されます。簡単明瞭な文体でありながらも、そこに描かれる人間のありようは”世間一般”の価値観とのズレが増殖していく様は圧巻!こういう設定をどうやって思いつくの~?」と、おののきながらも、もうすっかり沙耶香ワールドの信徒です^^読了日:03月12日 著者:村田 沙耶香すり替えられた誘拐 (創元推理文庫)の感想<大金持ちの問題児娘の誘拐事件、狂言かと思いきや思わぬ展開で殺人へと発展! 謎解きミステリ職人・ディヴァインならではのエッセンスが詰まった長編> これまで既読のものより少々軽佻浮薄っぽい(コラ)筋立てのような?、といささか首をひねりながらも、”クリスティ”や”ヒッチコック”の名前も出てきたりと遊び要素も楽しめて大満足^^ 「最後の未訳長編」ってことは、もう新たな訳本は望めないってことでしょうか?寂しいな💦 未読の残り4冊をじっくりと楽しまなくちゃ~♪読了日:03月18日 著者:D・M・ディヴァイン過ちの雨が止む (創元推理文庫 Mエ 6-3)読了日:03月25日 著者:アレン・エスケンスやる気1%ごはん テキトーでも美味しくつくれる悶絶レシピ500の感想図書館本。料理自体は好きだけど50年近く(💦)主婦業をやってると「今日は何にしよう?」と考えることがヤル気を削ぐ日々 本書はレシピが簡単なので後は自己流にアレンジしやすくてヒント本としては最高☆ 数品作ってみましたが、どれもキッチリと美味しかったし、活字が大きく見やすいのもgood💕 とても気に入ったので自腹で購入決定です^^読了日:03月26日 著者:まるみキッチン読書メーター一冊だけメモを書くのをパスしたのは『過ちの雨が止む』過ちの雨が止む (創元推理文庫) [ アレン・エスケンス ]先月読んだ『償いの雪が降る』の後日譚です。あらすじ大学を卒業し、AP通信社の記者になったジョーは、ある日、自分と同姓同名の男の不審死を知らされる。死んだ男は、名前が同じだとしか知らない実父なのかもしれない――。凶行の疑いがあるというその事件に興味を抱いて、ジョーは現場の田舎町へ向かう。多数の人々から恨まれていた男の死の謎に挑むが……。自分と同じ名前の男の不審死を通して、青年は家族の秘密に向き合う。心ふるえるミステリ『償いの雪が降る』続編アレン・エスケンス読み3作目始めて読んだ1作目『償いの雪が降る』は、いささかウエットすぎるように感じたけど、2作目の『たとえ天が墜ちようとも』は淡々と静謐さ漂う法廷ミステリで心に染みる読後感でしたなので3作目である本作も期待したんですが、こちらは『償いの雪が降る』同様の青春小説風の趣きでした読みメを見ると、どうやらコチラのほうが人気があるようですが、私としては居心地悪い思いで読み進め、結末も少々肩すかしでした💦ファンの皆さま、すみませぬm(__)m今日明日はお出掛け予定なので、久々に予約更新にしてみました皆さま、良い週末を~(^^)/償いの雪が降る
2024.04.05
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今日は立春ですねとはいえ、まさしく”春は名のみ”!今朝も冷たい雨が降りましたが、明日は東京23区も積雪する可能性大だとかとなると”東京とは名ばかり”の我が地域も降雪は確定かも先週末は桜新町、千葉方向へ縄文活&蓋活とお出かけレンチャンしましたが、そちらは後日アップにして、今日は先月の読書メモを2024年1月の読了本は11冊1月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3688ナイス数:289紙片は告発する (創元推理文庫)の感想ディヴァイン本、5冊目読了《周囲から軽んじられていたタイピストのルースは職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した後、絞殺死体で発見され…》地方都市の町役場を舞台の入札不正にからむ事件がメインでありながら、職場の上司と不倫中のジェニファーや周りの人々の心の襞が丁寧に描写され、濃厚な人間ドラマ(恋愛ドラマ?)を観るように楽しめました。謎解きはいまひとつパッしないためディヴァイン作の中では評価が低いようですが、私は好み~💕^^読了日:01月05日 著者:D・M・ディヴァイン吸血鬼 (角川文庫)の感想久しぶりの佐藤作品(でも実は再読^^)前回は単行本で読了、今回は文庫本で😉 《オーストリア帝国の支配下にあるポーランドで繰り広げられる、人間の本質と恐怖の根源を炙り出す恐ろしくも美しい物語》しばらくご無沙汰していた亜紀ワールド、硬質な文体でありながらもユーモア感じる話運びにグイグイと惹き寄せられ最後まで一気に読了。博覧強記な佐藤さんならではの世界観が素晴らしい✨『バルタザールの遍歴』や『ミノタウロス』同様、何度でも読み返したくなる作品です。読了日:01月07日 著者:佐藤 亜紀今日の花を摘む読了日:01月09日 著者:田中 兆子縄文人になる!―縄文式生活技術教本の感想《「木と草だけで火を起こす」「石器ナイフをつくる」など20の実践的サバイバル術を紹介》ここ数年『縄文時代』がマイブームです❣ ただし、これまで読んだ本は縄文土器や土偶関連の本が主。縄文人の暮らしぶりに注目したくて手に取った本作、表紙だけみると”とんでも本”風な佇まいですが、中身は超リアルなサバイバル技術が詳細に説明されており本気度100%でした。さすが「山と溪谷社」出版本! ただし「見るとやるとでは大違い」のような?💦 埋蔵文化財センターのお試しイベントに参加してみようかと思案中ー😅読了日:01月11日 著者:関根 秀樹メソポタミヤの殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 12)の感想ポアロシリーズ。昨年から読み続けて、やっと17冊め^^《考古学者と再婚したルイーズの元に死んだはずの先夫から脅迫状が舞い込んだ……過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴けるか?》中近東を舞台に繰り広げられる人間ドラマ、部外者である看護婦の手記をまとめたという手法が新鮮で楽しく読めました。相変わらず緻密に描かれる心模様も鮮やかですが・・・トリックがあまりにも雑すぎてラストは少々拍子抜け~ww読了日:01月13日 著者:アガサ・クリスティー運命の証人 (創元推理文庫 M テ)の感想ディヴァイン読み7冊目 《二件の殺人で裁判にかけられる弁護士。すべては六年前にさかのぼる―》四部構成。前半部はダメダメな性格の主人公に呆れはて、途中で放り投げたくなったほどです💦 が、第三部の法廷シーンからは一気読み~💨 「これって嫌ミス?」(笑)と思えるほど濃密な人間ドラマは多少辟易とするものの、それこそがディヴァインの真骨頂といえるかも? ディヴァイン本、未読作は残すところ2作のみ、楽しみです~(^^♪読了日:01月16日 著者:D・M・ディヴァイン惑: まどう読了日:01月17日 著者:アミの会(仮),大崎 梢,加納 朋子,今野 敏,永嶋 恵美,法月 綸太郎,松尾 由美,光原 百合,矢崎 存美災厄の紳士 (創元推理文庫)読了日:01月20日 著者:D・M・ディヴァイン月下美人 (文春文庫)読了日:01月25日 著者:吉村 昭「岩宿」の発見 幻の旧石器を求めて (講談社文庫)の感想《行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し遂に関東ローム層中の石器文化を発見した相沢忠洋の不屈の人間記録》逆境にありながらも、当時否定されていた日本列島の旧石器時代の存在を知らしめた相沢さんの熱意&行動力に感動しました。度重なる裏切りなどにも屈することなく突き進むなか「火を囲んでの一家団らん」への渇望が心の拠り所となっていたという箇所では思わずジーン😢 学術書でも啓蒙書でもない、相沢氏の心の彩がストレートに伝わる名著☆考古学に興味のない人にも手にとっていただきたい一冊です。読了日:01月29日 著者:相沢 忠洋哀れなるものたち (ハヤカワepi文庫 ク 7-1 epi111)の感想映画『哀れなるものたち』の予習のため図書館より貸出。《科学者バクスターの手により脳移植で蘇生させられたベラ。成熟した肉体と無垢な精神をもつ彼女の成長譚。知的な仕掛けと奇想によって甦るゴシック小説の傑作》いやー、聞きしにまさる大傑作(怪作?^^)でした✨ 幻惑的な文章に惑わせながらも圧倒的な世界観にグイグイと引き寄せられ~😍 でもコレの映画化って不可能では?と心配でしたが… 映画版も素晴らしい出来上がり❣エマ・ストーン渾身の演技はアカデミー賞受賞は間違いなし👑読了日:01月30日 著者:アラスター グレイ読書メーター今月も読みごたえのある本ばかりでしたなかでもダントツは相沢忠洋氏の『「岩宿」の発見 幻の旧石器を求めて』【中古】 「岩宿」の発見 幻の旧石器を求めて / 相沢 忠洋 / 講談社 [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】恵まれない環境にありながら不屈の精神で石器を探しもとめながらも、家族の温もりに憧れ渇望する姿には胸を打たれました。考えれば考古学の発掘作業って、究極の「推し活」ともいえるのでは?昨年朝ドラのモデルにもなった牧野富太郎さんの植物採集もしかり、ですよね^^岩宿遺跡の発見者 人間“相澤忠洋”を語る / 相澤貞順/著 歴史 心理 教育 授業 心理学 自閉症 自立 日本 歴史 概論 江戸 研究 入門 明治 世界史 戦争 戦後 人類史 文化 冷戦 古代史 民主主義 政治思想 社会 近代化 現代史 宗教 仏教 多民族.. 人気 おすすめ 送料無料 #og
2024.02.04
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昨日は公開初日の『シャクラ』に行ってきました。 映画の原作は武侠小説 「天龍八部」金庸 著【中古】 天龍八部 文庫 全8巻 完結セット[文庫セット] (徳間文庫)全八巻の長い話を部分的に切り取ってるせいか、話の流れが少々わかりにくかったうえ、CG&ワイヤーアクション多用の超ド派手アクションが連発⚡もしかするとアメコミヒーロー路線を狙ってるのかしらン?と思わず勘ぐった(笑)ほどスーパーアクションのオンパレードでした^^昔の香港映画ファンとしては不満部分も多々あったんですが、"宇宙一強い男" ドニー様を思い切り堪能できて楽しい時間を過ごせました詳しいことはまた後日映画メモにて~m(__)m昨年12月の読了本は11冊でした。12月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3356ナイス数:159雲をつかむ死〔新訳版〕 (クリスティー文庫)の感想《英仏間を飛ぶ飛行機内で変死した老婦人が発見された。死因は蜂毒によるものか、それとも……。名探偵ポアロが大空の密室に挑む》☆4 人物描写がいつもより少々浅く感じたものの、ポアロの灰色の脳細胞はいつもどおりの冴え✨ 第一章を読み返して「うーん、やられた!」でした^^ お見事~👏読了日:12月04日 著者:アガサ クリスティー冒険考古学 失われた世界への時間旅行 (13歳からの考古学)の感想先日受講した市民講座「縄文」の講師さんおススメの一冊。<タイムトラベルで縄文時代を体験する少年の冒険譚> 児童書ではあるものの、浅間縄文ミュージアム館長である考古学者さんの手による作品のため最新の考古学的知見も豊富ですし、我々日本人の血に流れる縄文遺伝子に響く(笑)楽しさでした(^^♪ 著者による『遺跡に学ぶ』シリーズ、読んでみたくなりました‼読了日:12月06日 著者:堤 隆彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫 M フ)の感想<記者と刑事の視点で語られるイギリスの小さな町で起きた奇妙な殺人。だが両者の言い分は微妙に食い違う。どちらかが嘘をついているのか―> 10月読んだ『彼は彼女の顔が見えない』が面白かったのでコチラも読んでみました。前作同様、サクサクと読めて一気読み💨 アリス氏の持ち味は「あざとさ」でグイグイと読者を引き込むところかも?ただ、作者の意のままにされる感(笑)が強くて、読後感はイマイチでした💦読了日:12月09日 著者:アリス・フィーニー小さな思いつき集 エプロンメモの感想<連載開始から約70年になる『暮しの手帖』人気コラム、読者からの小さなアイデア628編を収録>丁寧な暮らしをするための”ちょっとしたアイデア”が満載! 古き昭和の香りがプンプンですが、試してみたいと思える暮らしの知恵ばかり。季節ごとの章だてのため、とりあえず冬の章のみを読了。春になったらまた図書館から借りてこよっと(^^♪読了日:12月15日 著者:甘いお菓子は食べません (新潮文庫)読了日:12月18日 著者:田中 兆子殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)読了日:12月23日 著者:アガサ・クリスティーダンジョン飯 12巻 (ハルタコミックス)の感想13.14巻を読む前に復習のため再読^^「バランスの取れた食生活!」「生活リズムの見直し!」「そして適度な運動!」(゚-゚*)(。。*)ウンウン 読了日:12月28日 著者:九井 諒子ダンジョン飯 13巻 (ハルタコミックス)読了日:12月29日 著者:九井 諒子ダンジョン飯 14巻 (ハルタコミックス)の感想登場人物一人一人に「お疲れさまー‼」と声掛けたくなる大団円での完結。すべての源『食』を貫き通した堂々の傑作👑 九井先生にスペシャルサンクスです(*´ε`*)チュッチュ読了日:12月30日 著者:九井 諒子潮文庫 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち<上>読了日:12月30日 著者:ランサム・リグズサイコセラピスト (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)読了日:12月31日 著者:アレックス マイクリーディーズ読書メーターちなみに2023年度に読んだ本の数は117冊でした。おそらく、年々冊数が少なくなっていくことは確かだと思いますが、今後もマイペースで読んでいこうと思ってます
2024.01.06
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なんと、11月はレビューが一冊も出来てません読書ペースも落ちてきて、頭の劣化を自覚する今日この頃。最近はレビューを綴るのも面倒くさくなってしまって。。。。ダメダメですねー💦しばらくはブログのほうを優先したいため、今後は「☆点数」表示のみになっちゃうかもそれでも本とのお付き合いはやめられないので、読書はマイペースで続けるつもりですけどね11月は8冊読了。11月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2357ナイス数:96高熱隧道 (新潮文庫)読了日:11月02日 著者:吉村 昭内容黒部第三発電所、昭和11年8月着工、昭和15年11月完工。岩盤最高温度165度という高熱地帯にトンネルを掘る難工事!綿密な取材と調査で極限状況における人間の姿を描破した記録文学。☆5漂流 (新潮文庫)読了日:11月03日 著者:吉村 昭内容江戸・天明年間、シケに遭って絶海の火山島に漂着し、水も湧かず、火もなく、仲間の男たちは次次と倒れるなか、ただひとり生き残った土佐の船乗り長平。12年に及ぶ苦闘の末、生還する。その生存の秘密と壮絶な生きざまを巨細に描くドキュメンタリー。☆5はじめてのヘリテージ建築 絵で読む「生きた名建築」の魅力読了日:11月08日 著者:宮沢 洋内容保存再生されて魅力的な場に生まれ変わり再評価高まる「ヘリテージ建築(歴史遺産建築)」元建築雑誌編集長が現地を巡り、分かりやすいイラストを交えながらその面白さを伝えます。☆4続・梅干と日本刀 日本人の活力と企画力の秘密(祥伝社新書)読了日:11月13日 著者:樋口清之内容飲食の場を共にすることで連帯意識の確認をはかる共食文化や、新しいものを受け入れ試す精神、など日本特有の多層的文化&日本民族の美点を教えてくれる名著。『梅干しと日本刀』の続編☆4核DNA解析でたどる 日本人の源流読了日:11月15日 著者:斎藤 成也内容渡来系弥生人と縄文人の子孫とされる日本人。彼らはどのようなルートで日本列島に至ったのか?最新の核DNA解析の成果を基に解説☆3生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)読了日:11月15日 著者:福岡 伸一内容「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える☆3シネドラ建築探訪読了日:11月20日 著者:宮沢洋内容『日経アーキテクチュア』元編集長で画文家の宮沢洋がイラストとともに、映画やドラマの中の建築家のイメージと現実とのギャップをつづる。『私の頭の中の消しゴム』『結婚できない男』『恋仲』『建築家概論』『冬のソナタ』などなどバラエティ豊か☆4五番目のコード (創元推理文庫)読了日:11月24日 著者:D・M・ディヴァイン内容スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ殺されかけた事件を発端に連続殺人が起こる。現場に残された棺のカードの意味とは? 読者を驚きの真相へと導く、英国本格の巧者ディヴァインの屈指の傑作☆4読書メーター吉村昭作品にハズレなし今後も少しずつ読み進めるつもりです
2023.12.04
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最近、読書ペースがガタ落ちですおまけに読後のレビューもなかなか書けないまま~💦集中力低下のせいでしょうね。情けなや~それでも、書いておかないと後で「〇〇は読んだけど・・どんな内容だっけ~(?_?)」となってしまうので、とりあえず備忘録かわりに( ..)φメモメモ10月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:2689ナイス数:209知られざる古墳ライフ: え? ハニワって古墳の上に立ってたんですか!?の感想譽田さん本、7冊目読了❣ いつものごとく分かりやすく&読みやすい&楽し~い譽田本(#^^#) 私もずっと「権力者のお墓」という点が引っかかって古墳に興味がもてなかったんですが、本書によって激動の時代だった「古墳時代」に興味がもてました。他国との交流や仏教伝来による急激な社会変化から古墳の終焉へ、という道筋も深く納得できました! 可愛いイラストに癒されるし、古墳時代入門書として最適ですね。”知られざるシリーズ”マヤ文明も読んでみなくちゃ(^^♪読了日:10月01日 著者:譽田 亜紀子破船 (新潮文庫)の感想寒村を襲った疫病の顛末を描いたこの作品はコロナ禍にともなって、2022年本屋大賞の「超発掘本!」に選ばれた一冊。閉鎖的な極貧生活のなか、村人の待ちかねる「お船様」が運んできた厄災の禍々しさが衝撃的でした。昨年、フランスで映画化されたそうですが、いったいどんな映像となったのか?今年吉村昭記念館文学館で上映会があったようですが、またどこかで上映されないかしら~?ぜひ観てみたいです❣読了日:10月06日 著者:吉村 昭東京のレトロ美術館の感想建物の美しさに寄せた美術館巡り本。懇切丁寧な解説と写真、とても楽しめました。長年、美術館&建築散歩を続けているため、掲載美術館33館のうち未踏の地は3つのみ。何度も足を運んだことのある美術館でも気づかなかったレア情報もあり、とても勉強になりました。ただ、著者自身の画像が多めでいささか目障り(-"-)(ゴメンナサイ💦)スカしたお兄ちゃんだな(笑)と思ったら…芸人さんだったんですね?お笑いに疎いもので~(;^^ゞ読了日:10月08日 著者:とに~(アートテラー)ガストン・ルルーの恐怖夜話 (創元推理文庫)の感想『オペラ座の怪人』で知られるガストン・ルルーの恐怖綺譚集。いまどきのホラー小説のような衝撃&刺激は少ないものの、老船長たちが丁寧に紡ぎ語る恐怖奇譚はレトロな趣きで味わい深し! サクサクと軽く読み進められるのも嬉しいところ^^ 傑出なのは『胸像たちの晩餐』👑 想像力の枠を超えた結末に唖然としながらも思わず映像が脳内再生されてゾクゾク~💦読了日:10月13日 著者:ガストン・ルルー透明標本-吉村昭自選初期短篇集II (中公文庫)の感想<『戦艦武蔵』以前の吉村文学の中核をなす自選短篇集>今年の夏から「熊嵐」「破獄」「破船」「戦艦武蔵」と立て続けに読了して吉村昭祭り(笑)を続行中です。淡々としたタッチのドキュメンタリー風の作風のものしか読んでこなかっただけに、本作のリリカル&死の匂いが濃い作風にはビックリ❣ 『透明標本』や『背中の鉄道』あたりは小川洋子さんを思わせる独特のモチーフ。太宰治賞受賞作「星への旅」も特異な世界に溺れることなく怜悧な視線で綴られており、さすが‼と思わせられました。読了日:10月15日 著者:吉村 昭跡形なく沈む (創元推理文庫)の感想《憎き母の死をきっかけに「計画」を携えスコットランドの小都市を訪れるルース。名手ディヴァインの手腕が冴える円熟期の佳品》D・M・ディヴァイン初読み(2012年)だった『三本の緑の小壜』も、昨年読んだ『そして医師も死す』も古き良き時代の英国ミステリで丁寧に描かれてはいたものの、総じて地味に感じました💦 今作も同様に地味ではあるものの、緻密に積み上げたプロットが職人芸を思わせて好印象💕 既読3冊のうちでは一番読み応えがありました!次は『五番目のコード』を読んでみようかな🎵読了日:10月19日 著者:D・M・ディヴァイン現代短篇の名手たち8 夜の冒険 (ハヤカワ・ミステリ文庫)読了日:10月21日 著者:エドワード・D・ホック彼は彼女の顔が見えない (創元推理文庫 Mフ 38-2)読了日:10月24日 著者:アリス・フィーニー縄文土器・土偶 (角川ソフィア文庫)読了日:10月25日 著者:井口 直司読書メーターレビューを書けていない3冊は、ひとまず<あらすじ>のみ夜の冒険 現代短篇の名手たち8【電子書籍】[ エドワード D ホック ]内容神父は、その谷にただ一人で住んでいた。若者たちを皮切りに、古くからの住人たちは次々と谷を出ていき、村はすっかり寂れてしまった。今や住民と呼べるのは彼だけなのだ。それでも神父は、毎朝鐘を鳴らし、教会を守っている。そこへ……過疎の村で起こった奇妙な事件を描く「静かに鐘の鳴る谷」をはじめ、極北の荒野で、夜中の港町で、異郷の小さな町で、次々起こる20の事件。名手中の名手が贈るサスペンスフルな傑作集縄文土器・土偶 (角川ソフィア文庫) [ 井口 直司 ]内容縄文人はどんな人たちだったのか? その謎を解く鍵は、彼らが使った道具にあった! 日本各地でつくられた土器・土偶。その造形は摩訶不思議で奇天烈だが、意表を突く原始的な力強さを持つ。火焔土器、ミミズクやハート形の土偶などから、自然と共存した生活や交流・精神世界までもが見えてくる。縄文の主要な作品をカラー写真と最新の科学的知見を盛り込んだ解説で紹介。縄文時代の国宝全6点を含む図版100点超えの入門書の決定版。彼は彼女の顔が見えない (創元推理文庫) [ アリス・フィーニー ]内容夫婦関係が行き詰っていたアダムとアメリアの夫婦。そんなふたりに、くじでスコットランド旅行が当たる。ふたりきりで滞在することになったのは、改築された古いチャペル。彼らは分かっている。この旅行が自分たちの関係を救うか、あるいはとどめの一撃になると。猛吹雪によって外界と隔絶するふたり。そこに奇妙な出来事が続発し――。だれが何を狙っているのか? 『彼と彼女の衝撃の瞬間』を超える、今年最高の衝撃が待つ傑作!↑これはとーても面白かったですミスリードが巧みで、思いっきり振り回されました^^ま、設定が少々ずるい感もあり、途中のウダウダも少々うざったいものの、立て続けのどんでん返しをくらったあとのカタルシスは格別でしたアリス・フィーニーさんは今作が初読み!他に翻訳されている本が2冊あるので、そちらもさっそく図書館予約中です彼と彼女の衝撃の瞬間 (創元推理文庫) [ アリス・フィーニー ]【中古】 ときどき私は嘘をつく 講談社文庫/アリス・フィーニー(著者),西田佳子(訳者)【中古】 五番目のコード / D・M・ディヴァイン, 野中 千恵子 / 東京創元社 [文庫]【宅配便出荷】
2023.11.08
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10月になりましたねー今年も残り3か月⁉毎年、年末掃除がスムーズに済むように9月くらいからコツコツとプチ掃除をスタートさせているんですが、今年は暑さがズルズルと続いたため家事が疎かのままそろそろ本腰を入れて”掃除モード”に切り替えねばなりませぬー週末の金&土曜は「縄文活」と美術館の2コースを消化する予定でしたが、昨日は電車で移動中に「事故のために運休」というアナウンスが流て大ショック番狂わせのため、美術館は諦めましたが、”手ぶらでは帰れない”貧乏人根性(笑)を発揮して、急遽目的地を変更!『鈴木遺跡資料館』で旧石器時代の石器を見た後、マンホールカードも3枚ゲットして帰りました(^^)vでも、ひとまずマンホールカード話は置いといて・・・今日は先月の読書メモを先月の読了本は8冊でした。9月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2569ナイス数:358かわいい絵巻の感想先日サントリー美術館『虫めづる日本の人々』展(9月14日まで)で観た《天稚彦物語絵巻》の蟻がお米を一粒づつ運んでいる姿が、なんとも愛らしくてハート射貫かれ~♡ ただ、蟻が小さすぎてよく確認できなかったため図書館で貸し出した今作、どの絵巻も可愛さ&妖しさ(笑)満載で見飽きないほど魅力的でした。絵の横に書かれた文字はマンガの吹き出しのようで、まさにマンガの原点⁉ 巻末の原寸サイズに「絵巻は手に持って観るもの」ということを納得! 各所蔵美術館を巡ってみたーい、と思わせるチャーミングな一冊でした✨読了日:09月02日 著者:上野 友愛,岡本 麻美青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想ポアロシリーズ、やっと15冊目読了。ブルートレイン内の殺人事件。相変わらず人物描写の細やかさが魅力的! 楚々とした風情の中にも芯の強さ感じるキャサリン・グレーの存在感がキラリ✨ ルビー“火の心臓”を巡るいきさつは、いささか古めかしさを感じたものの、パパ・ポアロの優しさに心和みました^^読了日:09月05日 著者:アガサ・クリスティージジイの片づけの感想<片づけを習慣にすれば明るい毎日になる>沢野さん初読み。巷にゴチャマンとある片付け本なれど、男性の本って珍しくないですか? 殿方にありがちな「マウント取り」の匂いするかと思いきや、とてもサバサバした文章で心軽やかに(笑)拝読しました。ジジイを連呼してますが、まだまだ現役バリバリでパワフル~⚡ 「朝の10分間片づけ」「引き出しの一番上は空にする」「片づけも一汁一菜」などなど説得力大❣ ただし実践するのは、いと難き~😢読了日:09月11日 著者:沢野 ひとし離れ折紙 (文春文庫)の感想黒川作品は【厄病神シリーズ】しか読んだことがなかったため最初は戸惑い~😅 黒川氏の美術&骨董の知識と造詣の深さには驚愕でした! 内容的には彼お得意(?)の騙し騙されワールド❣ いかにも黒川さんらしい展開でたっぷりと楽しめました。ただ、美術館好きとの私としては美術界の裏側があまりにもリアル過ぎて少々興ざめ💦 どないしてくれんねんww読了日:09月14日 著者:黒川 博行エッジウェア卿の死 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想ポアロシリーズ、16冊目読了。これまでヘイスティングスが少々苦手(コラ)だったんですが、しばらく彼が出てこない作品ばかり読んでたので「待ってました」の心持ち(*´艸`*) お互いに憎まれ口をきいても、良きバディですよね二人は。ポアロも悩む今回の謎解き、結末に少々無理くり感(笑)あるも、読み応え十分で楽しめました。読了日:09月18日 著者:アガサ・クリスティー町自慢、マンホール蓋700枚。の感想先月からスタートしたマンホールカード集め! きっかけは、たまたま行った郷土資料館で配布されており、気まぐれで頂いて帰ったことから^^ マンホールがこんなにも多彩なデザインとは知らなかったので、それぞれの町自慢や関連あるキャラクターのデザインなど1枚1枚入手するたびに楽しんでます🎵 本書はマンホール700種ものデザインを楽しめるものの、肝心の蓋設置場所に関しての情報は皆無で少々ガッカリでした💦読了日:09月20日 著者:池上修,池上和子秘太刀馬の骨 (文春文庫)の感想<筆頭家老暗殺につかわれた幻の剣「馬の骨」の使い手を探索する半十郎と銀次郎> いやー、ナイスコンビ! 端正&しっとりとした情感溢れる文章はいつものことながら、今作は二人のバディぶりが軽快感を添えてエンタメ色も抜群。ラストには夫婦のわだかまりも緩み、実に快い読後感の傑作でした! ただ、巻末解説の出久根氏の”意外な犯人”というのが引っかかったため調べてみると「雑誌の初出と単行本とで犯人が変更されている」んだとか。なぜにわざわざ変更したのか…と謎が晴れぬまま💦 しばらくして、また再読してみなくちゃ^^読了日:09月23日 著者:藤沢 周平破獄 (新潮文庫)の感想<犯罪史上未曽有の四度の脱獄を実行した無期刑囚佐久間清太郎> 大胆不敵な佐久間は私の中では最初からもう完全に「ゴールデンカムイの白石」に脳内変換(笑) 戦時中の食糧不足や刑務行政についての詳しい描写も興味深く、混乱の時代であればこその偉業(?)かとは思いますが、超人的ともいえる手口には思わず拍手喝采👏👏 『熊嵐』同様、リーダビリティ抜群の面白さでした❣ 読了日:09月25日 著者:吉村 昭読書メーター『熊嵐』『戦艦武蔵』以来、吉村さん祭り(笑)を継続中です先月読んだ『破獄』も圧倒的な面白さでした破獄 (新潮文庫 よー5-21 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]内容青森刑務所脱獄。秋田刑務所脱獄。網走刑務所脱獄。札幌刑務所脱獄と、犯罪史上未曽有の四度の脱獄を実行した無期刑囚佐久間清太郎。その緻密な計画と大胆な行動力、超人的ともいえる手口を、戦中・戦後の混乱した時代背景に重ねて入念に追跡し、獄房で厳重な監視を受ける彼と、彼を閉じこめた男たちの息詰る闘いを描破した力編。読売文学賞受賞作。(amazonより)まだ未読の吉村作品は山のようにあるので、今後も楽しみです破船 (新潮文庫 よー5-18 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]透明標本 吉村昭自選初期短篇集2 (中公文庫) [ 吉村昭 ]
2023.10.01
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昨日、出光美術館へ行ってきました。日本の美・鑑賞入門 しりとり日本美術開催期間 2023年8月5日(土)~9月3日(日)休館日:毎週月曜日本日が閉幕です💦おまけに館内は撮影禁止でしたし・・・ということで、詳細は、また後日に~m(__)m今日は8月の読書メモを読了本は13冊でした。8月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:3068ナイス数:427埴輪 古代の証言者たち (角川ソフィア文庫)の感想先月読んだ『楽しく学べる歴史図鑑はにわ』に引き続き「埴輪本」2冊め(図書館本)。こちらも著者は古墳時代第一人者・若狭徹先生。文庫本サイズながらカラー図版160点も掲載されており、人物・道具・家・動物など様々な埴輪の説明や古墳の変遷など、わかりやすくて古墳初心者にとっては嬉しい一冊☆ 考古館巡りのさいにバッグに入れておきたいので購入を検討してます^^ 〈振り向く鹿〉や〈ムササビ〉実物を見てみたーい♡読了日:08月02日 著者:若狭 徹ミュージアムグッズのチカラの感想ミュージアムグッズを《かわいい》《感動》《マニアック》《学びたい》の4つのテーマで分類して紹介。画像もたっぷり、制作秘話や開発者インタビューなども読みごたえあって、グッズ愛好家にはたまらない一冊✨ 読んでるだけで「欲しい~(≧∇≦)」と危険な煩悩(笑)がわきあがるので、部屋片づけ中の人や断捨離実行中のかたには禁断の書かも😅 読了後、さっそく『2』と『ときめきのミュージアムグッズ』も図書館予約しました^^ 読了日:08月03日 著者:大澤夏美蛇は嗤う (海外ミステリGem Collection)の感想読み友さんのレビューを読んで図書館から貸出した一冊。大当たりでした🎯 プロット自体はさほど変わり映えしないのに独特の語り口が魅力的! いかにも女性作家らしい繊細な表現も気が利いていてワクワク。ほのかに感じるクリスティ的な香りもgood~✨ ただし興を削ぐのが誤植の多さ。2007年発行後、改めて再版するほどの人気がないってことでしょうか?amazonを見ると「七作の長編ミステリを発表」とあるけど、まだ訳されてない模様。実に残念です‼ 読み友さんの慧眼には感謝感謝~♡読了日:08月05日 著者:スーザン ギルラス考古学ふしぎ図鑑 世界の発掘現場と冒険家たちの感想<世界の発掘現場を撮影した写真家による子どものための考古学図鑑>横25.5㎝縦31.5㎝と超大型サイズなので図書館から持ち帰るのに苦労しました💦 どの画像も臨場感たっぷりでエキサイティングー⚡ ちょうど映画『インディジョーンズ運命のダイヤル』を観たばかりだったので「おー、ここにもインディが!?」(笑)とワクワクしました!解説も冒険心溢れる目線で良き~💘 自腹購入は躊躇う(コラ)ものの、再度貸し出ししちゃうかも^^読了日:08月08日 著者:みんな大好き! 遮光器土偶 FANBOOK (TJMOOK)の感想付録の「遮光器土偶ぬいぐるみ」欲しさに購入! ぬいぐるみは文様も丁寧で重量感あって大満足♡ もっとも本のほうは16pとペラッペラで中身が薄くてガッカリでした。本のほうが付録って感じかも💦 『土偶を読む』の竹倉氏のインタビューも自説に関してはほとんど触れていず、軽ーくお茶を濁したって感じでした。でもシャコちゃんが可愛いから許す!^^読了日:08月10日 著者:悪夢十夜 (角川ホラー文庫―現代ホラー傑作選)の感想<古今の名作から選びぬいた逸品揃いの十の恐怖> 確かにそうそうたる作家陣ですが、いささか古色蒼然の趣きもあり💦 ただ、50p弱という少ないページの中で独自の世界観を構築されているのは、さすが‼ 電車内で楽しく読ませていただきました♪ ミステリー色の濃い「家紋」「陰膳」が印象的でした。読了日:08月11日 著者:ルームメイト (中公文庫)の感想<共同生活のルームメイト・麗子が失踪、跡を追ううち彼女の二重、三重生活を知る> 『24人のビリ-・ミリガン』がベストセラーになった当時、インスパイアされたような多重人格モノが日本でも多出しましたが、本作もその部類でしょうか? ただ、今となっては「解離性同一症」は広く認知されているため、容易に先が見えてしまうのが難😅 今邑作品は『よもつひらかさ』以来2冊め。両作品とも<パソ通>など時代を感じる言葉が出てくるところがノルスタジックで、かえってエモい(コレも死語?)ような気がします^^読了日:08月13日 著者:今邑 彩死者のあやまち (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想先月、本書の原型ともいえる『ポアロとグリーンショアの阿房宮』を読んだばかりで、まだ記憶に新しいせいか、話の進め方が冗漫に思えて💦 『阿房宮』のほうがスッキリしてて良かったかも?😅 事件の真相は、どう考えても少々ごり押しのように感じますし。。。とはいえ、すでに謎解きが分かったうえでの読書は楽しかったです♪ 長閑な園遊会の雰囲気を再度満喫できたし、ポアロとオリヴァ夫人のコンビ、なかなか良き~^^読了日:08月18日 著者:アガサ クリスティー短歌のガチャポンの感想《現代短歌のフロントランナー穂村弘が選んだ明治から現在までの短歌100首》さてさて何が出てくるかな~?「くちづけをしてくるる者あらば待つ二宮冬鳥七十七歳」「はなこさんがみかんを三つ買いましたおつりはぜんぶ砂にうめます」「三越のライオン見つけられなくて悲しいだった悲しいだった」などなど、胸にズキュンと迫る短歌の数々! ページをめくるたびにワクワク~💛 暑~い夏には軽やかなリズムの短歌がピッタリかも?とーても楽しめました♪^^読了日:08月19日 著者:穂村 弘羆嵐 (新潮文庫)の感想<村を阿鼻叫喚のどん底に陥れる凶暴な肉食獣出現> 前々から評判の本作、表紙を見るだけでも怖気が震い手を出しかねていたんですが、町内夏祭りの古本市で50円でゲット^^いやいやいや~噂にたがわぬ大傑作☆ グイグイと惹きこまれあっという間に読了。目の前に映像&ガリガリと骨をかじる音まで聞こえてきそうな臨場感が凄まじかったです。村人や熊撃ち銀四郎などの描写も感情に流れず、ある意味即物的な表現が巧みで素晴らしい!淡々と語られるエピローグにも胸熱くなりました。読了日:08月23日 著者:吉村 昭ときめきのミュージアムグッズの感想『ミュージアムグッズのチカラ』に引き続き大澤夏美さん本2冊目。前作同様「よくぞここまでセレクトしてくださった!」と感動するほどトキメキグッズが勢ぞろい☆彡 今作は「きらめき」「躍動する」「物語を紡ぐ」の3部構成で豆知識も豊富!バタフライエコバッグ&サナギポーチには度肝を抜かれ、彩色を楽しむ博多人形には心惹かれ~。巻末のQRコード付き美術館紹介や読者の思い出グッズ紹介ページなど細やかな心配りも感じる一冊!ただ、総じて女子向けが多いような? グッズ好き男子の感想をお聞きしてみたいかも^^ 読了日:08月25日 著者:大澤 夏美ミュージアムグッズのチカラ2の感想大澤夏美さんのミュージアムグッズ本、3冊目読了!毎度のことながら丁寧な取材とグッズにそそぐ愛情たっぷりな視線が素晴らしい~🌟 今回は知らない美術館が多め!グッズ目当てに旅行したくなりました。何度も行ったことある美術館(国立西洋美術館や東京ステーションギャラリー等)でも、気づかなかったモノがたっくさんあって次回は必ず~👊と決意。チェックしてたら付箋だらけになりました^^ 千葉市美術館のピンバッジと竹中道具館のキーホは大澤さんとお揃いで嬉し~な(笑)読了日:08月30日 著者:大澤夏美戦艦武蔵 (新潮文庫)の感想<日本帝国海軍の夢と野望を賭けた戦艦「武蔵」の極秘の建造から壮絶な終焉までを克明に綴る記録文学> 棕櫚の全国的不足という一見、何も関係がないような事柄から戦艦建造へ繋げていく導入部の巧みさにマンマと引き込まれ、後は一気呵成に読了しました。莫大な労力をつぎ込んだ戦艦であるものの、ほとんど活躍することもなく沈没というあっけなさには唖然。「なんたる愚行」と云うのは容易いことでしょうが、改めて戦争の愚かしさ&不条理を強く感じさせられました。読了日:08月31日 著者:吉村 昭読書メーター面白さダントツだったのは吉村昭著の2作品一冊は『羆嵐』羆嵐 (新潮文庫 よー5-13 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]』あらすじ北海道天塩山麓の開拓村を突然恐怖の渦に巻込んだ一頭の羆の出現! 日本獣害史上最大の惨事は大正4年12月に起った。冬眠の時期を逸した羆が、わずか2日間に6人の男女を殺害したのである。鮮血に染まる雪、羆を潜める闇、人骨を齧る不気味な音……。自然の猛威の前で、なす術のない人間たちと、ただ一人沈着に羆と対決する老練な猟師の姿を浮彫りにする、ドキュメンタリー長編。いやー、こわいのなんの!あまりにもリアルすぎて、下手なホラー小説なんて足元にも及ばない恐怖でした戦艦武蔵 (新潮文庫 よー5-1 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]あらすじ日本帝国海軍の夢と野望を賭けた不沈の戦艦「武蔵」――厖大な人命と物資をただ浪費するために、人間が狂気的なエネルギーを注いだ戦争の本質とは何か?非論理的“愚行"に驀進した“人間"の内部にひそむ奇怪さとはどういうものか?本書は戦争の神話的象徴である「武蔵」の極秘の建造から壮絶な終焉までを克明に綴り、壮大な劇の全貌を明らかにした記録文学の大作である。かねてより記録文学の第一人者である「吉村昭」氏には注目していたんですが、いささか地味に感じて、これまで手を出しかねていました。が、ここにきて大反省~‼上記2作とも素晴らしいの一言史実を元に綿密な取材を重ね、切れ味鋭い文章で紡いでいく吉村文学、今後も読み進めていこうと思っています関東大震災新装版 (文春文庫) [ 吉村昭 ]破獄 (新潮文庫 よー5-21 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]三陸海岸大津波 (文春文庫) [ 吉村 昭 ]破船 (新潮文庫 よー5-18 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]高熱隧道 (新潮文庫 よー5-3 新潮文庫) [ 吉村 昭 ]
2023.09.03
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今日から8月ですねこのところ猛暑が延々と続いてるので「え?まだ8月なの~?」の気分です今朝はお湿りがあったようで、カラカラだった庭もしっとり潤って嬉しい限りただ、今夜にかけては局地的な落雷やひょう、竜巻などのおそれもあるということですので要注意ですね❣先月の読了本は13冊先月はコロナ罹患のため外出もままならず、いつもより読書が進みました^^7月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:2845ナイス数:374生きている腸の感想コロナ陽性のため療養中。高熱&喉の痛みのため"布団の中の読書"すら難しい状況なれど、こんな時にありがたいのが「青空朗読」💞 特に荒唐無稽な海野氏の作品は、朦朧とした頭で聴くのに最適(笑)それにしても蠕動する【チコちゃん】がそんな出自とは(⑉⊙ȏ⊙) 大いに楽しめました。読了日:07月04日 著者:海野十三別冊太陽212 縄文の力 (別冊太陽 日本のこころ 212)の感想図書館本。同時期に借りた小林達雄氏の『縄文の思考』はコロナ療養中に読むには少々ヘビー(?)だったため、途中で読了断念。こちらも返却期限がきて全部読了は出来なかったんですが、大型の美しい画像がメインになっているため実に読みやすく、病中の良き楽しみとなりました♡ 遺跡解説や旧石器時代からの石器や土器、土偶など各分野別の豊富な資料と画像が盛りだくさんで読み応えあり!『縄文の思考』とかぶる資料も多かったので、古代史初心者はまずコチラから読むことをおススメ致します😉読了日:07月06日 著者:読書の腕前 (光文社知恵の森文庫)の感想著者初読み。ずいぶん前に古書店で買い求めていた本ですがコロナ療養中に床の中で読了^^ 《“空気のように本を吸う男"が書いた体験的読書論》 本好きの人なら必ず(゚-゚*)(。。*)ウンウン 分かるぅ~‼と頷く箇所があるはず☆「バスの運転席すぐ後ろの席が好き」には激しく同感❣ 「ブックオフは月曜日の午後がオススメ」「ツン読の効用」など嬉しい小ネタも満載で、一気に読むほどの吸引力(?)はないものの、チビチビと読み進める楽しさを味わえる一冊でした🎵読了日:07月07日 著者:岡崎 武志水玉の履歴書 (集英社新書)の感想『無限の網』『クリストファー男娼窟』に続く草間さん著3冊目。前衛芸術家として世界の美術界の頂点に立つ草間彌生さん自らの闘いの軌跡と哲学を語った初の新書。『無限の網』では幼少期のエピソードが圧倒的で彼女の芸術の源を見るような思いがしましたが、本作は90歳代の今も精力的に創作活動に取り組んでいるエネルギッシュな草間パワーが伝わる一冊。草間アートの秘密を垣間見るようで実にエキサイティング❣おそらく凡人には見えない世界が見えてらっしゃる草間さん、今後も全力を注入して世界へのメッセージを発信して欲しいものです。読了日:07月08日 著者:草間 彌生邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想ポアロシリーズ13冊目読了。以前、古書店で購入した平成5年出版の本だったせいかタイトルは「エンド・ハウス殺人事件」となってました💦 《保養地のホテルで知り合った若き美女ニックを守るべく屋敷に赴いたポアロだが…》人物描写の掘り下げが他の作品に比べて少々緩めですし、いつものポアロの”灰色の脳細胞”も大苦戦! それはそれで楽しめましたけど~^^読了日:07月09日 著者:アガサ・クリスティーフラナリー・オコナー全短篇〈上〉 (ちくま文庫)の感想コロナ療養中に床の中で再読。ただし読んだのは昭和49年発行・平成5年11刷の新潮文庫の『オコナー短編集』。以前、こちらのちくま文庫版を読んだおり「田舎の善人」にノックアウトされたため、古書店で入手した一冊です。怜悧な筆力と圧倒的な洞察力、そしてキリキリと抉るような毒に満ちた作品ばかりで少々辟易とさせられながらも、ほのかに感じるユーモア&人間を見つめる眼差しの鋭さには惚れ惚れ💕 全短篇〈下〉は未読なので、また古書店で探さなくちゃ~ヾ(^^;)読了日:07月09日 著者:フラナリー オコナー鼠小僧次郎吉の感想青空朗読アプリにて《汐留の船宿で3年ぶりに再会した2人の遊び人風の男が酒を酌み交わしながらする「旅先で偽の鼠小僧に出会った」話》 話自体はシンプルで軽妙。落語話を聞いてるようで楽しめましたが、芥川らしいヒネリは感じられず、ちょっと肩すかしだったかも💦 ただ、着ているモノの描写や江戸情緒あふれる情景描写などが繊細で、さすが芥川さんらしさを感じました👑読了日:07月10日 著者:芥川 龍之介FUTON (講談社文庫)の感想再再読。たぶん初読みしたのは2007年。中島京子さんの作品は『イトウの恋』など初期作品が好き💕 ちなみに本書は中島さんデビュー作。《田山花袋『蒲団』の書き直しを図る中年アメリカ人と愛人の日系女子学生。95歳の曾祖父の戦後史と現在》と3つの物語がミルフィーユのように交互に重なって不思議な魅力満載☆ 初読の時は「なんじゃこりゃ?」感(笑)が強かったものの、再読するたびに《生きることの滑稽さ》がジンワリと胸に染む作品。また数年後に読むのが楽しみです^^読了日:07月13日 著者:中島 京子一汁一菜でよいという提案 (新潮文庫)の感想主婦歴50年近い私ですが毎日「今夜は何作ろう?」が大きな呪縛😢 家族の食を預かる身としては栄養バランスや見栄え、皿数など色々と悩むことが多くてー(涙)《日常の食事はご飯と具だくさんの味噌汁で充分。あれば漬物を添えて》という土井さんの提唱には心揺さぶられました。情報過多の今の世の中、レシピに振り回されて疲れるより、ご飯とみそ汁の基本に立ち返りシンプルに暮らすことが一番かも《💗《いちばん大切なのは一生懸命、生活すること》 掲載の「美味しいご飯の炊き方」を実践して以来、毎日ご飯が美味しくてシアワセ~‼読了日:07月17日 著者:土井 善晴歴史人2023年7月号の感想もっぱら図書館頼りなんですが…特別付録・土偶図鑑シールに釣られて購入しました^^ 写真やイラスト多めで、縄文時代の基礎知識から最新研究の成果まで懇切丁寧な内容。古代史初心者にとっては存分に楽しめ&勉強になる内容でした。ただし約3分の2近くが縄文で、弥生時代は少なめ。縄文活中の私には嬉しい構成ですが、弥生好きのかたにとっては少々物足りないかも?😅読了日:07月20日 著者:ポアロとグリーンショアの阿房宮 (クリスティー文庫)の感想ポアロシリーズ14冊目読了 <原稿が完成しながらもある事情から発表されず近年になって発見された幻の中篇> イベントの余興として開催された『殺人犯人当てゲーム』中に事件発生、といつものポアロらしい展開で楽しめました(^^♪ ただ、長編『死者のあやまち』の原型となった中編という事情ゆえか、他のポアロシリーズ作品に比べて読み味が少々薄いような? 『死者のあやまち』は図書館から既に貸出し済みなので、ゆっくりと読み比べてみるつもりです。読了日:07月26日 著者:アガサ クリスティーアクナーテン (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想クリスティー作の戯曲、初読み! そもそも戯曲は少々苦手なので流し読みするつもり(コラ)で手に取ったところ、読みやすくて最後まで一気に読了でした。ポアロやマープルシリーズのような奥深い人物描写はないものの、平和を求めて太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行した古代エジプト国王アクナーテンの崩壊する様は物哀しく、その余韻に浸れました。アガサの戯曲、他のも読んでみようかな(^^♪読了日:07月28日 著者:アガサ クリスティー楽しく学べる歴史図鑑 はにわの感想埴輪って何 ?という基礎知識から始まって、巻末の日本全国の博物館紹介に至るまで楽しく学べる歴史図鑑。児童向けなんでしょうが、埴輪のイロハさえ知らなかった古墳時代初心者の私は「え?埴輪って古墳の上に飾られてたのー😱」と驚愕でした(焦)各地の埋蔵文化財センターや考古館に出かけて縄文活なので、今後は埴輪にも大注目です😤読了日:07月30日 著者:読書メータークリスティー本は、いつも安定の面白さ!とはいえ、まだ彼女の作品全体からいくと4分の一くらいしか読了できてません。コンプリートできるのはいつになることやら~それにしても、昔から苦手だった戯曲もクリスティーの手にかかると、かくも面白く感じるのか!?と驚かされました。アクナーテン (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]あらすじ古代エジプト第十八王朝の王アメンヘテプ四世(アクナーテン)は、勢力を増すアメン神の神官団排除のため、太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行。その歴史的事件をベースに、若き王アクナーテンと美しい妻ネフェルティティの愛と、民に自由を与えるはずの彼の企てが無残に崩壊する様をドラマチックに描く(「book」データベースより) 話自体はミステリー要素も薄くて単調でしたが、不思議な余韻残る作品でした実は古代エジプトに関しては全くの無知なので、時代背景もよく分からないまま今後はチョコっと勉強してみたいですヾ(^^;)←縄文&弥生&古墳時代だけでも手一杯だと云うのに~💦古代エジプト解剖図鑑神秘のミステリー! 文明の謎に迫る 古代エジプトの教科書 [ 河江 肖剰 ]蜘蛛の巣 クリスティー文庫 / Agatha Christie アガサクリスティー 【文庫】検察側の証人 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]
2023.08.01
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ご無沙汰しております。月曜日にコロナ陽性が判明して以来、もう6日経過いたしました本来ですと、そろそろ全快~\(^o^)/という頃合いなんですが・・・あいもかわらず今日も一日布団の中でゴロゴロしてました💦というのも、熱は下がったものの咳がなかなか止まらなくてー一番激しい時は息ができなくなりそうなくらい咳き込んで、夜も寝れないほどでした。なので、再度病院へ行きレントゲン検査をした結果、「肺炎ではない」というお墨付きと、咳止めの薬をいただいて帰ってきたんですが、さほど目覚ましい効き目は感じないため、今日もゲホゲホと咳き込みながらの一日でした最近のコロナは以前のような生き死にに関わるほどの重症化は少ないようですが「後遺症長期化」が恐怖!医者にも「ひょっとするとコロナ後遺症として2,3か月は咳が続くかも?」などと不吉なことを言われちゃいました😨 まぁ、いくら焦っても仕方ないので、己の回復力に期待するのみ!いっぽう、同時に陽性判明した夫は順調に快復して「行動制限5日間」過ぎに床上げしました。そもそも、結婚以来、大病一つしない元気者の夫!(今回の発熱は実にン十年ぶり😅)低血圧気味なうえ、検診でもほぼどこも異常無しの夫は長寿間違いなし~👏(というと実にイヤーな顔をされますがww)きょうはひとまずご挨拶のみで・・・と思ったんですが、ついでに先月の読書メモを先月の読了本は、たったの6冊でした6月の読書メーター読んだ本の数:6読んだページ数:1503ナイス数:175あとを継ぐひとの感想強く心惹かれた「私のことならほっといて」では感覚的&幻惑的な作品に魅了され、てっきり闇系の作家さんかと思った田中さん、今作は大きく異なる作風! 思わず「え?これって?」と表紙を見返してしまったほどです💦 <理容室、老舗旅館、会社員……6つの職業現場を舞台に跡継ぎを巡る短篇集>各話とも仕事に絡めながら親子やカップル等の心情を丁寧に綴る心温まる作品ばかり。TVドラマ化にピッタリの職人芸的な筆さばきには驚かされました。今後は闇?ハートウォーミング?どちらの方向へ向かわれるのかしら~?読了日:06月04日 著者:田中 兆子ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人【新訳版】 (創元推理文庫 Mク 2-16)の感想マープルシリーズは「ポケットにライ麦を」「パディントン発4時50分」の2冊に続いて3冊目。ミス・マープル初登場作のせいか彼女の描写があまりに<穿鑿好きな老婦人>寄りで、他作に比べると「おばあちゃん色」(笑)が濃くて違和感ありました😅 でも人間観察と推理の冴えは他作と遜色なく安心して読めました。あとがきにもあるように「エビ事件」が気になります~ww読了日:06月12日 著者:アガサ・クリスティつくられた縄文時代 (新潮選書)の感想山田先生の本4冊目。これまで読んだ縄文関連書の中では山田先生の本がイチ推し~💕^^ 常に最新情報を織り交ぜながらも読者に理解しやすいよう、よくよくかみ砕いた内容の作品が多いので大ファンです♡ 今作も「特殊な時代区分『縄文』について(縄文時代についての教科書記述が、そんなについ最近のことだったとは驚愕!)や社会構造、死生観、精神文化などなど豊富な内容で読み応えありました。最近、専門誌のみならず総合誌やラジオ等メディアへの進出著しい山田先生の今後のご活躍、期待してます❣読了日:06月17日 著者:山田 康弘ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2)) (創元推理文庫 523-2)の感想全集1に続いて図書館に予約し手元に届いたのは…1984年国書刊行会発行476pサイズ22cm厚さ3cm以上の大型本でした💦 文庫本のつもりだったのにー🤣 あまりに重たくて外出中に読むわけにも行かず、なかなかページが進まないまま返却期限に(涙)最初の『死体蘇生者ハーバート・ウエスト』を読んだのみ。巻末の訳者矢野浩三郎氏の作品解説も面白そうだったので再度チャレンジする予定^^読了日:06月19日 著者:H.P.ラヴクラフトかわいい古代の感想<国宝から重要文化財まで71点のかわいい古代>土器、土偶、石器、装飾品など様々な”かわいい”ものがいっぱ~い(≧∇≦) ページをめくるたびに心ときめきました♡ 古代愛に溢れた譽田さんの語り口はユーモアたっぷりで思わずクスリとすること度々^^ これまで本を読んだり資料館に行ったりと、縄文関連品はかなり観てきたほうだと思ってたけど掲載品で実際に観たことあるのは一つもナッシングでした(TへT) 「日本中にあるかわいい古代MAP」を参考に全国各地を行脚しなくちゃー🤗💨 推しは”見返り鹿埴輪”いと愛らし😍読了日:06月23日 著者:譽田 亜紀子花びらとその他の不穏な物語の感想スペインの作家・グアダルーペ・ネッテル2冊目読了 昨年読んだ『赤い魚の夫婦』には激しく心惹かれ♡ でも今作は前作に比べ、奇妙な味わいが一段とヒートアップ^^ 女性トイレの「痕跡」を探求する男(「花びら」)や、髪を抜く癖に取り憑かれている女の手記(「ベゾアール石」)など、生理的に落ち着かないお話も😅 訳者あとがきの「作者は特別・特殊なものを排除せず、むしろ賛美する」に深く納得! ネッテル特有の”不思議な手触り”はザワザワと心騒いで、なぜか惹かれます。読了日:06月27日 著者:グアダルーペ・ネッテル読書メーター
2023.07.08
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6月になりましたね。今日の東京は雲が多いものの青空~明日からは雨続きの予報なので、今のうちにと洗濯機を3回転してスッキリさせました西日本は既に先月梅雨入り宣言が出ていますが関東ははたして?台風2号も接近してますし、少々心配ですね。皆様もくれぐれもお気をつけて~\(^o^)5月の読了本は8冊でした。5月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:2358ナイス数:372人類の物語 Unstoppable Us ヒトはこうして地球の支配者になったの感想<世界的ベストセラー『サピエンス全史』の著者による【小学生からの人類史】> 児童向けとして書かれたようですが大人でも充分読み応えある一冊!「世界中でいちばん危険な動物」である人間がいかにしてネアンデルタール人など他の人類を絶滅させて地球を支配したのか?という謎に肉薄するダイナミックな内容で、そのスーパーパワーの源は《空想上の物語を語る力》というクダリには思わず鳥肌~✨ 今地球が抱える環境問題なども触れられており、若い世代にはぜひとも読んで欲しい良書でした。読了日:05月03日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ,リカル・ザプラナ・ルイズ発掘された日本列島2022の感想<旧石器時代~近代までの発掘遺跡の最新研究成果と選りすぐりの遺跡を特集紹介> 先月行った「井戸尻考古館」の予習復習のために図書館にて貸し出し。「発掘された日本列島」展が毎年開催されてることを知ったのはつい最近。公式図録が毎回発行されているうえ、図書館にもほぼ全巻そろって二度ビックリ!昨年から縄文巡りにハマり込んでいる私にとって、なんと嬉しい本でしょう(๑>◡<๑) 全巻制覇目指します!読了日:05月10日 著者:キュレーターの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想<刑事〈ワシントン・ポー〉シリーズ、驚愕必至の第三作登場。人体連続切断事件の背後に潜む「キュレーター」とは?> 全2作同様に一気読み。大満足の面白さ~‼ ただし、この犯人ってあまりにも「胸糞悪し」(-"-)と読後感は少々悪し。ポーの出生の謎は・・・まだまだ先のお愉しみ?^^読了日:05月11日 著者:M W クレイヴン杉の柩 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想ポアロシリーズ、やっと12冊目^^ <婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ…嫉妬に揺れる女心をポアロの調査が解き明かす> 思わず「ナイルに死す」を思い出すような男女の思惑がからまる三角関係。女心の機微を描くクリスティの筆が一段と冴えわたる一冊でした。が、今回の犯人には少々ビックリ。いささかアンフェアなような(?_?) とはいえ、登場人物がいつもより少なめだったのでラブロマンス小説のような甘やかな楽しみかたも出来て、大満足~♡読了日:05月13日 著者:アガサ・クリスティーラヴクラフト全集 (1) (創元推理文庫 (523‐1)) (創元推理文庫 523-1)の感想<幻想と怪奇の作家ラヴクラフト。全集第一巻> 時々無性に読みたくなるラヴクラフト! 独特の世界観&文体なので読みづらさはありますが、多少飛ばし読みをしても充分に彼の世界に入り込めます^^ 闇と幻想とネズミ(笑)ワールドにノメリ込むように読んでいると、なぜか不思議に心癒され~♡(←変人?)「インスマウスの夜」は特に秀逸☆読了日:05月15日 著者:H.P.ラヴクラフトポケットにライ麦を〔新訳版〕 (クリスティー文庫)の感想ミス・マープルシリーズ2冊め <会社社長が何者かに毒殺された。遺体のポケットにはなぜかライ麦が> マザー・グースにちなんだ見立てに沿っての謎解きは鮮やか~☆ ただ、あまりにも「筋立てありき」の感が強いせいか、少々古臭さを感じるのが難かも😅 縁あるメイドの死に憤るマープルは頼もしくて思わず👏したくなるほど。”ハラハラドキドキ”というよりも安心してゆったりと読めた一冊でした^^読了日:05月20日 著者:アガサ・クリスティー家庭用安心坑夫の感想<現実・日常と幻想・狂気が互いに浸蝕し合いながら人間の根源的恐怖に迫っていく作品。芥川賞候補作> 最初から最後まで不穏な空気が漂っているものの、”狂気”とは一線を画する主人公の健気さと、地に足着いた生活の匂いが秀逸。芥川賞関連の作品は少々読みづらいことが多く、途中で「もういいや」と手放すことが多いんですが、本作は途中で挟まれる”ツトム”の来歴に惹かれて最後まで無事読了しました^^ 作者さんが今後どんな作品を紡いでいかれるのか興味津々です。読了日:05月24日 著者:小砂川 チトこの道の先に、いつもの赤毛の感想<ユーモラスで滋味深い仕掛けが光る2020年ブッカー賞候補作> 著者初読み。全米批評家協会賞やピュリッツァー賞受賞など、人物描写と温かなユーモアに定評あるベテラン作家らしく、安定感ある語り口に引き込まれました! 大事件は一切なし(笑) 冴えない独身男の日常がゆったりしたペースで描かれており、途中少々中ダレ感もあったものの、ラストにはしみじみ&ホロリ。次はピュリツァー賞受賞作の『ブリージング・レッスン』を読んでみようかな🎵読了日:05月29日 著者:アン・タイラー読書メーター上記8冊以外にもクリスティー著『もの言えぬ証人』も途中まで読んだんですが、古いせいか(図書館本)ページをめくるたびにパラパラと剥がれていってしまうので怖くて読み進めることが出来ず返却しました図書館スタッフさんに、その旨をお伝えしたんですが、その後どうなったのやら?ページも黄色く変色してたので、もしかするとそのまま廃棄かも?いやいや、きっと製本用ボンドや専用テープで修理して、また本棚に並んでいそう試しに再度、図書館予約してみようかと思ってます🤭庭のビワが色づいてきましたそろそろ鳥よけネットを被せなくちゃ~❣ドクダミやカンゾウ(だっけな?)も咲いてきました。 もの言えぬ証人 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]
2023.06.01
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朝はいまにも降りそうなドンヨリとした曇り空でしたが、午後には「風薫る5月」と言うにふさわしい青空に~今日は先日の大腸検査の生検結果を聞くために病院へ行ってきました結果は・・・・異常なしでした(^^)vとはいえ、大腸検査以降、少々便秘気味に医師からは「これから暑くなってくると、ますます水分不足で便秘になりがちだから、食物繊維の多い甘酒やココアを積極的に摂取してください」とアドバイスいただきました。<飲む点滴>と言われる甘酒の整腸効果は分かるけど、ココアも良いとは知りませんでしたわーココアは食物繊維が多く、血管を拡げて血行をよくする「テオブロミン」が含まれているため冷え性にもいいんだそうです。ただし糖分過多にならないように「オリゴ糖」などを使って甘さを調節したほうがいいとか甘酒もココアも大好物~さっそく、美味しく「お腹の健康」目指したいです(^^)/先月の読了本は7冊でした4月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2718ナイス数:286五匹の子豚 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<16年前の画家毒殺を再調査するポアロ、その真相とは?> 関係者5人それぞれに手記を書いてもらい、そこから真相を導き出していくなど、人物描写の巧みさと構成の妙がひときわ冴えわたる名作。 毎度のことながら”人の心の裏側”をあぶり出すクリスティーの手腕はさすがの一言!!読了日:04月03日 著者:アガサ・クリスティーリプレイ (新潮文庫)の感想<人生をもう一度やり直せたら、という窮極の夢を実現した男の意外な、意外な人生>タイムリープものの古典。先月読んだ中野京子さんのエッセー『絵の中のモノ語り』でオススメされていた一冊。”同日同時刻に理不尽に死亡”という不条理溢れるリフレインに翻弄される主人公の生き様と、各時代の政治や経済、風俗などディティールが細かく描写されており、エンタメ的な面白さも満載でした。いったい着地点はどこ?とハラハラしながら最後まで一気読み~💨読了日:04月06日 著者:ケン・グリムウッド徳川家康という人 (河出新書 057)の感想<信長にも秀吉にもなれなかった男のサバイバル術。「日本史上最強の凡人」は、なぜ強かったのか?> 大河ドラマ「どうする家康」の副読本(笑)として読んでみました。いつもの如く本郷先生の本は読みやすいので日本史オンチの私も最後まで楽しく読了(^^♪ 【信長や秀吉にはなれないが家康にはなれる】という結びの言葉を心強く感じる人は多いのでは? 約260年間も続いた徳川時代の礎を築いた家康にシンパシ~^^ 今後のTV大河の先行きもますます楽しみになってきました。読了日:04月08日 著者:本郷 和人満潮に乗って (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<大富豪ゴードン・クロードの財産を全て継いだ若い未亡人のロザリーン。「彼女さえいなければ」戦争が人の心を闇にしていく> クリスティー作品の醍醐味は人間描写の細やかさと人間心理を鮮やかに解き明かすところ! 今作も様々な人物造形&それぞれの心の彩を描き出す手腕はお見事! 昨年末からスタートした”クリスティー祭り”、14,5作目となりましたが、毎回手を変え品を変えの設定・構成など素晴らしい出来栄えの作品ばかり。今作は超有名なビッグタイトル作に比べ、あまり耳馴染みない作品でしたが、読み応え十分でした(*^^*)読了日:04月10日 著者:アガサ・クリスティーABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<ポアロのもとに届けられた挑戦状。その予告通りABC順におこる連続殺人事件>犯罪予告どおりのABC順の殺人事件、現場に残された鉄道案内の本、とミステリーの王道を行く今作、一つ一つの布石がパズルのように次々にピタリとハマっていく快感が素晴らし~い✨ クリスティー全盛期の代表作と言われるだけあって「円熟の技」というにふさわしい快作でした。読了日:04月14日 著者:アガサ・クリスティーカーテン(クリスティー文庫)の感想<ラストの『カーテン』だけは最後に読むこと!>という警句を目にしてたものの地域図書館の棚で見つけてしまい、ついついフラフラと手を出してしまいました。老いて病床にあるポアロの姿に衝撃を受けつつも、かつての盟友ヘイスティングズとのタッグには胸熱~♡舞台は第一話で描かれたスタイルズ荘というのもシリーズファンにとっては嬉しい設定ですが…最後の幕引きには胸詰まる思いでした😢 <全盛期に執筆され長らく封印されてきた衝撃の問題作>をどう受け止めるかは各人各様かも?読了日:04月17日 著者:アガサ・クリスティーそして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<無気味な童謡の歌詞通りに一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作! > ミステリー好きなら誰しも一度は見聞きしたことがある作品なので、だいたいわかった気になっていたんですが・・・今回、原作初読み。スピーディな話の展開や恐ろしいまでの緊迫感には心奪われ~😍 今あるミステリーの礎と言っても過言ではない不朽の名作☆ 読了日:04月25日 著者:アガサ・クリスティー読書メーターなんと7冊のうち5冊はアガサ・クリスティー読めば読むほど彼女の凄さに圧倒されてます!昨年末からコンスタントに読んで、やっと20冊近く読了したんですが、ウィキによると全作品数は「66冊の探偵小説と14冊の短編集」とか。コンプリートするには、あと何年かかるものやら~😅
2023.05.01
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↑某所の<桜まつり>4年ぶりの開催だとかで、とても賑わっておりました今日は今年1月に一人暮らしを始めた娘の部屋に、初めて遊びに行ってきました。築年数が古いマンションの一室なので大丈夫かしら?と少々心配でしたが、綺麗にリフォームされてるし日当たりもいいし間取りも使いやすそうなかなか居心地良さそうなので安心しましたランチは娘のリクエストで焼肉を~なかなか独り立ちせず30ン年間ヤキモキさせられた娘だけど、まずは一安心かな😅物騒な世の中なので防犯面だけが心配ですが、アレコレと心配しだしたらキリがないですしね。仕事&プライベート、共にマイペースで頑張ってほしいものです(*^^*)今日は3月の読書メモを3月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:3438ナイス数:355ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫)の感想<舞台は戦後ロンドン。女性コンビの謎解きと人生を切り拓こうとする勇姿を描く爽快なミステリ!>いやぁー、面白かった(≧∇≦) スパイ活動のスキルを持つアイリスと、人の内面を見抜く眼を持つグウェンの名コンビ🌟 大戦後という特殊な時代背景を上手に使った女性二人のバディもの、読後感の爽快さは圧倒的でした。今後シリーズを続けて読む楽しみができて嬉しい限り🥰 アガサ・クリスティとボンド映画のファンだという著者アリスンさんの今後に期待大です❣読了日:03月01日 著者:アリスン・モントクレアそして、すべては迷宮へ (文春文庫 な 58-9)の感想『怖い絵』や『名画の謎』シリーズ著者のエッセー集。中野さんの博識ぶりに改めて驚愕! 絵画にまつわる話はもちろんのこと、日常生活が垣間見えるエッセーや映画や本の話など読み応え十分☆ なかでも自然科学者・画家アンナ・マリア・ジビーラ・メーリアンのことは全く知らなかった(波乱万丈の人生&昆虫の変態についての革新的な偉業)だけに、深く感銘を受けました✨ 中野さんおススメのアガサ・クリスティー「葬儀を終えて」はさっそく図書館で借りて読了。飛び切りの面白さでした~ヽ(^。^)ノ読了日:03月04日 著者:中野 京子契約〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)読了日:03月06日 著者:ラーシュ・ケプレル,Lars Kepler縄文人がなかなか稲作を始めない件: 縄文人の世界観入門の感想<余裕のない現代人必見!1万3000年の「ヒマ」が生み出す縄文スピリット>なにかと不可解なことの多い縄文時代、でも「わからないからこそ自由な想像の余地がある」という著者の言葉には同感! わかりやすい文体&可愛いイラスト、漢字ルビ付きと、ここ一年読み漁った縄文関連の本の中では読みやすさはピカイチ☆ アイヌ文化や諏訪縄文との繋がりや木柱列&ストーンサークル等と新鮮な情報も満載🌟 自然と共生しながら長い間続いた縄文時代をリスペクトする著者の熱い心情が伝わってくる良書。読了日:03月10日 著者:笛木 あみ滋養ごはんの感想<今日は調子よくないなと思った日に食べたいレシピあれこれ>中医学に基づいて症状別に提案されたレシピがズラリ! 「薬膳」と構えるほど大げさではなく、冷蔵庫にある材料から手軽に作れそうなもの多くて不調時には助かりそうな一冊でした。今だと花粉症!「里芋のずんだあえ」「玉ねぎのカレー衣揚げ」「はと麦と玄米のおかゆ」「豆腐の緑茶みそ田楽」などなど今すぐ作れそうなものが多いのが嬉しい~(*^^*)薬に頼らず体質改善するには食生活の見直しが一番ですよね。図書館本ですが、中古本があれば購入したいと思ってます^^読了日:03月12日 著者:池田 陽子,検見﨑 聡美ナイルに死す〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 15)の感想<ナイル川をさかのぼる豪華客船上での殺人事件、ポアロが暴く衝撃の真相とは?>ケネス・ブラナー監督による昨年公開の映画は見逃しましたが1978年版の映画は若かりし頃(笑)に観た覚えあり。ベティ・デイヴィスやジェーン・バーキン等の往年の名俳優やオリヴィア・ハッセーやミア・ファローなど当時フレッシュだった女優も出演してゴージャスな雰囲気でしたっけ^^ 原作を読むのは今回初めて。結末は分かっているので、のんびりと異国情緒とクルージング気分を楽しめました^^読了日:03月13日 著者:アガサ・クリスティー葬儀を終えて〔新訳版〕 (クリスティー文庫)の感想ポアロ・マープルシリーズ外作品の『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』同様、某登場人物の一言が実にキャッチー☆ この一言で本の世界に即没入でした。毎度のことながら人物描写の絶妙な上手さと細かく張り巡らされた伏線の数々が圧倒的な面白さ! またまた最後まで見事に騙されて意外な犯人には唖然w(゜o゜)w ポアロの灰色の脳細胞の優秀さというよりアガサ女王の緻密な脳細胞にはひれ伏すのみ!これまで読んだアガサ本のなかではベストワンかも😉 ぜひ再読したい一冊です👑読了日:03月15日 著者:アガサ クリスティー関東・甲信越 日本の古代遺跡案内 旧石器~平安時代の歴史を紐解くの感想図書館本。80箇所の遺跡・古墳と46箇所の博物館・資料館が紹介されており、MAPや遺跡年表もついててgood~(^∇^d) ただ、どちらかというと古墳寄りで縄文遺跡が少なめなのが縄文好きとしては少々残念😅 でもAmazonで中古(三分の一価格^^)で出てたので、さっそく入手! 今後は楽しみながらジックリと読み進めるつもりです♪^^読了日:03月18日 著者:東京遺跡散策会契約〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想<漂流するクルーザーから発見された若い女の死体と、政府長官が不可解な自殺。無関係に思える2つの事件は国際規模の陰謀で結ばれていた> 疾走感あふれる筋運びで一気に読了。各シーンの映像が次々と目に浮かび、「パガニーニ契約」というネーミングも華麗で映像化すると楽しめそうな作品!とても楽しめました♪ 前作『睡眠』はラッセ・ハルストレム監督で映画化された(未鑑賞ですが💦)らしいので、こちらもぜひ映画化希望🎬 あ、『睡眠』はアマプラで鑑賞可能のようなので週末でも見てみよっと♪^^読了日:03月20日 著者:ラーシュ・ケプレル,Lars Kepler美術館のひみつ 展覧会の準備・開催から学芸員の仕事まで (楽しい調べ学習シリーズ)の感想学習シリーズのためか写真やイラスト満載で分かりやすく、大人にとっても学びの多い一冊でした。美術館運営の舞台裏や学芸員さん達の活動内容(詳細なタイムラインもあり^^)美術品の梱包や運搬に関する仕事や文化財修理技術者の作業などなど多岐にわたる内容で勉強になりました。今後の美術館鑑賞のおり、ついついバックヤードが気になってしまうかも~(o^―^o)読了日:03月22日 著者:絵の中のモノ語りの感想<名画に描かれたアイテムをもとに歴史の謎や闇、社会背景、画家たちの思惑を読み解く32のモノと物語>月刊誌『éclat』で連載されたコラムを集めた一冊。紙が上質なせいか絵画が鮮明で美しく、無駄を省いた中野さんのクールな語り口が一段と冴えわたり、とても楽しめました。一番魅力的だったのはルノワールの『猫を抱く少年』! 猫の表情の巧みさもさることながら陶器のような少年の背中がなまめかしい作品。幸福感漂う女性を描けばピカイチのルノワールの作品とは思えない「妖しげ」な匂い(笑)に驚愕~!読了日:03月25日 著者:中野 京子縄文アートを旅しよう!の感想図書館本。昨年秋、山梨県立美術館で開催された『縄文展』に行ったおり、ドキューンとハートを射抜かれた「蛇体突起付深鉢」をはじめ、山梨の逸品土器・土偶や長野のアート感溢れる出土品画像も満載。 各所蔵館担当者による解説や各施設紹介やMAPもあり中身が濃くて縄文フリークにとっては必読の書❣ ユックリ読みたいのでamazonで中古本を購入ポチしました^^読了日:03月29日 著者:読書メーター先月の読了本は12冊でした。アガサ・クリスティーの本はもちろん、美術関連本も🎯で充実!初読だったアリスン・モントクレア著の<結婚相談所シリーズ>も思いのほか面白くて楽しめましたそれと縄文関連本の『関東・甲信越 日本の古代遺跡案内』と『縄文アートを旅しよう』の2冊は中身が濃いうえ、今後の縄文巡りに役立ちそうだったのでAmazonで中古本を購入!特に『縄文アートを旅しよう!』は写真が素晴らしくて眺めているだけでワクワクますます縄文熱に拍車がかかりそうですわー関東・甲信越 日本の古代遺跡案内 旧石器~平安時代の歴史を紐解く [ 東京遺跡散策会 ]縄文アートを旅しよう! 日本遺産星降る中部高地の縄文世界 山梨県・長野県 [ 三輪嘉六 ]王女に捧ぐ身辺調査 ロンドン謎解き結婚相談所 (創元推理文庫) [ アリスン・モントクレア ]疑惑の入会者【電子書籍】[ アリスン・モントクレア ]
2023.04.02
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3月になりましたね🌸東京は昨日今日と春本番の暖かさアチコチの梅も咲きそろっているようですし、桜の開花も気になるところです。今年は平年より早めの開花予想で、東京は早ければ3月18~20日頃になるんだとか待ち遠しい~先月の読了本は11冊でした2月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3594ナイス数:301遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠 (角川文庫)の感想著者初読み。ただいま縄文土器・土偶にハマり中なので「遺跡発掘」というフレーズに惹かれて読んでみました。ラノベ系は本来、大の苦手(>_<) そのためか最初は苦戦したものの、遺跡発掘に関する詳細や考古学関連のやり取りは新鮮で楽しく読めました。このシリーズ、10冊以上あるようですが・・・他はもういいかな😅読了日:02月01日 著者:桑原 水菜縄文神社 首都圏篇の感想先月千葉の堀之内貝塚に行ったおり、公園内の小さな祠から放たれる強烈なオーラにビビり~⚡ 日頃「スピ系」とは縁遠い私ですが土地の波動みたいなものを感じました。我々の遠い遠い祖先である縄文人の祈りの場と今の神社を結びつけるという発想がとてもエキサイティングで楽しい一冊。縄文神社のロケーション環境「台地の上」「湧水がある」「水辺につき出した土地」「霊山が綺麗に見える」は全て貝塚遺跡などと同じ条件とも言えますしね。古代史好きの妄想をかき立てられて(笑)本を片手に散策したくなりました🎵読了日:02月02日 著者:武藤 郁子ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<世界征服を企む国際犯罪組織「ビッグ4」を追うポアロ>およよ!?えらく大風呂敷を広げる展開(笑)にビックリ! 話の構成も妙にツギハギ感があって安手のスパイ活劇のよう💦 ポアロ引退をほのめかすようなラストも不自然だし…と首をひねりながら読んだ巻末解説によると「これまでに書いていた短篇12編の中から使えそうな作品を再編集して本作にまとめあげたもの」なんだとか。道理で~!と納得^^ まぁ、数あるクリスティー作品のなかには、こういうのも「ご愛敬」と言えるかも?ヾ(^^;)読了日:02月04日 著者:アガサ・クリスティーゴルフ場殺人事件(クリスティー文庫)の感想<滞在中のフランスで無惨に刺殺された南米の富豪ルノー。事件発生前に彼からの手紙を受け取っていながら悲劇を防げなかったポアロはプライドをかけて真相解明に挑む>惚れっぽいヘイスティングズの暴走(笑)に少々イライラするものの、ポアロの父性愛溢れる思いやりには読んでいて心ほのぼの❤ 「知らず知らずのうちに過去と同じことをする」という犯罪心理学も興味深く、真犯人究明のポアロの手腕は鮮やかでした。ただタイトルに【ゴルフ場】と冠してるのがチョット不可解。ゴルフ場シーン、そんなにたくさんありましたっけ(?_?)読了日:02月08日 著者:アガサ・クリスティー燕は戻ってこない読了日:02月09日 著者:桐野 夏生一汁一菜 日々ごはんの感想<汁ものとおかず、たった2品で完結するシンプル献立「一汁一菜」> シンプルながら、お肉や魚&野菜のバランスが良く、味のバリエーションも豊かな献立ばかり! この一冊があれば毎日の献立作りの呪縛(笑)から逃れられるかも~♪ 特にマンネリになりがちが汁モノのヒント満載なのが嬉しいかぎり。「かみなり汁」「ツナとかぼちゃの味噌汁」などなど🤤読了日:02月11日 著者:地図でスッと頭に入る縄文時代の感想山田康弘氏監修本。山田先生の本はどれも明快な語り口✨ 地図がなくても<スッと頭に入る>ような気がします^^ 本作は地図やイラストが多用されてるので一段と読みやすし~‼ ただ、内容的には昨年読んだ『縄文人も恋をする! ?』とかぶってるような気も💦読了日:02月15日 著者:秘密機関(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<戦争の爪痕残るロンドンで探偵業を始めた幼馴染のトミーとタペンス> トミー&タペンスシリーズの第1回目。貧しくとも意気揚々のフレッシュコンビ✨ あまりにも無謀すぎる二人の冒険には思わず「あかんやろ、それは(-"-)」とダメ出し(笑)しつつも楽しく読了できました🎵読了日:02月17日 著者:アガサ・クリスティーおとなの「ひとり休日」行動計画の感想<人生100年時代、行く所もなくボーっと過ごすより、街に出て歩いてみよう> 人生後半戦のシニアに向けてのお散歩指南本。数年前から街歩きが趣味の私にとっては、ほぼ歩いたことがある所ばかりだったことと、著者の前書きが少々「上から目線」に感じて鼻についちゃったかもー😅 読了日:02月21日 著者:カベルナリア吉田アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた名作> コレが噂の!?と身構えながら読んだんですが…まんまとひっくり返りましたww いまでこそ常道の(?)叙述トリックだけど当時の読者はさぞかし度肝を抜かれたでしょうね^^ クリスティの作品はまだ10冊弱しか読んでないんですが、今のところダントツの傑作一等賞~☆読了日:02月24日 著者:アガサ クリスティーカッコーの歌 (創元推理文庫 M-ハ 27-2)の感想<「あと七日」少女の耳もとで囁く奇妙な声、恐ろしい記憶。わたしは誰?> 先月読んだ『嘘の木』の魅力の余韻がまだ残る中、図書館で借りたフランシス・ハーディング本。ミステリー色の強かった『嘘の木』に比べて今作はいかにも英国らしい正統ファンタジー✨ ページをめくるごとに次々と目の前に映像が立ち昇るほど吸引力の強い物語ワールド! 偽トリスの空白感の切なさと強靭な魂の叫びに胸熱くなりました。巻末の深緑野分さんの解説も素晴らしい~✨読了日:02月26日 著者:フランシス・ハーディング読書メーター2月も「アガサクリスティー祭り」を継続~いまのところポアロシリーズをメインに読んでますが、なかでも『アクロイド殺し』は想像以上の面白さでしたアクロイド殺し (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]アクロイド殺しアガサ・クリスティが1926年に発表した長編推理小説。クリスティ6作目の長編で、エルキュール・ポアロ・シリーズの3作目にあたる。「不朽の名作」と呼び声高い本作、あえて予備知識を仕入れずに読んだので衝撃度大でした当時アンフェア論争を呼び起こした問題作だったというのも頷けます^^「叙述トリック」の源はココにあり?と、ちょっと気になったので、トリックものの最古のものは?と調べてみるとスウェーデンの作家ドゥーセによる『スミルノ博士の日記』が最初とされているようです(『海外ミステリー事典』の叙述トリックの項より)『スミルノ博士の日記』って?(?_?)どんな内容なのか興味ありますが「第二次大戦後は日本語訳もほとんどなく、入手困難になっている」ようす。Weblio辞書サイトによると<アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』と対比される機会の多い作品であるが、客観性の点では本作の方が優れている>と書かれていました。うーん、ますます気になるわぁ~ちなみに図書館で検索しても「該当する資料はありません」でした😅残念~💦叙述トリック短編集/似鳥鶏【3000円以上送料無料】
2023.03.01
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2月スタートしましたね。2月といえばバレンタインデー🍫ということになりますが・・・私としては2月イコール確定申告シーズン。毎年のことながら、いささか心落ち着かない時期到来です例年3月の期日ギリギリ申告になりがちなんですが、今年は早め申告に挑戦してみようかと思ってます(•̀ᴗ•́)و ガンバルゾー1月の読了本は11冊でした1月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3138ナイス数:468土偶を読む図鑑の感想土偶の新説を唱えて話題沸騰の『土偶を読む』(著/竹倉史人)のビジュアル版。縄文初心者でも分かりやすいように豊富な写真&イラストが満載で楽しく読める一冊! ただ、そのぶん土偶に関する竹倉氏特有の<土偶論>が少々お手軽感ありすぎて、かえって眉唾感(?)を抱きやすいようにも感じました。丁寧な考察の積み重ねが説得力大の「土偶を読む」(晶文社)も加えて読むことをオススメ致します😉読了日:01月02日 著者:竹倉 史人スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想学生時代、友人がハマっていたポアロやミス・マープルシリーズには全く馴染めず長く敬遠していたクリスティ本。でも数年前映画『ねじれた家』を鑑賞後に原作本を読んで遅まきながら開眼😅 まずはポワロ初登場のデビュー作から!ホームズとワトソンを思わせるコンビは少々古臭さを感じるものの、毒トリックやアリバイ工作などシッカリとツボを押さえた構成と人間臭さ全開のポアロのキャラクターが楽しくてサクサクと読了しました。活字が大きめなのもシニアには嬉しいところ^^ さてお次は「ゴルフ場殺人事件」「アクロイド殺し」あたりかな?読了日:01月04日 著者:アガサ クリスティーぜんぶ 小鍋 (はらぺこスピードレシピ)の感想図書館本。1~2人暮らしの働く男女がターゲットの簡単レシピ。少ない材料で簡単にできそうなものばかり!味つけもバラエティに富んでるうえ、味変の工夫や鍋に合う小鉢レシピやシメ&デザートまで紹介されており、至れり尽くせりの一冊でした。新書サイズなので手軽に読めるのも嬉しいところ。今のところ4人家族だけど、いずれは1~2人暮らしになることは必定(笑)ですし購入を検討中~^^読了日:01月06日 著者:大庭 英子なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか? (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想断崖で転落死した男性の残した「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」この言葉だけで、つかみOK(≧∇≦) 秀逸なタイトルですねー👑 オチャメな伯爵令嬢と冴えない(笑)牧師の息子との凸凹コンビが楽しくてグイグイと読みすすみ「あー面白かった」と読了❣ 探偵は出てこないけど謎解きとロマンスの両輪がテンポ良くて極上の読後感でした。ますますクリスティ熱が上昇^^読了日:01月10日 著者:アガサ クリスティー日本の近代建築ベスト50 (新潮新書)の感想昨年5月に開催された講演会「東京・丸の内で学ぶ日本の近代建築」に参加したおり小川氏の講演をお聞きして、その柔らかな語り口に魅了されました。本書は戦後日本の優れた建築の中から小川氏の主観によって選ばれたベスト50(見学済は20)写真や竣工年設計者等はもちろんのこと、建物を巡るエピソードも豊富な良書☆ 近年、名だたる近代建築が取り壊されることも多いので、今のうちに早く見て回らねば~💨読了日:01月11日 著者:小川 格ファントム 上 亡霊の罠 (集英社文庫)の感想ジョー・ネスボ初読みの「スノーマン」がドえらく面白かったので「悪魔の星」「その雪と血を」と読み進み「ザ・バット」で挫折^^; で久々のハリー・ホーレシリーズのせいか「あれ?ハリーってこんな人だっけ?」と前半馴染めなかったものの、、麻薬組織&警察&政治など複雑に絡んだ背景がわかってくるほどに面白さが加速~💨 下巻が楽しみです!読了日:01月13日 著者:ジョー・ネスボ,戸田 裕之ひらいたトランプ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想<ブリッジに熱中している間に起こる殺人事件。居合わせた客は殺人の前科をもつ者ばかり> 容疑者はたったの4名、しかも室内での殺人というシンプルな設定ですが、容疑者の心理を手繰っていくポアロの真相究明の技は緻密で説得力大! クリスティの人間観察の鋭さ&人物描写が冴えわたり、とても楽しめました。ブリッジのルールを知っていれば、もっと楽しめたのかも?^^読了日:01月19日 著者:アガサ クリスティーくろがね天狗の感想アプリ青空朗読にて。夜な夜な出没する辻斬りに恐怖する江戸市中・・・普通の岡っ引き捕物話かと思いきや、突然現れる黒装束の殺人鬼「くろがね天狗」にびっくり!さすが日本SFの始祖の一人と呼ばれる海野十三の作品。朗読30分ほどの短篇ですが、不思議な持ち味に幻惑されました^^読了日:01月22日 著者:海野十三小さき者へ・生れ出づる悩み (新潮文庫)の感想アプリ青空朗読にて。「小さき者へ」のみ。幼くして母を失った3人の子供達に語りかける言葉は決して前向きな励ましではなく、生きることの矛盾や寂しさを言い含めるような言葉が並び、正直とても戸惑いました。「前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ」と父性愛あふれる力強い言葉で締めくくってるのが救い。ただ、後に人妻と不倫の末3人の子ども達を残して心中してしまったという経歴を知ると複雑な思いに~💦世界は矛盾に満ちている?😅読了日:01月24日 著者:有島 武郎ファントム 下 亡霊の罠 (集英社文庫)の感想え!?どんだけ不死身なんですか💦 ズタボロになりながらも真相究明のため満身創痍でひた走る元刑事ハリー。あまりに痛々しくて読むのが辛かったぁー(涙)おまけに最後の最後にこの結末…むー(-"-) でもガリガリの男気溢れるハードボイルドを堪能できて楽しめました^^読了日:01月25日 著者:ジョー・ネスボ,戸田 裕之嘘の木 (創元推理文庫 Mハ 27-1)の感想早くも2023年読了本のベストかも?というくらいモッテかれました💕 児童文学?いやいやとんでもない! 嘘を養分に育つ「嘘の木」という設定こそファンタジーではあるものの、緻密に積み上げた構成や人物描写の容赦なさ(笑)が素晴らしく、前期高齢者の私も心踊る思いで楽しめました^^ ヴィクトリア朝時代の男性社会の檻から抜け出そうとする少女(14歳)の健気さと、ジェンダー枠を利用して生き延びようとする母との葛藤が強く胸に迫る良作。他作もさっそく図書館予約~🎵読了日:01月28日 著者:フランシス・ハーディング読書メーター昨年からスタートしたアガサ・クリスティー祭り(笑)着々と読み進めています若い頃は、クリスティ―作品って古臭く感じて敬遠していたけど、今改めて読んでみると活き活きとした人物描写や過不足ないストーリー展開、人が殺されても陰惨さを感じない、などなど安心して読めるのが嬉しいところ古き良き時代の上品さが漂っていてることも大きな魅力✨1920年のデビューから85歳で亡くなるまで長編小説66作、中短編を156作、その他戯曲などもいれると膨大な量のクリスティー作品。全作品を読破するのは大変そうなので、せめてポアロ、マープルシリーズなど主だった作品だけでもコンプしたいと目論んでいますただいま、図書館から貸し出し中の本は3冊ゴルフ場殺人事件 (ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 2(ポアロ)) [ アガサ・クリスティ ] ビッグ4(フォー) (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]秘密機関 (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]ポアロシリーズ中、傑作の誉れ高い「アクロイド殺し」も近々、手元に届く予定です。楽しみ~アクロイド殺し (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]
2023.02.01
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昨年12月の読了本は11冊でした。近年、読書量がめっきり減ってきたのは致し方ないとはいえ、読後のメモが億劫になってきたのが困りモノ💦でも先日読んだ和田秀樹氏の『70代は老化の分かれ道』によると「前頭葉の老化を防ぐにはアウトプットが重要」とか。本を読んでインプットするより、会話などでアウトプットするほうが前頭葉が活性化され老化防止になるんですってブログやsnsでの発信も活性化には有効なんだそうです。面倒くさいとぼやいてないで、もうひと頑張りしなっくっちゃです^^12月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:2737ナイス数:196縄文人も恋をする! ?の感想9月に読んだ山田氏著の『縄文時代の歴史 』と内容的にはカブってるものの、質疑応答形式なため、より簡潔に明快に縄文時代の様々な様相が理解しやすかったように思います。「縄文文化」と一括りにできないほど各地の地域差があったということを改めて再認識! 帰属する集団コミュニティ維持のため「自由恋愛はご法度だった」? 縄文時代には「ロミオとジュリエット」みたいなカップルは無理だったのかも💦読了日:12月02日 著者:山田 康弘太陽の黄金(きん)の林檎〔新装版〕 (ハヤカワ文庫SF)の感想学生時代に読んだ懐かしいレイ・ブラッドベリ! 幻想と詩情あふれる短篇集に胸ときめかせたものですが、だんだんと飽きてきて、途中からはフレドリック・ブラウンの短編集に鞍替えしたような気がします^^ でも「霧笛」や「サウンド・オブ・サンダー」は今読んでも胸に響く傑作✨読了日:12月05日 著者:レイ ブラッドベリ夜のエレベーター (海外文庫)の感想「戦後フランス・ミステリー界最高の人気作家」と称されるフレデリック・ダールの名品。いかにもフランスの香り漂うエスプリに溢れたサスペンス。正味200pほどの小品だし登場人物も少なくてスラスラと読了。パリ郊外の鉄格子嵌ったエレベーターのある住居兼工場を舞台に繰り広げられる甘美な男と女の駆け引きとトリック!映像が目に浮かび、本を閉じたあとの余韻が美し~い✨ 1963年製作の映画もあるようなので検索してみると、出てくるのは「死刑台のエレベーター」ばかりでした🤣 残念!読了日:12月08日 著者:フレデリック・ダール2品献立でかんたん和食 ひとり分から作れる!の感想図書館本。昨今の料理サイトでは「ガッツリ」や「ご飯が進む」等の食欲旺盛なかた向けレシピが花盛り。でもシルバー世代の我が家では、その手のものは胃もたれ必至(笑) その点コチラに掲載のレシピはシンプル&さっぱり系のモノが多くて調理のモチベーションがアップ~⤴ こういう何気ない気楽な献立はホッと一息つけて嬉しいかぎりです♡「2品献立」「材料は一人分」なので料理初心者さんや一人暮らしの人にもピッタリかも。返却期限が迫ってるので購入を検討中です^^読了日:12月11日 著者:吉田 愛M・R・ジェイムズ怪談全集2の感想いかにも古典的で古色蒼然とした文体。そのため、いささかまどろっしく感じるものの、暗闇に潜む<あやかし>の気配が忍び寄る雰囲気がジワジワと滲み出ており、読後思わずゾワゾワとする21篇。ロンドンの古本市で競り落とした日記に添付されていた一枚の布地を巡る「ポインター氏の日記帳」や人形劇の悪夢「失踪奇譚」は特に印象的で、後々まで心の片隅に巣くってしまいそう😅読了日:12月15日 著者:M・R・ジェイムズプリンタニア・ニッポン(3)読了日:12月16日 著者:迷子土偶界へようこそ――縄文の美の宇宙の感想譽田女史の本、5冊目。いつものごとく縄文愛に満ち溢れ、文句なしの面白さでした。これまで実際に眼にしたことのある土偶も、角度を変えると「おー!?」と新しい発見ばかり。特に頭上や足先から撮った画像には大感激!最終ページの「命の恩人」と名付けられた観音寺本馬遺跡の土偶は、先月橿原考古学研究所博物館に行ったおり他館へ<出張中>でお目にかかれなかったのが返す返すも残念😢 土偶好きにとってはバイブル的な一冊。何度も読み返したくなります^^読了日:12月17日 著者:譽田 亜紀子邪馬台国は別府温泉だった!: 火山灰に封印された卑弥呼の王宮 (小学館新書)の感想弟のおススメ本。別府出身者にとって素通りできない魅惑の一冊^^ 「魏志倭人伝」をもとに「距離」と「方角」を重視して導き出した邪馬台国=別府温泉説・・<とんでも本>?と最初は疑心暗鬼(笑)で読み進めたものの、懐かしい故郷の地名が続々と連なってるので思わず興奮ww ことの真偽はともかく心踊る一冊でした。古代史って最先端の知見をもってしても解明できない謎だらけ。そこがたまらない魅力かも^^読了日:12月20日 著者:酒井 正士土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎の感想以前読みかけて図書館返却のため途中で諦めた本。再予約で、やっと手元に到着^^ 一読のおりは抵抗を感じた「土偶は食用植物と貝類をかたどっている」論、読み進むと論理的な語り口で説得力大!! 専門家の先生方は「学術的にナンセンス」というご意見のようですが、素人から見ると意欲的かつ文章力&表現力豊かな内容で「目からウロコ」的な楽しさを堪能させていただきました。斬新で自由な発想で今後も研究を推し進めること期待しています。読了日:12月25日 著者:竹倉 史人旧皇族の宗家・伏見宮家に生まれて-伏見博明オーラル・ヒストリー (単行本)の感想以前読んだ『女官 明治宮中出仕の記」山川三千子著、同様に皇室への好奇心を満たしてくれる一冊でした^^ 『女官』は明治天皇時代の話だったので、いささかピンとこない部分も多々あり。今作は昭和天皇以降、戦前の皇族の方々の生活や戦中の皇太子(現上皇)との日光疎開、戦後の皇籍離脱&石油会社の営業などなど波乱万丈の積み重ねをユーモア溢れる温かなお人柄が印象的でした。「一般の人が皇室に入ると大変だと思う」という言葉が重し!読了日:12月29日 著者:伏見 博明70歳が老化の分かれ道 (詩想社新書)の感想2022年上半期、新書ノンフィクションベストセラー第1位! 昨年古希になり、残り時間が気になる今日この頃。数年前から「意欲の低下」が悩みのタネ💦 近藤先生推奨の*肉を食べる*働き続ける*陽の光を浴びる*変化のある暮らし*アウトプットが重要*人付き合いを見なおす等々は、すべて実践中ですが、果たして効果が上がってるのか否かは不明。 まぁ、先の事は考えても仕方ないので、今を楽しく~🎵ですよね近藤先生^^読了日:12月30日 著者:和田 秀樹読書メーター2022年度に読んだ本は144冊でした。月平均10冊くらい?読むそばからドンドン忘れていってしまうけど、読みたい本はまだまだた~くさん今年も図書館通いに励みむ所存です😤80歳の壁 (幻冬舎新書) [ 和田秀樹 ]きくきくドリル STEP1 脳力がグングン伸びる! [ 和田 秀樹 ]人は「感情」から老化する 前頭葉の若さを保つ習慣術 (祥伝社新書) [ 和田秀樹(心理・教育評論家) ]
2023.01.02
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ついに今日から12月ですね!2022年も残り30日。きっと瞬く間に過ぎちゃうんだろうな~😅今年のビッグイベントだった同窓会旅行も無事終わって、残るイベント(笑)は大掃除&クリスマス&夫の誕生日、そして暮れのおせち料理作りのみ!もうひと頑張りしなくちゃー(•̀ᴗ•́)و 旅行から戻るとビワの花やツワブキの花が開花してました。ゴールデンボーダーも開花して菊は満開に~✨ 11月は暖かい日が多かったせいか、庭はまだまだ秋モードでも、そろそろ冬に向けてブルーベリーも剪定しなくちゃです旅行日記はいったん休憩して、今日は読書メモを11月の読了本は9冊でした。11月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:1943ナイス数:256あみねこのいる生活の感想一時期、一世を風靡した(?)編みぐるみの「あみねこ」❣ 当時はさほど関心持てなかったのに、最近某サイトでチラ見して、そのマッタリとした表情に魅せられ~😍 いまさらだけどトライしてみたくなりました。が、家には毛糸の在庫はナッシング(涙) まずは材料調達からのスタート…着手は来年からかな?😅 本書は手作りガイド本というより、あみねこ達のコマ漫画(?)が可愛い絵本風の構成。癒されるぅ~💕読了日:11月02日 著者:ねこやま中央線をゆく、大人の町歩き: 鉄道、地形、歴史、食 (河出文庫)の感想『シブいビル』を読んで以来、著者である鈴木伸子さんの本を追ってます^^ 本著は元「東京人」編集を勤めた鈴木さんらしい広範な知識(歴史・建築・鉄道・地形・食)が網羅された中央線沿線町歩きの楽しい一冊。 近年、中央線沿線の古書店巡りをしてるので今後の街さんぽに役立ちそう🎵^^読了日:11月05日 著者:鈴木 伸子となりの脳世界 (朝日文庫)の感想『きれいなシワの作り方』に引き続き村田さんエッセー2冊め。『きれいなシワ』では案外と「わかるわかる」と同感できるところが多めでしたがコチラは『コンビニ人間』のイメージとダブルような話が多めかも? 村田さんの不思議な世界観、存分に堪能できました😁読了日:11月06日 著者:村田 沙耶香顔の考古学: 異形の精神史 (514) (歴史文化ライブラリー)の感想<土偶・仮面・埴輪・土器などの造形品や抜歯・イレズミの顔面加工などを考古学的研究手法で分析> 中国から伝わった「追儺」と呼ばれる鬼払いの儀式の際に鬼を追い払う役目であった「方相氏」が、次第に鬼として追われるようになったというくだりがとても興味深かったです。ただ古代の顔を通して古代人の精神世界を探るような内容かと期待していたため、少々はぐらかされたような気持ちになりました😅 土偶や土器把手の顔によくある「つり目」「丸く開いた口」は《出産時の表情》という説も初耳~💦読了日:11月10日 著者:設楽 博己100歳まで元氣でいるための 寝たままできる骨ストレッチの感想<「寝たままでもできる」簡単なメソッド>という帯に惹かれて図書館で借りてみました。これまでやったことのある体操とは趣があまりにも違うため、動作がいまひとつピンとこず(>_<) 印を結ぶ指だけはシッカリと会得(笑)したものの返却期限になったため返却。ただし夫は相性が良かったようで,ストレッチし始めて体調がいいんだとか。再度借りて私も再トライしてみなくては~^^読了日:11月16日 著者:松村 卓縄文聖地巡礼の感想<人類学者の中沢新一氏と坂本龍一氏が縄文の精神の源泉に触れるために聖地を巡る> 10年以上前の本ですが、世界情勢はますます閉塞感に満ちて「ドン詰まり」状況では? グローバリズムや資本主義の意味を考察しながらの二人の旅はスピチュアルな趣き。なかなかに難解で咀嚼できない内容だったものの刺激に満ちて楽しい読書タイムでした。読了日:11月18日 著者:坂本 龍一,中沢 新一迷 まよう (実業之日本社文庫)の感想アミの会(仮)…思わず新興宗教?(失礼m(__)m)と少々いぶかしく思ってしまいましたが「実力派女性作家集団」の名称とか。実力派と謳うだけあって読み応えのあるアンソロジーでした☆ 近藤史恵「未事故物件」乙一「沈みかけの船より、愛をこめて」柴田よしき「迷蝶」大沢在昌「覆面作家」はさすが安定の面白さ!「置き去り」の松村比呂美さんは初読みの作家さんでしたが不思議な持ち味。アンソロは新しい作家さんとの出会いがあるのが楽しいですね。読了日:11月20日 著者:アミの会(仮),大沢 在昌,乙一,近藤 史恵,篠田 真由美,柴田 よしき,新津 きよみ,福田 和代,松村 比呂美はじめての考古学 (ちくまプリマー新書)の感想素晴らしい!の一言✨ これまで読んだ考古関連の本では、ともすれば私見のゴリ押し的なものも見受けられましたが、本書は理論整然・緻密に積み上げた最新知見満載で旧石器時代から国家形成までが丁寧に概説されてます。大学の「日本考古学概説」の教材がもとになっているためか、語り掛けてくるような文章が実にわかりやすくて楽しく読了できました。認知考古学、比較考古学、ジェンダー考古学など耳新しくて新鮮、かつ今後の研究の広がりにトキメキました^^ 考古学入門の書として繰り返し読みたい本です。読了日:11月25日 著者:松木 武彦大東京 のらりくらりバス遊覧の感想念願の”シルバーパス”をついに取得! これで都内のバス&都営地下鉄、乗り放題~🎵と喜び勇んで(笑)、さっそく図書館で借りてきたバス旅本! 町歩き本の名手・泉麻人さんによるバス旅エッセー。気になるスポットをGoogleマップに印を付けつつ楽しく読了。が、いささか地味めな路線ばかりなため「絶対に行きたい」と思えるところは少なめだったかも~💦 なかむらるみさんのイラストは味わい深し✨読了日:11月26日 著者:泉麻人読書メーター最近、ますます縄文関連本が増えてきました^^色々と読み進んでいるうちに、興味がドンドンと膨らみ~なにかとキナ臭い世界情勢や閉塞感溢れる現代社会にとって「未来の生き方」のヒントになってくれそうな気がするんですよね、縄文時代ってはじめての考古学 (ちくまプリマー新書 389) [ 松木 武彦 ]顔の考古学(514) 異形の精神史 (歴史文化ライブラリー) [ 設楽 博己 ]【中古】 縄文聖地巡礼
2022.12.01
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昨日、歯医者に行って、先日の抜歯あとをチェックしていただきました。抜歯した跡は順調に快復しているんだそうです。ふー、一安心抜歯以来、抜いたほうで噛むのはビクビクものだったんですよ💦先生いわく、「片方だけで噛んでると歯&顎のバランスが崩れてしまうので、今後は出来るだけ積極的に両方で噛んだほうがいい」とのことでした。「歯の噛み合わせのためには入れ歯&インプラントを入れたほうがいいかも」という話も出たんですが・・・・ん? あれれ抜歯前は「部分入れ歯やインプラントを入れても合わないことが多いから、このままでいい」みたいなお話だったのに。。。。(?_?)ま、確かに本来あるべき歯がないと噛み合わせが少しずつ狂ってしまうかも?歯の咬合がアンバランスになると、顎関節に異常な負担がかかる場合があり、顎関節周囲の痛みや口が開きにくくなるなどの顎関節症状を発症するおそれもあるんだとか。うーん、それは困るー(-"-)でも、またもや長く通院することになるのは憂鬱💦で、とりあえず、もう少し様子を見てみようということになりました(笑)次の診察は2月。それまでジックリと考えてみたいと思ってます。10月の読了本は7冊でした。10月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2047ナイス数:302死者の雨 上 (ハーパーBOOKS)の感想エピソード盛り盛りだったデビュー作から一転、少々展開の緩さを感じました。今後殺人鬼ハルトマンと、どう繋がっていくのかという興味に引きずられてページを繰るものの、吸引力はやや薄めかも。濡れ場(死語?)シーンはもっとちょっと少なめでもよろしいのでは?とボヤきながも下巻へ~💨読了日:10月03日 著者:ベルナール ミニエきれいなシワの作り方 淑女の思春期病 (文春文庫)の感想村田さんの作品は「コンビニ人間」「地球星人」「世界消滅」の3作しか読んでないんですが、そのどれもが意表をつかれる内容で度肝を抜かれました^^ てっきり村田さん自身も風変りなのかと思いきや…アラサー女子あるある!の赤裸々エッセイで、とても面白かったぁ~❣ 作家さんのエッセイって作品のイメージと違ったりするとショック大なので、あまり手を出さない分野なんですが今作は大当たり🎯 文壇デビューから15年間のエッセイを集めた『となりの脳世界』もぜひ読んでみなくちゃ♬読了日:10月09日 著者:村田 沙耶香赤い魚の夫婦の感想先月のFM東京ラジオ「パナソニックメロディアスライブラリー」に取り上げられていた作家グアダルーペ・ネッテルの短編集。小川洋子さんの解説に興味を引き立てられ図書館にて貸し出し。スペイン語圏・1973年生まれの作者さんとの共通点は皆無なはずなのに、どの作品を読んでも共感の嵐~🌀 ふと感じる危うさと心の襞に染み入るようなユーモアには心癒されました。来月末に発刊予定の『花びらとその他の不穏な物語(仮)』も楽しみです(ゴキの話はインパクト大でしたが💦)読了日:10月11日 著者:グアダルーペ・ネッテル死者の雨 下 (ハーパーBOOKS)の感想上巻ではボヤいちゃいましたが読み終えてしまえば満足感大! 上巻の布石が回収されていくのが心地よし。あ、そっか~💡と納得のカラクリにはスッキリ~&切なさも。でハルトマンは次回も? ひっぱりますね~^^読了日:10月14日 著者:ベルナール ミニエ展覧会の「怖い絵」 (角川文庫)の感想上野で開催「怖い絵展」は2017年秋。大行列の末に入場した会場はあまりにも狭い&混んでて困惑したことをよく覚えてますが、肝心の絵画のほうは「レディ・ジェーン・グレイの処刑」の美しさとフューズリ作「夢魔」、ホガース作「ジン横丁」くらいしか思い出せず😅 知識&教養あふれる中野さんの解説書はいつもながら楽しくて読み応えあり! 「怖い絵展」第二弾開催を熱望します。読了日:10月20日 著者:中野 京子縄文文化が日本人の未来を拓くの感想前々から疑問に感じていた実用性皆無の派手な突起や文様のついた縄文土器。「あれは飾りではない、物語を表現している」との小林氏の説には目からウロコでした。地球規模のドン詰まり感がひしひしと感じられる昨今の世界情勢の中<1万年以上にわたり自然と共存共生した縄文時代は日本文化の原点><自然すべてを大切にする気持ち、物より心を重視する気持ち>など日本人のDNAに染み込んでいる自然との共生に立ち帰る時なのでは?の思いが募る一冊でした。ただ小林氏の個人的な思い込みを強く感じる部分が多々見受けられたのは残念😅読了日:10月22日 著者:小林達雄居心地の悪い部屋 (河出文庫 キ 4-1)の感想岸本佐知子氏が精選した「二度と元の世界には帰れないような気がする」短篇集。よくぞ集めたものですね‼と感心するほど不穏な空気漂う短編ばかりで、ザワザワと胸騒ぐひとときをタップリと堪能! この手の「置いてけぼり」を食らう系(笑)の短篇は大好物なので全編楽しめました。巻頭のブライアン・エヴンソン「ヘベはジャリを殺す」A・カヴァン「あざ」ルイス・ロビンソン「潜水夫」が特に秀逸✨ 読了日:10月28日 著者:ブライアン・エヴンソン,アンナ・カヴァン読書メーターダントツで一等賞というインパクトある本はなかったものの、7冊とも読み応えあって「読書の秋」に相応しい作品ばかりでした一つ選ぶとすれば、グアダルーペ・ネッテル の『赤い魚の夫婦』内容初めての子の出産を迎えるパリの夫婦と真っ赤な観賞魚ベタ、メキシコシティの閑静な住宅街の伯母の家に預けられた少年とゴキブリ、飼っている牝猫と時を同じくして妊娠する女子学生、不倫関係に陥った二人のバイオリニストと菌類、パリ在住の中国生まれの劇作家と蛇…。メキシコシティ、パリ、コペンハーゲンを舞台に、夫婦、親になること、社会格差、妊娠、浮気などをめぐる登場人物たちの微細な心の揺れや、理性や意識の鎧の下にある密やかな部分を、人間と共にいる生き物を介してあぶりだす新感覚の五つの短編小説集。グアダルーペ・ネッテル1973年メキシコシティ生まれの現代メキシコを代表する女性作家。2013年に『赤い魚の夫婦』でリベラ・デル・ドゥエロ国際短編小説賞を、2014年に小説『冬のあとで』でエラルデ小説賞を受賞。赤い魚の夫婦 [ グアダルーペ・ネッテル ]以前FM東京ラジオ「パナソニックメロディアスライブラリー」で取り上げられていた作品です。小川洋子さんの朗読で聴いたこの作品(朗読は一部分だけ)、どの作品も女性が主人公、なおかつ金魚、猫、ゴキブリ、蛇、菌(!)などと、生き物が重要な役割を果たすお話ばかり。女性特有の繊細な心の動きのさりげない描写が秀逸で、物語の中にすんなりと入っていけるのは訳者の力量の大きさも関係してるような気がします訳者の宇野和美さんは1960年生まれ。東京外国語大学スペイン語学科卒。長くスペイン系絵本、児童書の翻訳を手掛けておられ、今年『赤い魚の夫婦』で日本翻訳大賞を受賞されています。絵本のほうも読んでみたくなりました山の上に貝がらがあるのはなぜ? はじめての地質学/アレックス・ノゲス/ミレン・アシアイン=ロラ/宇野和美【1000円以上送料無料】火をぬすんだウサギ アルゼンチンウィチーのおはなし/宇野和美/パブロ・ピシック/子供/絵本【3000円以上送料無料】【新品】【本】はしれ!カボチャ ポルトガルのむかしばなし エバ・メフト/文 アンドレ・レトリア/絵 宇野和美/訳
2022.11.02
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あれよあれよという間に、もう10月今年も、あと3か月を残すのみですね。早ぃ~(>_<)年を経るごとに月日の経つのを早く感じますわー先日、実家の母(もうすぐ90歳、入院中)との電話で愚痴ると「まだまだ! 年取ると、もーっと早く感じるようになるよ!」とのことでしたそういえば母も以前はよく「毎日忙しくて時間がたりない」と愚痴ってましたっけ。そのたびに「なにも制約のない生活だから焦ることもないはずなのに(?_?)」と不思議に思ってたんですが・・・・高齢者って、体力の衰えにつれて日常の家事にも時間がかかるようになり、「同じような生活してるのに時間が足りない」という事態になる、ということを身に染みてわかるようになりました。私も以前は手早くチャッチャとこなしてた炊事が、昔に比べると倍くらい時間かかるようになりましたしね~と嘆いても、時の流れはとどめられず!幸い(?)気持ちだけは昔のまま好奇心旺盛なので「今が一番若い時」を合言葉(笑)に頑張らねばです୧(๑›◡‹ ๑)୨9月の読了本は11冊でした。9月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:2591ナイス数:276新版・土偶手帖 おもしろ土偶と縄文世界遺産の感想<見た目におもしろい50体の土偶を厳選、楽しいニックネームとともに紹介>図書館本。 譽田さんの本にハズシなし!今作も譽田氏の土偶愛が満ち溢れ、読んでるだけでワクワク感を共有できました💕 巻末の「北海道・北東北の縄文遺産群」や各地域の展示・所蔵施設情報などの最新(2021年発行)データーも嬉しいところ。縄文旅(笑)プランニングのガイドとしても役立ちそうですし、手の平サイズなので携帯に便利だし…手元に置きたいので購入決定です😉読了日:09月29日 著者:譽田 亜紀子縄文時代の歴史 (講談社現代新書)の感想近年の発掘調査や科学的な分析技術によって明らかにされた最新の縄文時代像が分かる本。これまで私が読んできたエンタメ系(笑)の土器・土偶本とは一線を画するアカデミックな内容でした。思わず大学時代の講義室を懐かしく思い出したほど😅 「縄文時代」と一括りに捉えるには地域差や時期差があり<画一的な生活&文化が長期間続いたわけではない>ということが深く理解でき勉強になりました。「縄文時代はヘルシーでミニマル、サステナブル」云々と持ち上げられる昨今の風潮に、ピリリと釘を刺すような冷静な論調が、とても印象的。読了日:09月26日 著者:山田 康弘〈あの絵〉のまえでの感想<日常の中の小さな幸せに寄り添う珠玉の6篇> 読みやすくて読後感の良さでは「間違いなし」の原田さん! ひろしま美術館のゴッホ、大原美術館のピカソなど6館6枚の絵と出会う短編集。日々些末なことで悩みがちな日常の中に、温かな希望の灯をそっと差し出されたかのようなで、温かな気持ちを分けてもらえました。原田さん、ありがとう💕 東京都内や近辺の美術館には足しげく通うものの地方の美術館を訪れることはなかなか難しく、行ったことがあるのは大原美術館のみ。各地の美術館を巡る旅をしてみたいな~♪読了日:09月26日 著者:原田 マハ縄文時代の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書)の感想山梨県立美術館で開催中の『縄文展』へ行く電車の中で読了。とても読みやすくて楽しめました。<はじめに>で述べているように「やわらかすぎず、かたすぎず」の程よい塩梅! 学術的になりすぎず、それでいて最新の知見も盛りだくさんなのがgood。科学的な分析は進めども縄文人の精神世界は謎のままですが、分からない世界だからこそ魅力的~(^_-) 最終ページの「川端康成は土偶マニアでハート形土偶を蒐集していた」に一番ビックリしたかも^^ 読了日:09月22日 著者:いま蘇る縄文 (DIA Collection)の感想縄文繋がりのsnsフォロワーさんおススメの一冊☆ 「楽しい縄文」をテーマに制作されているので小難しい学術的な話は一切なくてワクワクしながら読み進めました。写真や図版が大きめだから見ているだけでテンションアップ! 2018年の縄文展のおりに発刊されたようですが、知識も新しめで頭に入りやすい記述でした。これまで読んだ「縄文本」の中で一番好きかも~💕 見て読んで楽しめる良書👑 山梨県立美術館で開催中の『縄文展』の予習として<縄文王国山梨を巡る>の記事がとても役立ちました^^ 巻末の博物館リストも嬉しい💛読了日:09月21日 著者:氷結 下 (ハーパーBOOKS)の感想一気呵成に読み進めた上巻に引き続きコチラも一気読み。いささかエピソードを盛り込みすぎ感があったものの、ストーリー展開の巧みさが秀逸で楽しめました。が、読み終わってみると、レクター博士もどきの人物を絡める必要があったのかしら?と少々疑問も。でもこれって明らかに次作以降への布石かも? はい、既に次作「死者の雨 上」に取り掛かってま~す^^ 読了日:09月18日 著者:ベルナール・ミニエ「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばしの感想話題の「1分ねじれ筋のばし」。本屋の店頭では平積みだし図書館では100人近いお待ち状態! 地域図書館で借りられてラッキーでした。筋肉とミトコンドリアの関連性がイマヒトツ分かりかねますが、体操そのものはシンプルで続けやすそうなものばかり。ストレッチや筋トレって、ひとつ間違えば、かえって身体を傷める原因になりそうだけど、コレは大丈夫そうな予感。今通ってるヨガストレッチ教室と似通った動きが多いので続けてみるつもりです。(特に痩せたいわけじゃないですが😅)読了日:09月15日 著者:今村匡子すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえるの感想誰もが通る老いの道、ジタバタせずに穏やかに過ごしたいとは思うものの、初めての体験(笑)なので先人の知恵がありがたし☆彡 とても参考になりました。<老いの特性><老化早見表>など、既に思い当たることが多くてドキリ💦 いささか「上から目線」を感じて興ざめな部分もありましたが「延命措置,終末医療」については同感同感!「尊厳死協会」について、もっと調べてみなくちゃ。読了日:09月11日 著者:池内 紀氷結 上 (ハーパーBOOKS)の感想<首なし死体に端を発する猟奇連続殺人―雪深いピレネー山麓の町に封印された忌まわしい秘密とは!?> フレンチミステリーって少々モッタリ感が強いように感じてたけど、今作はキャラ立ちした登場人物達&派手な展開で一気読み! レクター博士もどきまで登場して期待大~♡ヾ(^^;) ここ数年いささかウエットな北欧ミステリーにハマってたせいか、ドライ&クールな話運びが新鮮に感じました。久々に「大当たり」の予感を抱きながら下巻へ~💨読了日:09月07日 著者:ベルナール ミニエTOKYO建築50の謎 (中公新書ラクレ)の感想再読。以前読んだのは2013年。その頃は建築巡りの初期で興味の対象は明治・大正頃の近代建築に偏ってたせいか、流し読みで終わったような気がします💦 その後約10年の間に都内の近代建築はほぼ見尽くし、最近は昭和以降の建築物に興味大! 改めて本書を読みなおし、ここ10年間の東京建築の変遷をヒシヒシと感じました。鈴木さんの危惧どおり解体されてしまったビルもあるものの、東京駅舎のように見事に復元された建物も! 短い章仕立てなので読みやすく、建築を巡る雑学が山盛り&小型軽量の本作、建築散歩のお供にも最適です♬ 読了日:09月03日 著者:鈴木 伸子ダンジョン飯 12巻 (ハルタコミックス)読了日:09月01日 著者:九井 諒子読書メーター先月末の山梨県立美術館『縄文展』の予習&復習のため、縄文関連本が多めこれまでは「やわらかめ」(笑)の土偶や土器の本しか読んでなかったんですが、今後は少々「かため」の本も手に取ってみようかと思ってます。とはいえ、基本は「土器・土偶は楽し~」ですけど😉【新品】縄文時代の歴史 山田康弘/著知られざる縄文ライフ え?貝塚ってゴミ捨て場じゃなかったんですか!? 土偶だけじゃない!/譽田亜紀子/武藤康弘/スソアキコ【1000円以上送料無料】【中古】 土偶のリアル 発見・発掘から蒐集、国宝誕生まで / 譽田亜紀子, 武藤康弘, スソアキコ / 山川出版社 [単行本]【宅配便出荷】老人と子供の考古学 (歴史文化ライブラリー) [ 山田康弘 ]【中古】 縄文人がぼくの家にやってきたら!? / 山田 康弘 / 実業之日本社 [単行本(ソフトカバー)]【宅配便出荷】[書籍のメール便同梱は2冊まで]/つくられた縄文時代 日本文化の原像を探る[本/雑誌] (新潮選書) / 山田康弘/著縄文文化と学際研究のいま[本/雑誌] (季刊考古学・別冊) / 坂詰秀一/著 阿部芳郎/著 山田康弘/著 米田穣/著 佐々木由香/著
2022.10.02
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今日から9月ですね。二十四節気でいうと8月23日~9月7日頃は「処暑」七十二候ですと8月28日~9月2日は「天地始粛」<てんちはじめてさむし>だとか。今朝の我が地域は朝の通学通勤時に雷と激しい雨が降り、雨が上がったとたんにムシムシと暑い一日となりました。なかなか暦通りにはいきませんね~😅今日は体操教室に行ってきました。8月は会場となるアリーナが夏休みイベントで使われることが多かったせいで、教室はほぼ一か月ぶり!「ヨガストレッチ」でまんべんなく身体を動かしたせいか、体操終了時には血流スッキリで身体が軽くなったような気がします。今月は珍しく月4回実施されるらしいので、頑張って4回コンプしなくちゃ~(•̀ᴗ•́)و 8月の読了本は14冊でした。先月下旬から暑さのせいか、ちょっとスランプ気味で読後のコメントは省略です💦スラスラ書けることもあるんですが、最近はいつも言葉が出てこなくて~読みたい本はどっさり溜まってるので、とりあえずインプットを優先してアウトプットは、しばらく先延ばしで~m(__)m8月の読書メーター読んだ本の数:14読んだページ数:4454ナイス数:347私の漱石――『漱石全集』月報精選の感想<平成版『漱石全集』の月報から司馬遼太郎、津島佑子、古井由吉、川上弘美ら48人の文章を精選。七つのテーマで漱石の多彩な魅力に迫る> 村田喜代子さんの文を読みたくて図書館より貸出。他の作家さんのはチョロチョロとつまみ読み^^ 出久根達郎氏の「漱石の若い読者たち」が一番印象的でした✨読了日:08月01日 著者:黄金風景 (シリーズ日本語の醍醐味)の感想青空朗読にて。<裕福な家のお坊ちゃまだった頃、女中のお慶をいじめていた私は今では貧乏作家。ある日、戸籍調べに来た巡査が、なんとそのお慶と所帯を持ってるとか>前半はプライドの高さゆえの自虐が満載ながら、お慶家族の幸せオーラに満ちた仲睦まじさを目の当たりにして「負けた、負けた」を連発しながらも「かれらの勝利は、また私のあすの出発にも、光を与える」と、なんとも爽やかな着地点! 若い頃、太宰は苦手で全く受けつけなかったものですが…シロ太宰は魅力的~✨読了日:08月03日 著者:太宰 治鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐読了日:08月04日 著者:上橋 菜穂子シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイドの感想図書館本。これまで明治~昭和初期の近代建築巡りをしてきたものの、高度成長期時代のビルには目を向けることなかったので、ページを繰るたびに「おーw(゜o゜)w」と驚愕!さっそくニュー新橋ビルや丸の内の新東京ビルなど、本書を携えて建築散歩してきました。個性的な外観や豪華なタイル・ゴージャスな照明、贅沢な石材などなど実に魅力的なビルばかり✨ 要所を押さえた写真と興味深いエピソードも満載な超良書です。amazonで購入決定~^^ 建て替え間近なビルも多いので見学、急がなくちゃ💨読了日:08月07日 著者:鈴木 伸子そして医師も死す (創元推理文庫)の感想ディヴァイン作品初読み・・・と思いきや『三本の緑の小壜』を10年前に読んでました。うーん全く記憶にないんですが💦 今作は初期の作品とか?人物描写が丁寧で、いかにも英国ミステリ。スラスラと読みやすく集中して読めました。ただフーダニットそのものより小都市の閉鎖性や保守性などにイライラさせられて、途中で投げそうに。でも最後の着地点には思わず( ̄ー ̄)ニヤリ 他の作品も読んでみよっと♪読了日:08月10日 著者:D・M・ディヴァイン娘を呑んだ道 (小学館文庫)の感想2019年北欧ミステリーの最高賞「ガラスの鍵」賞など数々の賞を受賞したスウェーデンの話題作。タイトルがあまりにもダサい(コラ)ので全く期待せず読んだんですが…愛する娘を失った喪失感に囚われる父親の思いが沸々と伝わる良作でした。ともすれば哀しみに飲み込まれて無軌道になりがちな父親の言動に気持が削がれながらも、自堕落な母と共に越してきた少女メイヤの視点やカルト集団的な家族とのかかわりも加わり、話の縦糸と横糸が一気に収束!深く暗い森の中にもほの明るい希望の光が差すようなエンディングで救われました。読了日:08月12日 著者:スティーナ ジャクソン絶望図書館: 立ち直れそうもないとき、心に寄り添ってくれる12の物語 (ちくま文庫)の感想<立ち直れそうもないとき心に寄り添ってくれる12の物語>てっきり絶望を癒してくれるような内容かと思いきや、絶望感をいや増ししそうな作品が満載😅 これって逆療法ってことでしょうか? 「もしアンソロジーの選者になれたら、ぜひこの作品を入れたい」と長年願ってきた頭木氏のセレクトは古今東西種々様々の少々クセのある作品揃いで編集の妙を感じました。キャサリン・マンスフィールドやシャーリィ・ジャクスンはさすがの刺さりかた⚡ 川端康成『心中』安倍公房『鞄』にもグサリ!読了日:08月14日 著者:頭木 弘樹パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想ミス・マープルシリーズ初読み。いや~楽しかった♬ 遺産相続をめぐるクラッケンソープ家の面々をはじめ、登場人物達のキャラが明快なうえ、ポンポンとテンポよく話が進んで一気に読了。冒頭の列車内での絞殺事件に関する動機が少々後出し感があったのが気になったものの、いまさらながらアガサクリスティーの手腕に魅了されました。特にオックスフォード出の有能な家政婦ルーシーの存在が際立ってて実に魅力的❣ これまで敬遠していたミス・マープルシリーズですが、他の作品も読んでみなくちゃ^^読了日:08月20日 著者:アガサ クリスティーいい空気を一瞬でつくるの感想「GROOVE LINE」時代から秀島さんの大ファンです。最近は落ち着いた大人の雰囲気「SHONAN by the Sea」愛聴してます。 意外と「気にしぃ」だというシャイな彼女のコミュニケーション術、失敗談を交えながらも「相手のいいねを探す」「『でも』に注意、まずは『はい』に置き換え>など日常使いできるポイントが山盛りでした。彼女の変幻自在なトークは「普段からメモをとる」「ネタを用意しておく」など地道な努力の賜物なんだと、改めて彼女の魅力を再確認。日常の会話のヒントをもらえるおススメの一冊☆彡読了日:08月23日 著者:秀島史香日本の建築家解剖図鑑の感想<明治から昭和にかけて活躍した63名の巨匠たちの人生と彼らが残した名作の特徴をイラストと文章で解説> これまでの近代建築散歩で、明治~大正期の建築の流れはウッスラ(笑)と分かったものの昭和以降は全く不勉強です😢 で、今回は後半の昭和編のみを走り読み。いかんせん一人2ページという分量では名建築家の偉業を網羅することは不可能では?とはいえ、私のような初心者にとっては、おおよその概観を知るに最適な書でした。建て替えが進む高度成長期のビルを見て回るさいのヒントにさせていただきます(^_-)読了日:08月23日 著者:二村 悟ダンジョン飯 11巻 (ハルタコミックス)読了日:08月24日 著者:九井 諒子どうにもアトリエ日記読了日:08月26日 著者:野見山 暁治慶応わっふる日記読了日:08月27日 著者:村田 喜代子日本人というリスク (講談社+α文庫)読了日:08月28日 著者:橘 玲読書メーター
2022.09.01
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今日も暑いですね~8月なので暑いのは当然でしょうが、今年は梅雨明けが早く6月に猛暑日が続いたせいか「もしかすると秋が来るのも早いかも~?」とついつい期待しがち😅でも本来だと夏本番の時期ですもの、暑いのは当然といえば当然!?予報によると立秋が過ぎても暑さは続くんだとか。先は長いですね~そうそう!8月中旬に開催予定だった我が町内の夏祭りは中止と決定いたしました。我が家は今年、自治会班長のため先月から夏祭り準備に参加しており、祭り当日は炎天下で働くことを覚悟してたんですが・・・・・お役目を免れることになって一安心ですε-(´∀`*)ホッ ま、こんなこと大きな声じゃ言えませんが~ww先月の読了本は18冊でした。そのうち3冊はアプリ<青空朗読>で📚他にも10冊近く聞いたんですが、超短編ばかりのため省略しちゃいました(^^ゞ7月の読書メーター読んだ本の数:18読んだページ数:3193ナイス数:607鎌倉のカフェで君を笑顔にするのが僕の仕事の感想ここ数年日曜朝の楽しみはFM横浜「SHONAN by the Sea」堀内マスターのコーナー♡ 珈琲や音楽についての蘊蓄盛りだくさんでオヤジギャグ(笑)も交えつつの軽妙な語り口に、毎回ニヤニヤしながら聴いてます。5月に鎌倉「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」で生・堀内マスターを拝めた(笑)し、本作でマスターの熱いコーヒー愛とブラジル音楽愛をヒシヒシと感じて、ますますファンになっちゃいました。カフェ経営も大変そうですが真摯な態度を貫き通す男気も立派!読了日:07月01日 著者:堀内 隆志世界の建築家 解剖図鑑の感想<古代から現代までの名建築&建築家たちの徹底図解>古代エジプトのピラミッドに始まって21世紀の超高層ビルまでの流れが簡潔にまとめられており、とても勉強になりました。味わいあるイラストは好感もてますが、現存する建物は写真を掲載して欲しかったです。知ってる建築家はミケランジェロ、ベルニーニ、ガウディ、ライト、ザハ等とほんの一握り💦己の知識のなさを再認識しました😅 解剖図鑑シリーズには「日本の建築家」もあるようなので次はそちらを!読了日:07月03日 著者:大井 隆弘,市川 紘司,吉本 憲生,和田 隆介東京「街角」地質学の感想都内の建築物に使われている「すごい石を探す」という視点がとても新鮮☆彡 著者の地質学的な豊富な知識と限りなく熱い「岩石愛」には圧倒されました。ここ数年、都内の近代建築散歩を趣味としているので国会議事堂やトーハクや国立科学博物館、日本橋高島屋・三越等に色んな石材が使われていることは見知ってはいたものの、これほどに多種多様な石が使われているとは驚き!今後はこの本を携えて「宝探し」(笑)的視点で改めて建築巡りをしてみたいと思ってます🎵読了日:07月05日 著者:西本 昌司ダーク (上) (講談社文庫)の感想桐野さん本の初読は『柔らかな頬』、次に読んだ村野ミロシリーズですっかり心奪われ、以来20年近く愛読しています。『OUT』『グロテスク』等、好きな作品は数々あれど、やっぱり一番好きなのは抒情的な暗さときっぱりとした語り口が心を揺さぶるミロシリーズ☆ その最終話である『ダーク』に再トライ。以前は序盤で「これまでとちょっと違う?」と戸惑って途中でストップしちゃったんですが、今、新たに読むとミロの剥きだしの悪意&変転の炸裂はその後の桐野作品に繋がっていくものなのかな?と納得しました。下巻の着地点は(?_?)読了日:07月05日 著者:桐野 夏生星落ちて、なおの感想先月「河鍋暁斎記念美術館」に行き、暁斎の画力の凄まじさに圧倒されました。本書は、そのなんでもござれの天才的絵師・河鍋暁斎の娘・暁翠の一代記。明治から大正時代の美術界の変化や庶民の生活なども詳細に描かれており読み応え大でした。ただ、偉大な父の影に翻弄され葛藤する暁斎の苦悩は分かるものの、<人ってのは結局、喜ぶためにこの世に生まれてくるんじゃないですかね>という清兵衛の諦念に触れるまでが長くて少々焦れったい思いも💦 読了日:07月08日 著者:澤田 瞳子ちょっとおしゃれでずっと元気に暮らすの感想「食べること、装うこと、ちゃんと生きること」を信条に一人暮らしされてる人気料理研究家・管理栄養士の村上祥子さん79歳時の本書(2021年発行)、自分らしさを維持しながらハツラツとお過ごしの様子が伝わってきて、読んでるだけで「私も負けずにもうひと頑張りしなくちゃ」と元気づけられました^^ 電子レンジ調理の第一人者だけあってレンジ活用のレシピが優れモノ✨「タンパク質50ℊ+野菜100ℊ」の冷凍パックや具材と味噌一人分を入れてレンジでチンするマグカップ味噌汁など、さっそく活用してみよう🎵読了日:07月10日 著者:村上 祥子世界一美味しい手抜きごはん 最速! やる気のいらない100レシピの感想全レシピ、実に美味しそうな写真と調理の詳しい工程が載ってるのでクッキング初心者でも安心してトライできそうでした。おまけに食材や調味料、調理器具もシンプルだから庶民のキッチンでもOKなものばかり😉 ただし、レシピは元気いっぱいのガッツリ系がメインだったため、老夫婦の食卓には少々刺激がありすぎ(笑) 結局、写真を眺めただけで図書館に返却しました。ご馳走さま~^^読了日:07月12日 著者:はらぺこグリズリーインベスターZ(1)の感想LINE漫画にて。ずいぶん前から友人が株投資にドハマリ中^^ 私としては全く興味ないけど話題についていくため(笑)に読んでみました。いやー面白かった! 株式投資をする上での心構えや知識が分かりやすく描かれていて勉強になりました。読了日:07月13日 著者:三田紀房待つの感想青空朗読にて。<二十歳の娘である「私」が、毎日自分自身にもわからない誰かを小さな駅のホームで待っている> 短い文章のなかに乙女の鬱屈がジワリと伝わる、その巧みさには惚れ惚れ(〃▽〃) 太宰の長編は少々苦手だけど、この手の短篇の上手さはさすがですね✨ 老若男女を問わず、心に刺さる人が多いのでは? もちろん私も^^読了日:07月14日 著者:太宰 治コーヒーを楽しむ。の感想鎌倉の人気カフェ「ヴィヴモン・ディモンシュ」の堀内マスターによるコーヒー本。昔バイト先の珈琲専門店で抽出の研修を受けたことがあるので、これまでかなり自信をもってた私ですが…目からウロコ~⚡ ドリップの適温は85度くらいとか⁉ こだわりの豆焙煎やコーヒーミル、音楽の話などなど、堀内さんのライフスタイルがストレートに伝わるオシャレな一冊でした。淡い色合いの写真もセンスが良くて素敵!またお店にお邪魔したいな~♡読了日:07月15日 著者:堀内 隆志終りなき夜に生れつく (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想原題は『Endless Night』 ウィリアム・ブレイクの詩の一節から採られているんだとか。邦題の『終わりなき夜に生れつく』はいかにも思わせぶりで絶妙なタイトル✨ クリスティ自身のお気に入り作品ベスト10に入っている作品というだけあってサスペンスとロマンスのバランスも良く、吸引力大の物語でした。が、犯人の浅ましさが際立ちすぎてて、あまり好きになれない作品かも💦(ファンのかたゴメンナサイm(__)m)アガサ女史の作品は数本しか読んだことがないので、今後他の作品も読み進めてみようと思ってます。読了日:07月17日 著者:アガサ・クリスティーもっと知りたい河鍋暁斎 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)の感想先月「河鍋暁斎記念美術館」に行ったあと復習のために借りた図書館本。年代を追った評伝のほかジャンル別の絵や「縮みと膨張」など興味深いコラムも満載! 掲載の絵も多彩で一冊100p未満という薄さのわりに中身の濃さが秀逸でした。その分、説明文の活字はやや小さめかも^^ 著者の暁斎愛の熱さが強すぎて、いささか「贔屓の引き倒し」的な臭いもありますが、暁斎の魅力が存分に伝わる読み応えタップリの一冊、自腹で購入を検討しています^^読了日:07月21日 著者:狩野 博幸姉の島の感想長崎の離島に生きる85歳超えの海女たちの物語。『飛族』同様、現実と幻想が入り乱れるような世界観に幻惑されました。85になると年齢が2倍になる<倍歴>というシステム?「天皇海山列」?(初耳だけど実際にあるんですね~)沈没船や船幽霊などなど、キツネにつままれたような気分ながらも実に魅惑的💛 深海の海図を作成する老女たちのパワフルさには圧倒されるのみ⚡ 「霊(たま)だせ、霊(たま)だせ」のオマジナイ(?)の声が耳に残るような不思議な読後感。村田先生の魔術(笑)がますます冴えわたる一冊、素晴らしかったです!読了日:07月23日 著者:村田 喜代子ダーク (下) (講談社文庫)の感想再読。韓国へ渡ってますますバイオレンス度がアップしたミロ! 覚醒剤・レイプ・殺人とエスカレートするさまには、これまでのミロシリーズに馴染んできた読者は戸惑うばかりでは? 私も初読の時は途中で投げ出し~💦 でも、いま長い時を経て再読してみると、桐野さんの圧倒的なダークサイドの原点はここにありき?と納得の作品でした。人間の暗黒面を、これでもかとばかりに辛辣に描く桐野さんの筆力には改めて刮目☆彡 読了日:07月24日 著者:桐野 夏生気絶人形の感想青空朗読にて。4分強の短いお話。原民喜さん、初読の作家です。ウィキに掲載されている「僕は堪えよ、静けさに堪えよ。幻に堪えよ。生の深みに堪えよ。堪えて堪えて堪えてゆくことに堪えよ。。。」と<堪えよ>連発の『鎮魂歌』に符牒するが如き描写が幻惑的で少々不可解でした(;^_^読了日:07月26日 著者:原 民喜変な家の感想<謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋——間取りの謎>昨年10月に図書館予約したものの、いまだに250人ほどお待ち状況の人気本、手元に届くのは来年かも?と案じてたら地域図書館の新刊棚で発見しました。ラッキー☆ 序盤の間取り図を交えてのノンフィクション的な筋立てにはワクワク💛 読みやすいので半日もかからず一気に読了! 後半はオドロオドロシイ横溝正史風の因習話になり少々面食らいましたが、その落差が面白いのかも? 思わず深沢七郎作の『みちのくの人形たち』を思い出しちゃった😅 読了日:07月28日 著者:雨穴蜜柑の感想青空朗読にて。鬱々とした前半の雰囲気と対比して、オレンジ色の蜜柑が車外に投げ出される瞬間のなんという鮮やかさ✨ 一瞬を切り取った光景が印象派の絵画のように目の前に広がる思いでした。「云いようのない疲労と倦怠を僅かに忘れる出来事」は蜜柑の香気さえ感じさせて素晴らしい一篇。読了日:07月28日 著者:芥川 竜之介雛の感想青空朗読にて。5~10分前後の短編が多いアプリ内では珍しい長編(43分)で聴きごたえ充分✨「これは或老女の話である」という少々時代がかった出だしで始まり、江戸から明治へと大きく変化する時代の流れに揉まれて雛人形を手放さざるを得なかった老舗店のお嬢さんの切ない思いがひしひしと伝わる一篇。行燈からランプへ移行していくクダリなど芥川氏にしては情緒的な描写のように感じました。読後、長く心の底に余韻が残る作品。読了日:07月31日 著者:芥川 竜之介読書メーター先月のダントツ一等賞は村田喜代子さんの『姉の島』👑姉の島/村田喜代子【3000円以上送料無料】彼女の作品は、骨太で肝の据わった作風でありながら、いつのまにかこの世ならぬ異質な世界に引き込まれるようなエナジーを感じるところが大きな魅力✨「人間の心理には関心がない。それよりも宇宙の始まりや原子の世界に興味がある」というお言葉通り、『姉の島』にも人間を通り越して宇宙の根源に向かうような壮大な奥深さを感じました。村田さんの作品はほぼ全作読破しているつもりでしたが、まだ未読のものも数冊💦全制覇を目指すべく、せっせと未読本を図書館予約しているところですもりへぞろぞろ [ 村田喜代子 ]『中古』目玉の散歩【中古】暗黒グリム童話集/多和田 葉子、長野 まゆみ、穂村 弘、千早 茜、村田 喜代子、松浦 寿輝、酒井 駒子、宇野 亞喜良、及川 賢治(100%オレンジ)、田中 健太郎、牧野 千穂、ささめや ゆき【中古】名文を書かない文章講座 /葦書房(福岡)/村田喜代子(単行本)『中古』硫黄谷心中『中古』ワニを抱く夜—村田喜代子作品集
2022.08.02
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7月になりましたね。あいかわらずの猛暑続きで、「え? やっと7月⁉」て感じですけど😅尋常じゃない暑さが続いて、体力はもちろん気力も衰えがちでも来週には「戻り梅雨」になりそうという予報が出ているので、それが唯一の救いですww電力不足も心配だけど水不足も怖いですよね(-"-)でも、そうなると7日の七夕、天の川を眺めるのは叶いそうもないですね~昨日は猛暑の中、六本木まで出かけてきました。ここ数年、夏のお出かけは地下道を利用して、極力屋外に出ない作戦(笑)をとってるんですが、今年は早々とそれを活用!六本木駅直通のミッドタウン内「サントリー美術館」鑑賞後、ビル内のカフェでゆっくりして、そのまま地下鉄&電車で帰ってきました。屋外に出たのはランチしたお蕎麦屋さんまでの往復10分ほど(*´艸`*)これから9月いっぱいは、この地下道作戦で行く予定です「外出しない」という選択肢はない私(^^ゞ昨日、移動中の電車で読んだのは久々の桐野夏生さん!懐かしい村野ミロ・シリーズ最終話『ダーク』ダーク(上)【電子書籍】[ 桐野夏生 ]読み終えたら『頬に降りかかる雨』からもう一度、読み返してみようかと思ってます。この頃の桐野さんの作品ってヒリヒリした感覚が充溢してて、堪らなく魅力的ですわ~6月の読了本は13冊でした。6月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:3576ナイス数:544紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪の感想紙鑑定士シリーズ2作目。前作は紙鑑定士・渡部と安楽椅子探偵的な役どころのモデラ―・土生井とのコンビが絶妙☆彡紙やプラモ関連の蘊蓄もマニアックで、おおいに楽しませてもらいました🎵 今回は3本の連作短編集。一段と拍車のかかった(笑)紙蘊蓄が圧倒的で興味深かったものの、お話自体はいささか小粒ネタで物足りなさの残る読後感だったのが残念! 軽いテンポの読みやすい文章は好ましいんですが、もうヒトヒネリ欲しいところかも。設定のユニークさを生かした次作を期待してまーす(•̀ᴗ•́)و ガンバ読了日:06月28日 著者:歌田 年鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐の感想2015年度本屋大賞受賞作。毎度のことながら上橋さんの壮大な世界観に圧倒されました。後半はページを繰る手ももどかしいくらい一気読み!面白かったぁ~(≧∇≦) ただし前半部は人物の名前や各部族名などが飲み込めず、頭がコンガラガリ~(@@)登場人物の相関図や舞台となる国のマップなどを添付して欲しかったかも^^ 感染症に対する描写は専門的知識の積み重ねを感じました。てっきりコロナの影響も?と思いきや、初版は2014年⁉ コロナ前の作品だったんですね。下巻も楽しみ~🎵読了日:06月26日 著者:上橋 菜穂子ふなうた―短篇集モザイク〈2〉 (新潮文庫)の感想『盆土産』で三浦氏の短篇の素晴らしさにノックアウト♡ 「短編集モザイク」シリーズ3冊を取り寄せ、まずは『ふなうた』を読了。短いページの中で紡がれる人間の営みのなんと愛おしいことか。どの作品もほのぼのとした余韻を感じて温かい読後感でした。「めだか」「かお」は雑誌『クロワッサン』に掲載した作品とか。うっすらと記憶にあるのでリアルタイムで読んだのかも^^ <金寿>(←83歳。初耳)を祝う習わしを描いた「ぜにまくら」が一番印象的でした。読了日:06月23日 著者:三浦 哲郎東京 カフェ日和 森と水辺に訪ねるお店40の感想<Enjoy! Cafe-hopping 森と水辺とやさしい人々の笑顔を見つけに出かけてみよう> 先日読んだ『東京の森のカフェ』同様、眺めているだけでオアシス気分に浸れる本(#^^#) 奥多摩や桧原村などは少々遠いので、まずは「都内の森カフェ」を制覇してみたいな♪ 銀座ウエスト青山ガーデンやリトルダーリングカフェ、oto no ha Cafe、パぺルブルグはお気に入りカフェ!他のお店もさっそくGooglemapに登録~!読了日:06月21日 著者:オフィス・クリオロボット・イン・ザ・ガーデン (小学館文庫)の感想<抱きしめたいほど切なくかわいい友情物語> なんともハートフルなファンタジー。思った以上にSF的要素が少なくて、かなり古風な印象でした。ストーリーの底の浅さも、いささか気になったけど・・タングのキュートな魅力の前には白旗~ww ガムテープいじいじの姿を想像するだけでに心癒されました💛 続編も楽しみ。読了日:06月19日 著者:デボラ インストール牧神の影 (ちくま文庫)の感想<マクロイ円熟期の暗号ミステリ>マクロイ13冊目。暗号部分が難解で何度も挫折しかけたため、途中で暗号関連はすっ飛ばし(コラコラ) ゴシックロマン風の自然描写の巧みさと辺鄙な山中での特異な体験が際立って、これまで読んだマクロイワールドとは異質な読み心地で楽しめました。ただし殺人事件の謎解き自体は少々肩すかしかも^^ 読了日:06月18日 著者:ヘレン マクロイぼく モグラ キツネ 馬の感想<少年とモグラ、キツネ、馬の冒険と心の交流を美しいイラストとともに描いたアート絵本> 水墨画のような趣きのイラストが印象的!「いちばんの時間のむだは、じぶんをだれかとくらべること」「じぶんにやさしくすることが、いちばんのやさしさ」などなど、心の奥底にグサリと刺さるような言葉がた~くさん! 自己肯定感が低くなりがちな昨今、折々に自分を見つめなおすことは大切ですね。読了日:06月14日 著者:チャーリー・マッケジー東京の森のカフェの感想<出かけよう東京の森へ。そして癒しのカフェへ> カラー写真が美しく、眺めているだけで心癒される一冊。カフェ紹介も丁寧で巻末にはMAP付き! 緑広がるロケーションでの珈琲タイムは癒し効果絶大ですよね。「NEZUCAFE」や「BUNDANカフェ」「はけの森カフェ」などなどお気に入り店は数あれど…今ダントツお気に入りの『蔦珈琲店』は内緒にしといて欲しかったかも~(*´艸`*)読了日:06月13日 著者:棚沢 永子月明かりの男 (創元推理文庫)の感想マクロイ本12冊目。一時期、短編集を読み漁り、日本訳本は読破~!…と思ってたら、いつのまにやら未読本が数冊出版されててビックリでした。いやー嬉しい♡ 今作は第二次大戦時の不穏な世界情勢や社会を反映させたストーリーで、いつもの如く人間心理を鋭く突いた巧妙な展開とサスペンス!たっぷりと楽しませていただきました。情景描写の繊細な美しさも彼女の大きな魅力ですね。さて次はどの未読本を読もうかと胸ワクワク❣読了日:06月12日 著者:ヘレン・マクロイ見知らぬ人 (創元推理文庫 M ク 28-1)の感想<2021年海外ミステリ注目作> 初読みの作家さん。本国では人気シリーズもあるようなのでベテラン作家なのかも? 作中作のゴシックミステリーが放つオーラは本格的! 日記や登場人物それぞれの視点を変えるなど、手練れの筆力のせいで最後まで飽きずに読めました。が犯人の動機が少々弱すぎて、ちょっと拍子抜け~^^ 他の作品も読んでみたいので翻訳を心待ちにしています。読了日:06月10日 著者:エリー・グリフィスじい散歩の感想<浮気疑惑・認知症・引きこもりの息子…くよくよしても仕方ない!スーパーシニア小説>「ちぃ散歩」を思わせるタイトルから、てっきりホノボノ路線かと思いきや・・・独身の娘息子がいまだに同居中の我が家の行く末を見るようで身につまされて、いささか落ちつかない読後感でした😅 80代後半でこんなにも元気な暮らしを営めるなんて羨ましいかぎりかも。高齢化社会と呼ばれて久しいけど、したたかにゴーイングマイウエイを貫けるのは実社会を自分の腕で切り抜けてきた自負と懐の深さ&経済的な余裕の賜物かも? 読了日:06月09日 著者:藤野 千夜愛撫の感想青空朗読にて。“猫の耳に切符切りで穴を開けてみたい” (。˃ ᵕ ˂ *)ウンウンわかるぅ~❕ 思わず妄想するのは私だけではなかったと少々安堵しました(笑) 猫に対する様々な考察はユーモアたっぷりで、いかにも猫好きの思いが溢れる作品。でも”猫の手の化粧道具”とはいささか悪趣味(-"-) 2年前にお空に行った愛猫を懐かしく思い出してシミジミしちゃいました。読了日:06月08日 著者:梶井 基次郎八月の銀の雪の感想伊与原さん本2冊目。科学的知見を活かしながら、どの作品も温かみある余韻が心に残るものばかり。<人知れず傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇> 疲れた時にそっとページを開きたくなる一冊。さてお次は何を読もうかな?心そそるタイトルの『オオルリ流星群』にしようかな^^読了日:06月01日 著者:伊与原 新読書メーター6月は外れ本がなくて、13作どれも楽しめました読書は楽し~
2022.07.02
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6月になりましたね!そろそろアジサイの季節~とはいえ、我が地域の紫陽花はまだまだ蕾のままです↑こちらは先週行った虎ノ門の『気象科学館』で咲いてた紫陽花✨(1月~5月に行ったお出掛け日記、たんまり溜まってます。なかなかアップ作業が進まず~)5月の読了本は18冊でした。久々の15冊越え~とはいっても、4冊は青空朗読で聴いた短編ですけど^^朗読アプリの『青空朗読』はウォーキングのお供に最適で、3月頃からずっと楽しんでます🎵が、いかんせん、超短編が多いうえ、古めの作品ばかりなので最近はさすがに少々飽きてきたかも~((^┰^))ゞ 5月の読書メーター読んだ本の数:18読んだページ数:3031ナイス数:332ごちそうたまごレシピの感想たかが目玉焼き、されど目玉焼き! 卵黄と卵白を分けて焼くという技には目からウロコでした。 「エッグスラット」は初めて知ったレシピ☆彡 いつもの朝食がオシャレになりそ~😀読了日:05月31日 著者:浜内 千波カリコリせんとや生まれけむ (幻冬舎文庫)の感想古書店の100円棚にて入手^^ 会田さんといえばTV「日曜美術館」にショートパンツで登場したお姿がインパクト大で、いまだに眼に焼き付いているほど。作品などからも破天荒な芸術家というイメージが強かったんですが・・あにはからんや!息子さんの心配をされたり後輩の心配(?)をしたり、お住まいのある東金でのほのぼの(?)とした暮らしぶりなどなど、地道に活動されてるご様子に惚れ惚れでした♡なんといっても切れ味のいい文章が素晴らしい✨ 他のエッセー集もぜひとも読んでみなくては!読了日:05月29日 著者:会田 誠兄弟がいて―私の履歴書の感想「樫尾俊雄発明記念館」見学後、図書館で貸し出し。四男幸雄氏の著作『電卓四兄弟- カシオ「創造」の60年 』も興味深く読めましたが、こちらは長男忠雄氏の回想録。夜学に通いながら働いた旋盤工見習い時代、会社設立、激烈な電卓戦争などなど『電卓四兄弟』とダブル記述が多し💦 でも、よりいっそう生身の樫尾兄弟の姿が生々しく伝わり面白く読めました。古き良き昭和の家族像・・もはや「今は昔」かも^^読了日:05月27日 著者:樫尾 忠雄こぽこぽ、珈琲 (おいしい文藝)の感想どれもページ数少ないから、空いてる時間にチョコチョコ読み。気になる作者さんのみ読了(湊かなえ、阿川佐和子、向田邦子、佐野洋子、よしもとばなな、村上春樹) 意外なことにエスプレッソについての記述が多かったような? これまで苦手としていたエスプレッソだけど…俄然飲んでみたくなりました^^読了日:05月27日 著者:阿川佐和子,泉麻人,井上ひさし,植草甚一,内田百閒,柏井壽,片岡義男,草森紳一,黒井千次,小島政二郎,佐野洋子,清水幾太郎,滝沢敬一,種村季弘,團伊玖磨,塚本邦雄,寺田寅彦,常盤新平,外山滋比古,永江朗,野呂邦暢,畑正憲,星野博美,湊かなえ,向田邦子,村上春樹,村松友視,森本哲郎,山口瞳,吉田健一,よしもとばななラブ・イズ・ザ・ベスト (新潮文庫)の感想<人生いろいろあるけれど、どんな時にもラブ・イズ・ザ・ベスト> 佐野洋子さんのエッセー集。彼女の骨太&肝っ玉太い生き様は読んでるだけでスカッと爽やか☆彡 元気を分けてもらえます! 気持ちがポシャった時には最高のエネルギー補給剤かも^^ 彼女のエッセー集を制覇したいな♪読了日:05月24日 著者:佐野 洋子続・体脂肪計タニタの社員食堂の感想地域図書館にて貸し出し。再読。読了日:05月23日 著者:タニタ魔道祖師 3 (ダリアシリーズユニ)読了日:05月20日 著者:墨香銅臭お勢登場の感想青空朗読にて。エドガー・アラン・ポーの「早すぎた埋葬」を思わせてハラハラドキドキ。もっともタイトルから察するところ、作品の肝は「窒息死への恐怖」よりも妻お勢の毒婦ぶりなんでしょうか? それにしては「登場」と見得を切るほど颯爽とした悪女ぶりではなく、たまたまの好機を逃さずという機転の鋭さを発揮しただけのような? と、少々生ぬるい読後感^^読了日:05月16日 著者:江戸川 乱歩おとなの美人習慣の感想もっと早くに読んでおけば~(:_;) 読了日:05月15日 著者:村木 宏衣1みたらし団子が4つ?5つ?-文化・習慣- (ちがいがわかるとおもしろい! 東日本と西日本)の感想結婚するまで九州(大分)育ち。以来40年以上(笑)東京暮らしなので、すっかり東日本の習慣に馴染んじゃってます。それでも、お正月のお雑煮には丸餅を入れたい派!小さなスーパーじゃ、めったに売ってなくて寂しいかぎり😢 西日本と東日本の風習の違い歴然の画像が並んでるから、お子さんでもツルツルっと楽しく読めそうです。地方育ちの大人世代は郷愁で胸熱くなる一冊かも^^読了日:05月14日 著者:岡部敬史朝御飯の感想青空朗読にて。以前、旧林邸「林芙美子記念館」に行ったおり、人造石の研ぎ出しで作られた台所の流しや床に驚いたものです。芙美子女史は料理が得意だったようで、台所やお風呂など日常生活に重要な場所には贅を尽くしたんだとか。今作は食べることを楽しむ姿がありありと目に浮かぶような楽しい食エッセーでした。欧州旅行中のオートミールやハムエッグスなどハイカラな朝食から「え?」と思うようなビックリメニューまで実に多種多彩で、最後までワクワクが止まりませんでした^^ 活字で読んでみたいので図書館で探してみよっと♪読了日:05月14日 著者:林 芙美子満願の感想青空朗読にて。なんという爽やかさ、ピュアな美しさ✨ 太宰さん、こんな作品も書いていたとは!?読了日:05月13日 著者:太宰 治魔道祖師 2 (ダリアシリーズユニ)読了日:05月06日 著者:墨香銅臭藤沢周平 父の周辺 (文春文庫)の感想藤沢氏の長女遠藤展子さんによる父を偲ぶエッセー。氏のお人柄がダイレクトに伝わってくる藤沢ファン必読の書✨ 「普通が一番」が口癖の父親と包容力豊かなお母様(再婚、しかもなさぬ仲の娘を育てるのって、生半可なことではなかったはずなのに…)に包まれて、穏やかに育ってこられたことが如実に伝わってきました。藤沢作品に通底する「人を思いやることの尊さ」を体現したようなご家庭だったんですね。コロナ収束の暁には、氏が残した沢山の資料が展示されているという鶴岡市立藤沢周平記念館に行ってみたいと思ってます😉読了日:05月04日 著者:遠藤 展子魔道祖師 1 (ダリア文庫e)の感想「魔道祖師」原作の実写版ドラマ「陳情令」全50話にドップリとハマってしまい、観終わったとたんにロス~😢 そのため迷わず全4巻を大人買いしました(笑) 図書館派なので、めったに本は購入しない主義(コラ)なのに……陳情令ワールドの魅力には抗い難し^^ 藍忘機と魏無羨はもちろんのこと、他の脇キャラも丁寧に描写されてるため実写版を補足するには最適! 毎晩寝る前の読書タイムが待ち遠しくてワクワク~💛読了日:05月03日 著者:墨香銅臭電卓四兄弟 - カシオ「創造」の60年の感想先月行った「樫尾俊雄発明記念館」で樫尾家の次男である俊雄氏の天才ぶりに圧倒され、カシオの歴史に俄然興味津々! 本書は日本のモノづくりを切り拓いた先駆的企業の一つであるカシオがいかにして成長してきたのかを四男幸雄氏が綴った一冊。戦後の不自由な時代に一世を風靡した「指輪パイプ」に始まって、世界初の小型純電気式計算機やデジタルウオッチ「カシオトロン」などなど兄弟で力を合わせ、それぞれの個性を生かし&補いあいながら二人三脚ならぬ四人七脚(?)の大進撃❣ 胸熱くなりながら楽しく読めました(^^♪読了日:05月03日 著者:樫尾 幸雄たね子の憂鬱読了日:05月02日 著者:芥川 竜之介雛 (青空文庫POD(ポケット版))読了日:05月01日 著者:芥川龍之介読書メーター↑表示がみにくくてスミマセンm(__)mなんど編集してみても、キチンと並んでくれなくて先月は『魔道祖師』4巻にドップリでした1巻以外の感想は書けてないんですが・・・実写版「陳情令」とは少々趣きを異にするシーンもあったりして、ドラマ版とはまた違う楽しみ方が出来ましたただ、実写版同様、話の先を急ぐあまり、ついつい超速読での読書に~なので、2,3,4巻の感想は再読後に改めてするつもりです(^^ゞところで!先月蒔いたラディッシュを初収穫しました\(^o^)/左のチビ菜っ葉は小松菜の葉を間引きしたもの。お味噌汁のいい具材になりそうですツヤツヤのハツカダイコン、可愛い~昨年蒔いた残り種だったので、はたして結実するかどうかが心配でしたが、無事に成長して良かった良かった(#^.^#)
2022.06.01
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4月の読了本は11冊でした。といっても4冊は朗読アプリ『青空朗読』にて『青空文庫』には前々からお世話になってたんですが、朗読版は先月初めて知って愛用させてもらってますウォーキング中に聞くと「お散歩と読書」を同時に楽しめて最高~\(^o^)/以前はアプリ『らくらじ』でラジオを聞いたり、amazonのオーディブルを聞いてたこともあるけど、最近はもっぱら『青空朗読』一本やりです朗読アプリって朗読者の読み方が気になることありません?そのてん『青空朗読』はプロのアナウンサーによる社会貢献活動としてスタートしたという経由のせいか、皆さん上手くて聴きやすいのが嬉しいところ無料で楽しませていただいて申し訳ないくらいです。いつもありがとうございます感謝感謝~ただ、「青空文庫」の作品は、著作権が消滅した作品や著者が許諾した古典がメインなため、少々渋め(笑)の作品ばかりだということが難点ですが~(コラコラ)4月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:2426ナイス数:317透明な夜の香りの感想千早茜さん2冊目。初読みは『あとかた』8年前に読了したはずですが…恐ろしいことに内容を全く覚えておらず(焦) でも本作はシッカリと心に刻みこまれたので、しばらくは忘れえないはず^^ 嗅覚は五感の中でも、とりわけ原始的な感覚器であるがゆえに、香りからの情報はダイレクトに感情をゆさぶるらしいですね。千早さんの文章は静かな淡い香りを思わせて心に染み入りました。さて3冊目はどの作品にしましょうか。読了日:04月02日 著者:千早 茜自転しながら公転するの感想一時期ハマりこみ貪るように読んだ山本さんの作品群『ブルーもしくはブルー』『あなたには帰る家がある』『シュガーレスラブ』など、生きづらさを抱えながらも自分らしく生きていこうとする登場人物達の姿に胸熱くしたものです。今作は久しぶりの長編小説。<故郷へもどり実家で暮らす都の物語>エピローグとプロローグには少々混乱💦 主人公はいささか精神的に幼すぎるような? とはいえ、物語世界にグイグイと引きつける筆力と魅力は健在!一気読みでした♡ もっと長生きされて読者を楽しませていただきたかったです。ご冥福をお祈りします!読了日:04月02日 著者:山本 文緒マンガでわかる「日本絵画」のテーマ: 画題がわかれば美術展がもっともっと愉しくなる!の感想日本画をテーマ別に括ったガイド書。テーマ別という観点がユニークで興味深かったです。同じ画題でも描写は種々様々!よく観る「寒山拾得」や「涅槃図」などはともかく「蜆子和尚」「菊慈童」というのは初めて知る画題でした。図例やイラストや漫画がふんだんに盛り込まれてて情報量大!! ただ小さい絵が多くて見づらいのが難かも😅読了日:04月11日 著者:沼地の感想「私」はある展覧会で観た「沼地」と題された奇妙な色彩の絵に心を強く惹かれるー音読アプリ「青空朗読」にて。いかにも芥川らしいセンシブルな雰囲気漂う作品。短い文章のなかからジワジワと伝わる不穏な響きに浸れました。読了日:04月12日 著者:芥川 竜之介柿の木のある家の感想音読アプリ「青空朗読」にて。<日照りの時でも甘い実をつけるおじいさん自慢の柿の木> 戦後の生活の中で地に根を張った日常のさりげない日々を温かいまなざしで見つめた中編。同居する親兄弟姉妹祖父母や近所に住む叔父叔母夫婦との深い絆には心温められました。読了日:04月14日 著者:壺井 栄ある宇宙塵の秘密の感想[青空朗読]にて。日本SFの始祖の一人と呼ばれる海野十三の作品。ロケット『赤鬼号』に乗って火星へと旅立つ渋谷博士・・・緊迫感ある内容のわりには牧歌的な雰囲気も~^^読了日:04月14日 著者:海野 十三猿ヶ島の感想<青空朗読>にて。辿り着いた猿の島は実は・・・太宰らしいシニカルかつ自虐的な内容が実に剣呑! 人間社会への洞察とも捉えられますよね? 島にかかっていた深い霧イコール「ロンドン博物館付属動物園」の霧とは!? 叙述トリックですか~😅読了日:04月16日 著者:太宰 治「いつものパン」があなたを殺す: 脳を一生、老化させない食事 (単行本)の感想先日読んだ『小麦で起きる現代病』同様、グルテン&炭水化物が引き起こす弊害が列挙されており、パン好きにとっては身の細る思いでした😢 身体や脳への負担を減らすためには「グルテンフリーと質の良い脂肪と睡眠&適度な運動」が必要!……なかなかにハードル高し~💦 ガチで実行するのは難しいけど、日々少しずつ心がけてみましょう^^読了日:04月16日 著者:デイビッド パールマター,クリスティン ロバーグ三時のわたしの感想昨年暮れに町田市民文学館「ことばらんど」で『浅生ハルミン ブック・パラダイス展』を鑑賞。可愛さ&楽しさ溢れるハルミンワールドにはホッコリと和む空間で癒されました🎵 展示の中で一番気にいったのは「三時のわたし」コーナー! 何気ない日常が短文で綴られているだけのユルーイ内容だけど、どことなくシュールな雰囲気もあって味わい深し^^ 図書館で借りたこの本も一冊まるごと「抜け感」満載(笑) 読了日:04月17日 著者:浅生 ハルミン夢も見ずに眠った。の感想夫婦ともに歩いた岡山や琵琶湖などを始め、夫婦の微妙な距離感を軸に日本の各所が詳細に描写されており、さながら観光ガイドブックのごとしヾ(^^;) 地図大好き人間なもので情報量の多さに惑わされ(笑)読むスピードが激スローで半月ほどかかっちゃいました😢 夫婦二人の心の襞に寄り添うような語り口が心地よい佳作だったものの、読了後は疲労感大だったかも~😅読了日:04月18日 著者:絲山秋子珍品堂主人 - 増補新版 (中公文庫)の感想昨年読んだ谷崎潤一郎の『台所太平記』同様、さすが文豪!と納得の一冊でした。骨董屋・珍品堂主人の周りの奇々怪々な(笑)人間模様や、料亭「途上園」の経営をめぐる生臭さなど、実に鮮やかな筆さばき✨ 最後まで飽きずに面白く読めました。TV「開運なんでも鑑定団」お好きな方に、おすすめの一冊かも~(*´艸`*) ずいぶん前に読んだ村田喜代子著『人が見たら蛙に化れ』を再読したくなりました🎵読了日:04月20日 著者:井伏 鱒二読書メーターところで今日は、先日アップしそびれた美味しいオヤツも追記( ..)φサントリー美術館で『大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―』を鑑賞したおり、ミッドタウン地階の「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」でマカロンを買って帰りました 。 ↑店内画像はHPよりお借りしました<(_ _)>マカロンって、これまで「高いけど、それほど美味しいモノとは思えない」と、あまりいい印象なかったんですが・・・・さすがパリでも大人気というサダハルアオキのマカロン上品な味わいと香りの良さ、皮のサクサク感と中のモッチリとした食感がなんとも楽しい食べ心地クリームもそれぞれの素材ごとに繊細な香りと甘さが調和してて、うっとりするほどの美味しさでしたうーん「 セ ボ~ン」(≧∇≦)ランキング1位★パティスリー・サダハル・アオキ・パリ マカロン【5個入り】スイーツ マカロン 高級 ギフト 手提げ袋付き ギフト プレゼント 人気 出産 手土産 配る用 おしゃれ 洋菓子 内祝い お返し 箱入り サダハル マカロン 誕生日 母の日レビュー★4.50!【公式】パティスリー・サダハル・アオキ・パリ【コフレ アソーティモン ドゥ ビスキュイ ドゥミ】スイーツ 缶クッキー 詰め合わせ 手提げ袋付き プレゼント 人気 出産 手土産 配る用 おしゃれ 洋菓子 ギフト 内祝 かわいい クッキー缶 誕生日 母の日パティスリー・サダハル・アオキ・パリ ボンボンショコラ 【9個入り】サロンデュショコラアワード受賞【あす楽】 チョコレート ギフト 手提げ袋付き メッセージカード 高級 贅沢チョコレートsadaharu aoki プレゼント 誕生日 母の日【あす楽】パティスリー・サダハル・アオキ・パリ【コフレ アソーティモン ドゥ ビスキュイ プティ】スイーツ クッキー 缶クッキー 詰め合わせ 手提げ袋付き プレゼント 人気 内祝い お菓子 ギフト かわいい おしゃれ 洋菓子 クッキー缶 誕生日 母の日
2022.05.01
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4月に入ったというのに、我が地域では冬に逆戻りの寒さです先月末の初夏を思わせるような陽気から一転、10度くらい一気に気温急降下寒暖差の大きさは老体にこたえますわ~(-"-)とブーたれながらも、昨日は桜を追いかけて歩いてきました 池尻大橋駅付近から桜を愛でながら北沢川緑道を散策したあと、いったん電車に乗って井の頭公園まで~ひさびさに1万5千歩以上歩いちゃいましたさすがにチト歩きすぎかも💦桜は既に満開過ぎて散り始めてる木が多かったみたいです。関西~関東にかけては明日からまた雨模様ということなので、来週には「葉桜」になってしまうかもしれませんね皆さまは、ピンクに染められた満開の桜、もう存分に堪能されましたでしょうか?桜巡りの様子はまた後日にして今日は先月の読書メモを3月の読了本は11冊でした。3月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:2615ナイス数:342暴虎の牙の感想シリーズ完結編。ガミさん再びの登場で『孤狼の血』の興奮が蘇り、一気読み! 暴対法制定後このような世界観はホトンド(表面的には)目にすることはないだけに、もはやノルスタジーワールドかも? ことの是非はともかく、滾る男の暴走ぶりを堪能できて楽しい読書タイムでした。 次は映画版をアマプラで楽しむ予定~🎵読了日:03月01日 著者:柚月裕子怪物 (アルケミスト双書 闇の西洋絵画史〈3〉)の感想YouTubeチャンネルで大活躍の山田五郎氏、軽妙な語り口と山盛りの蘊蓄が楽しくて大ファンなんですが…今作はわりとサラリと解説されており、ヒネリが少なめ^^ ボスやブリューゲル等の絵はもっと大きいサイズで見ないと細かいところが伝わりにくいような気もします。あとがきの「もはや怪物を脅威として描くこと困難な時代。古典的な怪物に惹かれるのは恐怖ではなく逆に安心感があるからでしょう」というお言葉には深く納得~❣読了日:03月03日 著者:山田 五郎大腸がん・大腸ポリープ再発予防のおいしいレシピの感想先月、大腸内視鏡検査中にポリープが見つかり切除手術に。術後当日は絶食、一週間は腸に負担がかからないものをという食事制限のため、お粥・うどん・豆腐の毎日でした(涙) 病院からもらった注意書きはあまりにも大雑把で戸惑うばかり(-"-) そのため、図書館から借りてきた本作は著者の手術体験をもとに術後、予防のためのレシピ&彩り豊かな画像満載で見てるだけで楽しい気分に^^ 料理の手順も分かりやすくて今後の腸活のためにも、おおいに役立ちそうな一冊でした。読了日:03月07日 著者:重野 佐和子空洞のなかみの感想『孤独のグルメ』はもちろんのこと、最近は朝ドラ『カムカム』でもご活躍の松重豊さんによる短篇小説&エッセイ。小説もエッセイも松重さんの脳内を覗き見るようで、昔観た映画『マルコビッチの穴』を思い出し~^^ 飄々としたお人柄を思わせる軽妙洒脱なタッチの文章が味わい深し✨ YouTubeチャンネルで本作の朗読をされてるとか!?そちらも、さっそく視聴しなくちゃ~(^^♪読了日:03月10日 著者:松重 豊文豪ナビ 芥川龍之介 (新潮文庫)の感想「早わかり作品ナビ」や「10分で読む要約」など、コンパクトにまとめてくれているので、短編の名手・芥川の入門書として最適かも。そのぶんコアな芥川ファンにとっては少々物足りなさも感じそうな一冊でした^^ 以前「田端文士村記念館」で観た水泳姿や、お子さん達と一緒に楽しそうに木登りする映像からは「絵にかいたような幸せ」を感じ、自死を選ばれたことが不可解だったんですが、「評伝 芥川龍之介」を読んで、なるほどと腑に落ちました。文豪ナビシリーズ、他のも読んでみたいです🎵読了日:03月13日 著者:10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐしの感想いやーコレはいい❣ この手の美容法って最初は頑張っても、すぐに三日坊主になりがちだけど、この<頭ほぐし>は、どれも心地よくって毎日続けてます。「気持ちいいからこそ続けられる」ということを実感!道具がいらず自分の手で出来るというというのも大きなポイントですね😉 ヘアシャンプー法、スマホやPCを見るときの姿勢などなど、日ごろの生活習慣の注意も記載されてるし、もっと若い頃に知っておけば、と恨めしい思い(笑)ですわ😀 今後も「継続は力なり」を目指して頑張りま~す🦾読了日:03月16日 著者:村木 宏衣美貌のひと 2 時空を超えて輝く (PHP新書)の感想「美貌のひと」第二弾。男女とりまぜた40点以上のカラー画像は目の保養になりました^^ 名画をもとに歴史をひもとく中野さんスタイルは安定の面白さ! 昨年観た映画『女王陛下のお気に入り』に登場のサラ・ジョニングスの項目は特に興味深く読みました。アン女王の統べるものとしての悲哀がひしひしと伝わり、サラ役のレイチェルワイズも知的な雰囲気が印象深い映画。中野さんが<あとがき>で触れている本書の「美貌のひと」が出てくる『クララシューマン愛の協奏曲』や『宮廷画家ゴヤは見た』等等も観てみたいです🎬読了日:03月19日 著者:中野 京子日本人の9割がやっている残念な習慣 (青春新書プレイブックス)の感想既に見知ってる情報も多かったものの、なかには「え~!??」と驚くモノもチラホラあって楽しみながら読めました。 <歯間ブラシの後に歯ブラシをする>←歯ブラシをした後にやってましたよ(>_<) <眼鏡のツルは左からたたむ>←これにも驚愕!いつもツルの左右なんて気にせず、たたんでた!右利きの人がたたみやすいように設計されてるんですって。うーん、眼鏡歴50年以上なのに初めて知った真実~ww読了日:03月22日 著者:リガの犬たち (創元推理文庫)の感想再読。初読みの2012年以来、グダグダな(笑)私生活でありながら、事件に対しては誠実で有能な刑事ヴェランダーに魅せられてシリーズ完読しました。改めてシリーズ1からリピート沼中です^^ 今作はかなり破天荒な(笑)活躍ぶり。複雑な政治情勢に巻き込まれての暴走まがいのヴェランダーにはハラハラドキドキ~💦 初読み時は北欧や東欧の情勢に全く疎かったせいで絵空事のように感じたものですが・・・今のウクライナ情勢を見ると妙に腑に落ちてしまうのが怖いところかも(-"-) さて次はシリーズ3へ。読了日:03月24日 著者:ヘニング マンケル小麦で起きる現代病: “パン好きの人”ご用心! (食べもの通信ブックレット)の感想地域図書館にて貸し出し。ページ数わずか55ページという薄い本ですが衝撃度は大でした! 今生産されている小麦は過度の品種改良のため、かつて食べていた小麦品種とは似て非なる品種に変化しており「アレルギー疾患セリアック病」を引き起こす要因となっているんだとか⁉。パン好きなので最近までパン屋巡りが楽しみだったんですが・・・先月大腸ポリープ除去手術したばかりですし、今後は少しずつでもパンと距離をとってみようかな😅読了日:03月26日 著者:越境者 (創元推理文庫)の感想猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ、初読み。大まかな設定も分からないままのスタートだったため、これまでの経緯は凡そ推察するのみ😅 でも勧善懲悪的な話運び、実に読みやすかったです。あまり耳馴染みのない「猟区管理官」って、日本の鳥獣委員みたいなものかな? もっとも「大学内での銃所持が許されている」ほどの銃社会・アメリカだと仕事内容は桁違いにシビアそう(-"-) それでも刺激強めの北欧ミステリなどに比べると牧歌的な趣きを感じました^^読了日:03月31日 著者:C・J・ボックス読書メーター大腸ポリープ切除のあとに読んだ『麦で起きる現代病小“パン好きの人”ご用心! 』はかなり衝撃的でした小麦で起きる現代病 “パン好きな人”気をつけて!/白澤卓二/家庭栄養研究会【3000円以上送料無料】原油高と小麦高騰のあおりを受けて、諸々のものが値上げラッシュですよねしばらくの間、小麦とのお付き合いを狭めていこうかと思っています読了本の中で一番のおススメ本は、村木 宏衣著『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし [ 村木宏衣 ]私の場合、顔のほうはもはや手遅れ状態(涙)なんですが、マッサージをすると心地良くてリラックス効果が絶大肩こりや目の疲れも改善されてるように感じます。なにごとも心がけ次第と心得て、今後も続けなくちゃ~一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全 [ 村木宏衣 ]【中古】 1日1分からできる美脚リセット あなたの足首は必ず細くなります /村木宏衣【監修】 【中古】afb【中古】 顔筋整骨セルフビューティ /村木宏衣【著】 【中古】afbおとなの美人習慣 [ 村木宏衣 ]
2022.04.02
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3月になりましたね。明後日はお雛祭り🎎アチコチの梅園で梅まつりも開催中ですし、春を待つワクワク気分が盛り上がる時期ですが・・・ここ数日のニュースはロシアによるウクライナ軍事侵攻一色なんとも重ぐるしい気分ですわ(-"-)近年の不安定な世界情勢を鑑みると、決して「対岸の火事」とは言えないかも。いつの世も紛争の一番の被害者は一般庶民ですもの。なんとか穏便な形で早期決着することを願うばかりです(―人―)ナムナム 2月に読んだ本は10冊でした2月の読書メーター読んだ本の数:10読んだページ数:2360ナイス数:267偏愛ムラタ美術館 展開篇 (文芸書)の感想偏愛ムラタ美術館シリーズ3冊目。「絵にのめり込むと、その中に入りたくなる」という村田さんに選ばれし絵は、どれも熱量大きくて、どえらい迫力のものばかり!1冊目2冊目以上にメラメラと滾るような熱さを感じました。私だったら絵の中に入るどころか絵の前で後じさりしてしまいそう^^ 後半の堀晃、甲斐大策、後藤愛彦のお三方の絵は初めて観る画家さん。超弩級の迫力にタジタジ~😅 直で観てみたいものです♡ アンドリュー・ワイエスは2019年に美術愛住館の展示会で観て以来、心に深く突き刺さったまま。読了日:02月03日 著者:村田喜代子メーター検針員テゲテゲ日記――1件40円、本日250件、10年勤めてクビになりましたの感想「交通誘導員日記」に続きヨレヨレシリーズ(?)2冊目読了。正直なところ前作の読後感はいまひとつ思わしくなかったので、もう次はいいかなと思ってたんですが…地域図書館で見かけて、ついつい好奇心に負けて貸し出し~^^ 身近でありながら知らなかった世界! どんな仕事であれ些末なことの積み重ね&さまざまな人間関係によって成り立っていることを今更ながらに深く思いいたる書でした。長い間本当にお疲れ様でした!読了日:02月05日 著者:川島 徹シニア夫婦のかんたん健康ごはんの感想老年の夫婦だけだと一汁二菜で充分! 栄養的にも色彩的にもバランスのとれたレシピが並んでおり、眺めるだけでも楽しい一冊でした。が…我が家はいまだに娘&息子が同居中😢 作って食べて片付けて、2人分だとノンビリと楽しみながらやれそうだから、夫婦二人暮らしに憧れます~^^ なにかと便利な作り置きレシピの中には「ごぼうとしめじのトマト煮」など意表を突くものもあり(*´艸`*) 「コンニャクとじゃこの山椒炒め」や簡単なお漬物など「小さいおかず」も、とてもヒントになりました🎵読了日:02月08日 著者:ブラックサマーの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想前作『ストーンサークルの殺人』は刑事ポーと分析官のブラッドショーのコンビがたまらなく魅力的だったので、待ちかねていた第二弾!でも今回はブラッドショーの活躍が控え目だったうえ、ストーリー&構成のチグハグ感が多少感じられて途中までモタツキが気になりました💦 でも途中からは一気読み。レクター博士へのオマージュ感じられる話運びも好ましいし、同僚刑事たちのチームワークやブラッドショーの今後の成長も楽しみ~。次への展開は果たして?と、またまた気をもたされるラストでしたね^^読了日:02月09日 著者:M W クレイヴンおもしろ大発見! 世界スゴすぎ事典の感想地域図書館の児童書コーナーより貸出。世界の文化や風習は本当に種々様々!コロナのせいで海外旅行はご法度のいま、世界の国々に想いを馳せることが出来て楽しい読書タイムでした。マレーシアのセミの素揚げや中央アフリカ共和国の白アリ食などは、昆虫食がスポットを浴びる今、大注目かも^^ 世界の人から見た「日本のびっくりギョー天」も児童にとっては驚きの視点ですよね、きっと。巻末には国別データ集(2020年7時点)も掲載されており学習にも最適。大人が読んでも楽しめる良書でした。読了日:02月10日 著者:図説 英国メイドの日常 新装版 (ふくろうの本/世界の文化)の感想ヴィクトリア時代を舞台とした映画「テス」「エマ」「嵐が丘」ディケンズ原作の映画などがお好みの人にとっては必見の書☆彡 図説というだけあって写真や絵葉書など資料の量がハンパなし!大興奮でした(≧∇≦) メイドたちの生い立ちや日常生活、彼女たちを取り巻く社会情勢などなど、実に興味深かったです。これだけ膨大な量の資料を整理&考察するのは大変な作業だったのでは? 著者・村上リコさんに深く深く感謝いたします♡読了日:02月13日 著者:村上リコ焼野まで (朝日文庫)の感想ご自身の癌体験記である「光線」を読んだのは7年程前。今作では放射線治療の実体験が詳細に描かれていました。肺ガン闘病中の元同僚や放射線宿酔時の夢に現れる亡き祖父母たち、そして日々舞い落ちる火山の噴煙、教会の鐘の音などなど、村田さん独自の語り口にノメリコミ、読んでるだけでコチラまで宿酔気分に~😢 でも無事に完治されてなによりです!ラストの「死ぬまで深く生きる」という力強い言葉には深く感銘を受けました。読了日:02月16日 著者:村田 喜代子タダで入れる美術館・博物館―お得で楽しいTOKYO散歩 (新潮OH!文庫)の感想古書店にて80円で入手。 2000年発行なので既に閉館している所もチラホラ見受けられましたが「つまらない物はタダでも許せん」というコンセプトのもとにセレクトされているのがナイス! 文庫本サイズのわりには画像や館へのアクセス、map、URLなども見やすく掲載されており、至れり尽くせり~。半数以上は来訪済み。コロナのため休館中の処も多いけど全制覇にチャレンジしてみたいです^^読了日:02月18日 著者:東京散策倶楽部オトナ女子のための美肌図鑑 (美人開花シリーズ)の感想化学的根拠をもとにスキンケア&化粧品を判りやすく解説してくれている本でした。「オーガニックコスメこそ毒がある」「『無添加』が肌に優しいものとは限らない」「パックは効果よりも刺激が勝ってしまう」などなどドキリとする警句も満載! 最近、ついついオーガニックにつられがちだったかもと少々反省です😅 クレンジングと日焼け止めの重要性にも納得!読了日:02月20日 著者:かずのすけ掌篇歳時記 春夏の感想<古来伝わる「二十四節気七十二候」に導かれ、手練れの十二人がつむぐ匂やかな小説集> 大好きな村田喜代子さんの作品を読みたくて借りてきた図書館本。村田喜代子『雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)』姉妹による昔語りは心に染み入りました。村田沙耶香「土脉潤起」髙樹のぶ子「蚕起食桑」も印象的! 巻末の白井明大氏による解説では滋味豊かな日本語の美しさをしみじみと味わえました。白井氏の詩、読んでみたいな♪読了日:02月27日 著者:瀬戸内 寂聴,絲山 秋子,伊坂 幸太郎,花村 萬月,村田 沙耶香,津村 節子,村田 喜代子,滝口 悠生,橋本 治,長嶋 有,髙樹 のぶ子,保坂 和志読書メーターここ数年心酔している村田喜代子さんの本2冊、どちらも読みごたえタップリでした!偏愛ムラタ美術館 展開篇/村田喜代子【3000円以上送料無料】内容ぶわーん「うわっ、何ですか!これ」独特の着眼点で絵画を読み解く“痛快エッセイ”クリムト、デヴィッド・ホックニー、アンドリュー・ワイエス、奥山民枝、長沢芦雪、 黒田征太郎、大和絵、王塚古墳石室展開図、藤原マキ、藤田嗣治の戦争画など(「BOOK」データベースより)村田さんの美術解説は独特の視点で語られており、選ばれている画家さん達も「偏愛」と銘打つだけあって、骨太で存在感あるかたばかり。長沢芦雪とローマのならず者カラバッジョを重ね合わせたりする発想も面白くて「さすが村田さん」と思う鋭い着眼点が見事!これまでの偏愛ムラタ美術館シリーズ1,2も面白かったけど、今作は一段と迫力ある作品揃いで、思う存分ムラタワールドに浸れました(〃▽〃)実はこの本に触発されて、先月、100歳超えの画家・野見山暁治氏の絵を愛住美術館で観てきました。生の野見山作品は、観るだけで圧倒されるパワーと迫力!素晴らしかったです(美術館日記はまた後日m(__)m)村田先生、今後も「偏愛ムラタ美術館シリーズ」続編を希望しま~す偏愛ムラタ美術館偏愛ムラタ美術館(発掘篇) [ 村田喜代子 ]
2022.03.01
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昨日は『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を観てきました。豪華な出演陣の小粋な演技と、カラフル&ポップな絵本のような映画体験!アンダーソン監督の世界観にドップリと浸れて、とても楽しかったですただし、かなり好みの分かれる映画であることは確かかも~詳しいことは後日、映画メモにて<(_ _)>今日は1月の読書メモを1月読了本は11冊でした。1月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3304ナイス数:354クックパッドのおいしい 厳選! 野菜レシピの感想膨大なレシピ数を誇るクックパッドに掲載されている人気野菜料理レシピ本。ポテトサラダやコールスローなど馴染みのメニューばかりだから「たいして参考にならんかも?」と期待せずページをめくってみると…いやいやどうして侮りがたし! コツやポイントが下線入りや拡大写真などで分かりやすく説明されており、料理初心者でもベテラン主婦の味を再現できそうでした。主婦歴40年以上の私でも「あれ!?」と思う手順もあって、これまでいかにおざなりに(笑)料理してきたかを反省致しました (ノ∀`○) 「神は細部に宿る」の一冊^^読了日:01月02日 著者:下着の捨てどき (文春文庫 ひ 20-12)の感想年を重ねれば重ねるほど、以前はなんとも思わなかったことに気づいたり、その逆に些細なことには動じず鷹揚になってきたりと、モノの見えかたや感じ方が変わってくるものですね。「下着の捨てどき」という少々きわどいタイトルにつられて(笑)図書館で手に取った本ですが、なにげない日常の諸々を感受性豊かに考察する繊細な文章には「そうそう!」と頷いてばかりでした^^ 著者の本はこれがお初。他の本も読んでみたくなりました。読了日:01月03日 著者:平松 洋子目でみることばの感想日頃、目にする&耳にする言葉も案外と元々の意味は知らないことが多いということを今更ながら実感! お正月は「〇〇の由来って知ってる?」と本書の写真を見ながら家族と一緒にQ&Aごっこ(笑)をして楽しみました^^ 語源関連の本はあまたあれど、写真で目に見える化を図ってるのがミソですね😉 「知らないだろ?」という上から目線ではないサッパリとした短文の説明が好感度大!ドンピシャなシャッターチャンスの綺麗な画像もステキ♡ 作家さんとカメラマンさんの名コンビ、取材お疲れ様でした❣読了日:01月05日 著者:おかべ たかし狩られる者たち (小学館文庫 タ 1-2)の感想『時計仕掛けの歪んだ罠』『靄の旋律』に続いてアルネ・ダール3冊目。『時計』の続編ながら先の展開がまったく読めず、前半は「え?」「あれ?」と急転直下の連続。入り組んだ話の流れについて行くのがやっとの状態でした(涙)でも後半は巧妙に仕掛けられたピースがカチっとはまっていくたびにワクワク♪ 早くの続編翻訳、心待ちにしています^^読了日:01月07日 著者:アルネ・ダールきのこ文学名作選の感想村田喜代子さんの『茸類』がお目当てで手に取った図書館本。凝りに凝った装丁には驚愕でした! 狂言や今昔物語からいしいしんじさんの短篇まで「きのこ文学」の層の厚さにもビックリ~(*〇o〇*) 総じて怪しさ&あやうさが漂う摩訶不思議の世界!?^^ 村田さん作品はもちろんのこと高樹のぶ子さんの『茸』も凄み感じて心惹かれました。編者の飯沢耕太郎氏は写真評論家・きのこ文学研究家だとか。同氏編の「きのこ漫画名作選」も読んでみたいです^^読了日:01月12日 著者:飯沢耕太郎,萩原朔太郎,夢野久作,加賀乙彦,村田喜代子,八木重吉,泉鏡花,北杜夫,中井英夫,正岡子規,高樹のぶ子,宮澤賢治,南木佳士,長谷川龍生,いしいしんじたゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)読了日:01月12日 著者:原田 マハおもたせ暦 (新潮文庫)の感想「下着の捨てどき」に引き続き平松さん本2冊目。「手土産」「御遣い物」とは言うけども「おもたせ」は耳慣れない言葉。なんとも上品な響きにウットリ~(〃▽〃) 紹介される品々は気取らず、しかも品の良い逸品揃い!どれも美味しそうで、さっそく( ..)φメモメモ 渡すお相手に喜んでもらいたい!という作者の心優しさが伝わる弾むようなリズムの文章にもウットリでした。ちなみに、先週西荻窪の「夢飯」へ行って海南飯をいただいてきました。滋味豊かな鶏スープが染み込んだライスは極上の美味しさでした🤤読了日:01月15日 著者:平松 洋子僕が死んだあの森の感想久々に読んだピエール・ルメートル本。「その女アレックス」など、これまで読んだ作品は一筋縄ではいかない衝撃作ばかりだったので身構えて読み始めたんですが…sキング風青春小説、少年成長譚的な趣きでした。罪を犯した者の底知れぬ恐怖と、発覚への怯えに常時苛まれるサマがヒシヒシと伝わりページを繰る手が止まらず。 ただし結末は、ある程度想定内。複雑怪奇なストーリーを期待して読むと拍子抜けになる可能性大ですが、ジリジリとした焦燥感を味わいたい向きには楽しめる本かも^^読了日:01月17日 著者:ピエール・ルメートルそうざいスープの感想図書館本。毎日の献立作りのさい「主菜・副菜・汁物」の中で一番マンネリになりがちなのは汁物! 毎日みそ汁ばかりじゃね~(-"-) 具だくさんの「そうざいスープ」が85品も紹介されており、和・洋・中華・エスニックとバラエティに富んだレシピで、写真も手順も見やすく「よし次はコレにチャレンジしてみよう」とクッキング意欲をかきたてられました♡ 付箋をしてたら一冊丸ごと付箋だらけになってしまったから自腹で購入しようかな^^読了日:01月20日 著者:ワタナベマキカウントダウン (角川文庫)の感想作者が30年ほど前に書いた作品を加筆修正後に再文庫化したもの。漫才師を目指して奮闘する高校生の青春小説。リズミカルな文体と爽快感溢れる成長譚が心地よくて、あっという間に読了。昨年お亡くなりになった山本文緒さんをしのんで、しばらくの間、未読の作品をコツコツと読んでみようと思ってます。読了日:01月25日 著者:山本 文緒殺人者の顔 (創元推理文庫)の感想ヴァランダーシリーズ解説本である『手/ヴァランダーの世界』を読んだあと、改めてシリーズを最初から読み返すことに決定🎵 初読(2013年)時は事件の結末知りたさに後半は走り読みだったこともあり、今回はゆっくりと味わいながら再読。シリーズ初回からヴァランダーの生活破綻ぶりやスウェーデン&世界状況へのいら立ちなどが際立ってることを再確認できました^^ シックリと馴染みやすい訳も秀逸☆彡 平松洋子さんの『父のビスコ』、第73回読売文学賞(随筆・紀行)を受賞されましたね!おめでとうございます平松さんの作品って以前読んだ時(たぶん、食にまつわるエッセー)は、文章のスタイルが私の好みとは合わず途中で挫折以来、まったく手に取ることがなかったんですが、今回読んだ『下着の捨てどき』では、文体の上品さや鮮烈な表現力にすっかり魅入られてしまいました読書の好みも年を経て変化していくものなのかもしれませんね父のビスコ [ 平松 洋子 ]
2022.02.01
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12月の読了本は12冊でした。12月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:3703ナイス数:384忍ぶ川 (新潮文庫)の感想簡潔&清冽な名文揃いの『短篇集モザイク』に比べると、妙に抒情的に感じてなかなか読み進めることが出来ず、読了まで一か月近くかかってしまいました(焦)暗い血の家族の宿命に翻弄されながら、ひたむきに生きる<私>の眼差しの強さや、彼に寄りそう<志乃>の清らかな風情が印象的。「驢馬」はガラリと一転! 戦時下の在日満州人・張がドンドンと追い詰められていくさまが胸迫るほど痛烈~★ 初めて己の主張を解放したあげく狂人扱いされるとは皮肉な結末(涙)読了日:12月01日 著者:三浦 哲郎行ってはいけない外食: 飲食店の「裏側」を見抜く! (知的生きかた文庫)の感想地域図書館での貸し出し本。<外食のプロが教える「飲食店の裏側」> 読了後は怖くて、ファストフードやファミレス、回るお寿司ではドキドキ~ww もっともデーターの出所などは明記されてないので、どこまで真実かは不明。ただ「安かろう悪かろう」「知らぬが仏」は世の摂理かも? 日々、家族の食事作りをしている身としては、家族の健康を守るため、食材調達にはもっと気を配らなければ!と考えさせられました。読了日:12月04日 著者:南 清貴フェルメールとオランダの旅 (ショトル・ミュージアム)の感想多くの名画がひしめくルーブル美術館の中でフェルメールの『レースを編む女』に一番心惹かれたという女優星野知子さんのオランダ旅行記。もちろんお目当てはフェルメールの絵! 絵画の謎に迫ったり絵の中の小道具や衣装や背景にまで細やかに目配りしながらの解説は読み応え大! オランダ特有の空気感と光を生き生きとした表現力で伝える星野さんの文章は、とても感性豊かでステキでした♡ チーズなどの食文化的も掲載されており、ガイドブック的要素も。正直なところ読む前はあまり期待してなかったけど「拾い物」の一冊でした^^読了日:12月06日 著者:星野 知子囁き男 (小学館文庫 ノ 1-1)の感想愛する妻を亡くした作家・トムと内向的な一人息子ジェイクの不安定な親子関係と、現在&過去の連続児童殺人事件が微妙に交錯する緊張感伴う描写にはページを繰る手が止まりませんでした。罪の連鎖?父と子の宿命? 親子の葛藤が丁寧に描かれているためラストには胸熱くなりました。大満足~♡ 後ろの解説によると映画化の話もあるんだとか? ベック警部補再登場の2作目作品も待ち遠しいです。読了日:12月10日 著者:アレックス・ ノースぐるり (単行本)の感想初読みの作家さん。19編の短篇集。それぞれのお話は短くて、さりげない日常が描かれているのでサラサラっと読み進められると思いきや…読了まで時間がかかりました。なぜだろ~? どこにでもあるような日常生活を温かな目線で包み込む筆者の感性と世界観が心地よくて、いつも以上にユックリと読み進めたせいかも。時間をおいて、ぜひまた再読したい一冊です。読了日:12月12日 著者:高橋 久美子見つける東京の感想ここ数年都内散歩を趣味としてるので行ったことのあるところが多かったんですが、掩体壕(府中市)にはビックリ! 市ヶ谷の自衛隊見学もいまだ未経験なので近々予約しようと思ってます。<東京には「すずらん通り」が15か所以上ある><戦争の痕跡><坂道の考察>など、よくある観光ガイドブックとは一味も二味も違う視点で東京を観察した良書☆「町中華」や「ちくわぶ」「すあま」「しべりあ」など食さんぽのヒントもあってグルメなかたにもおススメ。『東京もっこり散歩』(いからしひろき著)も気になります^^読了日:12月15日 著者:岡部 敬史色から読み解く日本画の感想何度か展覧会に足を運んだことのある山種美術館、日本画メインなので少々地味な印象しかなかった(スミマセンm(__)m)んですが、色を基調にまとめた本作はインパクト大! 竹内栖鳳作「鴨雛」の得も言われぬ可愛らしさ、ゴッホへのオマージュがヒシヒシと伝わる速水御舟作の「向日葵」、ミュシャを思わせる不思議モダン(笑)な山口蓬春作の「卓上」、オレンジ色のローマの街と白黒の格子柄との対比がダイナミックな守屋多々志作の「慶長使節志倉常長」などなど、魅力的な作品に圧倒されました♡読了日:12月17日 著者:三戸 信惠新版 縄文美術館の感想先月、東京都江戸博物館で「縄文2021―東京に生きた縄文人―」を見てきたばかり! 展示会場にズラリと並んだ100体以上の土偶達に心癒されてきました💛 が、なにぶんミニサイズのものが多くて「もっとアップで観た~い」の欲望(笑)がいや増し⤴⤴ 今作は大判のカラー写真が満載で土偶達の細やかな表情も堪能できて最高でした♡ 図版や解説も充実しているし縄文・土偶フリークにとってはお宝本では? 図書館本。自腹で購入したくなりましたが、チトお高いのが難点😅読了日:12月19日 著者:小川 忠博日本沈没(上) (角川文庫)の感想地域図書館にて貸し出し。日本SF史に輝くベストセラー小松左京作品を漫画本で手軽に♪と目論み読み始めたものの、深海潜水艦などの専門知識についていけず途中で挫折しそうに(涙) 阪神淡路大震災や東日本大震災の発生前にここまでリアルに地殻変動などの知識を積み上げていたとは、さすが日本SF界の巨人ですね! 緊迫感に押しつぶされそうになりながらも2巻へ。読了日:12月26日 著者:小松 左京手/ヴァランダーの世界 (創元推理文庫)の感想キャンペーン用に書き下ろされた短編「手」と作者ヘニング・マンケルによるヴァランダーシリーズの解説&索引集。もうこれでシリーズが読めないと思うと寂しさが沸々とこみ上げ~😢 でも巻末の訳者の解説によると「多作な作家なので45の作品のうちまだ16作しか訳していない」だとか⁉ まだ未読のマンケル作品があると思うと希望が湧いてきます^^ 新訳本が出るまではシリーズ一作目から読み返してみるつもり。まずは年始めに『殺人者の顔』から~♪読了日:12月27日 著者:ヘニング・マンケル紅い花 (1) (小学館文庫 つA 2)の感想「紅い花」と「李さん一家」は20代の頃読んで衝撃を受けて以来、何度何度も再読した懐かしい作品♡ ひさびさに触れる「つげワールド」、こんなにも抒情豊かな世界だったかと改めて魅せられました。「通夜」や「もっきり屋の少女」のユーモアあふれる表現も心に沁み沁み~^^ 読了日:12月28日 著者:つげ 義春日本沈没 下 (小学館文庫 こ 11-2)の感想2021年度最後の読了本^^ 原作はもう50年近く前の作品だというのに内容的には古臭さをほとんど感じられず! 地震のメカニズムなども説得力あって緊迫感に押しつぶされそうになりながら読了😢 当時から「いつ来てもおかしくない」と言われ続けている東京直下型地震がますます心配になってきました。 巻末に記載されている防災グッズ、改めて点検の参考にしたいです。読了日:12月30日 著者:小松 左京読書メーター昨年一年間に読んだ本は128冊でした2021年の読書メーター読んだ本の数:128読んだページ数:33376ナイス数:34862020年度は149冊だったから、明らかに読書量が落ちてます読書メモも年々粗略化してますしね~それでも読書は私にとって日々の楽しみ!今年はどんな本と出合えるか楽しみです
2022.01.01
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今週は旧友との再会、歯科医院へ通院、友人とのお出かけ、とツメツメのスケジュールです週中にはお天気崩れそうだけど、気温はほぼ平年並みだとかなんとか無事に乗り切って、来週は掃除ウィークにする予定ですお愉しみは先に済ませて嫌なことは後で~、のタイプなもので(^^ゞ11月の読了本は7冊でした11月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:1792ナイス数:257世界でいちばん素敵な西洋美術の教室 (世界でいちばん素敵な教室)の感想絵画の歴史にそって西洋美術の大まかな流れをつかむ入門書としては最適かも。なによりもカラー図版が綺麗なので眺めるだけでも楽しい~🎵 これまで行ったことのある美術館や美術展を思い出しながら優雅な(?)時間を過ごせました。「ラ・トゥールがカラヴァッジョ並みの性悪画家だった」ことや「モローの絵に生首がよく描かれるのはギロチンの影響」などなど、あまり聞いたことがなかったプチ蘊蓄もふんだんに読めて得した気分に^^ 読了日:11月05日 著者:胃は悩んでいる (岩波新書)の感想2年程前から胃痛が続き胃カメラ2度も受けるも原因不明(涙)まさに「あなたの胃の中で何がおこってる?」が知りたくて読んでみました。専門的な話には頭が追い付いていかなかったものの、収縮運動を調べるためのトランスデューサーを開発する苦労話などは『プロジェクトX』を思い起こすほどの面白さ! 胃の空腹時収縮の重要さなどシッカリと伝わる名著だと思えます。ただ、もう20年以上も前の本なので、もっと研究も進んでるのでは?と検索してみると、著者である伊藤漸先生はもうお亡くなりになられてました。 ご冥福をお祈り致します。読了日:11月08日 著者:伊藤 漸ピノッキオの冒険 (岩波少年文庫)の感想先日映画『ほんとうのピノッキオ』を観てきて少々腑に落ちなかった点を確認するために借りた図書館本。ディズニー映画でお馴染みの『ピノキオ』とは一味も二味も違う原作でした。100年以上にわたり世界中の子どもたちに親しまれてきただけあって親しみやすくて魅力あふれる名作☆ 独特の世界観にマッチした挿絵もチャーミング♪ うまい儲け話や楽して儲ける話などにすぐひっかかってしまうような今時のオトナも、ぜひ読んで欲しいものです^^読了日:11月14日 著者:カルロ コッローディ真っ白な嘘【新訳版】 (創元推理文庫)の感想懐かしのフレデリック・ブラウン! むかーし「スポンサーから一言」「天使と宇宙船」など短篇集をメインに読みふけったものです^^「ミミズ天使」を読んだ時の衝撃はいまだに覚えているほど。 今作は新訳版でピリリと捻りの効いた短編揃い! 古さを感じさせずおおいに楽しめました♪読了日:11月20日 著者:フレドリック・ブラウンウマし (単行本)の感想ずいぶん昔に読んだ『良いおっぱい悪いおっぱい』『おなかほっぺおしり』以来、久々の伊藤比呂美さん本。いかにも伊藤さんらしいアッケラカンとした文体で語られる食エッセーはどれも非常に濃厚(笑) 相変わらずエネルギッシュなかただな~と改めて感心しました。 私の人生最期の食事は「白いご飯・海苔・味噌汁 feat.梅干し」がいいかな~^^読了日:11月23日 著者:伊藤 比呂美新撰版 怪奇小説集 「恐」の巻 (講談社文庫)の感想遠藤周作先生、初読み。狐狸庵山人時代の軽めエッセイは読んだことあるんですが、重めのものはついつい敬遠したまま今に至ってます💦 本作は先生ご自身の体験談と『世にも奇妙な物語』的な怪奇譚の盛り合わせで、とても楽しめました。人間の皮膚に卵を生み付ける「くすね蜘蛛」の恐怖『蜘蛛』とカメラにまつわる『黒痣』が、ひときわ印象的! 大きな文字なので読みやすいのもポイント高し~^^読了日:11月26日 著者:遠藤 周作台所太平記 (中公文庫 た 30-58)の感想『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』などのこれまで読んだ耽美的な作品とは雰囲気一転、端麗な文体で書かれた生活感溢れる女中さん列伝! 既読谷崎作品の中ではピカイチの面白さでした^^ 昭和期の風俗がつぶさに読み取れるうえ、登場する女性たちのなんと活き活きとしていることか✨ 山口晃画伯の挿絵で、なおさらに魅力が倍増! 「たくわんの切り方」そういえば実家(九州)では拍子切りだったわ、と懐かしく思い出し~ww読了日:11月30日 著者:谷崎 潤一郎読書メーター当たり本はダントツで『台所太平記』著谷崎潤一郎台所太平記/谷崎潤一郎【3000円以上送料無料】映画化もされてるようで、監督は豊田四郎 出演は森繁久彌、淡島千景、団令子、乙羽信子、淡路恵子、池内淳子、中尾ミエ、大空眞弓、水谷八重子、京塚昌子とそうそうたる顔ぶれこれは観てみたいですわ~
2021.12.05
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このところ気持ちのいい爽やかな青空が続いていますね。先週からずっと綺麗なブルースカイ~お出掛けの足も弾みます^^先週末は大江戸線の「光が丘駅」に初めて降車しました。六本木や汐留方向の大江戸線にはよく乗るものの、「都庁前駅」から先の練馬方向って初めて。光が丘公園のイチョウ並木や「香りのバラ園」を堪能してきましたが、例の如く写真整理がまだなので、今日は10月の読書メモをば10月の読了本は11冊でした。10月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3157ナイス数:340小林清親 東京名所図 (謎解き浮世絵叢書)の感想8月に行った町田市立国際版画美術館『浮世絵風景画―広重・清親・巴水』の復習にと図書館より貸出し。拡大図や往時の地図なども添えて懇切丁寧に解説されており、実に分かりやすい良書!「たぶんこの場所で描いた」と思しきポイントを、赤丸と矢印で指し示された地図は特に嬉しいかぎり♡ 「散策ルートマップ」と共に参照すれば、臨場感あふれる「名所図」巡りができそう^^ ただし、展覧会で本物の版画を観た直後だっただけに「作品から立ち昇る独自の世界観&魅力は実物に接しないと伝わりにくいかも」と強く感じました💦読了日:10月01日 著者:凶犬の眼の感想前作『孤狼の血』では、まさしく狂犬のようなガミさんの熱量に圧倒されたものですが…ガミさん秘蔵っ子である日岡くんの成長記といえそうな本作は少々トーンダウン?「正義と仁義」のロジックはいささか理解不能でしたし(-"-) それにしても昭和の極道ワールドをこれだけ鮮明に物語ることのできる柚月さんには脱帽! 次作『暴虎の牙』も図書館予約済みで楽しみ~^^読了日:10月03日 著者:柚月裕子今日という一日のために読了日:10月08日 著者:近藤 勝重スモールワールズの感想初読みの作家さん。登場人物達それぞれの哀しみや寄るべなさに、そっと寄り添うような優しさが感じられて心揺すぶられる作品揃いでした。特に『魔王の帰還』が圧倒的な面白さ! ただ、どの作品も練りに練り込まれている感じがして、ちょっともったいないな~感もあり。『ネオテトラ』なんて、この題材であと短編5篇くらいは書けそうでは?ヾ(^^;) 他の作品(特にBL作品)も読んでみたくなりました。読了日:10月11日 著者:一穂ミチ短編伝説 めぐりあい (集英社文庫)の感想正直なところ最初の大沢さんの作品に拒否反応で、思わず本を閉じてしまいそうになりました(ファンのかたm(__)m)山本文緒、宮部みゆきなどの女性陣で持ちなおして、なんとか最後まで読み終えましたが・・・総じて少々古臭い感が否めず。アンソロジーって選者の好みが大きく反映するから、一本ダメだと後のも推して知るべしになる可能性大かも? この『短編伝説』シリーズは私の肌とはあわないということですね、たぶん😅読了日:10月12日 著者:大沢 在昌,五木 寛之,山本 文緒,川上 健一,宮部 みゆき,志水 辰夫,半村 良,三島 由紀夫,連城 三紀彦,森 瑤子,清水 義範,佐藤 正午,赤川 次郎桜庭一樹のシネマ桜吹雪の感想久々に手に取った桜庭本! 小説はもちろん「桜庭一樹読書日記」シリーズを読んでは「読みたい本リスト」にメモしてたものです。今作はシネマ紹介ということで「観たい映画リスト」にメモする気マンマンでいたけど…マイナー系、ミニシアター系が圧倒的で少々とまどい~😢 映画一本につき、たった2pほどのスペースでは桜庭さんの熱い思いをカバーしきれてない感が大きかったかも。ちなみに紹介されている100本近い作品のうち、私も観ているのはたったの6本でした😅今後、アマプラで見つけて鑑賞するのが楽しみ♪読了日:10月14日 著者:桜庭 一樹ピラミッド (創元推理文庫)の感想20代のヴァランダーが刑事を目指していた巡査時代から壮年にかけての活躍ぶりが描かれた中短篇集。結婚生活の変化やリンダの成長はもちろんのこと、スウェーデン社会の変容を読み解くことが出来るのも楽しくて、ヴァランダーファンにとっては嬉しい一冊❣ これで未読のマンケル本は残すところ「炎の秘密」「流砂」と「手/ヴァランダーの世界」の3冊のみ。全部読み終わるのが待ち遠しいような寂しいような…切ないです😢読了日:10月16日 著者:ヘニング・マンケル蝶として死す: 平家物語推理抄 (ミステリ・フロンティア 108)の感想<平清盛の異母弟である平頼盛が主人公のミステリー連作集> 平家物語もいまだに全巻読めてない私としては、前半部は物語に入りづらく四苦八苦💦 でも池殿流平家一門の存続のため戦乱の世をしたたかに泳ぎきる頼盛の不思議なキャラクターに魅せられて後半部は一気読み! 清盛に疎まれたり頼朝や義仲等と渡り合ったりの老獪な処世術はお見事!とても面白く読めました。平家全盛期から鎌倉幕府成立期というたった20年ほどの物語なのに、一大絵巻物を読んだが如くのカタルシス♡ この作家さん初読みでしたが他の作品も読んでみたいです^^読了日:10月20日 著者:羽生 飛鳥認知症の私からあなたへ 20のメッセージの感想脳の劣化をひしひしと感じる今日この頃💦「認知症」の文字を見るたびにドキリとしてます(>_<) <認知症になると不便だけど不幸ではない><出来なくなったことを嘆くより出来ることに目を向ける>など簡潔なメッセージと美しいカラー写真に心励まされる一冊でした。誰にでも、いつかは訪れる『老い』! どんな人も死の間際まで安らかに暮らせる世の中になることを願ってます。読了日:10月27日 著者:佐藤雅彦完本 短篇集モザイクの感想『盆土産』に感銘を受けて以来、三浦氏コンプリートを目指しています^^ 今作は60篇以上(約500p余り)もの大容量! 図書館で借りた時点で、あまりの厚さに臆したものの、どの作品も滋味豊かで味わい深く飽きることなく全頁を堪能できました。1話読むごとに心に染みる余韻に満たされる幸福感!読了には半月ほどかかってしまったけど幸せな読書タイムでした♡ さ、次は『忍ぶ川』を~🎵読了日:10月27日 著者:三浦 哲郎1日10分のごほうび NHK国際放送が選んだ日本の名作 (双葉文庫)の感想<NHK国際放送の番組で放送された作品からセレクトされたアンソロジー> 田丸雅智、森浩美の両氏は初読み。温かみ溢れた良品が並んでおり最後まで心地よく読了。既読の『妻が椎茸だったころ』著中島京子は軽妙&温かさ溢れるなかに潜むほろ苦さと切なさに胸突かれました。それぞれの作家さんの持ち味を楽しめる楽しい一冊♪読了日:10月30日 著者:赤川 次郎,江國 香織,角田 光代,田丸 雅智,中島 京子,原田 マハ,森 浩美,吉本 ばなな読書メーター10月の当たり本は『スモールワールズ』『ピラミッド』『蝶として死す』そして『モザイク』と豊作でしたスモールワールズ [ 一穂 ミチ ]蝶として死す 平家物語推理抄/羽生飛鳥【1000円以上送料無料】三浦哲郎氏の短編集は今後も何度でも読み返したくなるものばかりだったので、図書館に返却後、文庫本化したものをamazonでオーダーしました【中古】みちづれ /新潮社/三浦哲郎わくらば 短篇集モザイクIII(新潮文庫)【電子書籍】[ 三浦哲郎 ]【中古】 ふなうた / 三浦 哲郎 / 新潮社 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】普通は60篇あまりの短編が並ぶと途中で飽きてくるものだと思うんですが、三浦氏の短編って、それぞれの作品ごとに視点や持ち味が工夫されてるせいか、飽きることなく全編読了読み終えたあとには深い満足感を味わえましたこれまで一つの本を何度も再読するという習慣はなかったんですが、三浦氏によって新たな読書習慣が身に付きそうです
2021.11.14
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今日から10月ですね!・・てことは、今年もあと3か月昨日行ったスーパーでは、お節料理の予約受付中のポスターが貼られていたし、ボケボケしてたら、あっという間に暮れになりそうで怖いですわ~そういえば、今月の11日は祝日じゃないんですってね?例年だと「スポーツの日」である11日は祝日だけど、今年は東京五輪開会式の7月23日が「スポーツの日」となったため、今月の11日は「平日」だとか<10月は”祝日無し” 紙のカレンダーは注意を>というYahoo!ニュースで初めて気づきました。いや~、アブナイアブナイ先月の読了本は12冊でした9月の読書メーター読んだ本の数:12読んだページ数:3133ナイス数:296孤狼の血の感想海外ノベルだと気にならないのに国産の警察モノは独特の臭み(失礼m(__)m)感じて、ほとんど手に取ることないんですが…アマプラで映画版を視聴する前の予習のつもりで読み始めたところ、あまりの面白さに一気読み~☆ 懐かしの映画『仁義なき戦い』を思わせるリアルさが秀逸! ニヤリと笑えるシーンも多めなのは疫病神シリーズ風かも? 既読の『盤上の向日葵』と同様、今作も緻密な構成がさすが。即座に続編『凶犬の眼』を図書館予約しました。うーん待ち遠しい~♡読了日:09月03日 著者:柚月裕子清張地獄八景 (文春文庫 み 23-9)の感想みうらじゅん氏の松本清張愛が熱くたぎる一冊! 関連記事や原稿&写真はもちろんのこと、対談・インタビュー、直子夫人の回想や元同僚による思い出などなど盛りだくさんの内容に圧倒されました。実は清張氏の本は『或る「小倉日記」伝』『半生の記』『西郷札』『地の指』など数冊を読んだだけ💦 まずは、みうらじゅん氏の推す清張作品20選の中から少しずつ読み進めてみよう^^読了日:09月05日 著者:コロナの時代の僕ら読了日:09月07日 著者:パオロ・ジョルダーノ,Paolo Giordanoもっと知りたい歌川広重 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)の感想7月に藤澤浮世絵館『江之島浮世絵大集合』、8月に町田市国際版画美術館『浮世絵風景画』と2つの展示会で、生の広重をタップリ鑑賞したので、その復習を兼ねて図書館より貸出。出生から躍進期~円熟期,終焉へと、広重の画業と生涯を丁寧に追っているので理解が深まりました。ゴッホを魅了した大胆な構図や近代絵画を先取りした技量などなど盛り沢山の内容!見世物で消費された「行燈絵」の存在は全く知らなかったので驚愕~。ほとんどの作品は祭りが終わると捨てられてしまったとか😱読了日:09月08日 著者:内藤 正人きょうのスー(1) (アクションコミックス)の感想再読。何度読んでもスー達の生活&成長ぶりが楽しかった(#^^#) 今回は図書館本『身近な鳥のすごい事典』を副読本(笑)として読んだので、小鳥たちの生存戦略がより一段と納得できたかも。したたかに生きる野鳥達、愛おし~💛読了日:09月09日 著者:マツダ ユカきょうのスー(2) (アクションコミックス)の感想再読。1よりもシビアな暮らしぶりにハラハラドキドキ^^ 短命(寿命は2年)なスズメ達の宿命は厳しいものの、懸命に生きる姿に思わず「頑張れ~!」と声かけたくなる愛らしさ😍 庭に来る野鳥達に餌を用意してみようかな♪読了日:09月09日 著者:マツダ ユカ身近な鳥のすごい事典 (イースト新書Q)の感想<身近に見られる35種の鳥たちの意外な歴史とたくましい生き方を紹介> 読みやすくウンチクも盛りだくさんで一気に読了! 比較的馴染みの鳥ばかりなのに生態や歴史など知らないことばかりで、とても楽しく読めました。学術的な情報のなかにトリビア的な話もバランスよく盛り込まれているので、野鳥入門書として最適かも。鶯谷の地名の由来や「小鳥を食べる文化」など印象深い記述も多し。ただ写真が小さくてモノクロなのが、ちょっと残念~^^読了日:09月10日 著者:細川博昭絶品・日本の歴史建築[東日本編] (日経プレミアシリーズ)の感想<誰もが知る日本の名所から知る人ぞ知る名刹まで>「建築巡礼」シリーズでお馴染みの磯達雄氏の文章と宮沢洋氏のイラストというゴールデンコンビによる歴史建築の紹介本。読みやすくて分かりやすい名著! ただ、いかんせん新書サイズなのでイラスト&字が小さくて読みにくし~(涙) 図書館返却日に間に合わず関東地区だけの読了となりました。残念! 日本建築史年表や地図などの実用情報も多彩なので、拡大鏡を用意して再貸し出しする予定です^^読了日:09月14日 著者:磯 達雄,宮沢 洋世界でいちばん素敵な建築の教室 (世界でいちばん素敵な教室)の感想<建築の「なぜ?」がみるみる分かる世界の美しい名建築> 先日読んだ「雲の教室」も見事だったけど「建築」編はまた一段と華やか☆ え?こんなのありえへん(*〇o〇*)と思える建築をGooglemapで検索しながら読んだので、読了するのに長い時間を要しました😅 海外旅行は夢のまた夢である今、世界各地の名建築を巡るバーチャルツアーが出来ました🎵 「支柱もない丸い屋根がへこまないのはどうして?」「柱だけで建物を支えることはできる?」等、建築ド素人的な質問にも分かりやすく解説してくれているのも嬉しい! 読了日:09月20日 著者:盆土産と十七の短篇 (中公文庫)の感想fm東京の『Panasonic Melodious Library』で「盆土産」を視聴後、図書館より貸出。三浦哲郎さん初読みです。前半部は「盆土産」「金色の朝」などシミジミと味わい深い名作揃い✨一転して後半には、なにやら不穏な空気感の作品が並び、ラスト部は「とんかつ」「じねんじょ」とホノボノと胸温まる作品で締められておりました。アンソロジーって作品の順番で印象が変わること多いような気がします。今作の編集の妙は格別の素晴らしさ!自作について語るエッセイも三浦氏の人柄が偲ばれて心地よく読了♡ 読了日:09月22日 著者:三浦 哲郎ゼロの焦点(新潮文庫)の感想<新婚一週間で失踪した夫のゆくえを求めて北陸の灰色の空の下を尋ね歩く禎子>『点と線』と並び称される松本清張の代表作。夫の残した荷物に挟まれていた2枚の写真、クリーニング店を巡る義兄の行動など、様々な謎を冷静沈着に解いていく禎子と、終戦後まもない占領期の己の過去を消したい犯人。いまだ旧弊な意識の残る時代の悲劇といえそう。ただ「占領期」(終戦からサンフランシスコ平和条約発効の1952年まで)から、もはや70年近く経てしまった今となっては少々ピンとこないというのが正直なところかも💦 読了日:09月27日 著者:松本 清張短編アンソロジー 患者の事情 (集英社文庫)の感想<シリアスから不条理まで具合の悪い現代人に贈る癒し?の14編> 「医療」に特化した面白い切り口の短編アンソロジー。手堅い作家陣による、SF風あり時代劇ありコメディありのバラエティ豊かな一冊。既読の山本文緒『彼女の冷蔵庫』や隆慶一郎『跛行の剣』小松左京『くだんのはは』が好み♡ 久しぶりに読んだ『跛行の剣』は凄み&外連味あって隆氏の魅力を再確認!『柳生非情剣』を再読したくなりました^^読了日:09月29日 著者:遠藤 周作,北 杜夫,久坂部 羊,小松 左京,椎名 誠,白石 一郎,筒井 康隆,馳 星周,氷室 冴子,藤田 宜永,三島 由紀夫,山本 文緒,隆 慶一郎,渡辺 淳一読書メーター9月のおススメ本は三浦哲郎さんの『盆土産と十七の短編』盆土産と十七の短篇/三浦哲郎【3000円以上送料無料】内容えびフライは、口のなかに入れると、しゃおっ、というような音を立てた―。東京へ出稼ぎに行った父が、えびフライを携えて帰る「盆土産」ほか、「金色の朝」「春は夜汽車の窓から」「とんかつ」など、中学・高校の国語教科書で親しまれた名作を中心に編んだ、文庫オリジナル短篇集。自作について綴った随筆三篇を付す。(「BOOK」データベースより)三浦哲郎氏の作品は教科書によく掲載されているらしいんですが、悲しいかな旧世代の私は授業で習った覚えもなく、今回が初読みでした😅どの作品も胸に響く珠玉の短編集!読了後、即座にamazonで購入したほど感銘を受けました(〃▽〃)特に『盆土産』の「えんびフライ」(笑)にはノックアウト~これからは海老フライを食べるたびに「出稼ぎの父を囲む食卓」がまざまざと眼に浮かび、じんわりと涙目になってしまいそうです^^三浦氏の他の作品も読んでみなくては~ユタとふしぎな仲間たち (新潮文庫 みー6-7 新潮文庫) [ 三浦 哲郎 ]忍ぶ川改版 (新潮文庫) [ 三浦哲郎 ]短篇集モザイク 完本 [ 三浦哲郎 ]拳銃と十五の短篇【電子書籍】[ 三浦哲郎 ]
2021.10.01
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今日から9月スタートそれにしてもいきなり涼しくなりましたね~!我が地域の今日の予想最高気温は24度半袖じゃ寒くて、慌てて長袖を出してきました^^来週明けくらいまでは30度以下の気温が続くということなので、このまま本格的な秋になるのかもしれませんね。それだと嬉しいな~今朝は久しぶりに台所の隅っこなどを念入りに拭き掃除しました。猛暑の日はついついサボってたから、これから少しずつ取り戻して、暮れの大掃除の前哨戦(笑)としなくては~先月の読了本は15冊でした。8月の読書メーター読んだ本の数:15読んだページ数:3838ナイス数:390谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)の感想<谷崎文学に通底するフェティシズムが匂い立つ名作6篇「刺青」「悪魔」「憎念」「富美子の足」「青い花」「蘿洞先生」> いまでこそ「フェチ」という概念は広く受け入れられていますが、作品発表当時の読者の反応はどんなだったんでしょうか? 作品自体より、そちらのほうが妙に気になります^^読了日:08月30日 著者:谷崎 潤一郎見習い警官殺し 上 (創元推理文庫)の感想主人公であるベックストレーム警部のあまりのお下劣さに嫌気がさして、半分くらい読んだところでギブアップ! 捜査もグズグズとスローペースで一向に進展しないし~(-"-) 著者はスウェーデンを代表するミステリ作家のひとりで国家警察委員会の顧問も務めていたそうですが…うーん不可解(?_?)読了日:08月29日 著者:レイフ・GW・ペーションプリンタニア・ニッポン(2)の感想お待ちかねの『プリンタニア・ニッポン』2巻目! webで既に読んでたけど、紙の本だと少々ニュアンスが違って見えるから不思議。もちろん、すあまやそらまめの可愛さはどちらも共通^^ おぼろげだった世界観が少しずつ見えてきて、今後も楽しみ! プリンタニアシール、眺めるだけで癒されるぅ~♡読了日:08月24日 著者:迷子【Amazon.co.jp 限定】隈研吾建築図鑑 (特典:「隈研吾氏対談|ポストモダンを輝かせた建築家10選」データ配信)の感想宮沢さんの本は建築巡礼シリーズを読んで以来、3冊目。いつもながら、目のつけどころがシャープで、手描きの文章とイラストが味わい深し♡ 建築データはもちろんのこと、隈氏本人のロングインタビューや県別分布図など盛りだくさんの内容! 「びっくり系」「しっとり系」「ふんわり系」「ひっそり系」という分類分けには目からウロコでした。 都内の隈建築はほぼ見尽くしてるので地方へも建築巡礼してみたいけど…うーん、コロナめ~(-"-)読了日:08月24日 著者:宮沢 洋世界でいちばん素敵な雲の教室 (世界でいちばん素敵な教室)の感想図書館本。長年、雲ウォッチングを続けているものの、いつも漠然と眺めているだけで雲の名前は全くの無知(>_<) 雲の種類は10種類とか⁉(十種雲形) 美しい画像と丁寧な解説、おまけにQRコードで動画の視聴可能だし、とても嬉しい一冊でした! ただし、いざ実際に空を見上げて「コレは高積雲?それとも高層雲かな?」との判断は、やっぱり難し~😢 本を手元に置いて検証するため(笑)購入を決定しました^^読了日:08月23日 著者:荒木 健太郎スマホ脳 (新潮新書)の感想<1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める・スマホを傍らに置くだけで記憶力、集中力は低下する> スマホが人間の身体や脳に与える影響の大きさを多くの検証結果をもとに書かれた本書、実に衝撃的な内容でした。「脳はいまだに狩猟時代のままなのにデジタル社会に適応できるはずがない」はい納得です。もはやスマホなしの生活は難しいけど、巻末の対処法「一日1,2時間オフにする」「心拍数をあげる運動をする」「SNSはスマホからアンインストールしてパソコンで使う」等、すぐに出来ることから始めなきゃ!読了日:08月21日 著者:アンデシュ・ハンセンホテル・ネヴァーシンク (ハヤカワ・ミステリ)の感想<ニューヨーク州キャッツキル山地にそびえる“ホテル・ネヴァーシンク”を舞台に展開するゴシック・ミステリ>ホテル経営者一族が語るグランドホテルスタイルの物語。ミステリー度は低めだけど、それぞれの年代を生きる登場人物達の造形の巧みさ&心理描写の緻密さに惹きつけられました。栄枯盛衰は世の習いとはいえ、底流に流れる人の営みの光と闇の美しさ☆ 大満足の読後感! (一番印象的だった盗癖のあるメイド・ハンナの章も、後で考えるとちゃんと伏線となってたとは~(゚ο゚))読了日:08月17日 著者:アダム オファロン プライス玄鳥 (文春文庫)の感想4年ぶりに再読。<武家社会に生きる人間像を描く清冽な5篇> 数ある藤沢短篇集の中でも粒より揃いの一冊☆ 自然描写の美しさと人間の心の機微を捉える巧みさが秀逸で、何度読んでも心魅せられます。また4年後に手に取りたいな^^読了日:08月15日 著者:藤沢 周平再生 角川ホラー文庫ベストセレクションの感想<1993年創刊の角川ホラー文庫、時代を超えて読み継がれるベストセレクション8作>約30年の歴史を誇るホラー文庫の集大成。綾辻行人・鈴木光司・井上雅彦・福澤徹三・今邑彩・岩井志麻子・小池真理子・澤村伊智と実力作家陣のそれぞれの世界観を存分に楽しめ、ほぼ一気読み! 「学校は死の匂い」は既読だけど、何度読んでもゾゾ~と寒くなる。岩井氏の岡山弁を駆使した「依って件の如し」はズシリとした読みごたえ! 目の前に映像が浮かぶような生々しくも土俗的な匂いに圧倒されました。読了日:08月12日 著者:綾辻 行人,鈴木 光司,井上 雅彦,福澤 徹三,今邑 彩,岩井 志麻子,小池 真理子,澤村伊智ミミズと土 (平凡社ライブラリー)の感想現在でも進化生物学の基盤の一つであるとみなされる「自然淘汰説」を唱えたダーウィン。彼がミミズの研究をしていたとは全然知りませんでした。毎日毎日ミミズの糞の量を記録する等、なんとも地味~な観察&研究を重ねるダーウィンのミミズ愛(?)にはビックリ! 研究内容はあまりに地味過ぎて途中で読み飛ばしちゃった部分もあるけど、何万年もの長きにわたって土地を耕してきたミミズの凄さはシッカリと読み取れました^^読了日:08月09日 著者:チャールズ ダーウィン人生の歩き方 2008年6ー7月 (NHK知るを楽しむ/水)の感想地域図書館にて貸し出し。水木しげるさんの章だけをつまみ読み^^ 以前『ゲゲゲの女房』を読んだので水木家の事情は大方のところ分かっていたのですが、それにしても水木さんの人生のなんと波乱万丈なことよ! 兵隊時代や戦後の赤貧時代、締め切り地獄などなど数々の苦労をモノともせず、おおらかに生き抜く水木さんの胆力の大きさには圧倒されました。<結局は「幸せの線をどこに引くか」努力と同じくらい、あきらめも肝心>うんうん、含蓄あるお言葉です。読了日:08月08日 著者:水木 しげるにっぽんのスズメと野鳥仲間の感想鳥好きの友人に感化されて(笑)最近、鳥に興味大! ただし見分けられるのは雀やメジロ、カラス、ハクセキレイくらいなので、まずは一番目にするスズメの観察から~🎵 本書ではスズメ以外の野鳥図鑑もあって得した気分に^^ 写真はどれも可愛くて心癒されました。「野鳥観察の父・中西悟堂」「自然観察からはじまる<トコロジスト>」などなど、興味の幅を広げられて嬉し!読了日:08月08日 著者:ノートを書くだけで脳がみるみる蘇る!の感想最近、字を書くのは買い物メモ位のせいか漢字を思い出せないこと増加中(涙)認知症専門医である著者の「文字を書けば、いくつになっても脳が活性化される」という説に魅了され(笑)さっそく「思い出せなかったノート」を実践中です。悪筆なので字を書くのは超苦手だけど「下手でもいい、丁寧に書く」の言葉にも勇気づけられました^^ 昔やったことのある5年日記、またトライしてみようかな~🎵読了日:08月05日 著者:長谷川 嘉哉座席ナンバー7Aの恐怖の感想毎回読後感がイマイチなのに、ついつい「怖いモノ見たさ」(笑)で読んでしまうフィツェック・セバスチャン本、5冊目。<誘拐された娘を救いたければ、この飛行機を墜落させろ。それが犯人の要求だった> 初期の『治療島』などはサイコ色が強かったけど、今作はタイムリミットまで無駄なく明快な話運びのテンポいいエンタメ作でした。 しかもこれまでの中で一番読後感が爽やかだったかもww 訳者あとがきによると次々と新作が出ているようなので日本語訳化が待ち遠しいです!読了日:08月03日 著者:セバスチャン フィツェック苦悩する男 上 (創元推理文庫)の感想<刑事ヴァランダー最後の事件。娘リンダのパートナーの父が失踪。娘のため、孫のために捜査を始める>2012年から読み進めてきたお気に入りシリーズも、ついに最終話⁉ 瞬間湯沸かし器のような(笑)ヴァランダー刑事も老年期を迎え、身体のそこここに衰えを自覚する日々…身につまされますわ~😅 これで最後となると名残り惜しくてユックリのペースで読み進んで下巻へ~♪読了日:08月02日 著者:ヘニング・マンケル読書メーター先月、一番衝撃だった本は「スマホ脳」スマホ脳 (新潮新書) [ アンデシュ・ハンセン ]内容平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(「BOOK」データベースより)テレビ時代には「一億総白痴化」、ゲーム隆盛期には「ゲーム脳」といった言葉もあったので、出るべくして出た書物とはいえるでしょうが・・・その内容は頷けることばかり曰く、・スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている・1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める・スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する・基本的に石器時代のままの人間の脳はデジタル社会に適応していないetc,etc..そのまますべてを鵜呑みにするわけじゃないけど、最近の集中力の激しい低下は老化のせいだけじゃなくて、スマホのせいもあるのかも?・・・と少々恐怖感を覚えました😅完全なスマホ断ちはホボ不可能だろうけど、出来るだけ距離を置くことを目指したいと思ってます。
2021.09.01
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🎐暑中お見舞い申し上げます🎐今日は朝からグングンと気温上昇当地の予想最高温度は34度なんだとかあまりの暑さに我が家では午前中からエアコンフル活動です。8月は始まったばかりだというのに、早くも秋が待ち遠しいですわ~先月の読了本は13冊でした。7月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:2193ナイス数:423名短篇、さらにあり (ちくま文庫)の感想《人間の愚かさ、不気味さ、人情が詰った奇妙な12の世界》 5月に読んだ『とっておき名短篇』に度肝を抜かれ、北村薫&宮部みゆきご両人がセレクトしたシリーズのコチラも。巻頭の舟橋聖一「華燭」にはズッコケ(失礼m(__)m)たものの他作品はどれも上質な名品揃い!林芙美子「骨」岡本かの子「家霊」が特に秀逸。島崎藤村「ある女の生涯」も強く心に残る鬼気迫る作品でした。恥ずかしながら島崎藤村は初読み。教科書などには部分的に載っていても改めて手に取ることはなくて💦 『破戒』『夜明け前』青空文庫で読んでみよう。 読了日:07月02日 著者:近藤勝重流 老いの抜け道の感想《長年メディアで活躍、名コラムニストでもある近藤勝重氏による“老人免状”返上の書》 「人の名前がすぐ出て来ない?なんも心配いりません」という帯は実に心強し^^ 身体も気力も日々衰えるばかりで不安増大中なれど、今後の暮らしに本書を役立てたいと思いました。老いは誰もが通る「未知の体験」ソロリソロリと手探りしながら歩むしかないのかも~。 *ダメさも含めて人間を肯定する*トンチンカンを楽しもう*身づくろいは寿命にプラス*年不相応を楽しむのが老いの醍醐味*思えば思われる*かきくけこ健康法*笑えば若返る読了日:07月05日 著者:近藤 勝重ピュアの感想《「頭じゃないの。子宮がそういうのよー男を食べろ。食べて子供を作れ、って」》女性が男性を食べないと妊娠できない近未来(?)ワールド。設定の関係上グロいシーンも続出だけど、読後感は案外と軽やか。ディストピアの中で懸命に愛を極めようとする姿がとてもピュアに感じるせいかも? 表紙の佳嶋(kashima)氏のイラストがとても鮮烈。エロス感じる透明感が素晴らしい!読了日:07月07日 著者:小野 美由紀霜の降りる前に〈上〉 (創元推理文庫)の感想娘リンダが主役のヴァランダーシリーズ番外編。娘の視点から描かれるヴァランダーが新鮮だけど、相変わらずの癇癪持ち^^ カルト宗教の集団自殺&消えた友人の謎がどう絡んでいくのか? 後半へ~🎵読了日:07月16日 著者:ヘニング・マンケル伝統のアイヌ文様構成法による アイヌ衣装と刺繍入門(ミニサイズ:チヂリ編)の感想先日松濤美術館で「アイヌの装いとハレの日の着物」を鑑賞したのをキッカケに図書館より貸出し。下図の作成方法や運針の順序なども詳細に説明されてて、おもわず「私でも刺せるかな?」とモチベーションアップ! 図案が大きいので老眼の私でも見やすいし、ぜひ一度チャレンジしてみたいです。カサイエプ(糸巻き)など伝統的な道具も興味深し♡読了日:07月17日 著者:津田 命子アイヌ文化の大研究 歴史、暮らし、言葉を知ろう (楽しい調べ学習シリーズ)の感想松濤美術館で「アイヌの装いとハレの日の着物」を鑑賞したのをキッカケに図書館より貸出し。<楽しい調べ学習シリーズ>の一冊。 写真やイラストなどが多めで楽しく読めました。これまでアイヌに関して不勉強だった私にとっては第3章の《アイヌ民族の歴史を知ろう》が読み応え大! 元寇ってサハリンあたりにも来ていたとは知りませんでした。13世紀後半~14世紀初めまでアイヌの人々も元と闘っていたんだとか。昨年オープンした「国立アイヌ民族博物館」も記載されており情報が新しいのもいいですね。読了日:07月18日 著者:パチンコ 上の感想<日本の統治下となった朝鮮から大阪、横浜へ。在日コリアン四世代の変転を描く全米図書賞最終候補となった大作> なんという読みやすさ&圧倒的な面白さ‼ 2国間の歴史を顧みると居心地の悪さを覚えそうな?と最初は身構えたんですが、淡々と語られる家族の流転にページを繰る手が止まりませんでした。上巻は朝鮮戦争あたりまで。このまま朝ドラや映画化も相応しい骨太かつ普遍性のある物語。アメリカではベストセラーになったそうですが…読みメの感想・レビューがたったの4つって何故(?_?)と戸惑いながら下巻へ~。読了日:07月20日 著者:ミン・ジン・リー,池田 真紀子恋愛仮免中 (文春文庫)の感想<人の数だけ恋の形はある。人の心が織りなす甘くせつない恋愛小説アンソロジー> さすが実力派の作家揃い! 5編とも安定の面白さでした。一番味わい深く読めたのは原田マハさんの「ドライビング・ミス・アンジー」半年前に妻を亡くしタクシー運転手となった主人公とボストンの老婦人との心の触れ合いが原田さんらしい洒脱さ!もはや『恋愛』とは縁遠い世代の私もほのかにトキメキ^^ ただ「仮免中」というタイトルは少々的外れなような?読了日:07月20日 著者:奥田 英朗,窪 美澄,荻原 浩,原田 マハ,中江 有里ストーンサークル―不思議な巨石群 (開かれた封印 古代世界の謎)の感想<数千年前から2千年前にかけて造築されたストーンヘンジ。多種多様なサークルと現時点での知識を紹介> 先月読んだ『ストーンサークルの殺人』が面白かったため、改めてストーンヘンジの知識に触れたいと思い手に取った本作…写真が多めだったもののページ数も少なく、結局「未だに謎は解明できてない」ということしか分からずじまいでした😅読了日:07月22日 著者:オーブリー バールへんな西洋絵画の感想<誰もが知る傑作から知る人ぞ知る名画まで選りすぐりの“へんな絵”120点を掲載>『困った巨匠対決』に引き続き、五郎先生の本2冊目読了。「可愛くない子どもたち」「小さすぎ大きすぎ」「未確認生物」等、さすが五郎先生、目の付け所が鋭し~☆ 特に「神の子イエスを普通の子供と同じように可愛らしく描くわけにはいかず威厳を持たせることを優先したため変な顔に」説には「へー!?」ボタン連打でしたww YouTubeチャンネル同様、軽妙な語り口は魅力たっぷり♡ とても楽しめました!読了日:07月24日 著者:山田 五郎夜消える (文春文庫)の感想《市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を鏤骨の文章で綴る珠玉の短編集》これまで読んだ藤沢作品とはいささか手触りが異なる趣きだと感じたのは、武士世界じゃなく江戸の庶民生活が舞台だったせい? 七作すべて、心の機微織りなす味わい深い名篇ばかりでした。「踊る手」「初つばめ」「遠ざかる声」が特に好きっ^^読了日:07月24日 著者:藤沢 周平隣の嫁の感想<地方農村を舞台にした悲しい恋の物語「自ら機械のごとくなって生きていかねばならぬのが道徳ならば、道徳は人間を絞め殺す道具だ」> 毎週愛聴しているTOKYO FM『Panasonic Melodious Library』で取り上げられた小説、青空文庫で読んでみました。『野菊の墓』のような悲恋かと思いきや、端々にユーモラスな描写もあり^^ 明治時代の古い因習やしがらみに縛られるもどかしさや、当時の農作業の様子も丁寧に描写されており興味深く読めました。それにしても19歳の省作君、あまりにもウブ~ヾ(^^;) 読了日:07月26日 著者:伊藤 左千夫土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて (光文社新書)の感想<世界の土はたった12種類> 水と同様に命の源となる重要なエレメントである土! そのわりにこれまで注目度がイマヒトツだったような? 今後訪れるであろう食糧危機を乗り越えるため、スコップ一つ携えて世界を巡る藤井氏の心意気にはただただ感服☆彡 いささかとっつきにくい土壌問題だけど軽妙な語り口に乗せられて(笑)最後まで楽しく一気に読了しました。学術的になりがちな内容を一般庶民レベルで表してくれている良書!! 家庭菜園に勤しむ友人にはもちろん、広く皆さまにもススメしたい一冊です😉読了日:07月30日 著者:藤井 一至読書メーター7月は当たり本が多くて充実の読書タイムでした。特に『パチンコ』『土』は読みごたえタップリ&ページを繰る手が止まらずワクワクと楽しめた作品でしたいまだ緊宣発令中ですが、先月は比較的安全そう(?)な場所へチョロチョロ(笑)とお出かけし、移動中の電車内での読書がはかどりました。家に居る時って、ついつい家事を優先してしまうから、なかなかページが進まないんですよね。私にとって、電車内は集中して本を読むことができる「最高の読書室」もちろん、座席が無事に確保できたら、の話ですが7月のお出かけ画像↓どれもまだブログアップできてないので、これからボチボチとアップする予定です😅パチンコ 上 [ ミン・ジン・リー ]パチンコ 下 [ ミン・ジン・リー ]土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて (光文社新書) [ 藤井一至 ]大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち (ヤマケイ新書) [新書] 藤井 一至9784635510226【中古】
2021.08.01
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新型コロナウイルスワクチンの2回目を接種して1週間が経過しました。しつこく続いていた注射部位の腫れや痛みもひいて、腕の上げ下ろしもずいぶん楽になって一安心です。でも、この一週間なんとなく身体が重くて気分も優れず~今日は思い切って半日、布団の中でゴロゴロしちゃいました。まぁワクチンといえど、コロナ成分(?)が身体の中に入ったわけだから、なにかしらの影響が出るのはあたりまえかも?ワクチンの接種で充分な免疫ができるのは2回目接種後7日以降とか免疫が出来ればコロナ発症予防効果は95%(ファイザー製)なんだそうですね。「男性よりも女性の方が抗体が多く作られる」という調査結果もあるらしいですが、新型コロナに関しては、まだまだ未知な部分が大でもありますし、今後も油断なく過ごそうと思ってます先月の読了本は13冊でした。5月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:2400ナイス数:257最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)の感想伊坂幸太郎、越谷オサム、朝井リョウ、石田衣良、橋本紡、荻原浩、白石一文の7人の作家が描き出す究極の恋愛アンソロジー。「最後の恋」つまり自分史上最高の恋ーー<MENS>というタイトルに、いったいどんなドラマチックな恋愛模様が描かれているのか?と期待大で読んだんですが・・・うーん(-"-) いまひとつピンとこない作品が多めで、やや肩すかし。 越谷オサムさんの「3コデ5ドル」と朝井リョウさんの「水曜日の南階段はきれい」の2作は素直でピュアな感性が新鮮でした。読了日:05月01日 著者:朝井 リョウ,石田 衣良,荻原 浩,越谷 オサム,伊坂 幸太郎特許多腕人間方式の感想青空文庫にて。海野十三、初読み。「特許事務所に現れた依頼人の申請依頼は『3本目の腕』に関するものであった」さすが日本SFの父とも呼ばれる海野十三作品。なんともシュール!! 特許実務の流れに沿って展開される会話はリアルなものの、飄々とした文体からはユーモア漂い、思わず( ̄ー ̄)ニヤリ~読了日:05月01日 著者:海野 十三オンチの感想夢野作品は昔「ドグラマグラ」「押絵の奇蹟」など数作読んだだけ。今作は「3人の工員が見ているなか会計部の事務員が撲殺される、はたして犯人は?」とミステリー仕立て。 溶鉱炉での対決シーンなどリアリティ溢れており、怪奇&幻想的なイメージの他作品とはやや異質なように感じました。復讐の激情に囚われたオンチの姿が胸に迫る迫力! 青空文庫には短編も充実してるので今後も読み進めてみたいです^^読了日:05月04日 著者:夢野 久作ハリネズミの願いの感想〈キミたちみんなを招待します。……でも、だれも来なくてもだいじょうぶです〉自分に自信がなくて自分のハリがコンプレックスでありアイデンティティでもあるハリネズミ! 考え込み症候群の人だったら「わかるわかる!」とおおいに共感できそうです。どんどんとエスカレートするネガティブな妄想には思わず「ストップ、スト~ップ!深呼吸して肩の力を抜いてみようよ~」と声をかけたくなっちゃいました^^ 心が弱ってる時に読むと、ちょっと辛いかも。「かわいくて怖い童話」という谷川俊太郎さんの評に同感です。読了日:05月07日 著者:トーン テレヘン私のことならほっといての感想《「誰かのため」でなく、「自分のため」に性と向き合う女たち。一筋縄ではいかない《大人のエロス》に迫る全七篇》初読みの作家さん。エロスという括りより、もっと深淵な「欲望」を掘り出すかのような感覚的な作品揃い! 不思議な手触り&バラエティ豊かな世界観に引きこまれました。「匂盗人」「片脚」が特に秀逸☆ 他の作品もぜひ読み進めてみたいです。読了日:05月08日 著者:田中 兆子とっておき名短篇 (ちくま文庫)の感想再読。前回は図書館で。今回は古書店で見つけて購入。度肝を抜かれる(笑)作品揃いの短編集。深沢さんはやっぱり凄い! 居心地の悪さがハンパないのに何故か惹きつけられます。「悪魔」「異形」も薄気味悪くてゾワゾワ~(>_<) よくぞまぁ、これだけ異質な短編を集めに集めたり!と改めて感嘆しきり。巻末の編者北村薫&宮部みゆきの対談は読みごたえ大!『名短篇、さらにあり』も図書館で予約しました^^読了日:05月09日 著者:瓶詰地獄の感想<遭難兄妹が海に流した三つの瓶。そこに収められた地獄の真相とは?> 昭和3年(1928年)雑誌『猟奇』に掲載された掌編。ずいぶん前にアンソロジー本でも既読。兄妹が織りなすイノセントタブーの哀しくも陶酔に満ちた世界感が何度読んでも魅力的です。さまざまな解釈が可能なのが悩ましいところかも^^読了日:05月09日 著者:夢野 久作子供時代 (新潮クレスト・ブックス)読了日:05月11日 著者:リュドミラ ウリツカヤ眉村卓のタイムマシン (シリーズ・冒険)の感想SFの父ウェルズの古典。「80万年後の世界へ飛ぶと、そこに地上に住むイーロイ人と地底をねぐらにするモーロック人という2種族の原始的な階級社会だった…」まさに元祖タイムトラベルもの! 小学校か中学校時代に児童版を読んだ覚えがあるけど、今作は「眉村卓のタイムマシン」と銘打ってるので、眉村氏独自の解釈があるのかと思いきや…その差は分からずじまいでした(;^^) むすびの言葉「人類の英知や力が失われた時代にあっても感謝の気持ちと愛し合う心はどこかに残っている」…そうあってくれることを切に望みます。読了日:05月15日 著者:眉村 卓,H.G. ウェルズ短編復活 (集英社文庫)の感想赤川次郎浅田次郎などなど、手練れの作家揃いの短編集。短いページの中に各作家独特の濃密な世界がミッチリと描かれており、さすがの読み応え! 初読みだった北方謙三「岩」が特に印象深くて他の作品も読んでみたくなりました。新たな作家との出会いがあるのが短編集の醍醐味ですね~。読了日:05月18日 著者:赤川 次郎,浅田 次郎,伊集院 静,北方 謙三,椎名 誠,篠田 節子,清水 義範,志水 辰夫,坂東 眞砂子,東野 圭吾,宮部 みゆき,群 ようこ,山本 文緒,唯川 恵半七捕物帳 47 金の蝋燭の感想一年近くストップしていた半七捕り物帳シリーズ。1~36までは2020年に読了。<今年に入って45までは読んだものの、読みメにはまだ未投稿> なにしろスラスラと読めるので病院での待ち時間や電車移動中などの読書に最適☆ 今作は「金の伸べ棒入りの蝋燭を抱えた女が両国の仮橋から身投げした。金の蝋燭の出どころと作られた目的とは?」 金の延べ棒入りの蝋燭とは恐れ入り谷の鬼子母神ww てっきり江戸城御金蔵破りと関連あると思いきや…ワクワクするような筋立てはさすが!読了日:05月21日 著者:岡本 綺堂ワイルドサイドをほっつき歩け --ハマータウンのおっさんたちの感想『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』では息子さんを巡って英国の教育事情などが語られ実に興味深かったけど、コチラは英国労働者階級のおっさん&おばさん事情。英国の充実した福祉「ゆりかごから墓場まで」を羨んで育った私としては、すっかり様変わりしてしまった英国事情に驚くばかり。EU離脱を巡っての国民投票もNHS(国民保健サービス)問題が絡んでいたとは露知らず~(-"-) 泣き笑いしながらも、しぶとく生きるブーマー世代のオッサン達にエールを送る本著、前作より楽しく読めました!読了日:05月24日 著者:ブレイディみかこ死後の恋の感想<ロシア革命直後のウラジオストックでロマノフ王家の宝石にまつわる奇妙な体験を語る怪しい男の独白> 昭和3年(1928年)雑誌『新青年』に掲載。夢野久作お得意の独白体形式の作品。 猟奇的&妖美な物語は鮮烈な印象でした。余談ながら、度々生存説が囁かれた皇女アナスタシアを映画『追想』(1956年)で演じたイングリッド・バーグマンは格別の美しさでしたわ^^読了日:05月25日 著者:夢野 久作読書メーターあいかわらずステイホームが続いてるので、もっとたくさん読めそうな気がしてたんですが、案外とページが進まずいつも通りのペースに😅5月は病院通いが続いたため、しばらくぶりに青空文庫アプリを活用して「半七捕り物帳」シリーズや夢野久作の短編などを読みすすめています。今年中に「半七捕り物帳」69話、全制覇を目指してるんですが・・・・去年も同じようなこと言ってたような気がするな~5月の☆☆☆☆は『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち [ ブレイディ みかこ ]私のことならほっといて『私のことならほっといて』田中 兆子著田中兆子さんは初読み!R-18文学賞受賞作家らしく「性」がテーマの作品が多めでした。特有の感性が面白く感じたので他の作品も読んでみたいと思ってます甘いお菓子は食べません 新潮文庫 / 田中兆子 【文庫】あとを継ぐひと [ 田中兆子 ]【新品】【本】徴産制 田中兆子/著
2021.06.06
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GWもそろそろ半ば過ぎですね。明日以降はお天気下り坂のようなので、今日は少し早起きをして、公園さんぽ&珈琲館でモーニングセットを食べてきました。↑気づいた時には既にトースト半分以上お腹の中へ~(^^ゞコメダ珈琲のモーニングは初めて!おぐらあんをプラスして、まったりと楽しんできましたそれにしても、9時頃に到着したのに、もう満席だったことにはビックリ先週行った「さかい珈琲」も10時半には満席だったし・・・・GWのせいなのか、それとも、この手のお店って常時そんな感じなのかな?モーニングにはめったにトライしないからよく分からないけど、先週のリベンジ(笑)ができて、とりあえずスッキリしました先月の読了本は11冊でした。4月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3389ナイス数:372靄の旋律 国家刑事警察 特別捜査班 (集英社文庫)の感想先々月読んだアルネ・ダール著「時計仕掛けの罠」が面白かったのでコチラも。個性的なメンバーの活躍と地道な謎解きの人気警察小説第1弾。それぞれ訳ありのメンバーばかりのチーム捜査はいささか地味な展開。いろんな要素を詰め込みすぎた分、一気呵成にという迫力には及ばず。でもシニカルな会話などがいかにも北欧ミステリーで好きなタイプです♡ このシリーズもっと読みたいのに、我が地域の図書館にはダール作品はこの二作だけでした。翻訳されてないのかな? 残念~😢読了日:04月01日 著者:アルネ・ダール地の告発 (創元推理文庫)の感想シェトランド諸島を舞台に繰り広げられるペレス警部シリーズの第7弾。「地滑りが暴きだした殺人事件」そのものは、あまり新味を感じず、ペレス警部とウィロー警部の関係進展のほうが気になり~^^ シェトランドの自然描写には毎回心惹かれます。次作が最終話になるとか? 早く読みたいけど読後は「シェトランド・ロス」になりそうで寂しいかも^^読了日:04月03日 著者:アン・クリーヴスぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの感想英国で思春期真っ只中の息子さんと共に世界の縮図のような日常に直面するパワフル母さん! こんなふうに子供との会話を進められる母親って日本ではなかなかいないのでは? 我が子育て時代を顧みて、ただただ嘆息するばかり。英国社会の一端をリアルに感じることのできる良書。ただ、この表紙は好き嫌いが分かれそうな気がします😅読了日:04月07日 著者:ブレイディ みかこ植物刺繍手帖 実物大図案と作り方つきの感想まるでボタニカルアートのような繊細な美しさの刺繍図案集💛 眺めているだけで心癒されました(〃▽〃) ただし、実物図案付き&簡単なステッチばかりのようでも、こんな風に自分も刺せるとはとても思えず😅 それでも見てるだけで幸せ~^^読了日:04月11日 著者:マカベ アリス厳寒の町の感想アイスランドを舞台に描かれるエーレンデュル犯罪捜査官シリーズ。今回もこれまでの作品同様、明るさがチラとも見えず重ぐるしさに胸塞がれる思いに(-"-) いまや世界各国が抱える「移民問題」がクローズアップされており、どう着地点を見出すのか気になったものの、図書館返却期日まで読みおおせず(涙) 再度、予約するつもりです。読了日:04月14日 著者:アーナルデュル・インドリダソンお坊さんが隠すお寺の話 (新潮新書)の感想「いまや崩壊の危機にある日本仏教に再生の道はあるのか。お坊さんが黙して語らない、それでも知っておきたい現代のお寺事情」 たいへん興味深く読みました。10年程前、親の葬儀のさいに始めて葬儀や墓地の実態に直接向き合うこととなった我が家。お布施や法要の読経の算段に汲汲としているお坊さんの姿にはいささか鼻白んだ覚えがあります。旧態依然とした「葬式仏教」は、もはや風前の灯火というのはむべなるかな。現代社会に則したお寺経営の数々の問題点が分かりやすく書かれており勉強になりました。 読了日:04月15日 著者:村井 幸三事故物件怪談 恐い間取りの感想「ワケあり物件」の不思議な話がテンコ盛り!いや~怖かった😢 体験談が淡々と描かれているだけなのに、なぜにこんなに怖いのか? 変に起承転結をつけたり、話を盛り込んだりしてないからリアルな手触りになるのかも? それぞれの物件の間取りを見ながら、ついつい想像が膨らんじゃうし(>_<) 一人暮らしの人が夜読むのは要注意です。読了日:04月18日 著者:松原 タニシ腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!の感想“便秘外来"で有名な順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生の指導のもとにはじめた松本明子さんの「腸活」、3週間で便秘解消できたとか。羨ましい~! 昨年から胃痛&便秘で苦しむ日々で薬漬けの毎日なので藁をもつかむ気持ちで読んでみました。朝一杯の水、ストレッチ、乳酸菌、発酵食品、ウォーキングなど、これまでも試したことあることばかりだったけど、「寝る前30分からボーっとする」というのは想定外でした。パソコンやスマホいじりは厳禁ですね。「免疫機能を司る細胞の6割が腸にある」、免疫力アップのためにも腸内環境を整えねば!読了日:04月20日 著者:松本明子アーモンドの感想扁桃体が人より小さく怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生ユンジェと、激しい感情を持つゴニの出会いが淡々と語られるピュアな物語。心震えました! 訳者あとがきの「情報のやり取りは緊密かつ大量に行われるようになった一方で、人と人との直接のふれあいは減り、そのぶん共感力が弱くなっている」という言葉にも深く頷き。先日読んだ「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」と同様、多様性や共感がキーワードでしょうか。超良書~☆読了日:04月22日 著者:ソン・ウォンピョン短編工場 (集英社文庫)の感想浅田次郎、奥田英朗、宮部みゆき、伊坂幸太郎等、そうそうたる著作陣! 安定の面白さでした。それぞれの作家の持ち味が存分に発揮されていてお得感(笑)たっぷりの一冊☆ どの作品もレベル高いけど、好みとしては『ここが青山』奥田英朗『陽だまりの詩』乙一、『かみさまの娘』桜木紫乃かな。宮部さんの『チヨ子』は再読。何度読んでも心ホッコリ~^^読了日:04月24日 著者:たそがれ長屋: 人情時代小説傑作選 (新潮文庫)の感想豪華執筆者による珠玉の時代小説五編。池波正太郎「疼痛二百両」山本一力「いっぽん桜」北原亞以子「ともだち」山本周五郎「あとのない仮名」藤沢周平「静かな木」 いずれも甲乙つけがたい名作揃い✨ 「たそがれ」と銘打つだけに人生晩年時の哀感が胸に染みわたり~。北原亞以子さんは初読みでしたが「ともだち」は現代にも通じる女心^^ しみじみと胸に落ちました。読了日:04月30日 著者:池波 正太郎,北原 亜以子,山本 周五郎,藤沢 周平,山本 一力読書メーター4月の読了本はどれも興味深く楽しく読めました。特に感銘を受けたのはこの2作ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー [ ブレイディ みかこ ]アーモンド [ ソン・ウォンピョン ]異なる文化・習慣を持つ人が関わり合う機会が、今後、ますます増えることは間違いないことですよね。人種、性別、思考などなどお互いの違いを理解しあい、ともに生きていくためには真摯なコミュニケーションが最重要!お互いの違いを認め合い、多様性を受け入れることの重要性を深く考えさせられるこの2作、おすすめです(^^)/ただいまブレイディ みかこ著の「ワイルサイドをほっつき歩け」を読書中。労働者階級のおっさんたちを通して知る英国。こちらも読みごたえタップリの予感~ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち [ ブレイディ みかこ ]
2021.05.04
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このところ、またまたメマイが再発して絶不調です目が回る~(@@)というより身体全体がフラフラして定まらず!毎日の家事にも差し支えるほどなので、かかりつけ医で相談してみたところ「最近、メマイの患者さんが激増してる!寒暖差の大きさや気圧変動の影響だね」と軽く流されてしまい、とりたてて対処法はお聞きすることできませんでした胃の調子も相変わらずで、1月以来続けている漢方薬も効いてるんだか効いてないんだか?という状態ですしねー思えば、昨年の胃カメラ検査から早や1年いまだにスッキリしないままなので、先週末セカンドオピニオンを求めて違う病院に行ってきました。で、当然のことながら内視鏡検査なども一からやり直し!月末に胃カメラ&大腸検査も実施することになりました。大腸検査は経験者の友人に「二度とやりたくないほどの苦しさだった」と常々聞いているから気が進まないんですが・・・・もうこうなったら「煮るなり焼くなり好きにして~」の境地ですわ(;´д`)トホホと最近すっかり闘病ブログと化しているような?不景気な話ばかりで申し訳ありませんm(__)m今日は先月の読書メモを3月の読書メーター読んだ本の数:8読んだページ数:1985ナイス数:173地図で読み解く京王沿線 (地図で読み解く沿線シリーズ)の感想新宿、渋谷、下北沢、吉祥寺などのメジャーな駅から「そんな駅あったっけな?」と思うようなマイナー(失礼!)な駅まで、京王線沿線各駅の地形や歴史などを網羅。明大前あたりは江戸時代煙硝庫があり、その後陸軍の火薬庫があったので火薬庫前駅だったという話や、関東の宝塚と称された一大遊園地「京王閣」があった「京王玉川駅」などなど、京王線沿線に引っ越して30年以上経つのに全く知らなかった驚きのトリビアが満載! 地図や地形図も多彩でブラタモリ的な楽しさも満喫しました^^読了日:03月21日 著者:破局 (異色作家短篇集)の感想ダフネ・デュ・モーリアの短編集<人生の断面を鋭く抉る六つの物語> どの話も辛辣な目線をヒシヒシと感じるビターな持ち味。日常の退屈から逃れるためにトンデモ生活を送る男の末路『アリバイ』や、目の手術後、周りの人間が皆動物に見えてしまう『青いレンズ』、『ベニスに死す』を思い起こさせる『美少年』など、前半の作品はそこはかとなくユーモアも入り混じっていて比較的軽やかな読後感でした。が後半の作品は苦味が強烈でいささか疲れちゃった(;^^) 読了日:03月21日 著者:ダフネ・デュ モーリア筆ペンではじめるモダンカリグラフィー の感想「モダンカリグラフィーを始めてみませんか?筆ペンと紙さえあれば大丈夫」というアオリにつられて、さっそく100均で(笑)筆ペン数種類を購入^^ 本を見ながらトライしてみましたが…ローマは一日にして成らず(笑) 自在に書けるようになるには練習あるのみ? 作例のアイデア集などセンスが良くて眺めているだけでも楽しい一冊☆読了日:03月17日 著者:島野 真希九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)の感想『ダンジョン飯』久井諒子さんの短編集。 いかにも久井さんらしい様々な世界観が秀逸! それぞれの題材によって絵柄も微妙に違えており、その画力の確かさには平伏です。どの作品も魅力的だったけど私は「金なし白祿」がダントツにお気に入り~^^読了日:03月14日 著者:九井諒子妖し (文春文庫)の感想10人の豪華執筆陣が“怪異”をテーマに描く短篇アンソロジー。、[奇譚小説]と銘打ってたので乱歩風のものかと思いきや、湿り気が少ない現代風な手触りの作品がメインでした。米澤穂信さんの「わたしのキャベンディッシュ」バナナの蘊蓄が興味深くて、ついつい引き込まれ~☆ 恩田陸さんを始め他の執筆陣も皆、独自の世界観を確立しており、外れ無しの一冊に大満足!読了日:03月11日 著者:恩田 陸,米澤 穂信,村山 由佳,窪 美澄,彩瀬 まる戦争は女の顔をしていない 2 (単行本コミックス)読了日:03月08日 著者:小梅 けいと江戸・東京の「謎」を歩く (祥伝社黄金文庫)の感想東京の街角に残る歴史ミステリーが丁寧に綴られていました。近年、都内散策を趣味としているので見知ったスポット(富士塚など)が出てくると、そうそう!と思い起こすこと多し。ただし火葬場や刑場などはあえて避けていたスポットかも💦 銅像や鉄道廃駅などの知識も全くなかったので勉強になりました。でもわざわざ出かけたいかと言うと、そのへんはややビミョウ~😀読了日:03月06日 著者:竹内 正浩ご近所富士山の「謎」 富士塚御利益散策ガイド (講談社+α新書)の感想江戸っ子の粋と信心が生んだ不思議な史跡富士塚!「人の『想いが作った』富士山」である富士塚に魅了された著者の富士塚愛が溢れるこの本、各富士塚の見取り図や写真、「お山開きレポート」など多彩な内容でガイドブックとして最適でした。これまで私の登頂済みは品川神社の「品川富士」鳩森八幡神社の「千駄ヶ谷富士」、新宿成子天神社「鳴子富士」、武蔵境杵築大社の富士塚の4つのみ。「江戸七富士」コンプを目指したいものです。読了日:03月06日 著者:有坂蓉子読書メーター先月の当たり本は【中古】 アンソロジー 妖し 文春文庫/アンソロジー(著者),恩田陸(著者),米澤穂信(著者),小池真理子(著者),乾ルカ(著者),武川佑(著者),朱川湊人(著者),阿部智里(著者),彩瀬まる( 【中古】afb内容暑い日になぜか起こる奇怪なある出来事、風鈴の音が呼び覚ますもう一人のわたしの記憶、死んだはずの母が見えるわたし、病院から届いた友人のSOS、旧いブザーを押す招かざる客…。それは不思議な夢か、それとも妄想なのか?10人の豪華執筆陣が“怪異”をテーマに描く、短篇アンソロジー。極上の奇譚小説をあなたに―。(「BOOK」データベースより)選りすぐりの作家たちによる、メリハリの利いた短編アンソロジーでした。アンソロジーってハズすと「駄作の寄せ集め」的な一冊(コラ)になりがちだけど、今作は多彩な「うつつの世界」が集められていて、とても楽しめました特に普段はちょっと苦手にしている米澤穂信さんの「わたしのキャベンディッシュ」が、とてもお気にり~^^バナナに関しての蘊蓄は知らないことばかりで驚かされましたふだん何気なく食べている野菜や果物も遺伝子操作の賜物なのかも?読んでみたい一冊世界からバナナがなくなるまえに 食糧危機に立ち向かう科学者たち [ ロブ・ダン ]フラフラしながらも毎日の日課である近所ウォーキングだけは絶やさずに続けてます八重桜もそろそろ散る間際のようだけど、藤の花がもう見ごろに もう新緑の季節に突入ですね~
2021.04.14
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2月の読了本は9冊でした。2月の読書メーター読んだ本の数:9読んだページ数:2687ナイス数:193絵を見る技術 名画の構造を読み解くの感想前回は3章までしか読み進められなかったので再読。「構図と比例」の章は難解で挫折しそうに~(涙)こんなに数学的(?)に解析していては、実際に美術展に行ったら一歩も前に進めなくなりそうな懸念も(;^^) ただ、フォーカルポイントやリーディングラインなど、これまで考えもしなかったような鑑賞法にはワクワク。各章ごとの名画を参照にしての練習問題的な分析や解説はパズルを解くような楽しみも。コロナ禍のため、しばらく美術館から足が遠のいてますが次の機会には「自分の目で見る方法」を試してみたいと思います。楽しみ♪読了日:02月28日 著者:秋田麻早子人類と病-国際政治から見る感染症と健康格差 (中公新書 2590)の感想「人類の健康をめぐる苦闘の歴史をたどる書」 地域図書館の新作棚から貸し出し。序章~第三章「新たな脅威と国際協力の変容」だけをつまみ読み。コロナ禍にある現代、人類の伝染病との闘いの歴史を翻ることは有用だと思います。いつの世も世界的感染を阻むためには国際協力が必要不可欠なことは自明の理。ただし国家間の格差や自国の利を守るための政治の壁が大きいということも現実問題だと思われます。全地球規模で保健協力のさらなる強化を願うばかり。読了日:02月27日 著者:詫摩 佳代ずうのめ人形 (角川ホラー文庫)の感想その物語は人を殺す。『ぼぎわん』に続く比嘉姉妹シリーズ第2弾! 面白かった~(≧∇≦) 呪いの原稿と怪異事件とが交互に描かれており、どちらの話にもぐいぐいと引き込まれ~。少々チャチなイメージのある都市伝説をモチーフにして、これだけ吸引力のあるドラマを紡げるのって凄い! 禍々しさの根源が人間の悪意という着地点はありがちだけど、人物造形の巧みさが際だっており最後の最後まで集中して読めました。大満足(^^♪読了日:02月25日 著者:澤村伊智日本フォーク私的大全 (ちくま文庫)の感想60年代末から70年代にかけて一世を風靡した日本フォーク。当時学生時代を送ってた私には懐かしい名前の数々でした。ラジオで吉田拓郎の歌を始めて聴いた時は衝撃だったっけな。なぎら健壱氏の語る楽屋裏は「こんなこと書いていいの?」的な話も満載。三上寛さんの武勇伝には大爆笑^^ 時代を駆け抜けていったミュージシャン達の熱い熱気が伝わる一冊、とても楽しめました。巻末の超詳細な日本フォーク私的年表も凄い!読了日:02月21日 著者:なぎら 健壱パンケーキ&フレンチトーストベストレシピBOOK (ei cooking)の感想人気専門店の絶品レシピ!生地やアパレイユの作り方、焼き方、トッピングまでおいしいコツ満載の一冊。 読んでるだけでヨダレが出ること間違いなし^^ 昨年食べた武蔵野プレイス内のカフェ「フェルマータ」のパンケーキは生地に絹ごし豆腐がミックスされてたことが判明⁉うーん納得! 謎が解明できてスッキリ~^^ パンケーキ好きには必読の書!読了日:02月21日 著者:ダンジョン飯 10巻 (ハルタコミックス)の感想娘の本棚より^^ 一気読み~♪ いよいよ話も煮詰まってきてクライマックス⁉ 狂乱の魔術師シスルとの息詰まる対決、竜オンパレードは迫力。いつもどおり笑いのツボが絶妙だしメンバー達の仲間愛にホロリとするシーンも過不足なく織り込まれバランスのいい一冊。さすがです!特盛りウサギのカレー、香りが漂ってきそ~(´q`*)ヨダレ読了日:02月15日 著者:九井 諒子時計仕掛けの歪んだ罠 (小学館文庫)の感想初読み作家。「スウェーデンNo.1ベストセラー小説、衝撃のサスペンスシリーズ第一弾」 前半部は既読の北欧ミステリーとは一味違う持ち味。特に尋問シーンの心理描写は秀逸で緊迫感大!ただ、後半部はやや手垢のついたありがちな展開でチト残念。でもスピード感あるので息もつかせず最後まで一気読み。北欧ミステリー界ではベテラン作家というのが頷ける手堅い話運びで楽しめました。日本での訳本は他に一冊だけ?『靄の旋律』さっそく図書館予約~♪読了日:02月13日 著者:アルネ・ダールプリンタニア・ニッポン(1)の感想娘の本棚より^^ 生体プリンターから出力された不思議かわいい生き物『プリンタニア・ニッポン』 フニフニもちもちのビジュアルには癒される~(〃▽〃) そのわりに舞台背景はSFチックでcool。どこか不穏な雰囲気を漂わせる超管理世界でありながら「いい人」しか出てこないという少々アンバランスな世界観も大きな魅力。今後、話の流れはどんな方向に向かうのかな?読了日:02月13日 著者:迷子カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)読了日:02月01日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ読書メーター一作だけ感想を書けてないのが「カササギ殺人事件」カササギ殺人事件<上> (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]上巻1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。余命わずかな名探偵アティカス・ピュントの推理は―。アガサ・クリスティへの愛に満ちた完璧なるオマージュ・ミステリ!(「BOOK」データベースより)カササギ殺人事件<下> (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]下巻名探偵アティカス・ピュントのシリーズ最新作『カササギ殺人事件』の原稿を結末部分まで読んだ編集者のわたしは、あまりのことに激怒する。ミステリを読んでいて、こんなに腹立たしいことってある?原因を突きとめられず、さらに憤りを募らせるわたしを待っていたのは、予想もしない事態だった―。ミステリ界のトップランナーが贈る、全ミステリファンへの最高のプレゼント!(「BOOK」データベースより)『本屋大賞翻訳部門 2019年』第1位『このミステリーがすごい! 2019年版』第1位『週刊文春ミステリーベスト10 2018』第1位『ミステリが読みたい! 2019年版』第1位『2019本格ミステリ・ベスト10』第1位という評判どおり、作品的には確かに文句なしの出来栄えでした上巻は美しい英国の田舎町で繰り広げられる名探偵アティカス・ピュントが活躍する正統派ミステリで、下巻はその原稿の結末を巡る話。入れ子式の構成だから一粒で二度楽しめる作品だけど・・・言葉遊びなど少々鼻につく(笑)作為が気になって、あまり好きになれず💦小説って作品の出来不出来は別にして「肌に合う・合わない」ってのもありますよね?そういう意味では、私は面白く感じた「時計仕掛けの歪んだ罠」は評価点が悪くてビックリ私はそこそこ楽しめたんですけどね~(?_?)時計仕掛けの歪んだ罠 / 原タイトル:UTMARKER(重訳) 原タイトル:WATCHING YOU[本/雑誌] (小学館文庫) / アルネ・ダール/著 田口俊樹/訳映画評なども全然アテにならないこともあるし・・・ま、感じかたは人それぞれと言うことですかね😅今日は変なお天気でした。午前中は青空も見えて生暖かいくらいの気温だったのに、午後は風&雨が強い荒天に明日は晴天になるようですが、また寒さが戻ってくるみたいですね。気温の寒暖差により自律神経の機能が乱れることもあるそうだから要注意!皆様、お気をつけて~(^^)/メインテーマは殺人 (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]その裁きは死 (創元推理文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]シャーロック・ホームズ 絹の家 (角川文庫) [ アンソニー・ホロヴィッツ ]靄の旋律 国家刑事警察特別捜査班 (集英社文庫) [ アルネ・ダール ]
2021.03.02
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1月の読んだ本は7冊でした。いつもより、かなり少なめ~特別忙しかったわけでもないのに…なぜ(・・?たぶん一番の要因はお出かけが減ったためだと思われます😅私の読書タイムはお出かけのさいの電車の中がメインのため、緊急事態宣言で出掛けられなくなったことで一気に読書量ダウンしちゃったようです。普通だと、家籠り期間が長引くと読書量がアップするんでしょうけどね~家で家事ライフを送ってると、ソファで本を開いてジックリと読書することになぜかしら罪悪感(笑)を覚えてしまって💦でも今後も引きこもり生活が長引きそうなので、いままでの読書スタイルを変えなくちゃ、と思う今日この頃です。寝る前だとすぐに寝落ちしちゃうから、「昼食前の30分」などと時間を設定してみようかな^^1月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2067ナイス数:101メインテーマは殺人 (創元推理文庫)の感想初ホロヴィッツ読み。ホームズ&ワトソンへのオマージュなのか、作者自身がワトソン役で語られるという趣向のミステリ。遊び心満載だけど内容的にはいささか冗長なので途中でダレダレ😅 それでも最後まで読めたのはユーモアとウイットに富んだ語り口と伏線回収の手際よさが心地よかったため。それにしてもスピルバーグやピータージャクソン等、実在の人物には許可取ってるのかが気がかり^^読了日:01月04日 著者:アンソニー・ホロヴィッツわが母なるロージー (文春文庫)読了日:01月07日 著者:ピエール・ルメートルカササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)読了日:01月17日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ猫を棄てる 父親について語るとき (文春e-book)の感想「猫を棄てる」という衝撃的なタイトルには似合わず、父親との思い出が淡々と描かれたエッセイ。父親の戦争体験など詳しく語られているけど、あくまでも歴史的な意味合いに触れるだけで一歩踏み込んだ記述はなく、いささかアッサリ感を覚えました。長く疎遠であったという父子の軋轢の大きさのためなのか? どこか懐かしさを覚えるような高妍さんの挿絵が味わい深し!読了日:01月19日 著者:村上 春樹不調を見逃さず、早めに体を回復させる 夜に飲むリカバリースープの感想「スープを飲んで、病気知らずな体を作る! 25の症状に効く75のスープレシピ」少ない材料でチャチャっと作れそうなスープばかり。いかにも免疫力がアップしそうだったけど、味つけは塩コショウや醤油など少ない調味料で超シンプル! 身体には良さそうだけどオカズには不向きなように感じました😅 なので試してみたのは一品だけ(笑) 読了日:01月20日 著者:浜内 千波人形 (デュ・モーリア傑作集) (創元推理文庫)の感想人間の暗部を、よくぞここまで!?と驚くほど冷徹に描きだした短編集。異常な愛の狂気を描いた物語や厭味ったらしい俗物牧師の話などなど、読んでるだけでゲッソリ~(-"-) でも、どの作品も完成度が高くて粒より揃い☆ 短編集は他にもあるようなので、ぜひそちらも読んでみたいです。読了日:01月23日 著者:ダフネ・デュ・モーリア緋の収穫祭 (創元推理文庫)の感想S・J・ボルトンの本は「毒の目覚め」「三つの緋文字」に引き続き3冊目。どの作品の舞台も閉鎖的な村ということが共通点。今作はこれまで以上にホラー的要素が強かったかも。結末の陰惨な真実は救いようがなくて読後感悪し。ただし奇怪な出来事や不気味な雰囲気の描写がゴシックホラーの趣きがあっておおいに楽しめました。ヘンリー・ジェイムズの「ねじの回転」を思わせるようなゾワゾワとした感覚も味わい深し。読了日:01月28日 著者:S・J・ボルトン読書メーター昨日は週一の主婦休日day。家事は一切おやすみして、従来だとお出掛けするところですが・・・一日家で巣ごもりしてamazonプライムでBBCドラマの『荒涼館』を観ました。ちょっと1本のつもりが・・・・結局、あまりにも面白くてシリーズ8本を全部を一気に鑑賞~『BLEAK HOUSE』文豪チャールズ・ディケンズのミステリー小説「荒涼館」を、英BBCで05年にドラマ化。19世紀のイギリスの階級社会における複雑な人間関係、莫大な遺産相続の訴訟事件の裏に隠された秘密が浮かび上がる。エミー賞、ゴールデングローブ賞受賞の女優ジリアン・アンダーソンが主演。また、ブレイク前のキャリー・マリガンが出演している。(映画.comより)原作もボリュームありそうですがドラマのほうも重層的で見ごたえ充分でした!主人公を演じてるのはちょっと地味めな女優さん(原作だと美少女という設定だとか^^)でも、説得力のある演技で素晴らしかったです。デッドロック卿夫人を演じていたのは「Xファイル」のジリアン・アンダーソン。クセモノ弁護士のタルキングホーン役はチャールズ・ダンス (『高慢と偏見とゾンビ』のお父さん役)などなど、他の登場人物も一癖あるキャラクター揃い!さすがBBCドラマ、芸達者な役者さんを揃えてるな~、と感心しました。ビクトリア朝時代のお屋敷や美しい庭など背景も見事✨全部観終わった頃には外が真っ暗になってしまって腰が痛くなっちゃったけど、ミステリー要素大の物語に全力集中(笑)飽きずに全編見尽くして充実感大でしたわ~紹介してくださったブログ仲間のajinomotoippaiさん、どうもありがとうございましたビデオといえば、もう一本!同じくブログ仲間wnaさんに教えていただいた「チェリまほ」もメチャクチャ面白かったです(≧∇≦)こちらはユーチューブで初回分だけ無料視聴可能。ドラマ全編とスピンオフはTSUTAYAプレミアムに登録すれば視聴可能のようです。キュートな二人(笑)に眼が釘付けだったので、続きも観たいと思ってます^^wnaさんにもスペシャルサンクス~(^^)/【中古】荒涼館 全4巻セット荒涼館 HDマスター [ アンナ・マクスウェル・マーティン ]30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(1) #チェリまほ (ガンガンコミックス pixiv) [ 豊田悠 ]
2021.02.06
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12月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:2260ナイス数:129大鴉の啼く冬 (創元推理文庫)の感想シェトランド島四重奏シリーズの第一作。夏に最終章である「青雷の光る秋」を読了して悲惨な結末を知ってるだけに、ペレス警部とフランの出会いには胸締め付けられました。 事件にまつわる人々の心理描写の秀逸さは全シリーズ共通ですね。発刊されたばかりの「地の告発」早く読みた~い♡読了日:12月02日 著者:アン・クリーヴス水族館の通になる―年間3千万人を魅了する楽園の謎 (祥伝社新書)読了日:12月07日 著者:中村 元ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)読了日:12月09日 著者:村上 春樹ブリューゲルへの招待の感想2017年に「バベルの塔展」や「ベルギー 奇想の系譜」展でブリューゲルの作品に接したことはあるものの、断片的な知識しか得られずじまいでした。本書はブリューゲル作品の懇切丁寧な解説に加え、彼の生涯や時代&社会への考察など、多岐にわたる内容で読み応え十分‼ 日本の高層ビルと比較した「もし現代の日本に『バベルの塔』が出現したら! ?」がとても興味深かったです。フェルメールや若冲などなど他の「招待シリーズ」も読んでみたーい^^読了日:12月13日 著者:お寺の掲示板の感想Twitterで見かけた「お寺の掲示板大賞」なるものに惹きつけられ、さっそく図書館で借りてみました。「おまえも死ぬぞ 釈尊」やら「ばれているぜ」など、まさしく<ハッとしてグサッと刺さる>言葉がズラリ。「NO ご先祖,NO LIFE」には妙に納得^^ 読了後には近所のお寺の掲示板を素通りできなくなること間違いなし^^読了日:12月17日 著者:江田智昭きりぎりす読了日:12月17日 著者:太宰 治ヴィヨンの妻読了日:12月18日 著者:太宰 治桜桃読了日:12月18日 著者:太宰 治美少女読了日:12月18日 著者:太宰 治駈込み訴え読了日:12月21日 著者:太宰 治グッド・バイ読了日:12月21日 著者:太宰 治暗黒神話 (集英社文庫(コミック版))の感想むか~し、大好きだった諸星大二郎作品!「おらといっしょにぱらいそさ行ぐだ」(←妖怪ハンター・シリーズ初期「生命の木」)というセリフがいまだに頭にこびりついて離れな~い(笑) 古書店で見つけた本作はヤマトタケル伝説を軸に繰り広げられる壮大なミステリー。独特の画風と話がマッチして読み応え十分でした。やっぱりいいわ~諸星さんの世界感(〃▽〃)読了日:12月27日 著者:諸星 大二郎生き物の死にざまの感想「すべては『命のバトン』をつなぐために─子に身を捧げる、交尾で力尽きる、仲間の死に涙する。限られた命を懸命に生きる姿が胸を打つエッセイ」 本を読み進むほどに切なさが胸に押し寄せました😢 生きて死に、次の世代に繋いでいくという生き物の生業、はかないからこその命の輝き! 淡々とした語り口の文章と優しさ溢れるイラストも魅力的☆読了日:12月27日 著者:稲垣 栄洋読書メーター昨年末、太宰治関連の展示会を見た影響で、いまさらながらの太宰祭り(笑)でした。これまで読まず嫌いだった分を取り戻すべく今月も青空文庫で読み進め中ですが、やっぱり彼の作品はいささか苦手~😅繊細で生きづらさを抱えた人を的確に活写してるとは思うけど、グダグダと自己弁護の言葉ばかり並べてるのを読んでると気が塞いでくるんですもん2020年度に読んだ本は149冊でした一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/3187/summary/yearly最近、以前にも増して本の感想を書くのが億劫になってきています。あとで思い出すよすがとなるので、出来るだけ書きこんでおきたいんですけどね~。昔読んだことのある本をまた選んでしまい、そのまま途中まで気付かないことも増えてきたし😅今年も老化との闘いは続きそうですわ
2021.01.07
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昨日はかかりつけ医へ行って薬をもらってきました。春に胃カメラ検査をして大きな異常は見つからなかったものの、いまだに本調子じゃないため薬が欠かせない状態なんですそれにしても、春から冬へと半年以上経ってるのにずっとクスリ漬け良くなったり悪くなったりを繰り返すたびに、症状を訴えるんですが「薬をきちんと飲めば大丈夫」と答えるばかりの医師。。。。そろそろ病院を替え時なのかも?11月の読了本は11冊でした11月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:2876ナイス数:163特捜部Q―自撮りする女たち─ 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想しばらくぶりの特捜部Q! え~??(*〇o〇*) ローセどうしちゃったの? 早く下巻を借りなくちゃ~(焦)読了日:11月02日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスンそしてミランダを殺す (創元推理文庫)の感想面白かった! 前回読んだピーター・スワンソン作「ケイトが恐れるすべて」も良作だったけど、こちらのほうは複数のどんでん返しに意表を突く展開。お話自体はよくあるタイプだろうけど、キャラクターのたてかたが鮮やかで最後の最後まで楽しませてもらいました。キンボール刑事さん、実にお気の毒~。読了日:11月04日 著者:ピーター・スワンソン二菜ごはんの感想我が家の日頃の献立作りでも「温」と「生」の取り合わせ、無意識にやってるような気がします^^ 浜内先生のレシピは冷蔵庫にあるものでチョチョっと作れそうなものが多くて大助かり。オリーブ油で焼いてマリネ液に漬けただけの『にんじんの焼きマリネ』や『高野豆腐の卵とじ』など、家族にも好評でした♪ 読了日:11月07日 著者:浜内 千波3うその楽しみ (中学生までに読んでおきたい哲学)の感想中学生までに読んでおきたい哲学シリーズ、2冊目。「中学生まで」と銘打ってるものの、大人でも充分楽しめるアンソロジーシリーズ! 全本読破を目指したいです^^ 嘘も方便とはよく言うけど、嘘がない世の中って空恐ろしいことになりそうな? 『100万回生きたねこ』の作者である佐野洋子さんの気っ風のいいエッセイにはウンウンと頷きっぱなし~(笑)読了日:11月09日 著者:集結 P分署捜査班 (創元推理文庫)の感想初読みの作者さん。エド・マクベイン著の「87分署シリーズ」へのオマージュ⁉ はみ出し者ばかりの寄せ集めP分署は、主人公ロヤコーノ警部をはじめ他の面々も実に個性的! メインストーリーは少々小粒感があったものの、刑事たちのキャラ描写が丁寧で引き込まれました。今後に大期待~☆読了日:11月13日 著者:マウリツィオ・デ・ジョバンニ4おろか者たち (中学生までに読んでおきたい哲学)の感想[中学生までに読んでおきたい哲学シリーズ]3冊目読了。夢野久作「一ぷく三杯」太宰治「吉野山」佐野洋子「虹を見ながら死ね」が痛快!人間の愚かしさを斜めから見る頼もしさ(?)が素晴らしい。松田道雄「だめな人間なんていない」には励まされました。 馬齢を重ねるだけの我が身にも役立ちそうな生きるヒントが満載のシリーズ。「中学生までに」どころか「死ぬまでに」と改題したほうがいいのでは?(;^^) 読了日:11月16日 著者:ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)読了日:11月20日 著者:村上 春樹ジオラマ (新潮文庫)の感想桐野節が全開の短編集。日常の中に潜む毒や悪意を書かせたら天下一品ですね桐野さんって。長編の作品はかなり読みつくしているつもりだけど、彼女の短編集って初めてでした。重厚で読み応えのある長編もいいけど、少ないページ数でもグイグイと引き込まれるのはさすが手練れの上手さ! 他にも短編集を探さねば~♪読了日:11月20日 著者:桐野 夏生おもしろい!進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典読了日:11月21日 著者:深夜食堂 映画版 (マイファーストビッグ)の感想地域図書館にて。味わい深い渋めの絵柄で楽しめました。路地裏にある小さな食堂に顔を出す常連さんや訳ありのお客達と「出来るもんならなんでも作る」というマスターとが織りなすお話は、どれもほのぼのとした心温まるものばかり。「あさりの酒蒸し」って我が家ではほとんど作ったことないな~。今度チャレンジしてみよっと^^読了日:11月26日 著者:安倍 夜郎今日のおかずの感想毎日悩む献立作りの参考に。ハンバーグやフライ、炒め物、ひじき煮などなど、日常のごくごくさりげないおかずも手順が丁寧に書かれていて超お役立ち! 調味料や道具についての知恵も、ついマンネリになりがちな日々の料理作りのいい刺激になりました。塩豚を使った「肉おでん」という発想はとても新鮮!これは我が家の定番メニューになりそ~^^読了日:11月28日 著者:高山なおみ読書メーター先々月からずっと読み続けてきた「中学生までに読んでおきたい哲学」シリーズ「哲学」というくくりの中で掲載されている文豪の短編やエッセー、評論、落語などなど実にバラエティに富んだ内容なので面白く読んできたけど、さすがに4冊読むと少々飽きてきた感じ~ヾ(^^;)しばらく休憩をしてから、シリーズ残りに挑戦しましょ。中学生までに読んでおきたい哲学〔全8巻〕
2020.12.03
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11月、霜月になりましたね。今年もあと2か月を残すのみ!最近、少々中ダレ気味のプチ大掃除を、もっと加速しなくては~そうそう!日記にアップしそびてたんですが、先週はいきなり胸部が痛くなっため掃除が一気にペースダウン夜中に寝がえりをうったときに激痛があったので「もしや骨折?」と慌てて外科に行ったけどレントゲン結果は〇でした。私の年代になると「クシャミをしたり手を伸ばしたりしただけで肋骨を骨折」という話はよく聞くので、てっきりソレかと冷や汗かきました😅(実は夫はすでに2回も肋骨骨折を経験!)ただ、骨折ではなかったものの「なにか普段と違う動作をしたのでは?」と医師に問われてハテ?(?_?)思い当ることといえばサルスベリの剪定くらいかな?どうやらノコギリを使ったとき、筋肉を傷めちゃったみたいです。庭木の剪定だけで、こんな不具合が出るなんて…コロナ以後の運動不足がたたったんですかね?今後が思いやられますわ~(;´д`)トホホ先月の読了本は13冊でした。10月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:3160ナイス数:222特別料理 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想表題作の「特別料理」は賢治の「注文の多い料理店」を思わせて意表を突かれることは無かったものの、最後の一言へ収斂させる手腕はさすが! どの作品も練りに練った内容だけど、皮肉&毒気が過剰すぎて途中でいささか辟易(;^^)。唯一「壁をへだてた目撃者」は温かみ(?)覚える作品でした。読了日:10月02日 著者:スタンリイ エリン,Stanley Ellin夫の墓には入りません (中公文庫)の感想以前、ご主人が急逝して葬儀や墓、親戚問題などで揉めた知人のことを思い出しました。「姻族関係終了届け」さっそく彼女に教えてあげなきゃ。 垣谷さんの作品は日常生活で起こりがちな家族間の諸問題を当世風に描いてるので、どれも読みやすくてスラスラ。結末に少々ご都合主義はあるものの、予定調和が基調だから安心して読めて後味も良いですし。大分銘菓「ざびえる」懐かしいぃ~(〃▽〃)読了日:10月02日 著者:垣谷 美雨元気を作る最強の「食べ合わせ」 (集英社be文庫)の感想地域図書館本。「鰻に梅干し」や「天ぷらにスイカ」など、よく耳にする『食べ合わせ』は科学的に根拠はないんだとか。本書はあくまでも科学的に根拠があり、なおかつ身体や心&美容に効くものが紹介されています。「サンマとカボチャ」や「イワシと大豆」「レンコンと蕎麦」などなど意表を突く組み合わせも多々あり! 文庫本サイズだから手軽に読めるし毎日の献立作りのヒントにもなって助かりました^^読了日:10月03日 著者:竹内 冨貴子日本史 自由自在 (河出新書)の感想先月読んだ「日本史のツボ」に引き続き、本郷先生2冊目。独特の語り口に引き込まれて、日本史への興味をひきたてられました。学生時代、日本史には全く興味が持てなかったのに・・語る人によって、これほど面白さを感じるとは驚き。「編、食、境、武、裸、王、笑、一、男、白、道、美」と漢字一文字のお題から広がる日本史の勘所、楽し~♪ 読了日:10月06日 著者:本郷和人マンガ蟹工船の感想30分で読める大学生のための「マンガ蟹工船」 原作は途中でストップしたままでしたがコチラはスラスラと読めて30分かからず読了^^ 当時から100年近く経ってるというのに「利益のためには労働者を雑作なく使い捨てる」ようなブラック企業は今でもありそうですね(-"-) 注釈も丁寧だし読みやすいので中高生にもおススメです。読了日:10月10日 著者:小林 多喜二,藤生 ゴオ樽とタタン(新潮文庫)の感想え?これって中島京子さんの作品だっけ? 小川洋子さんの間違いでは?と、途中で何度も著者名を確かめてしまいました(;^^) 小さな喫茶店の樽の中が唯一心安らぐ居場所であるタタンが眺める常連客達のビターな人生模様がユニーク。 物語的な盛り上がりには少々欠けるものの、タタンの成長過程が温かくてホノボノとした読後感でした。読了日:10月12日 著者:中島京子エリックの感想横浜そごう美術館で開催「ショーンタンの世界展 どこでもないどこかへ」のミュージアムショップで立ち読み(;^^) 愛らしいエリックに心癒され~♡ でも買おうかどうしようかと迷ったすえ結局買わないまま。いまさらながら大後悔中です(涙)読了日:10月16日 著者:ショーン・タンタイル建築探訪の感想素晴らしい写真の数々にただただタメイキ~♡ ただし掲載された建築は関西・西日本のモノが多く関東地域はごく少数でした。これまで行ったことのある「日本銀行」「旧前田侯爵邸」「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」「山本有三記念館」「別府中央公民館」を重点的に読んで、その他はパラパラ読み^^読了日:10月16日 著者:酒井一光アライバルの感想新天地を目指して旅立った男がたどりついた先は言葉も慣習も分からぬ異国。戸惑いながらも少しずつ町に馴染んでいき、ついには家族を呼び寄せるまでの物語。独特の世界観と話の展開に圧倒されて読み終わったあとは( ;▽;)ジーン緻密で写実的な絵が写しだす「どこでもないどこか」感は半端じゃない!恐ろしいまでの画力に圧倒されました。横浜そごう美術館の「ショーンタンの世界」会場で観たインタビュー映像によると、絵コンテや写真をコラージュしたりと、完成するまでには色々と長いプロセスがあったようです。読了日:10月17日 著者:ショーン・タンこれでよろしくて? (中公文庫)の感想ずいぶん前に読みかけて放り出した作品(;^^)ガールズトーク小説というわりには共感もてない会話だったもので💦 ま、そこが川上さんらしい作品といえますけど。以前読みかけた時は心に響かなかった登場人物達の話題にも今回はスンナリ入っていけて楽しめました。「小さなことの積み重ね」でなりたつ女子ワールド! 異世代、個性も様々な「これでよろしくて会」、身近にあったら参加してみたいかも~^^読了日:10月18日 著者:川上 弘美七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫)の感想垣谷さん7冊目。垣谷さんの作品って、いつも途中でイライラするし「そんなにうまいこと行くわけないじゃん⁉」式のハッピーエンドばかりだから毎度モヤモヤするんですが…結局、読み心地のいい文章に乗せられて(笑)どれも最後まで読了。途中のハラハラ感も確信犯ですよね。安心して読めるところが垣谷さんの一番の魅力^^ 今作は「高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は『七十歳死亡法案』を強行採決」とインパクト大の題材で、ある意味痛快!問題提起の意味でも快作だと思われます。読了日:10月20日 著者:垣谷 美雨ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへの感想横浜そごう美術館で開催された「ショーンタンの世界」の予習復習のため図書館で。会場で直に観た緻密な原画の数々にはただただタメイキ。本に掲載されていたインタビューも会場内で上映されており、製作の過程など彼の独特の世界観が直に伝わってきました。図録は情報量多くてファンにとってはお宝本☆ ただ、本で見た彼の油絵はもっと大きなものかと想像していたのでサイズの小ささにビックリでした^^読了日:10月20日 著者:ショーン・タン1愛のうらおもて (中学生までに読んでおきたい哲学)の感想 「中学生までに読んでおきたい哲学」シリーズ。ルビ・注釈など丁寧なので、読むだけなら「中学生まで」で可能でしょうが、それぞれの内容を深く読み取るのはハードルが高いのでは?「愛の裏と表」って大人ですら取り扱いの難しい分野ですよね(;^^) 森鴎外や太宰などの文豪を始め、向田邦子、円地文子、佐野洋子などなど女性作家陣の作品が味わい深かったです。幸田文『啐啄』は父である幸田露伴との会話がお見事!滋味深くてシミジミと心に染みました。読了日:10月22日 著者:読書メーター先月一番インパクトあった本は「七十歳死亡法案、可決 」著・垣谷美雨 です。七十歳死亡法案、可決 (幻冬舎文庫) [ 垣谷美雨 ]内容高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。施行まで二年、宝田東洋子は喜びを噛み締めていた。我侭放題の義母の介護に追われた十五年間。能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘とみな勝手ばかり。やっとお義母さんが死んでくれる。東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。すぐそこに迫る現実を描く衝撃作!(「BOOK」データベースより)常々「自分の好きなことしかせずにノホホンと生きてきたから、もういつ死んでもOKよ」と思っている私ですが、これまで棚上げにしてきた日本の諸問題を今後抱えこんで生きねばならない若年層のかたのことを思うと、「七十歳死亡法案、けっこうなんじゃない?」と思ったり思わなかったり(;^^)ただ、そうなると私なんて後2年ちょいしか生きられな~い本作では介護問題や年金問題、ブラック企業や引きこもり問題などなど、うんざりするほどリアルに描きながらも最終的には明るさを見出す着地点だというのが、さすが垣谷さん!とても刺激的なタイトルだけど、問題提起という意味であらゆる世代の人に読んで欲しい一冊でした垣谷さんの小説は今作で7冊目。まだ未読のものも少しずつ読み進めたいですうちの父が運転をやめません [ 垣谷 美雨 ]定年オヤジ改造計画/垣谷美雨【合計3000円以上で送料無料】【新品】【本】四十歳、未婚出産 垣谷美雨/著後悔病棟 [ 垣谷 美雨 ]
2020.11.02
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10月、神無月になりましたね。今日は「十五夜」だというのに当地は朝から小雨ふるお天気です夜には晴れてくれること祈ってます(―人―)ナムナム 先月の読了本は11冊でした。今回も読書メモは一応全冊書きこめて一安心9月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:2923ナイス数:195続 横道世之介の感想作者・吉田修一さんもまさか2020年オリンピックが延期になるとは思ってらっしゃらなかったでしょうね~。大感動作だった前作に比べ、やや、とっ散らかり感があるような? でも世之介のマイペースぶり&周りのキャラクター達の青春と成長のドラマは心に染みわたり度高し!最後の亮太宛の隼人の手紙にはジーンときました(T▽T)読了日:09月01日 著者:吉田 修一交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちますの感想図書館本。一年程前に予約して、やっと到着。日々、道でよく目にする交通誘導員の方々、いつも「ご苦労様です」という気持ちで眺めているけど、業務内容や諸事情など知らないことばかりだったので非常に興味深かったです! ただし日記形式なので途中でいささか飽きちゃうのが難。もう少しメリハをリつけた構成にすると、グッと読みやすくなるはずなのに…惜しい^^ 読了日:09月03日 著者:柏耕一「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける (PHP新書)の感想縄文土器の魅力にノックアウトされて以来、縄文時代がプチマイブーム♪^^ 縄文時代については、まだまだ解明されていないことが多いようですが、少なくとも従来の「縄文時代=原始時代で、弥生時代こそが日本人のルーツ」という定説は大きく覆されつつあるようですね。DNAの解析など最先端技術での解明はさておき「万物すべてに神が宿っている」というような精神性はいまでも縄文時代から面々と日本人の心に根差していることは確かでは? 著者・関裕二氏の縄文愛がヒシヒシと伝わる説得力ある一冊でした。読了日:09月07日 著者:関裕二東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集の感想ポーランド出身イラストレーターによるノスタルジックな東京建物イラスト集。レトロ建築愛好家でも案外と見逃してしまいそうな、なにげない看板や店先の細々とした雑貨など細部まで行き届いた観察眼が素晴らしい! 各建物の紹介文からは作者の温かなお人柄が察せられました。アトリエ風景やメモ的なイラストまで一冊丸ごと楽しめて心ホノボノ~♪ ぜひともシリーズ化して各地の建物を描いて欲しいです^^読了日:09月11日 著者:マテウシュ・ウルバノヴィチお菓子の家 (創元推理文庫)の感想北欧ミステリに出てくる警察官って離婚&別れた妻と係争中だったりと家庭崩壊者が多いのに、今作のショーベリ警視は性格温厚で家庭も円満。妻への思いやり溢れる描写にはホッコリさせられました。が事件のほうは、なかなかに凄惨。まんまとミスリードさせられ最後にガツ~ン(焦) それにしてもイジメ問題は何処の国でも深刻。丁寧に描写されていた部下や同僚の今後も気になるので、シリーズ読み進める予定♪読了日:09月14日 著者:カーリン・イェルハルドセン日本史のツボ (文春新書)の感想日本史を天皇、土地、宗教、軍事、地域、女性、経済という7つの視点からとらえた本。地域図書館でたまたま手に取った本だけど、これが大当たり~☆ 実に分かりやすくて目からウロコがボロボロ~! 古代朝廷が東北侵略はしたものの占領・統治には至らなかったた事例を「イラク戦争でイラクを支配下に置いたアメリカもイラクの統治に成功したとはいえない。侵略は容易でも統治は難しい」と例えてたりと、今の世界との比較が秀逸! 本郷氏の他の著書もぜひとも読んでみたいです^^読了日:09月15日 著者:本郷 和人図説 だまし絵: もうひとつの美術史 (ふくろうの本)の感想「だまし絵」といえば、まずはエッシャー!という当方の認識を大きく覆した本作。まるで彫刻のような絵や貼り紙がしてるように見える絵、凸面レンズ・棚・カーテンがかかってるように見える絵などなど。これまで見過ごしてきたような絵画ばかりが紹介されており驚愕でした。著者の定義によると「本物に見紛う」ようなものが「だまし絵」だとか。珍しくはあったけど最後まで腑に落ちない気分で読了(;^^)読了日:09月17日 著者:谷川 渥続・体脂肪計タニタの社員食堂の感想ヘルシーなレシピばかり! 冷蔵庫に残っている野菜だけで、ちょっとした副菜が一品簡単に作れて大助かりです。読了日:09月19日 著者:タニタ催眠〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)の感想一家惨殺事件犯人逮捕のためにバルク医師が一命を取り留めた15歳少年から証言を引き出すため催眠療法を用い真相究明…と一見単純な成り行きかと思いきや予想外の展開へ。北欧ミステリにありがちな血みどろシーンが満載だしバルク医師の薬物(鎮静剤や眠剤)依存度があまりにも過度すぎて読んでるだけで胃が痛ぁ~(涙) 実は今作は再読(2010年読了)これだけ刺激的な内容のわりに、あまり印象に残っておらず。ポケモンに関する記載ぐらいは覚えてそうなもんなのに(;^^読了日:09月20日 著者:ラーシュ ケプレルよもつひらさか (集英社文庫)の感想初読みの作家さん。異世界と繋がってしまような不思議な手触りで、12編どれもが粒よりの面白さでした。特に「双頭の影」が秀逸~☆ ホラー短編集ということだけど、ホラーというより1960年代のTVドラマシリーズ『トワイライトゾーン』(古すぎっ)的な雰囲気も感じたかも。他の短編集も探してみなくては。読了日:09月21日 著者:今邑 彩天に遊ぶ (新潮文庫)の感想吉村さんといえば長編のイメージですが、どれも原稿用紙10pというショートショート並みの超短編集。短い一篇の中に人生の機微が鮮やかに描かれており、さすがの一言! 『観覧車』は「あとがき」によると「原稿用紙を前に白刃で対峙するような思い」で書かれたのだとか。『鰭紙』や『頭蓋骨』など、その気迫溢れるさまには圧倒されるばかりでした。『獣医』2編は思わずニヤリ。硬軟自在の筆さばきをジックリと堪能できて至福の読書タイムでした。読了日:09月24日 著者:吉村 昭読書メーター他にも話題のSF小説「三体」劉慈欣・著を途中まで読みかけたんですが・・・寝る前に読むと興奮(笑)するのか一段と寝つきが悪くなるので、三分の一くらいで中断しちゃいました三体 [ 劉 慈欣 ]読み残し分は文庫本化するまで待とうかと思ってます。我ながら気の長い話~中国ではドラマ版「三体」が制作されるという情報もあるので、そちらも楽しみです「22年に独占配信。日本での配信&放送は現在未定」だとか。まだまだ先の話ですね(;^^)三体2 黒暗森林 下 [ 劉 慈欣 ]小説/ 三体(全三冊)<十周年紀念版> 中国版 劉慈欣 りゅうじきん リウ・ツーシン 三体2・黒暗森林 三体3・死神永生三體III:死神永生【電子書籍】[ 劉慈欣 ]
2020.10.01
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今日から9月!急に暑さが和らいで一気に秋めいてきましたね。なんだかホッとしてますただ、台風の接近が心配!大型台風9号の影響で沖縄では暴風警戒が出てるとか沖縄&北九州の方々はくれぐれもご注意くださいませ!台風10号も発生して、こちらは本州に近づくおそれもあるような?今年の夏は台風少なめだったけど、今後は要注意ですね。先月の読了本は20冊でした。ただし、うち8冊は漫画「鬼滅の刃」です10月公開の劇場版アニメ「鬼滅の刃」無限列車編も気になりますわ~^^8月の読書メーター読んだ本の数:20読んだページ数:4929ナイス数:228オルガ (新潮クレスト・ブックス)の感想図書館本。抑制されたタッチが独特のシュリンク、既読の「朗読者」「階段を下りる女」「夏の嘘」どれも静かなパワーを感じる作品で好みの作家さんです。今作は語り手が変わる第三部構成。残念ながら二部の途中でタイムアウト★ 激動の20世紀を自分の力を信じて生き抜いたオルガの物語。ヘルベルトへの手紙編である三部が気になります。再度、予約しなくちゃ読了日:08月01日 著者:ベルンハルト・シュリンクときめくクラゲ図鑑 (ときめく図鑑)の感想真夏日続く中、涼し気なクラゲの姿に癒され~!先日行った新江ノ島水族館でフラフラと泳ぐクラゲの大群を見たばかりなので一段と興味深く読めました。海月という名称は外観上よくわかるけど水母って?これはたくさんの海の生物の住処になったり自らが餌になったりと「生き物の母なる存在」だからとか⁉ そこまで根源的な生き物であるクラゲ、改めて見るとなおさら神秘的~♪読了日:08月04日 著者:峯水 亮ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯 (幻冬舎新書)の感想昨年読んだ『殺されたゴッホ』が衝撃的すぎて、切ない思いをずっと引きずってたんですが…今作では心温かな目線で描かれたゴッホの姿に触れることができ、しばらく傷ついたままだったゴッホ感を癒させていただきました。原田マハ様、ありがとうございます♪ 「たゆたえども沈まず」はまだ未読なのでぜひ読みたいです。読了日:08月04日 著者:原田 マハシュガーレス・ラヴ (集英社文庫)の感想10年ぶりに再読。恐ろしいほど内容を覚えてなかった(笑)ので全くの初読のように楽しめました。山本さんの簡潔な文体、やっぱり好きだな♪それぞれの悩みを抱えながら切ないほど前へ進もうとする主人公たち。内容は様々だけど山本さんの人間を見る目の確かさが伝わる魅力的な一冊!読了日:08月05日 著者:山本 文緒平凡 (新潮文庫)の感想誰しもが心に浮かぶ「もしも、あの時〇〇だったら」…どんなに幸せな日常生活送っていても、ふっと訪れる「ifタイム」。心揺れるかどうかは、その時の自分の気持ちの状況次第かも? 実は角田さんとは相性悪くて既読本は4冊のみ。いつも「ちょっと違う」と感じてしまうこと多くて(ファンのかたm(__)m)今作は短編集であることが幸いして、なんとか最後まで読み終えました^^読了日:08月05日 著者:角田 光代聖域 (集英社文庫)の感想篠田さん2冊目。初読みだった「はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか」は軽快かつエンタメだっただけに、重層的な構成の今作には圧倒されました。関わった者を破滅へ導くという未完の原稿を巡るミステリー。女流作家・水名川泉の世界観&吸引力が重量級で読み応えありました。それにしても篠田さんの作品の幅広さには驚くばかり~(*〇o〇*)読了日:08月06日 著者:篠田 節子秋の花火 (文春文庫)の感想表題作や「ソリスト」からは作者の音楽への造詣の深さが伝わり感服しました。が、より深く印象に残ったのは「観覧車」や「戦争の鴨たち」 辛辣なユーモアが作者ならではの秀逸さでした☆読了日:08月09日 著者:篠田 節子鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)読了日:08月14日 著者:吾峠呼世晴鬼滅の刃 2 (ジャンプコミックス)読了日:08月14日 著者:吾峠 呼世晴鬼滅の刃 3 (ジャンプコミックス)読了日:08月14日 著者:吾峠 呼世晴鬼滅の刃 4 (ジャンプコミックス)読了日:08月14日 著者:吾峠 呼世晴鬼滅の刃 5 (ジャンプコミックス)読了日:08月14日 著者:吾峠 呼世晴ロイスと歌うパン種の感想IT企業のプログラマーにしてパン職人のロイス。歌うパン種・焼き上がりに顔が浮き出るパンを想像するだけで、パンのかぐわしい香りが漂ってきそうでした。ロボットアームやサンフランシスコの実在のマーケットなどリアルなものと、マズグ一族を巡る冒険譚などファンタジーっぽいものがゴチャ混ぜでワクワク感をより一層アップ~。酸っぱいパンが大好きな私(笑)としてはヨダレ湧きあがる読書タイムを味わえました♪読了日:08月15日 著者:ロビン・スローン鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックス)の感想娘の本棚より拝借、週末を利用して1~8巻を一気読み。噂にたがわぬ面白さでした!純粋一路の炭治郎、根性無しの善逸、猪突猛進の伊之助などなど愛すべきキャラクターとスピード感あるアクションにグイグイ惹きつけられ~(〃▽〃) 8巻は煉獄さんの強靭な強さ&優しさにウルウル(/_;) 圧巻の展開! 娘よ9巻以降も買うべしww読了日:08月15日 著者:吾峠 呼世晴鬼滅の刃 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)読了日:08月16日 著者:吾峠呼世晴鬼滅の刃 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)読了日:08月16日 著者:吾峠呼世晴青雷の光る秋 (創元推理文庫)の感想現代英国ミステリ「シェトランド四重奏」の最終章。ミステリーって事件そのものの面白さもあるけど、警部や部下・上司、その家族などのキャラクターや繋がりの変化を楽しむ要素も大ですよね。いよいよペレス警部と恋人フランもめでたしめでたしかと思いきや…なんてことぉΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン あえて、こういう結末にする必要性があったんでしょうか?犯人の動機もいまいち腑に落ちないし。後半まではフェア島の景観やバードウォッチャー達の騒動を楽しく読めてただけにショック。「まえよりも厳しくて容赦ない男」ペレスの今後は果たして?読了日:08月19日 著者:アン・クリーヴス仙人入門 (知恵の森文庫)の感想霞を食って生きる仙人…長年の憧れです^^ なのでタイトルに惹かれて読んだんですが、最初は忍者修行したり中国武術の修行したりと、かなり荒唐無稽な内容(ユニークで面白いけどww)。仙人修行の描写も「マユツバ」な雰囲気(笑)でも筆者のバイタリティある波乱万丈の生き様と「生き残るか・死ぬか」というメンタル面の記述には奇妙に惹きつけられました。読了日:08月20日 著者:程 聖龍かわいい見聞録の感想益田ミリさん初読み。「かわいい」と感じるものは人それぞれだろうけど最初に「シジミ」が登場でビックリ。でも確かにシジミチョウって存在感が薄くて可愛いかも♪ 紙風船や白玉団子などなども共感の嵐(笑) 特にドングリ!いまだに思わず拾ってしまいそうになるのは何故だろ? ミリさんのイラストや漫画にもホノボノ~♡読了日:08月23日 著者:益田 ミリ空の幻像 (創元推理文庫)の感想英国辺境の地といわれるシェトランド諸島のなかでも最北のアンスト島での殺人事件。誰もが顔見知りといえる小さな島で起こった数十年前の少女の幽霊伝説を絡めてペレスの洞察力が際立つ本作。これまでも人物描写や登場人物の人間関係の描写が緻密だったけど、一段と精緻な心理的描写が光る作品でした。大好きなP.D.ジェイムズを思いおこす重層的&重厚なタッチ! まだまだ伸びしろありそうな(笑)若い刑事サンディの今後の成長にも期待大です。読了日:08月24日 著者:アン・クリーヴス読書メーター8月はハズシ本が少なくて、どれも楽しめました。なかでも益田ミリさんの「かわいい見聞録」は心和み~どの項目も「うんうん、可愛いよね♡」と頷くことが多くて印象に残った一冊です。かわいい見聞録 [ 益田 ミリ ]サクランボ・雪だるま・コンペイトウ等々、かわいさ王道のものも多かったけど「毛玉」や「シャーペンの芯」など意表をつくものまでリストインされてて思わず( ̄ー ̄)ニヤリ益田さん特有の目線に心ほのぼのと癒されましたただ、かわいいものリストの中にある「駅弁のお茶ポリ容器」のところで私はちょっと引っかかり。====================ヤクルトの2倍サイズくらいのポリ容器に、安っぽい針金の取っ手がついている。この針金のキッチュさが、おそらくかわいいのである。針金はヨレヨレなので、ぎゅっと握るというより、親指と人差し指でそっとつまんで持ち上げる感じ。(『かわいい見聞録』文中より)====================たぶん益田さんが可愛いというのはコチラかな?もちろんソチラも記憶にあるけど、私の記憶の中では陶器製のコチラのほうが存在感ありww↓今では「汽車茶瓶」と呼ばれてるようだけど、もうこの茶瓶の存在を覚えてる人はごくごく年長者に限られるんでしょうね~(^m^)鬼滅の刃 1-21巻セット (ジャンプコミックス) [ 吾峠 呼世晴 ]
2020.09.01
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