さておいてアメリカ

さておいてアメリカ

タブー



タブーなトピックとは「南京大虐殺」です。このネーミング自体、日本では否定されていたりするので、正式に何と呼んでいいのかは分かりません。

彼が何も語りたがらないので、一人でGoogleを使って調べたことがあります。検索結果のトップに出てきたのは「南京大虐殺は嘘だ!」という主張をするサイトでした(Googleの検索結果って商業的な要素がかなり絡んでますよねえ)。もっと調べてみると殺害された人の数がサイト(主張者)によってバラバラということが分かりました。でも死者の数が少ないからって、罪が軽くなるわけでもないし、私には意味のない議論のように思えました。

これに関するサイトは山ほどあって、写真つきのものもたくさん含まれます。目を覆いたくなるほど残酷なものもありました。これらは「加工された写真」であると主張する日本人もいます。「事実じゃない」という反論は「従軍慰安婦はでっちあげ」と主張するのと似てますね...。

個人的には中国や韓国が事実として主張する「歴史」が100%正しいとは思いません。誇張されている部分もあるでしょう。でも「全てがでたらめ」というある日本人の議論にははっきり言ってあきれてしまいます。

実はアメリカの院にいる日本人学生(彼も院生)が「従軍慰安婦はでっちあげ」「日本が侵略したという事実はない」と私に向かって言いました。その上「アメリカに来てる日本人の女って歴史を知らなすぎるよな」と。

あんたが知らなすぎるんだろー!!

院で韓国の歴史、文化について勉強をしていた友達がいるのですが、彼いわく「従軍慰安婦はでっちあげ」なんて主張する文献を見たことがないそうです(もちろんゴーマニズムとかは対象外)。でも身近にそれを平然と口にする男がいた…。彼と話してたときあまりに腹が立って頭がくらくらしました(笑)
だって彼は、私の彼が中国人って知っててそんなこと言えるんですよ?相手にしたくなかったので「もっと勉強したほうがいい」とだけ言いました。

話がだいぶそれてしまいましたが、私の彼は私とつきあいはじめてから日本と中国に関するサイトをたくさん閲覧して、その結果「南京大虐殺」については語りたがらなくなりました。

今でも首相が靖国神社を参拝するたびに中国では大きなニュースになっているようですね。私の彼が多くの中国人は「日本はまた中国を侵略するつもりなのではないか」と不安を抱えていると言います(私の彼の意見です)。侵略した側とされた側では、捉え方が全然違ってきますよね...。



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