
解説
とある中華料理屋を舞台に、亡き店主の代わりに厨房に立ち店を
切り盛りする男と、働かずに家にこもり続ける亡き店主の長女を
中心に描く異色のヒューマンドラマ。
木下家が営む中華料理屋で、居候をしながら働く牧原和章。木下
家の長子である美和は、働きもせず家に引きこもって未完の物語
を書き続けている。牧原は美和のために賄いのオムライスを作り、
美和はそのオムライスを食べる。2人の日常は、変わらずこのまま
続いていくものと思われた。そんなある日、ひとりの客が美和の
食べていた賄いのオムライスを「自分も食べたい」と牧原に
頼んだことから、日常に小さな変化が生じる。一方、父の命日を
迎え、美和の妹・優実と弟・竜矢が久しぶりに店に集まる。優実や
竜矢は、仕事もせずパソコンとにらめっこの美和を助けたいと考え、
牧原と木下家の人々は、それぞれの形で今に向き合おうとする。
初長編作「リバーシブル/リバーシブル」がぴあフィルムフェスティ
バルPFF2023アワードで審査員特別賞を受賞した石田忍道監督の、
初の劇場公開作品。石田監督は、たまたま入った定食屋で店主が
ひとり忙しなく働く姿から着想を得て、「引きこもり」という社会
概念への独自取材も加えて脚本を執筆した。物語の中心となる牧原
役を、「リバーシブル/リバーシブル」でも主演を務めた田丸大輔
が演じた。若手映像作家の登竜門・第25回TAMA NEW WAVEで
グランプリとベスト男優賞(田丸大輔)を受賞。日本語と手話に
よる多言語構成のため、全編に日本語字幕がつけられている。
2024年製作/84分/日本
配給:ひと夏の冒険出版
劇場公開日:2025年10月4日
監督
石田忍道
キャスト
田丸大輔,田中祐理子,斎藤千晃,伊藤亜和
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