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Workouts for 11-12yrs swimmer


◆ジュニアスイマーの水泳練習◆

<11~12歳> 11~12歳になると、競技に対する執着心も出てきて、レースへの出場種目もだんだん専門種目(Style1:スタイルワン、S1)に分かれてきます。今までに体得した技術を更にグレードアップさせ、競技における細かい技術なども習得していきましょう。また、基本的な持久力はもちろん、ハイスピードの持久力も身に付けていかなければなりません。特に女子は、男子と比べて心身の成長が早いため、より実践的な練習が多く必要とされます。
しかし、この時期にあまり過酷な練習をすると、将来伸び悩む原因になりますので、バーンナウト・シンドローム(燃え尽き症候群)にならないように、十分注意して練習を行うように心がけましょう。 11~12歳を対象とした水泳練習に対する基本的な考えは、以下の通りです。
・年齢層:11~12歳(小学5年、6年、中学1年) ・泳力:4泳法各100m以上、200m個人メドレーを泳げる (スイミングクラブの選手コースへ在籍して3年以上になるジュニアスイマーを対象とする。) ・1回の練習時間:1時間30分(90分)~2時間30分(150分) ・1回の練習量:4000~6000m ・1週間の練習回数:6~8回(週2~3回の朝練習を含む) ・1週間の練習量:32000m~38000m
《練習課題》 ●スピード持久力の養成 ●総合的な筋力の強化 ●基礎持久力の再強化 ●レースに必要な技術習得 (レースペースの配分、笛などの合図によるスタート、素早い動作でのターンなど)
■練習例A(スピード持久力の養成を目的とした練習) W-up ・Swim 1×200  Fr (以下続けて行う) ・Kick 4×50  1′ Des ・Pull 4×50  50″  ・Swim 4×50 2sets 50″ Swim 20×50 2′(4ts:スピード、1t:※Loosen) ※ルースン:ゆっくり泳いで一時的に呼吸を整えたり疲れを取ること。 Kick 10×50 1′15″ (10 CountK、3 StrokeChange Pull 600×3sets 各20″rest ・1×300 ・1×200 ・1×100 Swim 10×50 1′15″ (Odd:H、Even:E) C-down 1×200  Total 5600m
■練習例B(基礎持久力の再強化を目的とした練習) W-up 1×800  IM ※SKPS(スキップス)by200 (※SKIPS:Swimの「S」、Kickの「K」、Pullの「P]、Swimの「S」をとって”SKPS”と呼ばれる練習法) Kick 16×50  1-4t:1′20″   5-8t:1′10″   9-12t(4ts):1′ 13-16t(4ts):55″ Pull ・1×800  ※Build-up by200 ※ビルドアップ:200mを泳ぐ際、50m単位でスピードをあげていく。ラスト15mは全力スピードを上げる ・4×200 3′20″ 50ev ※Hypo、3・5・7・9ストロークに1回呼吸 ※Hypo(ハイポキシック):呼吸制限を付けて泳ぐ練習。Hypoxicの略。 Swim 4×400 6′30″ ※Neg ※Neg(ネガティブ):前半よりも後半の方が速くなるように泳ぐこと。Negativeの略。 Drill ・4×50 Sculling→Swim by25 ・4×50 Finish Drill→Swim by25 C-down 1×200  Total:5400m ※全てFrで行う
■練習例C(総合的な筋力の強化を目的とした練習) W-up 16×50 1′ IM order(1ev) Kick 8×200 4′(50ev IM) Pull 20×50 55″ 5ts-ev ※Des ※Des(ディセンディング):指示された本数を泳ぐ時、徐々にタイムを上げていくこと。Descendingの略。 Swim 8×250 ついたら10″rest(IM ローテーション) Drill 8×50 25ev Head-up→Swim C-down 1×200  Total:6000m
■練習例D(レースに必要な技術習得を目的とした練習) W-up 1×500  200ev SKPS Swim ・2×50  1′ ・1×100  4sets 2′ (50m2本のタイムを100m前半で泳ぐようにする) Kick ・1×200  Choice(自分で考えて) ・8×50  1′15″ (H/E by25) Pull 20×50 50″ Fr(1-4t Repeat Des×5) Swim 4×25 5″rest S1(4tsの合計タイムが自分の目指す100mのタイムになるように) Loosen 1×100 Swim 2×50 rest10″(S1) Loosen 1×100 Start&All out 4×25 (S1)インターバルは長めに(long-Interval) C-down 1×200  Total 3600m
以上、8歳以下から12歳までのエージグループに属するジュニアスイマーに向けて、水泳練習における考え方や、実際の練習例を挙げてみましたが、それらはあくまでも例であって、練習方法は他にもたくさん、無限にあります。
大切なことは、ただ単に「練習方法」や「練習量」ではなく、「どの部分を強化するためにはどのような練習をすればよいのか」「この練習は何のための練習なのか」という具体的なことを常に考えて行うことです。ですから、「みんながやっているから」、「あの人はこの練習で上達したから」などということにとらわれず、練習の目的と効果を常に考えていきましょう。
それから、もう一つ、気をつけなければならないことは、「目先のことばかりを考えた練習はしない」ということです。例えば、ジュニアオリンピック(JO)などの全国大会を目指して、ただハードなだけの練習をして目標を達成できても、成長するにつれてタイムが伸び悩んだり、怪我をしたりすることもあります。最終的には、年齢的にも肉体的にも、まだまだ競泳選手を続けられるのに、精神的に疲れてしまい、やる気が全く起こらなくなって、選手生活をやめてしまうような事態になってしまいます。
このような事態を”バーンナウト・シンドローム”(燃え尽き症候群)と呼びますが、くれぐれも”燃え尽き症候群”にならないように、目先の大会だけにとらわれず、将来の目標が何かをよく考えて、練習計画を立てるようにしましょう。


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