CIELITO LINDO

女は度胸!



例えば、メキシコでは使うけど、ドミニカ共和国ではまったく通じない単語とか表現なんかもあるのですが、この場合、通じなければそこでコミュニケーションが終わるわけですが、メキシコでもドミニカ共和国でも使うけど意味が違う・・これが一番厄介なのです。誤解したまま(されたまま)コミュニケーションしてしまうことになりますからね。

実際に体験したのとしては、AHORITA
メキシコとドミニカ共和国ではAHOTITAの意味が反対なのです。(一概には言えない部分もあるのですが)
ドミニカ共和国に来てすぐに、すごくおなかがすいていていいタイミングで「ご飯食べる?」と聞かれたので「SI!AHORITA!(うん、すぐに)」と言ったのに、ぜんぜんご飯が出てこない・・・。なんで?と思っていると実はドミニカ共和国ではAHORITAは「後で」と言う意味でした。なので、3時間後くらいにご飯が出てきました(涙)
メキシコでも「後で」の意味でAHORITAを使う場合もあるし、ドミニカ共和国でも「すぐに」の意味でAHORITAを使う場合もあるので、「どっちなのか?」の見極めはけっこう難しかったりするのですが、一般的にはAHORITAはメキシコでは「すぐに」でドミニカ共和国では「あとで」と反対の意味になります。

さて。
そんな私がドミニカ共和国でなれるのに時間がかかった言葉。
GUAPO(A)です。
GUAPO(A)は一般的には「美男・美女」の意味で、メキシコでもこの意味で使います。が、ドミニカ共和国ではESTA GUAPO(A)だと「怒っている」と言う意味になります。なので、メキシコでは「ESTOY GUAPA(私、きれい)」なんて言うことないですが(苦笑)、ドミニカ共和国ではむかつくことがあると「ESTOY GUAPA!」なんて言ってOK
ただ、ついかわいくドレスアップしている女の子なんかを見ると、ついつい「QUE GUAPA ESATAS!(なんてかわいいの!)」なんて言ってしまって、女の子を混乱させてしまったりします・・。

ところで、ドミニカ共和国などのカリブの島々のスペイン語とコロンビア・ベネズエラのスペイン語はとてもよく似ているのですが、コロンビアでもGUAPO(A)の意味は「美男・美女」と言う意味ではないのです。

私の知り合いのスペイン人女性。コロンビアに仕事の関係で住んでいた時のこと。コロンビアに来て以来、彼女はどこへ行ってもしょっちゅう「あなたはとてもGUAPA(美人)だ」と言われるようになったそう。
なのでうふふ♪と思っていたら・・・。

コロンビアではGUAPAは美人と言う意味ではなく、「勇気がある・勇敢だ」の意味で使うそうです。なので、スペインから危険なコロンビアに移り住んできた彼女に「あなたは勇気がある!」と言っていたことになります。

なるほどね。
でも、女は度胸!だと思うのです。私。


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