混沌世界(ザ・カオスワールド)

混沌世界(ザ・カオスワールド)

懐カシヒ思ヒ出


 ここに記載されていることはすべて事実である。


1.車がうちにやってきた。

 最初の納車予定日は雨だったので延期したため、正式な納車時はひどくうれしかった。

 初めての左ハンドル。とりあえずは、慣れるため駐車場内で車庫入れの練習。
 ギアチェンジのたびに左側のドアパネルに左手が当たる。
 習慣というのは恐ろしい。

 そして初めてのドライブ。
 長崎の道は狭い。マイカーはでかい。緊張の連続だが楽しかった。

 2時間ほどドライブを楽しみ駐車場へ。
 進入と同時に「ガリッ!」
 ふっ、嫌な音が聞こえちまったとクールに現実逃避しながらも車庫入れ完了。
 早速下を覗くとエア吸入口のベロが当たっただけでボディに傷はなし。
 胸がほっとした思い出だった。


2.強打者

 ドライブしに駐車場へ。近づいて異常に気付く。
 ボンネットがへこんでるぅ~
 へこんだ場所にボールの縫い目跡が残ってる。すぐ側にボールも。

 すぐさま目の前の高校にボール持っていくと、やはり学校の物
 保険適用するため学校職員が駐車場までカメラを持ってやってきた。

 ところで学校の運動場から、うちの駐車場までは距離にして20メートル。
 運動場のフェンスの高さは10メートル程。

 学校職員の人が一言言った。
 「あのフェンス越えて直撃したのなら、すごい強打者がいるもんですねえ」
 わしもそう思う。どんな奴だったんだろう?


3.国産車ではありえない!

 しつこいようだが私の車は米国車。
 米国のイメージというのはよく言うとおおらか。悪く言うと大雑把。

 車にも生産国の色合いというか、その国の特徴が現れる。
 そんなトラブルがあったのだ。

 走りなどの車としての機能には全く問題がなかった。
 だが、走行中に運転席のサンバイザーがいきなり落ちてきた。

 だからといって何かあったわけでもないが、運転中にいつ落ちてくるかわからないものがあっても嫌なのでディーラーに持ち込んでみた。
 担当にこのことを話すと、ものすごく不思議そうな顔をされた。
 事情を理解してもらうのに少し時間がかかったのも無理はない。そんなトラブルは今まで私も聞いたことがない。

 だが、別にそのことで文句をいうつもりはない。
 そのくらい笑い話にしかならないし。
 このおおらかさと言うか大雑把さがないと米国車乗りはやっていけない。
 そういう雰囲気が好きで乗っているのだから。

 そういう細かいところが気になる人はぜひ日本車に乗っていただきたい。
 細やかな日本人気質で作られている車は他にないのだから。


4.無謀な挑戦

 ジムカーナに行ったことがある。

 当日は晴れ。
 会場が県外だったため朝5時出発。
 到着したのは朝の7時30分。受付ぎりぎりだった。

 本来なら競技開始前にコースを歩いて確認するのだが時間がなくできなかった。
 このことが原因で第1走はコースを忘れ、完走できなかった。

 競技開始前には積んである荷物を降ろした。
 なかには現地でタイヤを履き替えている人達もいた。
 参加車のうちで外車は自分だけ。普通はこんな車でジムカーナに出走しようなんて人間はいないから当り前だが。

 国産車の中でもランエボとかインプとかのラリー車がメインでGT-RやRXー7やスープラみたいな大きめな車の参加はほとんどない。

 今回は友人のインプSTIと一緒に参加したが、出走が受付順だったため互いの走りは見ることができなかった。よって画像もなし。

 こういう競技は初めての人は参加しにくいという話を良く聞くが、実際に参加してみると、そんな雰囲気は微塵もない。
 参加車両は軽自動車から、どんな車種でも参加できるので居心地が悪いということもない。

 出走直前は初心者ということもありすごく緊張していたことを覚えている。
 スタートの合図とともに目いっぱいアクセルを踏み込む。
 それこそ友人の言う、床よ抜けよと言わんばかりに踏み込むのである。

 マイカーはATなので2速発進で3速までしかギアを使わない。
 友人のインプSTIに至っては2速までしか使わない。
 3速に入れても使う暇がなく、2速固定になってしまうとの事だった。

 直線では多少の余裕があるのでメーターに視線をやっていたが80Kmまでは確認できたが、すぐにカーブが目の前にやって来る。
 ドリフトなんて技術は持ち合わせていないので(リヤタイヤのサイズ的に難しいかも。サイズはマイカー紹介のページで確認できます)急ブレーキ急ハンドルで乗り切るしかなかった。

 強烈な横Gで振り回されるので、特に昼食後は、こみ上げてくるものがあり辛かった。
 ノーマルのシートはホールド性がほとんどなく振り回されそうになるのを肩で押さえつけて固定していたので翌日からしばらくは痛みに悩まされることとなった。
 今日のこの日の体験からバケットシートの必要性を感じるようになった。

 ジムカーナは参加していて、とても面白いが他の競技者の走りを見るのもまた面白い。
 その日のトップタイムを叩き出していたランエボなんかはドリフト技術がすばらしく、鮮やかに円を描いて流れるようにコースを回っていた。
 他の競技者のドリフトはどうしてもギクシャクした感じで動きが一瞬止まってしまう。
 やはり技術の差がタイムに現れるようだった。

 その日の結果は、最高タイムが1分45秒弱、順位が50,1台中、45位くらいだったと思う。
 自分的には最下位は確実だと踏んでいたので、まあいい成績だと思う。
 ちなみ友人は1分37秒程で順位は30台前半だったと思う。
 それでも軽に負けたと悔しがってはいたが。

 また近いうちに行こうとは思っている。そのときには写真とって次回は画像を掲載しようと思う。


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