小人ダイアリー

小人ダイアリー

2012/10/24
XML
前回からの続き。

書き物はいつも下書きをしないもので、書いては返し読み、推敲し細かな語句を変えたりしている。
まあ、そもそも酔っ払って書いて、推敲しても良くなるのか悪くなるのかは考えていない。
酷い誤字脱字はめんどくさいのであえて放っておいたりする。

毎度、祐天寺の話を書こう、と思いながら、自分の話を半ばまで書き、祐天寺の記憶はどうなったのか、と少し反省している。と書いている時点で僕はまったく反省は多分していない。

せめて今日は、祐天寺の話から口火を切ろう。そんなことを昨日の夜も考えていたし、今日の仕事中もぼんやりと考えていた。

仕事、といっても、友人が僕に回してくれた仕事なのだが、事細かに話すと面倒なのでまあインチキな仕事、としておこう。
悪党極道落破戸の類の仕事では間違いなくないのだが、それでも金を貰うのが気が引けて恐縮している。

まあ、一日中PCの前に座っていると考えてもらっていい。あ、出会い系のサクラ、とかそんな仕事のクチはあるがそんなんではない。


僕自身が、依頼者の利益になる書類を製作しなければならない。依頼者の意を汲み、利益を出し、かつ依頼者の利益になる元には損を?させない?ウソ八千の仕事なのである。
まあ、何の仕事かは細かく説明できないが、六方か八方かは知らぬが塞がっていて、それを立てる無理な商売の片棒を担いでいる。
面子に威信に沽券に意気地、お客様、お先様、お役人様、どれを取っても顔を立てねばならぬ。
と言うところで、自分の話が長すぎた。


祐天寺の話である。
祐天寺に親しみを覚えたのは、あるいは彼の話が、成長が、仕方が、僕に似たところがあったため、と思ったのかもしれない。親しみか憎しみを感じるは己に似る、という。
最初は何時ぶん殴ってやろうか、と赴いていったし、出会って暫くはそういう気持ちを持っていた。
面白い奴だが、一回やり返さないと気がすまない。そういう感じだったが。

一時期、彼が時々、ポツリポツリと言う彼の過去に僕は戸惑った。

僕は友人として祐天寺と生活するうちに彼の友人はもちろん祐天寺家族ともいささかの交流があったし、祐天寺の立場を理解していたつもりだった。

金云々はもちろん彼もいちいち言わぬことだし、僕は僕で自分のバイト代金をはたいてあくまで毎日自分の飲み代は維持し、祐天寺達と相互にその関係を持って飲み喰らっていたのだからどうでもいい。



自分の好きなだけ酒を飲む、しかし人には奢られず。奢るとも返しは一切求めず。
酒、ぬわわに限らずとも。

女子供はこれに含めず。

であった。 

ミリオンフリッカーの最初にも書いたとおり、彼は天才だった。

驚いた事に、彼は全ての楽器が弾けた。 あらゆる楽器に精通していた。

ギター、ベース、ドラム、最近のロックバンドには欠かせないもんから、ピアノ、オルガン、金管楽器の全て、バイオリン、笛、打楽器の全て、全て、弾けた。弾いていた。

彼は長いのか短いのか解らなかったが、数年の内殆んど同じ屋敷内で暮らすという交流の中で、全てを僕には見せてくれたのだと思う。
何しろ、狂ったように次々に並べた楽器を演奏する彼を見たのは多分、僕一人だけだと思う。

彼は、奴は、手が小さいから音楽は辞めた、と言っていた。
ギターやピアノは、手が大きいほど有利?なのかは知らないけど、コードを叩く時に先の先の音まで叩くことができる、というかピートタウンゼントはギターで、ってもエレキやで。ピアノでは知らんが何某がやってて。
手が届かないのが口惜しいといっていた。

しかし、ロック音楽では主にその、なんていうかフレット間の押さえ飛びが少ないベースをやっていたし、祐天寺が今がやる音は・・・打楽器としていて、彼はマリンバをやっていてた。
実際僕が知る以前の祐天寺はヨーロッパを遊学していたのだから、クラシック音楽が基礎の基礎として叩き込まれている人間だったのだれど。

何しろ、絶対音感を持っていた。
せめて。バークリ音楽学院とか、日本でもいいならどっかの大学を卒業すればいいでしょう?
という話をしてみても奴は一向に興味を示さない。
それを・・・出来るレベルなのに・・・やらない・・・。
僕には・・・音楽などどうでもよくなってきていた18か19の時期。僕より進んだはずの奴が、奴に、尊敬もあり、同時に妬ましくもなったものだ。

それも全てボーカルしかやってなかった、正直にいうと精々パンクバンドのボーカルしか勤まらない音感の無い僕の目から見れば、普通に何処のバンドでも通用し、どの楽器を持ってしも、どんなジャンルでも通用するものレベルだったとおもう。

更に、得意な楽器であれば悠々とプロ、になれる奴だと思った。
しかし。祐天寺は。私よりも年上ではあったがまだ20代。もったいない。何故なんだろう。

その当時、祐天寺と僕は毎日議論していた。

何、つまらぬことである。ゆえに書く。後の己の反省を、更に後の己か死ぬる己に見せるため。

例えば、「膨張する自我」というテーマを僕が発案する、というか常々考えたにしては陳腐なテーマを言いそれに対する祐天寺からの問答で時間が過ぎてゆく、といった流れだ。

「人間は成長する生物だが、それと同時に、自我が発生し、その己の持つ自我が他人、また他の草木植物、犬猫畜生の類までを、いわゆる相手の自我を己の自我の領分におけるものとして侵食しようといるのではないか?」

「そうかもしれない、それが?」

「膨張する自我は善か、それとも悪か?」

「悪でもないし善でもない」

「人間の自我の膨張は善も悪もないというのか?しかしそれでは今までの歴史の中で起こした災厄は一体何か?」


とまあ当時はこんな禅問答みたいなクソなトンチバズーカをしてました。

今回のミリオンフリッカーδ。

前回のミリオンフリッカーサードの後始末は大変だったらしい。午前4時頃、巨大なチンポを削り終えた二人は、これを更にスプレーで赤く塗りだし、午前五時には祭りじゃヒャッホイイヒャッハーって出て行きそうになったところを祐天寺が二人を蹴り飛ばして止め、午前六時には帰っていったそうです。

僕はサッパリ寝ていたんで詳細はしりませんが、起きたら七時、祐天寺が寝てるのみで巨大なチンポもねえの。

あれ、昨日の悪魔は夢だったかって、その場で寝て、11頃また蹴りで起こされて昨日の次第を知りまあ、いいんじゃねーの、っていったら、たまには手前も女以外の客の相手しやがれ、とふてくされて祐天寺も僕もまた酒を飲んで寝たのでした。

次回ではゆうてんじくんとぼくの似にいるとおもったところをさくぶんにかきます これをなつやすみのしゅくだいにします なつやすみにーとはいつもなつやすみ ってしょくぎょうぐんじんだったおじいちゃんがいっていました

きかんじゅうそうしゃがいいぞ、ていってましたが、まずきさまからしまつする、っていってました










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/10/25 08:39:35 AM
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

yukari@ Re[2]:モーターサイクルレザーボーイ(01/20) chicchi666さんへ 返信ありがとうござい…
chicchi666@ Re[1]:モーターサイクルレザーボーイ(01/20) yukariさんへ 毎度コメントありがとうご…
yukari@ Re:モーターサイクルレザーボーイ(01/20) 生きていて良かったです。 心配しました…
chicchi666@ Re[1]:力尽きた件(12/22) beniさんへ beni姉にはいっつも怒られち…
chicchi666@ Re[1]:力尽きた件(12/22) yukariさんへ おはようございますーとり…

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: