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chiro128
JTBがT/Cを発行できる訳
今から十数年ほど前の物語だ。プロジェクトXはこういうネタを見つける眼が必要だと思うが、まあ、当分見つけられないだろう。金融業界に風穴を開けるというすごい技だった上に日本の歴史を垣間見ることができる。登場人物は二人。JTB市場開発室(当時)の主査と次長。二人そろってなかなかとんでもない人だった。(一応、ここでは名前は伏せる。)
まず、主査に効いた話。
ともかく前例がないってんで、次長がもう何年前からかなあ、この件で大蔵省に通ってたんですけど、いい顔してくれないんでねぇ。だいたいJTBって会社が大蔵省は気に入らなかったらしい。何度も隙間狙ったような商品を出していたからね。旅行積み立てだってウチの部屋で考えて始めたんだけど、当然、積み立てってボーナスが付き物でしょ。これが気に入らなかったらしい。金融機関がやっても積み立てには僅かな利子しか付かない時に、一年やると一ヶ月分ボーナスが付いて、しかも優待サービス。たびたび、って名前なんだけど、大蔵省から銀行に送られている通達に好ましくない商品の例で大きく載せられました。でも、好ましくないって言われてもウチは金融機関じゃないし、関係ないからね。
だからこの件でも金融機関じゃないからだめだって言われて。だめ、とは言わないんだけど、好ましくない、とかね。そういう表現。向こうもT/Cって本当は何なのか、判ってなかったんだよね。トーマス・クックだってそもそも旅行会社ですよ、両替商じゃないんだ。それが旅行者の便利を考えて両替商を始めた訳で、ウチがやるのに何の不思議もない。その上、ウチは大蔵省公認の両替商でもあるんです。そんなことこっちで調べて教えてやって、次長は何年も通ってね。それでもだめ。
それでも何か方法はないかって色々考えていた所で、ウチの社史を見てたんです。そしたら、昔、発行してたんですよ、これが。しかもただの自社発行っていうんじゃなくて、JTBだけで発行していた。今回はトーマス・クックと提携だけどね。で、探してみたらちゃんと昔のT/Cが出てきた。円のT/Cで海外から日本に来る旅行者のためのものだけどね。これはヒットでしたよ。そsれでもしばらくは第一勧銀の委託販売をして、まあ、その間にT/Cの性質を調べ上げてね。
それから次長が大蔵省に行って、ウチ今度T/C販売を「再開」しますからって。大蔵省はそれでも好ましくないとは言ってたらしいです。でも、その直後の理事会で、大蔵省はどうでしたかって質問が出て、次長はOKです、って言いました。こういう男、いいでしょ。
なぜ、JTBがT/Cに対し真剣かということ簡単なことで、国内全域にネットワークを持っていて、しかも海外へ行く人の世話をしている。当然お金の心配をしてあげたい。でも都銀がない地方も多い。海外旅行者の増加した八十年代になって委託販売で行えるようになった。
でもこれはサービスの一環としての見方。本当にT/Cは儲かるのか、という問題もあった。結論から言えば、儲かる。手数料だけの話ではない。T/Cが販売された時点で、店には現金が手に入る。このT/Cが旅行者によって海外で使用され、海外から請求が回ってくる。この段階で手にした現金を戻す。
この間が平均で二ヶ月。この間の利子、運用益が店側の利益になる。もちろん眠っているT/Cもある。これは銀行の残高百三十円の講座が眠っているのとは金額が違う訳で、万単位だ。JTBではアメリカの子会社を使ってT/Cの循環を調査した。利潤は判った。ノウハウは委託販売を通して手に入れた。その上での自社販売である。
続いて次長に聞いた話。交渉の当人であるだけに言葉選びは慎重だった。
いや、大蔵省と別にもめてたかっていうんじゃないんで、どちらかって言えば友好的でしたよ。一緒に勉強してたようなもんですね。向こうも最後は断れるような内容ではなかった訳ですし。
大変だったのはウチが発行していたT/C探しで、地下二階に倉庫があって、その中を探したんです。その頃は毎日そんなことしてましたよ。古いT/Cの実物がこれです。
そう言って見せてくれたT/Cには戦前のものもあった。円建てで五十円。当時にしてみれば大金である。
そもそもウチの会社の名前で判る通り、国の外郭団体だったんですよ。最初の名前は日本旅行協会。これが戦後日本交通公社になりまして、今ではJTBと呼んでますけど。ともかく、かつて日本から外に出る人の極めて少ない、しかも円の持ち出し制限が厳しい時代でしたから、T/Cと言っても、海外から日本に来る人のためのもので、それで円建てだったんですね、扱っているものが。
その頃から日本人の国内旅行にもこのT/C使ってたりしたんですよ。今で言う旅行クーポンがなかった頃、よく使われてたんですよ。ホテルや旅館との決済にもこのT/Cをウチの会社では使ってました。クーポンとか旅行券とかが登場してとりあえず円建てT/Cの存在価値がなくなったんで販売を中止したんです。昭和四十四年かな。
一方そのころから海外旅行が注目されるようになってきた。で、外為法が動き始めた。それで都銀がドル建てT/Cの発行を始めた訳です。
それじゃあウチがやっていたT/C発行の業務はもうできないかって言うと、それが法規自体は戦前と全く変わってないんです。自由化に合わせて緩くなった部分はあるにしても、既得権はそのまま。ウチが戦前からやっていた業務は中断があったにしても続けていいんです。で色々あったにしてはあっけなく、再開出来ることになったんです。
つまり、大蔵省/財務省は組織として戦前と変わっていないのだ。更に日銀の存在意義に関わる日銀法は戦争開始直前に作られたもので、その基本はヒットラーの時代に作られたドイツ帝国銀行法の翻訳がベースになっている。戦後ドイツは中央銀行法を改めたが、日銀法はそのままなのだ。そのくらい、実は変わっていない。
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