【駒大苫小牧高校野球部を応援するblog】

88回選手権大会



南 陽 工 0 0 0 1 1 0 1 0 0 =3
駒大苫小牧 1 1 2 0 0 0 1 0 × =5

【二塁打】本間(篤)、山田

●先発 (左)岡川(遊)三木(一)中沢(中)本間篤(投)田中(右)鷲谷(三)三谷(二)山口(捕)小林


【戦評】
駒大苫小牧はエース田中の不調で苦しんだ。
三回までに4点先行も、田中の制球難などから失点を重ねた。
ただ、七回に一度は1点差まで迫られたが、すぐさま中沢の適時打で援護。結局14三振を奪った田中が、リードを守りきった。
南陽工は4番立野が負傷退場も、交代した山田が七回に適時二塁打。
三回途中から登板の村岡も好投した。


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◆8/15 ▽3回戦 第1試合


青森山田  0 4 2 1 0 0 0 1 1 =9
駒大苫小牧 0 1 0 1 0 2 1 3 2 =10

【本塁打】野田、鷲谷、中沢 【二塁打】本田、中沢2、三谷2、三木、山口、小林、近藤

【戦評】
駒大苫小牧が終盤の驚異的な粘りで、逆転サヨナラ勝ちした。
8―9と1点を勝ち越された直後の九回。中沢の右越えソロで同点に追いつくと、二死一塁から三谷の左中間を破る二塁打で逆転した。
駒大苫小牧は前半に7点を失う劣勢も、三回途中から登板の田中が踏ん張った。
青森山田のエース野田は六回以降、球に切れがなくなった。

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◆8/17 準々決勝 ◇試合開始11時、試合終了13:17 ◇観衆29000人

東洋大姫路 2 0 0 2 0 0 0 0 0= 4
駒大苫小牧 0 0 0 0 0 4 1 0 X= 5
(東)飛石、乾-水田
(駒)田中-小林
【本】林崎(東)

☆先発☆(三)三谷(遊)三木(一)中沢(中)本間篤(投)田中(右)鷲谷(二)山口(左)岡川(捕)小林

【戦評】
駒大苫小牧が逆転勝ちし、一番乗りで3年連続のベスト4進出を決めた。
公式戦の連勝は47に。
5回まで1安打に抑えられていたが、0-4の6回に4連続長短打で一気に追いつくと、7回2死三塁から三谷の内野安打で勝ち越した。
先発田中はスライダーを武器に、9回を除く毎回の11奪三振。
尻上がりに調子を上げて、8、9回のピンチも振り切った。

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■8/19 ◇準決勝、観衆50000人

智弁和歌山 1 2 0 1 0 0 0 0 0 = 4
駒大苫小牧 4 0 1 0 2 0 0 0 X = 7

(智)松隈、竹中、芝田-橋本
(駒)菊地、岡田、田中-小林
【三塁打】本間篤
【二塁打】山口2、古宮、本間篤2

☆先発☆三)三谷(遊)三木(一)中沢(中)本間篤(右)鷲谷(投)菊地(二)山口(左)西田(捕)小林

【戦評】
1点を先行された駒大苫小牧は一回二死三塁から本間篤の適時三塁打、山口の2点二塁打などで4点を挙げあっさり逆転。
その後は1点差に詰め寄られても突き放し、試合の流れを渡さなかった。
二回途中から登板した田中は四回に1点を失ったが徐々に調子を上げ、五回以降は無失点。
智弁和歌山は一回の好機に1点どまりだったのが痛かった。
中盤以降は田中のスライダーにタイミングが合わず、投手陣も踏ん張り切れなかった。


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◆8/20 ◇決勝・試合開始13:01~16:37、観衆50000人

駒大苫小牧 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 = 1
早稲田実  0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 = 1
※延長15回規定により引き分け

(駒)菊地、田中-小林
(早)斎藤-白川
【本】三木(駒)=大会第58号

☆先発☆(三)三谷、(遊)三木、(一)中沢、(中)本間篤、(右)鷲谷、(投)菊池、(左)渡辺、(二)本間直、(捕)小林

【戦評】
駒大苫小牧・田中、早実・斎藤の壮絶な投げ合いは、ともに譲らないまま、延長十五回引き分け再試合となった。
0―0の均衡は八回に破れた。
駒大苫小牧は三木が初球の真っすぐをとらえ、中越えに先制のソロ本塁打。
しかしその裏、早実も桧垣の左中間二塁打が左翼手の失策を誘い、一死三塁。後藤の中飛で同点とした。
3日連投で疲労の色が濃かった早実の斎藤だが、小さな変化球とここ一番での重い速球を有効に使った。
球威は延長に入っても衰えず、勝負強い駒大苫小牧打線にあと一本を許さなかった。
三回一死一、二塁からマウンドに上がった駒大苫小牧の田中も、力に頼らず、頭脳的な投球が光った。
サヨナラのピンチでも集中力を切らさず、得意のスライダーで抑え込んだ。


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■8/21 決勝再試合 ◇試合開始13:02~14:58 ◇観衆50000人

駒大苫小牧 0 0 0 0 0 1 0 0 2 = 3
早   実 1 1 0 0 0 1 1 0 X = 4
(駒)菊地、田中-小林、及川
(早)斎藤-白川
【本】三谷(駒)=大会59号、中沢(駒)=大会60号

☆先発☆三)三谷(遊)三木(一)中沢(中)本間篤(左)岡川(投)菊地(右)鷲谷(二)山口(捕)小林


【戦評】
4日間連投で疲労が心配された早実の斎藤だが、驚異的なスタミナと頭脳的な投球を見せつけた。
140キロ台の速球も織り交ぜ、緩急とコーナーワークも自在に操る。
ペース配分まで計算し尽くされた冷静な投球で、勝負強い駒大苫小牧打線を、ここ一番で勢いに乗せなかった。
打線も一回、船橋が先制の中前打。二回は川西が2番手の田中から適時二塁打を放ち1点を加えた。
1点差とされた六回には白川が適時二塁打、七回にも後藤の適時打でリードを広げた。
3日間連投の駒大苫小牧の田中は、生命線のスライダーに本来の切れを欠き、球威不足の速球も狙われた。
九回に中沢の2ランで1点差としただけに、結果的にも一回の1点は重くのしかかった。


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