chocolate babe

同棲



とにかく一緒にいたかった私は家を出た。最低限必要なものをまとめ、飛び出した。親が必死で止めたが、もみくちゃになりながら抵抗し、脱出した。親が大嫌いだった。こんな家にはもう住めない。自分がおかしくなる。男に許しをもらって一緒に住む事になった。

出会って約2ヶ月の男。人種も違えば日本語もあまり分からない男。1Kに住んでいた。荷物もそんなにない私だったから、そんなに1ルームが狭いとは思わなかった。てか、こんなもんだろう、って感じだった。住むところさえあればそれでいい。ありがたい。学校もサボりがちだった。朝は早くに起こしてもらい、駅まで車で送ってもらった。学校が終わればそのままバイト。バイトが終わったら電話をして迎えに来てもらう。甘えた生活をしていた。男に依存していた。というか、都合よく男を動かしていた、とも言えるかも。男の家は学校からすごく遠かったから、毎日本当に学校に行くのが面倒だった。それに加えて学校が大嫌いだった私。カトリックの高校で規則も半端じゃなく厳しく、その当時のようなギャルにはほど遠かったし、バイト禁止、男女交際禁止の学校だった。けど、そんなの、私には関係ない。私の人生、そんなつまんないルールで壊されたくないねっ!

毎日忙しく過ごし、時間もあっという間に過ぎた。こんな生活を高校卒業まで繰り返した。卒業式は親が来ているのも見えたが、一言もしゃべらなかった。ウザイだけだった。何しに来たんだろ。どうせ親の役目を果たす為に来たんだろうけど、迷惑なだけだった。男とはありえないくらいのクレイジーな喧嘩もしていたけど(何度家を飛び出した事か・・・)、住む所が欲しかった。「もし別れることになったら私はどこにいけばいいの?ホームレスになるしかないよ。」といつも言っていた。が、マジメなお付き合いをしていた。将来に向けて・・・。


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