北海道3~富良野1




sweetdreams バー

チャイムと慣らすと、中村玉緒似の奥さんが出迎えてくれた。
言葉に関西訛りがあって、なおさら中村玉緒っぽい感じでした。

ここで、とってもステキな歓迎を受けました。

奥さんが、庭にある植えられているミントを踏んでみてくださいと
言う。いいのかな?と心配しながらも、言われたとおりに踏み踏みして
みました。しばらくすると、ミントのさわやかな香りが漂いました。
何だかとってもスッキリした清々しい気分になりました。
靴の裏に、ミントの香りが付くので、玄関に入ってからも、
その後時間がたって、また玄関に行っても、ミントの香りが
しばらくの間漂っていました。

何でも、ミントはわざわざ踏み踏み用に、短く刈ってあるんだって。
それにいくら踏んでも、すぐ元気になるんだそうだ。

このミントを踏み踏みするのって、とっても気に入りました。
玄関先に土のある方は、ぜひやってみて下さい。



宿の中は、本当に普通のお宅。古い農家の家をリフォームしました!
という感じでした。トイレがくみ取り式なのを、簡易水洗にしているので
かなり匂いがしましたが、次の日にはすっかり慣れてしまいました。
部屋は二階。小さな机とハンガーかけがあるだけの、広い部屋でした。
布団が既に敷かれていて、なんだか合宿所みたいに見えました。

宿
窓にかけられたタオルが、合宿所の雰囲気でしょ?

食事は6時。これは普通に考えると少し早いのですが、
子供連れにはちょうど良い時間でした。

食事にはまだ時間があったので、辺りを散歩に出ました。
最初の印象は、あまりよい場所にある宿では無いな・・だったのですが、
ちょっと歩くと、すばらしい景色を見ることが出来たのでした。
丘の畑の中に、車が入れない路があり、そこを歩いて登ると
ば~~~~~っとひろがる「北海道」!!
と言う感じがしました。
宿からいい景色が見えるのもいいですが、こうして少し歩くと
良い景色が見える、と言うのもなかなか良いモンだと思いました。

何と言っても一番なのは、その辺りは観光地ではないので
ほとんど人も車も通らないことです。
丘の上に立つと、大体280度くらいの雄大な風景を独り占めできました。

宿の食事は、まるっきりの家庭料理でした。
量も多すぎず少なすぎず、ちょうどよい量でしたし、
味も良かったです。、こちらの宿のご夫妻は京都の人だそうで、
おみそ汁などは白みそでしたし、香の物として柴漬けなども出ました。
ちょうど娘の大好物である焼き魚が出て、娘があんまり食べるので
奥さんが気を利かせてくれて、その後毎食魚を出してくれました。

お風呂は、一般家庭のお風呂より少し大きめでした。
そしてとても新しくてきれいでした。お風呂だけは、
すっぽりと新しく作ったようです。

私は民宿に泊まったのは、コレが初めてでした。
この宿は一日二組限定(今回は私たちだけでした)の小さな宿なので、
まるで初めて会う遠くの親戚の所に泊まりに来た、みたいな感じ。
一般的なペンションやホテルなら、あんまり気を遣うことは
無いのですが、本当によその家に来たみたいな感じなので
とても気を遣ってしまいました。

その点と、トイレが簡易水洗でしかも狭いという点、そして
泊まる部屋が二階でトイレが一階という事は、子連れにとっては
ちょっとマイナスポイントです。特に、自分でトイレを使える子が
いる場合は、その狭さがかなりマイナスになるかも知れません。

でも、食事にしても部屋にしても、その他の点においては
とても良い宿だったと思います。確かに気を遣う部分もありますが、
かえって気楽な部分も確かにあります。ダンナはかなり気に入った
様子でした。私も気に入りました。
ちょいこ的なオススメポイントは、宿近くの風景がすばらしいこと。
そして値段が安いことです。


びえいの宿ナカニシ はこちらです



次の日は、富良野に行く予定です。出発前の予報では、この日は雨。

心配しながら眠ったのですが、起きてみると雨ではありませんでした。
天気はそんなには良くありませんでしたが、雨さえ降らなければいいのです。

デジカメで写真を撮ろうにも、スマートメディアがいっぱいになって
しまったので、どこかでCDに落としてもらおうかと美瑛の町を
探しましたが、見つかりませんでした。
そのかわり「ベスト電器」を見つけたので、仕方がないので新しく
スマートメディアを購入しました。でも、そんなに高くは無かったです。

この日の予定は、ふらのワインハウスで昼食、ラベンダー畑を見る、
美瑛の丘も見る、とこの程度の予定を立てていました。
富良野に向かう途中、ダンナが横道に入りたい!というので
ちょっと横道に入ってみました。

すると、またまたこれも「ほっかいど~!!」という感じの
長い長いまっすぐな路に当たりました。

まっすぐ2

こういうのって、いかにも北海道って感じでしょ?
しばらく写真を撮ったりしているうちに、天気もドンドン良くなって
きました。天気が良くなっていく時って、すごくワクワクして
きません?私はとってもうれしくなってきてしまいましたよ。

その道を進むと、左手にガラスショップの看板が見えました。
「グラスポンテ」という所です。これはガイドブックに
載っていたのですが、ハクション大魔王のツボとか、あんまり
好みではない商品が出ていたので、興味が湧かなかったのです。
ちなみに私は、ガラス大好き!なのに、行きたいとは思っていなかったのです。
でも、天気が良くなってワクワクしたついでに、ちょっと寄ってみました。

その店には、そんなに欲しくなるようなモノはありませんでしたが、
そこで吹きガラス体験ができる、とありました。
私は吹きガラスを、昔からやってみたかったのですが、まだ未経験。
小樽で吹きガラス体験が出来る店を見つけていたので、
小樽でやってみる予定でした。でも、小樽はあまり時間が取れないし、
今日は時間がたっぷりあるから、ここでやってみることにしました。

お願いしてみたら、体験は午後から、とのこと。
6時には夕食で帰ってこなくてはならないので、
4時に予約をして店を後にしました。

そして、再び富良野に入り、「ふらのワインハウス」へ。
いろいろメニューがあり、悩みましたが、チーズフォンデュと
お子さまランチとブドウジュースのボトルを頼みました。

チーズ

ここのブドウジュースはおいしいです!
ブドウジュース特有の、えぐみが全く無くておいしかったです。
娘も喜んで飲んでいました。

ジュース
ワインを飲んでるみたい

天気はみるみる良くなって、すっかり汗ばむほどの暑さでした。
お日様が高いうちにラベンダー畑も見てしまおう!と、プリンスホテルに
あるといういろいろなショップを諦めて、来た路を戻って、
「ファーム富田」に行きました。

日曜だったせいもあり、結構な人出でした。
ラベンダーもわりと咲いていたし、他の花も咲いていてきれいでした。
ここって、入場料がかからないのよ。こんなにきれいな花畑を
無料で見られるなんて。いいよな~って思ったねぇ・・・
「はなます」も咲いていて、とても良い香りでした。
バラのような良い香りで、気に入ってしまいました。

あっちこっちで写真を撮ったり、ポプリやラベンダーオイルのショップを
見たり・・・私は「はなます」の香水を買いましたよ。

ラベンダー

娘にせがまれて、ラベンダーソフトを買いましたが、花の香りが
しっかりついているので、当の本人は一口食べて、ベロ~っと
出してしまいました。その位、香りが付いていたということですね。
運転のあるダンナには申し訳なかったのですが、富良野ビールという
地ビールを飲みました。柔らかい口当たりでなかなかのお味でした。
ダンナには、帰りに何か地ビールを買って、宿で飲もう!と
約束しておきました・・・・でも・・・

その後、またうろうろして、今度は牛乳とダンナ待望のじゃがバターを
食べました。(水分補給が必要なほど、暑かったのです)
ダンナは出発前から、トウモロコシとじゃがバターを食べたい!と
言っていたのですが、なかなか売られていなくてがっかりしていたのです。
ここで見つけたので、もう、喜んで買いに走りました。

だけど・・・・このじゃがバター・・・・
ダンナは口に入れた途端、「不味い」とはき出しました。
(ラベンダーソフトの時の娘と同じ)
なぜなら、そのバターは
「ファーム富田特製ハーブバター」
だったのです。

ダンナはネギ、ショウガ、わさび、ミョウガ、セロリ。。。
といったような、香りの強いモノが食べられないのです。
私はどれも大好物と言っていいくらい好きなのですが・・・
ハーブバターは、ソフトクリーム同様、香りがしっかり付いていて
私にとっては、とてもおいっし~~~いバターでした。
だから、ダンナにとっては二度と食べたくないほど不味かったのでした。

かわいそうに、ダンナがあれほど望んだトウモロコシもじゃがバターも、
結局その後は見つからなかったのです。
その上ビールも・・・



ファーム富田を出た後も、ダンナはハーブバターショックから
立ち直れないでいました。口が気持ち悪いからコーヒーが飲みたい!と
コーヒーの飲めるところを探しました。
少し行くと「道の駅」ではないのですが、似たような所があったので
ここなら飲めるだろう、と入りかけたところ
世界の民芸品とコーヒーの店「サリーリ」
というちょっと古ぼけた手製の看板が目に入りました。

これには悩んだよ~ だって、
何だか「パラダイス」(探偵ナイトスクープ)な感じも漂っていたから。
吹きガラスの時間まで、結構あったので、興味本位でそこに
行ってみることにしました。
山の中のほそ~い道を、ワクワクドキドキハラハラしながら進むと、
大きな畑があり、丘があり、
その丘の上にその「サリーリ」がありました。

私が先に降りて、ちょっと偵察。
かわいらしい家だったし、「パラダイス」な雰囲気は無かったので
OKサインを出し、中に入りました。

結果から言うと、大正解でした!!
とてもいい思い出の一つになりました。
機会があったらまた行きたいし、近くに住んでいたら通いたい店でした。

中はインドネシアやネパールやペルーや、そういった雰囲気の
民芸品や衣装などが売られていました。流れている音楽も同じ雰囲気。
でも、ガムランとかではなく、どちらかというと
モンゴルの「ホーミー」に近い感じで、私は聞いたことの無い音楽。
いかにも!という感じのご主人が一人、お客さんは誰もいません。
テーブルも3つくらいで、それからカウンターもありました。
外のテラスにもテーブルがあったので、外で頂きました。
丘の上に建っているので、見える景色はとてもステキでした。

頼んだのは普通のコーヒーと、バリコーヒー。
バリコーヒーは、粉が沈んでから飲むコーヒーです。
おそらく手作りだと思われるクッキーと、
どこにでもあるチョコレートも付いてきました。
クッキーもコーヒーもとてもおいしかった!!

そしてそして!!!!

(長くなったので、次のページにひっぱります)



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