微笑みながらキレた私


< 微笑みながらキレた私 >

朝起きて掃除をしなければいけない私は、一番早く目覚める
いつも体全体に、重しが乗っかっているようなスッキリしない朝だ
速くこの一瞬一瞬が過ぎてしまえと思っていた

何気ない会話の中、突然またお義母さんのあの言葉が繰り返される
私はとても冷静に聞いていた
顔には微笑みさえも浮かべながら、私は静かにキレたのである
「夫婦関係もないのに、どうやって子供を作れとおっしゃるのですか?」

お義母さんは、それこそ一瞬驚いたような顔を見せたが
すぐに反撃してきたのである
「若いんだから、そんな事あるわけないのに...」と
しかしお義母さんには、いつもの勢いは見られなかった

これでお義母さんも、少しは考えてくれるかもしれない...
そう思った私は、あまかったのである
お義母さんの攻撃は、より一層パワーアップして私を襲って来るのである!




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