愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

『罠 THE TRAP』

『罠 THE TRAP』(1996・林海象監督)

 永瀬正敏主演の『濱マイクシリーズ』の3作目にして最終作。1作目と2作目は割と軽快なタッチの作品だったが、この『罠』はサイコ・サスペンス調に仕上がっている。

 「すごく怖い映画」という触れ込みであったが、別に全然怖くない。しかも少々ストーリーが粗い印象は拭えない。二重人格や依存症といったテーマをあまり研究せずに、都合よく使っているような気がする。

 この映画の夏川結衣は、マイクの彼女で聾唖の女性という役柄。聾唖というだけあって、セリフらしいセリフは無い。その分、表情で芝居しなければならない難しい役であったと思う。そんな彼女が時折見せる笑顔が、暗いムードの映画の中で一種の清涼剤になっていた。

 当時、人気絶頂だった山口智子も出演しており、イメージを覆すような芝居が印象的だった。しかし、夏川結衣ファンとしては山口智子ばかりをクローズアップしているメディアに悔しい思いをしたのも事実である。



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