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2016.03.03
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テーマ: 徒然日記(25142)
カテゴリ: 音楽全般
イエスのアンプラグドライブ(2004年)のリハーサル風景、買い込んでいたDVDの中におまけで収録されていたわ。
リックのナレーションが面白いから、そこだけもう一回見ちゃった。
「さて、準備は整った。メンバーは、自分たちがなぜここにいるのか、これからやることをちゃんと理解している。・・・クリス以外は」。とか、遅刻ネタを含め、結構クリスがイジられている。お客さんたちの高齢化ぶりも茶化している。リージョンフリーのDVDだけど、キャプションがついてなくて残念。

まてよ、2001年がオーケストライエス。このときのキーボードは謎の若者だった(To mBrislin)。03年がモントルー、04年1月がアンプラグドライブ、同年5月が35周年ライブ。なるほど、21世紀の最初の4年は結構バリバリがんばってたんだな。

俄か仕立ての会場でのライブは、本番のためのリハーサルの意味もあるんだろうな。あと小数ではあるけれど、観客の前でやることで、反応をうかがうとか。リックのピアノは冴えわたっていたけど、初めてみるアコギ風のベース(ボディはアコギなんだけど、ネックが細くて超長い。もちろん4弦)を弾くクリスの音は、他を凌駕する圧倒的な音量だったし(プラグインしてたぞ!)、たしかに、アンプラグドの楽器同士の響きのバランスとか微妙で、演奏内容も含め、出来はパーフェクトではなかった。ちょっと本気のリハーサルを公開してみましたって感じだった。
1曲目ははっきりいって全然息が合ってなかった。

黄金期のメンバーでのライブは2004年の35周年が最後で、40周年のときはジョンがキャンセルしたわけね。もしかしてリックは2004年がイエス最後の演奏かしら。最近の彼を見ていると、もう2時間ちかいステージでイエスの曲を演奏するのは無理っぽい。黄金期メンバーの中では若いほうだけど、それでも67歳になるんだもの。息子にバトンタッチしたい気持ちはわかるけど、息子たちはブラックサバスとかもちょっとごっついロックバンドにいるみたいだしなあ。

それより、リックのツイッタ―が面白い。猫のジョージのこと、自分のダイエットのこと(糖尿病による栄養指導が入っているんだろう)、家庭菜園したり、お風呂に浮かべるアヒルのコレクションの話とか。自分の作品KingArtherをLingArtherとつづって、「おい、またミスっちゃったよ」みたいな一人ボケつっこみやってるし。ジョージ、画像挙げてくれないかしら。
今はマン島じゃなくて、ノーフォーク州(北東部)に住んでいて、ボウイ死去のとき、ワイドショーで自宅から中継でコメント語っていた。



でも、結成35周年記念ライブBDのおまけについてきたCD3枚組(get one,get three free!)をウォークマンに入れて聞いているけど、すごいね。ジョンのヴォーカルが冴えわたっている。私が知らない75年以降のイエスのヒット曲には、 ロックンロール風にシャウトするような曲もあるけど、すごくいい。ロックの人ではない、正統派の歌手が歌っているテイストにはなっているけど、ジョンはこんな歌い方もできるのかと、子どもの成長を見た気分。もうどこまでも声が伸びる伸びる。Rhythm of Loveとか、決して好きなタイプの曲ではないけど、ジョンの声が気持ちいい。ハウも最近のライブみたいに出遅れたり音が飛んだりすることもなく、すさま じく切れのいいアドリブを聞かせてくれている。大好きなアコースティックイエスのコーナーもあるし。私はこの音源だけでも満足だわ。もしかして彼らの 「円熟」のピークがこの頃なのかもしれない。

だとしてもだよ、アコースティック版のラウンドアバウトに異を唱えた者はいなかったのかな。20世紀初期の南部のホンキートンクテイストがちょっとあるけど、私にはどうしても2拍目を引きずるドドンパのリズムに聞こえて萎えた。まあ、ドドンパは都都逸+ルンバだって聞いたことがあるから、完全国産のリズムではないけど。ラウンドアバウトは手拍子しながら聞く曲じゃないんだよ~(涙)。

ウェルチの評伝を読んでいて、リレイヤー以降のイエスの変遷がわかってきた。
まだロンリ―ハートの前あたりだけど。で、ジョンとリックが抜けた段階で、複数の人が「イエスはこれで解散」と思っていたし、残されたメンバーだってそう思って、ソロ活動や新たなバンドを模索していたのに、解散だなんて思っていない人がいたってことだよね。
クリスだって、ボンゾ亡きあと解散したZEPのペイジと、アランと3人で組んでやろうとしていたらしいし(これはプラントに「曲が複雑すぎるんじゃね?」と言われて敢え無く潰えた。プラントのおバカさんめ)。なんとなくブライアン・レーンのフィクサーぶりが理解できた気がする。

で、今となっては、バグルスの2人はとんだ災難だったとしか思えない。私は2人のことは全く知らないけど、トレヴァー・ホーンはイエス加入後、プ ロデューサーとしての才能を発揮しはじめたらしいし、ダウンズはその後、ハウに気に入られてエイジアに行く。決して悪くはない未来が待ってはいたけど、ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンの後釜というのは、あまりにも大きなプレッシャーだったろう。

ずっとイエスのファンだったホーンが、うかうかとクリスの自宅に招かれて「声がジョンに似ているね」とか悪魔のささやきに乗ってイエスに取り込まれるエピソードは爆笑ものだ。クリス、何考えてんだよ。ホーンはちゃんと、「自分の声はジョンより3度は低いし似ているとは思えない」と言っている。
でもクリスはイエスの活動を止めるわけにはいかなかった。アメリカツアーの切符はすでに完売、その金もとっくに入って来て使ってしまったらしいし、クリスはなんとしてでもイエスとしてのツアーを続行させなければならない義務をも負っていたわけだ。80年当初、ホーンのギャラが1年で1万ドルだったらしい。「14000ポンドはもらえるとお もっていた」というから、見込みの半分だったのね。(貨幣単位に注意)

そして職人ハウは、自分が気持よくギターが弾ければ、どこでもよかったような気がする。イエス解散→バグルズ吸収→脱退→エイジア結成の過程でも、まったく動じる風ではない。そんなエイジアにはジョン・ウェットンという大物がいた。この人も、クリムゾンにいたのは覚えているけど、人とな りはよく知らない。

それにしても、イエスの活動が、完全にアメリカでの成功を軸に据えていたことが意外な気がする。重くて長くて難解なプログレはアメリカ人には受け入れがたいだろうとおもったけど、ポップス要素の強い(そして電波の入った)ジョンの声とメロディーがヤンキーの肌になぜだか合ったらしく、イギリスではとっくにプログレがすたれて、80年初頭になってもイエスは人気があった。
実際に、アメリカのファンは、ジョンに魂や精神の開放について問いかけていたらしいし、そういうスピリチュアルにはまった人たちにとっての音楽的教祖の役割もあったのかもしれない。いやああの歌詞に意味はないんだけど。みんな騙されていたわけだ。



それから、リリース当初つまらないと感じていた海洋地形学だけど、Ritualはライブでもたびたび演奏しているし、通しで聞くとすごくいい曲 だ。これは40年ぶりの発見。なんとなくawakenにつながる荘厳なゴシック建築風のテイストが垣間見られる。

海洋地形学、リアルタイムで購入してがっかりした記憶がある。危機はクリムゾンやピンクフロイドに比べれば、まだ親しみのもてる作品だったけど、 こ、これは・・・。
ところが、40年ぶりに聞いてみると、すごく聞きやすい。というか、ぬるいじゃないか!
尺が足りずにうすめた、というのは本当かも。
あーでもこういうの、クラシックでも同様の経験してるわ。子どもの頃不可解だったメシアンが、いきなりすごくわかりやすい曲に聞こえてきた経験(トゥランガリラ交響曲)。ライブでも時折演奏しているritualがいい。中間部の荒々しいガムランっぽいパーカッション(映像だと、クリスもジョンも叩いている)の部分なんかは、古代宗教の賛美

イエスソングズの冒頭、長い間ファイヤーバードがかかっていたけど(今はブリテンらしい)、当時は春の祭典の冒頭のメロディーをジョンがヴォカ リーズで歌うのではなかったかな。
プログレいっても、20世紀初めにストラヴィンスキーそれまでの音楽の常識を木端微塵に破壊したほどの革新性はないのか。
1曲目の神の啓示も、こんな邦題つけるから謎の宗教音楽みたいに解釈されるんだろうけど、ヴォーカルが入る部分はいつものメロウでポップなイエスだな。通しで4曲聴くと、2曲目、3曲目は退屈。

wonderous storyは、ライブでのリックのトリッキーなキーボードに驚いた。中間部の間奏でうねうねと半音階で下がる伴奏がオルガンタッチのグリッサンドではなく 指で弾いていた!これは映像で見ないと気づかなかったかもしれない。

リックのプレイは基本、音域の広い自由な高速アルペジオとモルデント、ターンなんかの装飾音で成り立っている。その展開には安定感があり、誰もが 「美しい」と感じる音型だけど、時折、共通音のない調への転調など、意表を突く仕掛けを入れる。和音は和声のルールからあまりはずれず、不協和音いっぱいの前衛的な作曲はしない。むしろバロック回帰みたいなゼクエンツを見せることもある。あとジャージーな感じの展開もある。けどブルース要素がない。リックの演奏に黒っぽさがあったら、きっとハウのギターとリズムセクションと喧嘩するような気がする。あ、でも、伴奏に裏拍を多様したりは普通にやっている。2014年の日本公演に行った人のレビューを見たりしている。演奏の乱れとか批判的なことを書くマニアは置いといて、あのメンバー、あの状態でのイエスをちゃんと受け入れて、粗さがしなんかせず楽しんでいる人のレビューはいいなあ。なんか、クリスがいなくなっただけでなく、他の古参メンバーの年齢や体力を考えても、2014年の来日が、イエスとしては最後なんだろうなあ。たとえ2年前にイエスを思い出していたとしても、ジョンとリックがいないのならと、きっと私は行かなかったに違いないけど、クリスがいなくなっても頑張っている2015年の様子を動画サイトなんかで観てると、もう一度、生で聴きておけばよかったという思いが募る。後の祭りだけどね。

ニコ動でサイベリアンを見ていたら、複数の人がラストの断続的な多声のチャントが、合わせられた試しがないと嘆いていた。楽器でなくヴォーカルでやるのはイエスの真骨頂だよね。ああいう変拍子っぽいつくりは、クラシックの現代音楽には山のようにあるけど、楽譜があるわけでも、指揮者がいるわけでもない場で、何十年も息が合ったところを見せられたのは、ジョンがクリスに贈ったように「音楽的なブラザー」だからに違いないよ。あああ。 涙。
それにしてもスタジオ盤での後半、ビルのタムがトレモロですげー暴れているところがあって快感。一昨日気がついた、LongDistanceの5 拍子もそうだけど、生まれて初めてドラムに興味を持ったかもしれない。





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Last updated  2016.03.05 10:18:27
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