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あきらめない現実

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2006年10月07日

なんとか間に合いましたぁ～
朝９：００までの入院手続き

雨のために普段より車が多くて
かなり手前からの渋滞に焦り気味の運転でしたが

ぎりぎりセーフ

滞りなく手続きを済ませ
病原菌チェックもＯＫ

外来の看護婦さんの引率で病棟へ Go

増築に次ぐ増築で半迷路状態の院内を

見えてきました目的地→ Ｃ３病棟

入り口付近で病棟の看護婦さんに引き渡され
次男くんと２人内心ドッキドキで踏み込むと

賑やかな泣き声の大合唱

どうやら入り口付近はナースステーションの
目の前で、小さな子達の病室らしい

看護婦さん達は保母さんと化し

手に手に赤ん坊を抱きあやしたり
寝かしつけたり、ミルクを飲ませたり･･･

生まれて間もないだろう赤ちゃんから
１～２才位かと思われる子供達

思わず微笑む

と。。何かに気付いた。。？

ここは「循環器・ＩＣＵ病棟」
皆それぞれに爆弾を抱えている子達ばかり。。

しかも完全看護のこの病院で親でさえ許されている

病棟への入り口はたった一つ。。

扉の開く僅かな物音に視線が集まるのは
興味や関心なんかではなく

母親を求める目。。？

条件反射のように微笑んだ自分が
何だか恥ずかしい気がした

この小さな目に
私はどんな風に写ったんだろう･･

小さな小さな身体に深く大きく刻まれた傷跡は
ここまでの家族の歴史が見えてくるような気がする

思わず目を見張るほどの赤ん坊の多さに比べ
学童の少なさはまた驚きで

ガラガラの病室にベットさえ置いてないスペース
手渡された入院案内のしおりは明らかに乳幼児向け

心臓の治療は ＝手術 が殆どで

ある一定のラインを越えると手術。
越えなければ治療は無しで様子見。

手術後も心臓機能障害だけであれば入院期間は短く
長期の入院となるのはよほどの場合のみ

１歳過ぎてからの生存率がグンと上がる心臓手術で
１歳前に手術しなければならない状態というのは。。

手術したことによる不整脈や
手術時期が遅れた事による障害が残る事も。。

全くなんの障害も残らない･･
と言う事がまだまだ難しい心臓手術

あの思わず足を止めたかわいい子達。。

あの部屋にいた子達は
皆ｺｺを巣立って行ったのかな。。

今頃は公園を、街の中を自由に
走り回っているのかな。。

生涯に渡る治療計画が必要とされるため
本人に内緒にし続ける事も難しい。。

みんな～がんばるんだよ～
負けないよ？前に進むんだ

自分にしか歩めない大切な道

自分の足で歩こう

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