CJKが飛ぶ

Kalの奉仕―日々多忙

Kalの奉仕―日々多忙―

無償で人助け・犯罪防止……と活躍する彼にとってはすべてが奉仕ですが、
ここでは現実社会との関わりを追ってみます。
DC・Marvelの２大会社が、いずれも"9．11"の時にメッセージ性の高い
コミックスを刊行したことは夙に有名です。
もちろんそこには愛国精神の強さがあるのでしょうが、それのみならず、
合衆国のコミックスは現実社会と向き合う姿勢が強いのです。
DCでいえば、ひところ、リーフのコミックスに、
AIDSウィルス感染者への差別防止や家庭内暴力防止に関する
広告ページがありました。
コミックスのヒーローが防止を訴える1ページものの漫画で、
防止に関する団体の連絡先などが書かれているページです。

さて、Supieに関して見てみると、独立したコミックスで
こうした社会活動を扱ったものが幾つか見られます。
このページではそうしたものを紹介していきます。

Superman VS. NNick O'Teen(1980-1982)
campaign10A

英吉利TheHealthEducationCouncilによる未成年者喫煙防止運動。
表紙を含め全8ペィヂで、Supieがタバコを勧めるNickO'Teenなる敵と対決します。
左が80年版、中央がその裏表紙、右が82年版です。

Superman Had Foster Parents(1982)
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Supieが養父母に育てられたためでしょう、養父母募集のキャンペーンで登場。
左はA3版ほどのポスタ、右はA3横幅ほどの長さのステッカです。
当初、ステッカのみの購入だったのですが、ポスタも送ってくださいました。
ボランティアと誤解されたのでしょうか、すみませんね、Supieコレクションのためで。

Heroes Against Hunger(1986)
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アフリカの飢餓を扱ったコミックスで、Supie&Batsyが活躍。LexLuthorも活躍します。
当時DCで描いていた24名のPencilerの競作（各2ページ担当）が豪華です。
表紙はいうまでもなく、Nealです♪

SuperHeroes Good Health Activity Book（1984/89）
campaign09B

DuPontPharmaceuticals提供の非売品。
DCの超人達がクイズを通して健康や薬の飲み方などを説明します。
左のSupieトップの方が一回り大きく表紙もしっかりしたものになっています。
中は同じです。

Superman for Earth(1991)
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リーフというよりは薄いTPBで全48ページ。
環境汚染を扱ったコミックスです。KalがLoisLaneと対話しながら、
地球の環境汚染のために何ができるのかを問いかけます。
左は表紙、右はゴミの分別をするCKとLLです。
最後の2ページには環境汚染防止の団体への連絡先一覧が付いています。
使用している紙も再生紙です。今から15年も前の話というのが驚きです。

Superman: Deadly Legacy(1996)
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そしてそして、これがUNICEF制作第1弾！なんと非売品！！
ボスニア向けの地雷危険教育コミックスで、総12ページ。
言語もコソボ語というのでしょうか、All非英語、勿論CJK67は読めません。
でも、戦争の悲惨さや地雷の危険性はわかります。
裏表紙には連絡先が書いてあります。

The Hidden Killer(1998)
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UNICEF制作第2弾は、中米向けの地雷危険教育コミックス。これまた非売品。
SupieがWonderWomanと共に、地雷の危険性を子どもに伝える趣向です。
表紙なども入れて36ページあり、後半はゲーム形式になっています。
ホンジュラス・ニカラグア・コスタ＝リカの連絡先があるので、
この３ヶ国向けであることがわかります。

◎第3弾でアフリカのモザンビーク向けの物が予定されていたようなのですが、
CJK67はそれが出たことを寡聞にして知りません。ご存じの方はご一報ください。
◎UNICEFで、戦争で苦しむ地域の子どもたちに、非売品のSupieコミックスを
作るという話を聞いた時には、とても感動しました。
当然非売品ですので簡単には入手できず、また知っている人も少なく、入手するのに苦労しました。
でも今、こうして現実社会に関与するSupieを紹介できて良かったなぁ、と思っています。

Superman For The Animals(2000)
campaign06

動物虐待防止のコミックスで、DorisDay（偉大な歌手）設立の動物愛護団体の
協力による単独もの。意味もなく動物虐待を繰り返す少年達の中で、
1人の少年Tommyが立ち上がるという心温まる話です。

Energy & Safety Adventures(2004-)
campaign08A

電力供給のConEdisonが配布した節電教育コミックス。
左から2004、06、08年。08年のものは09年までのカレンダが付いています。

De Superman au Chat du Rabbin(2007)
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仏蘭西のユダヤ芸術歴史博物館、企画展示。2007年10月17日～2008年1月27日。
“ラビの猫からSupie”……ってよく判りませんが、Supie原作者の2人を初めとして、
コミックスに携わった多くのユダヤ人のアートを辿る企画展示です。
掲載したのはこの企画展示のキャンペーンカード（葉書サイズ）、絵は1944年のSupie26号の表紙。
反ナチがはっきりと描かれたものとなっています。

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