CJKが飛ぶ

⇒クリスの部屋1979

1979年のクリス

作品:Superman: the Movie
監督:Richard Donner 総指揮:Ilya Salkind 脚本(代表):Mario Puzo


 言うまでもなく、世界的ヒーローの久しぶりの映画化ということで、その年の興行収入第1位になりました(本国公開は1978年)。
生い立ちから始まって、成人し、超人として活躍する様子をきちんと描いています。彼の特殊能力を出すのも丁寧で、
2時間半どっぷりとSupieの魅力に浸りました。少年だったcjk67は、映画館を出た瞬間、夜空に向かって
そのまま飛べるような錯覚に陥りました。
主役のクリスは一気にスターの仲間入りをして、来日も果たしました(宿泊先は帝国ホテルでした)。
アメリカ人の中でも立派な体格、品のある知的な顔が人間離れしていましたね。
にっこりと微笑むSupieはもちろんのこと、ナイーヴなCKの時の姿も魅力的で、
コミックスの世界のヒーローが現実に居るのだと錯覚させられるほどでした。

 中学生になって雑誌などを読み始めて知ることですが、こんなに素晴らしい俳優なのに、
これまでの出演が幾つかのSoap Opera(メロドラマ)・舞台、
それに映画GrayLadyDown(邦題「原子力潜水艦浮上せず」1978年公開)の端役のみというのが驚きです。
このチョイ役がまたすらりとした端整な青年でした。なんでこんな俳優をほっといたのでしょう???
 ちなみに「原子力……」でクリスよりも重要な役でNedBeattyが出演しています。
STMでは悪LLの手下としてクリスと再会するわけです。
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左のモノクロは自分の持っているスチールです。よく使われる場面なので、あまり珍しくないですね。
手前左が言うまでもなくNedBeattyです。
右は米国の某雑誌に掲載された写真です。クラクラ~


 日本ではこの時、GeorgeReevesのテレビドラマ版を再放送、またマーヴェリック出版からは月刊誌が刊行されました。
渋谷のパルコの地下には、DCを中心としたアメコムのショップも登場しました。
1978年末の全米公開から各メディアでも沢山の雄姿が流れました。78~79年の特集はcjk67の手持ちだけで
50誌を超えますが(除日本)、以下は代表的な雑誌から選びました。


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▲左からNewsweek1979年1月1日号、Playgirl1月号、DerSpiegel(独逸)1月8日号
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▲左からPeopleWeekly1月8日号、AmericanCinematographer1月号、Premiere(仏蘭西)1月号
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▲左からStarlog3月号、独逸版コミックスSuperman#96、仏蘭西語圏版コミックスSuperman#136
コミックスは通常のものなので、表紙のみクリスです【残念!】

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◆78年の本国版パンフレット。表紙と中央見開き。表紙と裏表紙を除き全18頁。

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◆亜米利加Merit社の冊子。表紙と裏表紙。全34頁。
日本では『YoungIdolNowス☆パ☆マン』特集号として翻訳出版されました。

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◆英吉利版パンフレット。表紙とクリス紹介ペィヂ。全22頁。

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◆DCComics社から1979年に出た(発売は78年末か)、AllNewCollector'sEdition#C-62。
B4サイズの大型本で、映画STMのストーリーや役者の紹介など。カラーページも結構あります。
右は発行者JanetteKahnと葉書を選ぶクリス。当時のコミックスに広告の出たSTMキャンペーンの応募です。

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◆上の本の仏蘭西版。中身は同じで、紙質はややこちらが上。

■STM写真館■
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◆左のサインはCOA付きで多分本物です
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◆ラストの大地震関係のロケ地

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◆左:プレスパスと言いますか、取材のための認証。おふざけグッズですが、一応公式もの。
◆右:トレィディングカードの包み紙3種。中には当時のチューイングガムが今なお……【恐】

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◆左は1979年の試写会、右はSTMの2001年DVD新発売の際の試写会。

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◆JimDietzのポートフォリオ。左側の画像が外装で、絵は全部で12枚。
Supieをはっきり描いたものが少ないのが難点です。

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▲左からFlieger Magazin(独逸)4月号、GQ10月号
Fliegerは飛行機雑誌で、この類似記事は『ロ☆ドショ☆』81年9月号にあります。



 1978年の全米から始まり、主要国での公開が終わった1979年10月、アイオワ州で1人の男の子が誕生しています。
彼がクリスの後継者となるのは、神のみぞ知ることでした。


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