CJKが飛ぶ

クリスの部屋1987

1987年のクリス

作品:Superman IV The Quest for Peace
監督:Sidney J. Furie
脚本:Lawrence Konner & Mark Rosenthal
   ※クリスも脚本作成に参加


 Supieの生誕50周年を目前に、主役のクリスも脚本作成に参加など、大々的なアピールがあったにも拘わらず、コケました。
世界を救うには、といったテーゼは理解できるのですが、すべてが空回りです。しかし、なんといっても
あの安っぽい画面作りが最大の問題でないでしょうか。90分のテレドラを見ているようなチープ感が拭えません。
 この年、同じくCannonFilm配給の映画StreetSmartにも出演していますが、これまたイタイ映画に仕上がっています。
思うに、クリスの作品選びというのは、良い作品だと思うのですが、どうもヒットとは無縁の作りになっている気がします。
 ……などと批判は幾らでも挙がるのですが、実は忘れられていることがあります。
Supieの力の源というか最初のクリスタルが緑に光るものであるという点で、この作品はSTMを受け継いでいるのです。
たとえば、今回のSRはすべて透きとおったクリスタルですが、本来FoSを作った最初のクリスタルは
緑だったわけで(あくまでも映画の話)、科学と人文学の知識を詰め込んだ透明クリスタルとは別物だったはずなのです。
そういう意味ではドナー版に忠実な1作と言えるでしょう。
 Green-K以外で身体的能力に危機が訪れるのは2・3に続きます。生み出したのは自分自身の遺伝子と太陽。
コミックスにはない設定で、基本に忠実でありながら斬新な案だと思います。
核の脅威が再び深刻になった時、再評価されるかもしれません【?】それも困りますけど。

 コミックスにない設定が、お嬢Lacy Warfield。これまたLのお嬢さんですが、都会LLと異なり真面目なCKに一目惚れ。
かくして
LL→Supie=CK←LW
という構図ができあがります。
がっちりした体格と意志の強そうな顎のラインを持ちながら、CKにメロメロという役です。
ナイトクラブでのダンスシーンのカットされたのが(2006年DVDにも未収録)惜しまれます。
ご存知の方も多いでしょうが、LWを演じたMariel Hemingwayは、あのHemingwayの孫娘さんです。

 Supieの遺伝子(針金のような髪の毛)から作られたNuclearManを演じたのはMark Pillow。
クリスに近い体型ということで選ばれ、顔立ちもきりっとしていましたが、その後ぱっとしません。
一方、日本での公開でカットされたNuclearMan1号(2006年DVDで未公開場面として登場)は
Clive Mantleという役者さんで、向こうのドラマで今も活躍しています。

生誕50周年直前のSupie映画という節目があったせいか、
意外にも雑誌の表紙を飾ったものが多く存在しています。

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▲左からComics Scene2月号、Cine Fantastique Mad Movies49号(刊行月不明、仏蘭西)、Films and Filming7月号
コミックスと映画の情報誌Comics Scene創刊号は堂々のSupieとなりました。

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◆S4もS3同様、映画を元にしたコミックスが出ました。
そして小さいコマの奥にいるのがLL、手前がLacy。どちらが好み?……ってどちらも怖い顔なのですが。

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◆左:英吉利Royal Charity Premiere(7月23日開催)での記念試写会パンフ。
Walesの王子夫妻(チャーとダイアナ)も参加で、表紙をめくった1ページ目でにっこり微笑んでおられます。
◆右:独逸版パンフレット。ついに表紙モノクロ、中は見開き1頁になってしまいました。
表紙の写真も左右逆です【絶句】

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◆左&中:S3同様のPosterBook。解説ペィヂがあり、中には折りたたまれたポスタが入っています。
◆右:1988年、CBSで放送された時のViacomのリリースシート。

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■S4写真館■

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◆右は仏蘭西版ロビーカード。左の写真共に、吊り糸が丸見えです。

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◆故郷のCK。実家を処分してしまいます!(←掟破り)
下段左はComicsScene#1から、右は独逸版ロビーカード。

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◆町に戻って活躍。このときもお着替えはPhoneBooth。中は地下鉄ロケ場面。

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◆核に関する問題で苦悩するSupie。
左はCCCP国のミサイル事故を救う削除場面の国産ロビーカード。右は西班牙ロビーカード。

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◆Jeremyクンの投書に答えるSupie。左は小学校を直接訪問する削除場面。
左はCOA(内容証明)付きですが、多分ニ○モノ。

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◆CKにメロメロのLacy場面。アスレティックジムからナイトクラブへ。
下段中央はプレス関係で使われた写真なのかトリミング跡有り。

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◆デートの夜に現れたNuclearMan1号との対決。本国以外では全削除。

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◆Lacyと悪LLのもとを訪れる場面。ここもすべて削除。

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◆NuclearMan2号登場。

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◆地球のあちこちで2号と対決の場面から。左は女の子が吹き飛ばされる削除場面。
右は伊太利亜場面の撮影風景。Supieがスタントマンで、その手前がクリス。

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◆瀕死の重傷から復帰後。

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◆月上対決。
下段左の線が入っているロビーカードは独逸のもので、他のと違いA3サイズ2つ折です。

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◆悪LLを捕まえる場面のスチール。同じ番号で、吊り糸の見えるタイプと見えないタイプが存在します。

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◆最後の刑務所場面。ここの場面の台詞(20年後)が現実になりました。

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◆JOを演じたMarcMcClureの署名付き


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