外資系損保会社 入社編
何しろ私は理数系の頭をぜったいどっかに置き忘れて来たくらい理数系ができず、中３のときに確率というものが何なのか分からず、幼なじみの秀才（この子はサッカー部にいながら現役で一橋、早慶に受かったような奴）から、鉛筆に数字書いて双六代わりに転がしながら
「な、また３が出たやろ！これで何回中何回の３かっちゅうことや」
と放課後に教えてもらって初めてわかったような頭。
それなのに高校でも国立文系コースにいたので、共通一次試験を受けねばならず、理科と数学から離れられず、涙の日々だった。。。
てなわけで、保険会社、金融会社って聞くと、数字がくるくる回るイメージがあって、
「え、保険の知識も何にもないんですけど。。」
と尻込みしたんだが、エージェントは
「大丈夫です。先方は特に必要ないと言ってます！」
とのことなので、面接になった。
最初はそこの総務部長、２次は後に上司になるマーケテイング部長の女性、そのときにマーケティング戦略について宿題を出された。
３次面接はそこの常務で、
「マーケティング部長は『君の宿題は戦略っていうより戦術だ』とは言ってたけど、悪くはないみたいだった。ま、就職も恋愛と一緒でさ、ちょっといいなと思ったらつき合ってみないとホントのとこ分からないからねえ。試してみようかと思うよ」
とのことで、就職できた。
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