発達障害のこと



行動、コミュニケーションなど主に社会適応の問題を主とした脳機能の障害で
自閉症スペクトラム(アスペルガーなど)学習障害(LD)注意欠陥障害(ADD・ADHD)などの総称です。
知的面には問題が見られないことが多いというのが特徴と言えると思います。

先天的、あるいは幼児期の疾患や外傷の後遺症が原因とされていて、
同様の症状が見られても、機能不全家庭で育つなど環境的要因だったり、
ある程度の年齢まで正常に発達した後の疾患や外傷の後遺症だったりのケースは
含まれません。

現在、発達障害を抱えている子供の割合は40人クラスに2、3人だそうです。
気付かれにくい障害のため、
実際には3人に1人くらいになるのではないかとも言われています。
どっちにしろ、すごい数です。

ちなみに私はネットの診断テストで「疑いあり」でした。
自分がもし今の子供だったら幼児の時点で判定されていると思います。
今の子供じゃなくて良かったです。
判定されたら治療を受けることになってしまうからです。

近頃、犯罪の加害者が発達障害であるケースがやけに多いです。
それに寄り添うように
「犯罪行為を防ぐためにも
 早いうちに障害の有無を見つけて、
 診断された場合はきちんと治療をすべき」という主張が広がってきています。

私としては
逮捕後の鑑定でそういう結果になったというパターンが多いだけに
発達障害の人が犯罪を犯したというより
「犯罪を犯したから発達障害」ってことのような気がするので
子供たちに早期治療させたい人たちがわざと不安を煽ってるように見えるのですが、
そうであってもなくても、とにかく、
幼いうちから「きちんとした治療」を受けながら育って行くことへのリスクがすごく気になるのです。

現在、日本での発達障害の治療は、
心理療法・行動療法と、必要に応じて薬物療法という形になっています。
ちなみに日本小児神経学会のホームページによると、
使われる薬は、
中枢神経刺激薬、向精神病薬、非定型抗精神病薬、抗うつ薬(SSRI、SNRI、三環系抗うつ薬)抗てんかん薬、抗ヒスタミン薬、循環器用薬、その他です。

精神疾患の薬が使われてるわけなので、
精神疾患の患者の薬被害のことを知っておくべきだと思います。
そこそこ話題になったりニュースになったりもしていることですが
薬のせいで精神疾患が悪化するケースが多々あります。
別の症状を引き起こすといった方がいいかもしれないです。
たとえば、鬱が躁鬱になって統合失調症になるとかです。
依存性や副作用も気になります。
薬のせいで事故や犯罪の加害者になってしまうということの心配もあります。

精神疾患の場合、命に関わる病気なので、それだけのリスクがあっても使用した方がいいのかもしれないです。
私個人は使用しない方がいいと思ってますが必要性はわかります。
だけど発達障害は命に関わる症状を持っていません。
ましてや成長過程の脳です。リスクが大き過ぎると思います。

そもそも誤診が心配です。
発達障害はまだまだわかっていないことが多く専門家ですら診断が難しいと認めているくらいなので誤診は充分あり得ると思います。
現在、精神科や心療内科の障害や病気の種類はものすごく多くて、似ているものがあったりもするので、たたでさえ誤診が起こりやすい分野なのです。

さらに言うなら、発達障害という障害自体が、
本当に障害なのか?治療が必要なのか?と、ひっかかります。
障害というより概念なのではないか。

発達障害の子は昔だったら障害ではなくて個性でした。
「変わった子」です。「問題児」とかね。
幼稚園や学校など集団に教育の場においてちょっと困った存在。
つまり「育てにくい子」です。

実際の所は、こういう子に、こういう子だからこその魅力や愛情を感じる先生もいます。
育てやすいタイプではないとしても育てにくさが気にならないというタイプの先生もいます。
だけど、学校というパッケージの中では、異分子はスムーズな運営の妨げとなる存在です。
そのへんの大人の都合が発達障害という障害が誕生したことや治療が必要とされることの背景にあるように思います。

ついでに言うと他の意味での大人の都合も絡んでいるのではって感じもします。
この障害が存在すること、治療が行なわれることによって大きなお金が動いています。

とにかく私は
発達障害の子供たちを薬物治療することは未来の世の中の損失になる気がしてならないです。
個人レベルで不幸な人を増やすことにも繋がると思います。



精神疾患の薬の影響についてはアメリカが日本よりずっと先を行っているので興味がある方は翻訳本を探してみてください。
当然ですが発達障害の子供の薬物治療のデータもアメリカの方がずっと多いです。






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