新生85歳のムッシューアラダ

新生85歳のムッシューアラダ

2019.11.23
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小学校5年生からの友人である。ここではI君としておく。今月初旬に他界した。入院後8回見舞いに行った。2週間の入院であっけなく他界した。通夜に、葬儀にと出かけたが心で会話する以外会話の術はなくなった。中大からソニーにはいり米国に長くいた、小生は高校卒業後、浪人、入院で2年遅れで熊大に入り、6年かかって卒業し、某商社からバクダット、パリ、ミラン、ロンドンと欧州に長いこと居た。
 従って学校卒業後賀状で近況を知らせあうだけで、会うこともなかったが、貿易会社の自営業をたたみ、時々郷里で会うことになっていた。小生にとって考え方、歴史観、などが同一になっていたので、いろいろ議論や意見交換など、引退後の退屈しのぎにはもってこいの友で、多い時では2日に一度、普段でも1週間に一度議論していた。同じ志向の友が一人他界した。一抹の寂感がある。
 彼は早生まれで81歳、残念な死である。病名はすい臓がんで、ずいぶん進んでいたらしく、苦しみの少ない病気であったようだ。病気も小生と違い、罹ったことが無い丈夫だっただけに、残念だ。
 閑話休題、今12月の計画を立てている。上野のゴッホの美術展に行く予定だ、もう一つの美術展と横浜の美術展と3か所を回る予定である。ゴッホは今までオランダでも満たし、昔は生誕祭にゴッホ美術館に行ってこともある。パリで、ある有名な画商から糸杉の下絵が手放されようとしているがとの情報をもらい、その方の館を訪ね、ゴッホやマチス談義を重ねるようになった。そのころゴッホの画は興味があるとは最初意思表示したが、それより美術の薀蓄を聴くことがほとんであった。3か月ぐらいの付き合いが出来たころ先方から今でも興味があるならと話が出て、何とか下絵ということもあり、安く手放してくれる話になった。今もそれは手元にあるし、隣室に掛けている。その後マチスの下絵も同じ画商の情報から入手した。
 しかしである。日本で小生のところにある画商がきたときその絵を見て面白い物が有りますねと言いい、興味さえ示さなかった。その絵はフランスの公立美術院の公認国家資格を持つ鑑定員委員が署名した評価書が付いている。日本には鑑定士は公認は制度が無くいないからすべて自称であるが、ヨーロッパには美術品保護がどの国でも重視され、国家資格を持つ研究者がいる。
従って、鑑定団などは自称の方たちであるから、テレビ向けのショーとしてみられることだ。





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Last updated  2019.11.23 16:34:15
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