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2010.12.17
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カテゴリ: 料理・食文化
居間の本箱の向きを変えたことをきっかけに中身の整理をしました。カメラ、楽譜、生活関連の本など。中でも使ってない料理本や膨大な量のレシピの切り抜きはちょっと整理しないとな。プチ「断捨離」といきますか。

よく使ってる本はすでにボロボロ。本の体裁を保っていません。本の修理は後日。これらはもともとキッチンで管理しています。写真のきれいなイタリア料理の本は観賞用に残します。リビングボードに飾ります。その他はすべて古紙回収に。切り抜き集めた膨大なレシピも、よく使う8つだけ残して捨てました。結婚したころは料理を覚えたくていいなと思ったら取り合えず切りぬきました。イタリア料理にも興味があって手当たり次第に集めてた時期もあったな。今は見ないで作れるものが多くなったし、結局和食でも中華でもイタリアンでも基本的な作り方がわかっていたら、適当にできるもんです。

ボロボロになるまで使っている料理本は主婦の友社の「おかずの基礎とコツ百科」。食材別の構成になっているものです。毎日の献立は食材が決まっていて献立が決まってないことが多いからでしょうね。調理法別の本も役に立ちます。和洋中のソース専門の本はドレッシングや〇〇の素っていうのを買わなくなるし、魚のさばき方の本は魚をまるごと買っても安心です。

逆に使えないと思うのが有名な料理研究家の本。使うのは買ったときだけです。面白いなと思ってもなかなかリピートしない。頭の中に残ってないからでしょうね。子供に「何食べたい?」って聞いても出てこない料理だし。

「おかずの基礎とコツ百科」は昭和57年第8刷発行。この年、私はまだ学生でした。ちょうど工業デザインを専門的に勉強し始めた頃です。料理などまったく興味のなかったこの時期に何故この本を買ったのか記憶を辿ると、やっぱりデザインのために買っていたんですね。調理に関する道具や機器をデザインするのに料理のことを知らないではお話になりません。デザイナーよりも主婦の方がよいデザインを考える可能性は十分あるわけで…1冊買えば料理のことが全部わかる本を必死に探して買ったわけです。つぎの年には主婦の友社「手作りお菓子百科」も買ってます。こちらも和洋のお菓子とパンが載っておりずっと使っています。

どちらの本も今みても驚くほど基本的な料理を網羅しながらも、何故こういう手順になるのかといった科学的な見方からも料理をとらえているので、応用がきくわけです。私の料理は気づかないうちにこの本に育てられたのかもしれませんね。

参考に650メニューの中のパスタのところを見ると、ポモドーロ、ペペロンチーノ、ボンゴレビアンコ、アマトリチャーナ、茄子トマトソース、きのこのビアンコソース、ペンネのトマトソースグラタン、マカロニグラタン、ミートソースとホワイトソースのラザニアがあります。基本から応用まで日本人の好きなメニューがわずか4ページに効率よく入ってます。びっくりです。この本をみてイタリア料理は作ったことがないけど、いろんなイタリア料理の本を見てきただけにすごいなと思います。家庭で作るならこれで充分です。

この本はもう絶版ですが、この流れで発行されている本は多分これかな。自炊を始めるとか、結婚してこれから料理をはじめる方にむいてるかも。





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Last updated  2010.12.20 16:56:31
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