レモンパウンド風

レモンパウンド風

 発酵時間を短縮させようと、中種と本仕込みの粉を同量にして作ったレシピ。ふわふわもちもち、しっとりとキメが細かくてとてもおいしいパンになりました。期待したレモンの香りはなかったけれど、味はほんのりレモン風味。


 材料> パウンド型2台分
レモン酵母の中種 150g
強力粉 150g
卵 1個
砂糖 大さじ3
スキムミルク 大さじ2.5
塩 小さじ2分の1
バター 20g
レモンのエキス 50cc
水 30cc

 <作り方>
①材料をパンケースに入れます。
中種と卵を合わせると200ccくらいでした。これをケースに移して他の材料を加え、粉の上からエキスを回しかけます。手で全体を混ぜて水分チェックをし、足りない分を水で補います。
今回は中種の元気がないように思えたので、エキスを50cc使ってみました。
②酵母メニューの生地作りコースをスタートさせ、あまりこねすぎないように15分ほどでスイッチを切ります。かなりベタついてやわらかめでした。
③薄くバターを塗ったボールに移し、発泡スチロールに密封して1次発酵させます。
2時間半で終了しました。
④パンマットに取り出して2分割します。
発酵後の生地はとても弾力があってやわらかく、赤ちゃんの手のひらのような感じでした。かなり扱いずらく、打ち粉をしていないマットの部分にはすぐにくっついてしまうほど。
⑤ベンチタイムを終えたら、食パン型に成形します。
ベンチタイム終了後、生地を優しくいたわるように平らに麺棒をかけます。適当に楕円形にのばしたら、一方の端をそっと持ち上げて3分の1の所で折りたたみます。上からそっと押してなじませ、反対側の端も上にかぶせるようにしてたたみます。
こうして三つ折にした生地にそっと麺棒をかけてなじませ、短い辺からくるくると巻きます。閉じ目はしっかりつまんで閉じます。
閉じ目を下にしたまま前後に静かに転がし、型の長さになるまで細長くのばします。
⑥型に入れて2次発酵させます。
薄くバターを塗った型にそっと生地を入れ、1台はオーブン内で、もう1台はラップをかけて発泡スチロールに密封して発酵させました。
⑦焼成。
先に成形を済ませて発酵に入ったオーブン内のものが1時間20分たったところで、オーブンを150度に予熱しました。予熱完了後すぐにオーブンに入れ、じわじわと温度を上げて焼成。
発泡スチロールのものは、すでにオーブン内が熱くなっているので180度で焼き上げました。
 どちらもふわ~っと釜伸びしましたが、予熱をしっかりとったもののほうが1cmほど高さが出ました。

 自分で育てた酵母で、これほどふんわりしたパンが作れるのかと感激しました。そして、HBでこねてみて、改めて自分の手ごねの未熟さも痛感。更に、出来たパンの甘さに驚き、それまで焼いていた自家製酵母のものが過発酵気味であった事も思い知らされました。ずいぶんといろんな事の勉強になった思いで深いパンです。

 ◎2002年4月24日製作


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